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王族の来店と馬鹿の来店
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次の日の朝、朝食の時にアニスさん達に、来店すると言われ食べ終えると、急いでお店に向かった。
お店に着くと、宿屋が気になり覗いてみた。
「ユリス様いかがなさいましたか?」
ロービーにいたメイドが話しかけてきた
「宿屋の様子が気になってね」
「そうでしたか。宿屋も初日にしては食堂も繁盛してますよ」
「そうか。それは良かった。皆体調は大丈夫かな?」
「はい。うまくローテーションを組んで上手くやってるので大丈夫ですよ」
「そうか、トアリスさんはどお?」
「経験があるので即戦力ですね。本当助かってます。アンちゃんは、マスコットキャラクターとしてロービで活躍してくれています」
「そうか。それは良かった」
あの可愛さだ。お客さんを癒やしてくれたに違いない
僕は宿を出ると店に向かった。
職人達の手を借りながら商品を並べていると、ドワーフのお客さんが、入って来て武器を見るなり
「店主はお前か?」
「はい。そうですが?」
「この武器を作った職人と会いたいのだが?」
「それはなぜですか?」
引き抜きか?
「単に同じ職人同士話したいだけだ」
「わかりました」
このドワーフ呼ばないと帰りそうもないので、職人を呼んで後を任せた。
しばらくすると、アニスさんと、マリアさん、シアちゃんが来店した
「ユリス君来たわよ」
「いらっしゃいませ。アニス様」
「さて、さっそくだけど、ドレスを見せてもらえるかしら?」
「かしこまりました。こちらがドレスコーナになります。ただいまコーディネーターを呼んでまいります」
「ユリス君私もね」
「かしこまりました。マリア様」
僕はコーディネーターを呼び二人のお相手を任せると、僕はシアちゃんの相手をすることにした。
「シアちゃん。何しようか?」
「シアもお洋服見たい」
と言われたので、子ども服コーナに行き一緒に選んであげると、その服をマリア様に預けていた。
「お兄ちゃんシア、玩具がほしい」
「わかったわかった」
玩具コーナに行くと目を輝かせていろんな玩具を見ていた。
「お兄ちゃん、このお人形さんのセットがほしい!!」
「マリア様が買っていいて言ったら、お兄ちゃんが買ってあげるよ」
「本当!! やったー 聞いてくる」
シアちゃんはマリア様に目掛けて走っていった。
マリア様と話終えるとこちらに走って来た。
「お兄ちゃん。買ってもいいって!!」
「わかった。じゃあ、はい、大切にするんだよ」
「うん!!」
シアちゃんは玩具を渡すと、可愛らしい笑顔で答えてくれた。
「お兄ちゃんシア玩具で遊びたい!!」
さっそく買った玩具で遊びたいようだ。
「わかった。なら奥で遊んでおいで」
僕は休憩室で遊ばせることにした。
「やったー!!」
シアちゃんはさっそく休憩室に向かって行った。
また、お客さんが入ってきた
「ユリス殿、覚えていらっしゃるでしょうか?」
うーん、どこかで見たような? あ、
「殿下と一緒にいた隊長さんですか?」
「そうです。よかった覚えていて下さって」
「今日はどうされましたか?」
「今日は子ども達にせがまれまして、服や玩具を買いにきました。なにせあの時は隊員皆が買って量を買えなくて、持って帰ったら子ども達からもっとほしいと言われて殿下に頼んでいたんですよ」
なるほど。殿下に頼んでいたのは隊長さんだったのか
「ではゆっくりと選んで行って下さい」
「ありがとう。あ、似たような境遇の騎士がくると思いますのでよろしくお願いします」
隊長さんが言った通り、このあと見覚えのある人たちの来店が続いた。
お昼ごろになると、お店の前に貴族の馬車が停まった。
貴族がなんのようだ? バカ貴族なら即叩き出してやる!!
