自重を忘れた転生者ネットショップで世界の危機を救う

あかさたな

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邸宅の完成とトラブル対策

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次の日の朝、親方から男爵邸が完成したので見に来るように連絡があったので、朝食を食べるとすぐに男爵邸に向かった。



  道を進んでいくと壁に囲われたでかい家が見えてきた。壁の近くにいた親方に話かけた。



「親方なんですか、このデカさは。男爵邸ではなく公爵邸の規模ですよ」



「なんだ、ユリスならすぐに公爵ぐらいなるかと思ってな。それよりも庭が凄いんだ。入ってくれよ」



  扉をくぐり中に入るとそこでは花の共演が行われていた。



「はぁ~ すごいですね。親方。端に植えられているのは桜ですか?」



「そうだ。懐かしいだろ」



「ええ、とても。前世での母上がとても好きな花のでしたから」



「そうだな」



「じゃあ、中を見てみるか」



「はい」



僕達は庭一面に咲いた花を見ながら、玄関までの道を歩いて行った。



扉を開けると玄関ホールは広々としていた。



「まず、1階にあるのが、お風呂、トイレ、遊戯場 ダンスホール、調理場、洗濯場、食堂、控室などだ」



「遊戯場には何があるんですか?」 



「バーチャルゲーム、ビリヤード、チェス、囲碁、将棋、オセロ、スゴロク、ダーツ、カラオケなど娯楽系は一通り揃えておいた」



「わかりました」



「後ダンスホールは、多目的ホールとしても使えるからな。例えば、演劇などだ」



なるほど。これはさっそく演劇関係の人間を育てなくては。



「二階はプライベートルームだ。いろいろ機能をつけようかと思ったが、領地にいるほうが多いだろうと思ってやめだんだ」



「確かにここは、王都関係の人をもてなす際にしか使わないでしょうからね」



「だよな」



「そう言えばオルバさんはどうしたんですか?」



「完成したから祝い酒を飲んでくるとよ」



「なるほど。いつ領地に帰られますか?」



「明日の朝で頼む」



「わかりました」



「ユリスはこれからどうするんだ?」



「僕はこれから学校です」



「わはは。ユリスも災難だな。この時代の学校に行ったて得るものなんてないだろうに」



「全くです」



僕は親方に全面的に同意だ。



しかし行かないと、おじさんに迷惑がかかるんだよな。強制されるのは嫌いだが、不義理をするのはもっと嫌だからな。



「じゃユリス俺もオルバに合流するからまたな」



親方はそう言うと玄関をでていってしまった。



 はぁ~しょうがない、まずは王城に転移するか。



  僕は王城の自室に転移した。



  準備をしていると、ドアがノックされた。



   扉を開けるとそこには執事さんがいた



「ユリス様陛下がお呼びですので、付いてきていただけますか?」



陛下が? なんだろう?



「わかりました」



執事さんの後について執務室に入ると殿下も中にいた。 



「陛下ユリス様をお連れしました」



「うむ、ご苦労、下がってくれ」



「かしこまりました」



  執事さんはドアを開けて外に出ていった。



「ユリス君を呼んだのは、これを渡そうと思ってな」



  そう言うと陛下はペンダントを渡してきた。



  見た目はただのペンダントだ



「それはな王族の関係者であることを示しておる。下手な扱いをすれば即処刑じゃ」



「え!! なぜそんなものを僕に?」



「あの学校はおかしなことになっておっての。近々テコ入れをする予定なんじゃが、それまでのお守りじゃよ」



「あ、僕としてはそれを使って、シルビアやシルクに近づくアホをどうにかしてほしいかな」



「わかりました。ただ僕がやるとなると力技か裏からになりますがよろしいですか?」



「やはり裏の人材も抱えていたか」



「まぁ、それなりには」



「わかった。報告さえ上げてくれれば構わないよ」



「わかりました」



「ではユリス君準備に戻ってくれ。シルビア達はものすごく楽しみにしておるからの。頼むぞ」



「はい。お任せ下さい」

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