自重を忘れた転生者ネットショップで世界の危機を救う

あかさたな

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昔の記憶

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  国王様城門を突破されました。早くお逃げください!!」



「馬鹿者、騎士達が戦っておるのにわしだけ逃げ出せるか!!」



「国王様、、、わかりました。我ら騎士団最後までお供させていただきます」



「すまぬな団長」



「いえ、最後まで王と共に戦えたこと誇りに思います」



「うむ」



「父上ただいま戻りました。最後の領民の脱出を確認しました」



「うむ。すまぬモリス、城門を突破された。我が王国はここまでのようだ。わしは万が一の時のために精霊神様からいただいていた魔法を命を対価に発動させやつらを殲滅する。モリスは転生陣を使って未来に転生して生き延びてくれ」



「そんな、、、父上、僕だけ生き残るなんてできません」



「そんなこと言わずに頼む。こんな情けない親だがやはり子どもには生きていてほしいのだ。戦場にちった王妃も必ずそう思っている。頼む生きてくれ」



 泣きながら頭を下げている父上をみたら嫌だとは言えなくなってしまった。



「、、、わかりました。父上」



「ありがと。モリス。では転生陣の上に乗ってくれ」



 床の上に広げられた巻物に描かれていた魔方陣の上に乗ると、魔方陣が光だした。どうやら起動したようだ。



「では父上行ってまいります」



「うむ。達者でな」



 その声を最後に転生陣の光が強くなり僕は未来に転生した。





 あれ? ここはどこだ? 僕は起きると見知らぬ部屋にいた。僕は現状を把握するため記憶をたどると、男爵家の長男になっていることがわかった。なぜと記憶を辿ると父上が転生の魔法陣で未来に転生させてくれたことを思い出した。父上、、、皆死んでしましった。パリスもレイア姉さんも団長も父上もくそ、僕に、もっと力があれば、、、 ちくしょう!!



  僕が昔のことを思い出し泣いていると部屋の扉が開き誰かが入ってきた。



「ユリスどうしたの?」



顔をあげると僕を心配そうに見つめる母上の顔が目に入ってきた。母上は何も言わずに僕のベットに入ると優しく抱きしめ頭を撫でてくれた。母上に抱きしめられるととても温かくて安心できた。そうだ僕には今の僕を大切にしてくれる家族がいたんだ。今の家族と自分のことを思い出してみよう





 名前はユリス フォン ガリウス 五才。家族は六人家族で、父親の名前はアベル フォン ガリウス。ガリウス男爵家初代当主だ。ガリウス男爵家は父親が冒険者の時立てた功績でできた新しい家だ。父親は子煩悩で僕達にかなり甘い。髪の色は銀髪に薄紫が混じっている。体型は冒険者をしていただけあってがっしりとしている。





 続いて母親の名前はアンジェラ フォン ガリウスだ。母親も冒険者で普段はおとなしくて優しいが怒らせると家の中で一番おそろしい人物だ。髪は銀髪で体型は細く出る所は出てる理想の体型だ。



 次は姉だ名前はアレシア フォン ガリウス。今は冒険者として活動しているため、家にはいない。だけど時々帰ってきて遊んでくれる優しい姉だ。髪の色は銀髪に薄紫が混じっていて普通体型で胸はかなり大きい。



 次は妹名前はサラ フォン ガリウス。まだニ才で僕のことはおにいたまと呼びよく甘えてくる可愛い妹で髪は銀髪だ。



 最後は弟のアルバート フォン ガリウス。サラとは双子でよくサラに引きずりまわされている。かなりマイペースな弟で髪の色は銀髪だ。



 家族のことを一人一人思い出して行くと安心していつの間にか眠ってしまった。
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