貴族の女性は入ってくるなり服やドレスコーナを見て何やら頷くと、こちらに向かって来た。
「あの、ここのお店てオーダーメイドてやって見えますか?」
「オーダーメイドですか? できないことはありませんよ?」
「よかった!! 今度の王族主催のパーティーに来ていく服をようやく手に入れれるわ」
女性は安堵の表情を浮かべていた
パーティーなんのことだ? しかし貴族なら他にも店はあるだろうに。
「失礼ですが、他の店で手に入らなかったのですか?」
「うちの主人が生産ギルドの現執行部と仲が悪いのよ。だからお店に圧力をかけられちゃってね」
「あら、あのバカ連中そんなことをしていたのね」
「え?! マリア様なぜ、こちらに?」
「コーディネートを受けに来たのよ。どのアドバイスもものすごくためになったわ!! とても満足よ」
「満足いただけたようで、よかったです」
「ユリス君今度のパーティーの時、王城に呼んで私のコーディネートを頼めないかしら」
「あらいいですわね。お母様、私もお願いするわ」
マリアさんも話に参加してきた
「わかりました。手配しておきます」
「え? マリア様まで」
「お久しぶりね。リターナル男爵婦人」
「お久しぶりでございます。マリア様」
「ユリス、この人の旦那さんは貴方の父親のパーティーメンバーだったのよ」
え~なんだって!!
「本当ですかアニスさん」
「本当よ。貴方のお父さんとは違って、内政官僚になったのよ」
なるほど通りで知らないわけだ
「え、じゃあ貴方アベルさんの息子さん?」
「はい。長男のユリスです」
「私は、リタよ。よろしくね。それよりちょっとこっちに来てくれる?」
「はい。なんでしょう?」
「アニス様や、マリア様の、髪が美しいし、いつも以上に美人に見えるのはなぜ?」
顔を近くに寄せ小声で聞いてきた
「髪はジャンプー とリンス、それ以外はお化粧ですね。なんならお化粧試されて見ますか?」
「是非!!」
顔をさらに近づけてきた。そこまで必死にならなくても。
僕は女性従業員とコーディネーターに後を任せた
しばらくすると柄が悪いのが入ってきた
「じゃまするぞ!!」
「何か御用ですか?」
「お前が店主か?」
「そうですが?」
「うちの生産ギルドを通さずに生産品を売るとはどういうことだ!!」
「マリア様そんな決まりがあるのですか。」
「あるわけないじゃない。バカバカしい」
「それは王族としての発言として捉えてよろしいですね?」
「ええ、構わないわ」
「王族の方がこう言っている以上お引き取りを」
「ふん。ガリウス男爵領産の珍しい品が入らなくなるそ。いいのか?」
は? バカじゃないのかこいつ
「なら僕は父上に王都の生産ギルドには売らないように、手紙を書くとしますかね」
「え、父上て、まさか、、、」
「そうですよ。僕はガリウス男爵の息子のユリスです。あ、そうそう、希少品に関しての実権は僕がもっているので、あしからず」
男の顔色はみるみる青くなっていっきそのまま帰って行った。
「男爵領産の物は監視をつけたほうが良さそうね。マリア」
「そうですね。お母様」
二人はものすごく真剣な顔をしていた。
二人はさっそく陛下や殿下達と話し合うと言ってシアちゃんを連れて帰っていった。
「あら、マリア様や、アニス様は帰られたのね」
「はい。生産ギルドのバカが来て貴重な品が手に入らなくなるぞと、脅して来たのでその対策に行かれました」
「やっぱりここにも来たのね。あのバカ連中。大丈夫なの?」
「はい。やつらが言ってるのはうちの産物だったので、逆にストップしてやると脅してやりました」
「さすがね。でも勝手に決めていいの?」
「はい。権限は僕が握ってますので」
「貴方本当に子ども?」
「そのつもりですが?」
「はぁ~ 私も貴方見たいな男の子が欲しいわ」
「失礼ですがお子さんは?」
「皆女の子よ。あ、そうだ。玩具がほしいて言われてたんだわ」
リタさんは、服と玩具を買うと、オーダーメイドで自分のドレスと子どものドレス、旦那さんのタキシードを頼んで、化粧品を欲しがられたので、売るとそれを買って帰って行った。
「店主いきなり来て悪かったな。生産ギルドと喧嘩しちまってまともに材料が手に入らなくてな。まともな武器が打てんのよ」
「何なら素材少し売りましょうか?」
「お、いいのか? ありがてぇ」
僕はドワーフの人に素材を少しだけ売ってあげた
「じゃあな。俺はダオて言うんだ」
帰り際に自己紹介された
「僕はユリスです」
聞こえたかはわからないが出ていく背中に向かって、大声で答えた。
お店に着くと、宿屋が気になり覗いてみた。
「ユリス様いかがなさいましたか?」
ロービーにいたメイドが話しかけてきた
「宿屋の様子が気になってね」
「そうでしたか。宿屋も初日にしては食堂も繁盛してますよ」
「そうか。それは良かった。皆体調は大丈夫かな?」
「はい。うまくローテーションを組んで上手くやってるので大丈夫ですよ」
「そうか、トアリスさんはどお?」
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「はい。そうですが?」
「この武器を作った職人と会いたいのだが?」
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「わかりました」
このドワーフ呼ばないと帰りそうもないので、職人を呼んで後を任せた。
しばらくすると、アニスさんと、マリアさん、シアちゃんが来店した
「ユリス君来たわよ」
「いらっしゃいませ。アニス様」
「さて、さっそくだけど、ドレスを見せてもらえるかしら?」
「かしこまりました。こちらがドレスコーナになります。ただいまコーディネーターを呼んでまいります」
「ユリス君私もね」
「かしこまりました。マリア様」
僕はコーディネーターを呼び二人のお相手を任せると、僕はシアちゃんの相手をすることにした。
「シアちゃん。何しようか?」
「シアもお洋服見たい」
と言われたので、子ども服コーナに行き一緒に選んであげると、その服をマリア様に預けていた。
「お兄ちゃんシア、玩具がほしい」
「わかったわかった」
玩具コーナに行くと目を輝かせていろんな玩具を見ていた。
「お兄ちゃん、このお人形さんのセットがほしい!!」
「マリア様が買っていいて言ったら、お兄ちゃんが買ってあげるよ」
「本当!! やったー 聞いてくる」
シアちゃんはマリア様に目掛けて走っていった。
マリア様と話終えるとこちらに走って来た。
「お兄ちゃん。買ってもいいって!!」
「わかった。じゃあ、はい、大切にするんだよ」
「うん!!」
シアちゃんは玩具を渡すと、可愛らしい笑顔で答えてくれた。
「お兄ちゃんシア玩具で遊びたい!!」
さっそく買った玩具で遊びたいようだ。
「わかった。なら奥で遊んでおいで」
僕は休憩室で遊ばせることにした。
「やったー!!」
シアちゃんはさっそく休憩室に向かって行った。
また、お客さんが入ってきた
「ユリス殿、覚えていらっしゃるでしょうか?」
うーん、どこかで見たような? あ、
「殿下と一緒にいた隊長さんですか?」
「そうです。よかった覚えていて下さって」
「今日はどうされましたか?」
「今日は子ども達にせがまれまして、服や玩具を買いにきました。なにせあの時は隊員皆が買って量を買えなくて、持って帰ったら子ども達からもっとほしいと言われて殿下に頼んでいたんですよ」
なるほど。殿下に頼んでいたのは隊長さんだったのか
「ではゆっくりと選んで行って下さい」
「ありがとう。あ、似たような境遇の騎士がくると思いますのでよろしくお願いします」
隊長さんが言った通り、このあと見覚えのある人たちの来店が続いた。
お昼ごろになると、お店の前に貴族の馬車が停まった。
貴族がなんのようだ? バカ貴族なら即叩き出してやる!!
貴族の女性は入ってくるなり服やドレスコーナを見て何やら頷くと、こちらに向かって来た。
「あの、ここのお店てオーダーメイドてやって見えますか?」
「オーダーメイドですか? できないことはありませんよ?」
「よかった!! 今度の王族主催のパーティーに来ていく服をようやく手に入れれるわ」
女性は安堵の表情を浮かべていた
パーティーなんのことだ? しかし貴族なら他にも店はあるだろうに。
「失礼ですが、他の店で手に入らなかったのですか?」
「うちの主人が生産ギルドの現執行部と仲が悪いのよ。だからお店に圧力をかけられちゃってね」
「あら、あのバカ連中そんなことをしていたのね」
「え?! マリア様なぜ、こちらに?」
「コーディネートを受けに来たのよ。どのアドバイスもものすごくためになったわ!! とても満足よ」
「満足いただけたようで、よかったです」
「ユリス君今度のパーティーの時、王城に呼んで私のコーディネートを頼めないかしら」
「あらいいですわね。お母様、私もお願いするわ」
マリアさんも話に参加してきた
「わかりました。手配しておきます」
「え? マリア様まで」
「お久しぶりね。リターナル男爵婦人」
「お久しぶりでございます。マリア様」
「ユリス、この人の旦那さんは貴方の父親のパーティーメンバーだったのよ」
え~なんだって!!
「本当ですかアニスさん」
「本当よ。貴方のお父さんとは違って、内政官僚になったのよ」
なるほど通りで知らないわけだ
「え、じゃあ貴方アベルさんの息子さん?」
「はい。長男のユリスです」
「私は、リタよ。よろしくね。それよりちょっとこっちに来てくれる?」
「はい。なんでしょう?」
「アニス様や、マリア様の、髪が美しいし、いつも以上に美人に見えるのはなぜ?」
顔を近くに寄せ小声で聞いてきた
「髪はジャンプー とリンス、それ以外はお化粧ですね。なんならお化粧試されて見ますか?」
「是非!!」
顔をさらに近づけてきた。そこまで必死にならなくても。
僕は女性従業員とコーディネーターに後を任せた
しばらくすると柄が悪いのが入ってきた
「じゃまするぞ!!」
「何か御用ですか?」
「お前が店主か?」
「そうですが?」
「うちの生産ギルドを通さずに生産品を売るとはどういうことだ!!」
「マリア様そんな決まりがあるのですか。」
「あるわけないじゃない。バカバカしい」
「それは王族としての発言として捉えてよろしいですね?」
「ええ、構わないわ」
「王族の方がこう言っている以上お引き取りを」
「ふん。ガリウス男爵領産の珍しい品が入らなくなるそ。いいのか?」
は? バカじゃないのかこいつ
「なら僕は父上に王都の生産ギルドには売らないように、手紙を書くとしますかね」
「え、父上て、まさか、、、」
「そうですよ。僕はガリウス男爵の息子のユリスです。あ、そうそう、希少品に関しての実権は僕がもっているので、あしからず」
男の顔色はみるみる青くなっていっきそのまま帰って行った。
「男爵領産の物は監視をつけたほうが良さそうね。マリア」
「そうですね。お母様」
二人はものすごく真剣な顔をしていた。
二人はさっそく陛下や殿下達と話し合うと言ってシアちゃんを連れて帰っていった。
「あら、マリア様や、アニス様は帰られたのね」
「はい。生産ギルドのバカが来て貴重な品が手に入らなくなるぞと、脅して来たのでその対策に行かれました」
「やっぱりここにも来たのね。あのバカ連中。大丈夫なの?」
「はい。やつらが言ってるのはうちの産物だったので、逆にストップしてやると脅してやりました」
「さすがね。でも勝手に決めていいの?」
「はい。権限は僕が握ってますので」
「貴方本当に子ども?」
「そのつもりですが?」
「はぁ~ 私も貴方見たいな男の子が欲しいわ」
「失礼ですがお子さんは?」
「皆女の子よ。あ、そうだ。玩具がほしいて言われてたんだわ」
リタさんは、服と玩具を買うと、オーダーメイドで自分のドレスと子どものドレス、旦那さんのタキシードを頼んで、化粧品を欲しがられたので、売るとそれを買って帰って行った。
「店主いきなり来て悪かったな。生産ギルドと喧嘩しちまってまともに材料が手に入らなくてな。まともな武器が打てんのよ」
「何なら素材少し売りましょうか?」
「お、いいのか? ありがてぇ」
僕はドワーフの人に素材を少しだけ売ってあげた
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帰り際に自己紹介された
「僕はユリスです」
聞こえたかはわからないが出ていく背中に向かって、大声で答えた。
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