11 / 33
<崖っぷちの一歩>
しおりを挟む
(どう切り出そう)
胸の中で何度目かに呟いて、颯斗はモップをバケツの中に突っ込んで汚れを落としながら、ポケットの中に忍ばせてある二枚のチケットのことを考える。
それは都心の公園にある水族館のものだった。
手に入れたのは三日前、二学期最後のイベント、期末試験が終わった日だ。
どこかぎこちなくなってしまった綾音との間の空気を何とかしようと考えた末に行き着いたのが、『いつもと違う一日』を作ってくれるはずのこのチケットだった。
基本的に颯斗が彼女と会うのは店の中だ。
日常の中の、接触。
いつも同じで、良くも悪くも変わらない。
(いや、『悪い』な)
颯斗は声には出さずにぼやいて、小さなため息をつく。
あの熱を出した日のことを気まずく思っているだけならば、放っておいてもそのうちまた元に戻るだろうとのんきに構えていたのだ。
それがひと月経ってもふた月経っても変わらない。
あの時、抱き締めたりしなければ良かったのだろうか。
縋り付いてきた腕を振り払って、「傍にいて」という声に耳を塞いで――
(いや、ムリだ)
こんなふうにぎくしゃくしてしまうことが判っていても、同じ状況になったら颯斗はやっぱり同じことをするだろう。
だったら、過去を振り返るのではなく今後の為の打開策を見い出さなければならないわけで。
店で顔を合わせている限り、とうてい変化が望めないと悟った颯斗は、綾音と外で逢うことを考えた。環境を変えて、関係を変える――とまではいかないだろうが、何かを変える為のとっかかりにはできる筈だ。
とはいえ、彼女が荘一郎と出かけた場所に行くのは何となく嫌だった。綾音に、彼のことを思い出させたくない。
散々迷った末に決めたのが、颯斗が生まれる遥か前からあるけれど、一年前にリニューアルしたばかりの水族館だ。一新したあそこなら、荘一郎の思い出と被ることはないはずだった。
颯斗はチラリとテーブルの上を布巾で拭いている綾音に目を走らせる。
(さっさとしろ、俺)
もうすぐ夏休みに入ってしまう。
夏休みに入れば、ほとんど一日中、綾音と過ごすことになる。
そうなる前にどうにかこの空気を修復しておきたい。
颯斗は必要以上に力を入れてバケツの底にあるペダルを踏み付けてモップを絞り、黙々と掃除道具を片付けた。
「やるぞ」
物置になっている小部屋の扉を閉め、彼は自分を鼓舞する。一度ゴツンと扉に額をぶつけ、顔を上げた。
「お疲れさん」
店内に戻ってきた彼を労う利音に小さく頷きを返して、綾音の後ろ姿に近付く。
「綾音」
呼びかけると、腕が止まった。
一呼吸おいて、彼女が振り返る。
颯斗に向けられているのは、笑顔だ。『いつもと同じ』――判を押したように『同じ』、笑顔。
笑っているのにどこか拒まれているような気がして、颯斗は言いかけたことを口の中に押し戻しそうになる。
(いや、言うぞ)
今日は、絶対。
颯斗はポケットの中に手を突っ込み、そこに入っている紙片を掴み出した。
「これ」
颯斗が差し出したものを、綾音はまじまじと見つめている。
何も言わない彼女に、颯斗は言葉を付け足した。
「夏休みに入ったら行こう」
綾音は、まだ黙ったままだ。反応のない彼女にもどかしさを覚えながら、颯斗はチケットを突き出した。
「ここ、知ってるだろ? ほら、去年新しくなった……前と全然違くなったって。クラスの奴がくれたんだ」
サラサラと、彼は前もって考えておいた台詞を口にする。
本当は、高校生になってから利音からもらうようになったバイト代で買ったものだ。だが、このくらいの小さな嘘なら赦される――はず。
うんともすんとも言わない綾音を前に、颯斗は早口で続ける。
「なんか、彼女と行く予定だったけど、別れたからいらないってさ」
やっぱり、無言。
頼むから、さっさと頷いてくれ。
颯斗はそんな必死な想いが顔に出ないように努めて表情を消して、綾音を見下ろす。
と、彼女の口が動いた。
「だけど、わたしじゃなくても……友だちと行ったら? ほら、今井くんとか……その方が、楽しくない?」
おずおずとした、綾音らしくない笑み。
「その隆からもらったんだよ」
心の中で隆に謝り、颯斗は肩をすくめる。
「彼女に振られちまったのにチケットだけ残ってて、見るのも嫌だからって、くれたんだ。だから、アイツは誘えない。他のヤツも皆部活とか補習とかあるし」
言いながら、チケットをテーブルの上に置いた。綾音の目がそれを追いかけて、ジッと見つめる。
「どう?」
強い口調にならないように、追いかける。
と、綾音はまた顔を上げた。が、目は少し逸れている。
「だけど、えっと、その……お店、あるし……」
明らかに、断る為の口実として口にした台詞だった。
「夏休みに入ったら、俺の方はいつでも良くなるから」
「でも……」
また何か言い繕おうとする綾音に、横やり、いや、颯斗にとっては天の助けがが入る。
利音だ。
「あら、店なら構わないわよ? 昼の忙しい時間が終わったら、平日なら問題ないじゃない」
「お姉ちゃん」
のほほんとした姉を綾音が咎めるような眼差しで睨んだけれど、彼女はどこ吹く風という風情だ。
「なあ、いいだろ? 俺、期末テストとかも結構頑張ったし、気晴らししたいんだよ」
情けないと思いつつ、ねだるように言ってみた。綾音の中では未だに彼は出会った頃の、小学生のままでいるのじゃないのかと疑わせる節がある――あるいは、そうであることを望んでいるような、節が。だから、そんなふうに言う方が効果があるのだ。
狙った通り、綾音の表情が少し緩くなる。
「……仕方ないなぁ」
そう言った彼女は、どことなくホッとしているようにも見えた。
(そんなに俺を子ども扱いしたいのか?)
今に見ていろと颯斗は思ったが、取り敢えず今は綾音の同意を取り付けるのが最優先なので、その一言は腹の底に眠らせておく。そうして、更に綾音の心を動かしそうな事を口にする。
「俺、水族館とか行ったことないんだよな」
これは、本当だ。
水族館やら遊園地やら、遠足で行く機会はあったが遠足代がかかるからいつもその日はすっぽかした。個人的に行くとしても、子ども一人で行けるところはそれほどない。そもそも、日常生活の世話もろくにしない親の元にいるのだ。休みだからとどこかに連れていってもらったりした記憶は、颯斗には皆無だった。
「一度行ってみたいと思っててさ」
いいだろ? と、目で訴えてみせる。
出逢ってから三年経った今でも、綾音の中には颯斗の面倒を見てやらねばという気持ちがあるのだ。結局、その台詞が彼女にとっては決定打になったらしい。
「そっかぁ。じゃ、連れてってあげるよ」
さっきまでの渋さはすっかり消し去って、綾音が笑う。
『颯斗とどこかに出かけること』にはそそられなかったのに『颯斗をどこかに連れていってあげること』には頷くのはちょっと気に入らないが、それでも目的は達成できた。
「じゃあ、夏休みに入ったらすぐ行こう」
力を込めて言った颯斗に、綾音が微笑ましげに首をかしげる。
「そんなに楽しみなんだ?」
「まあね」
もちろん、楽しみに決まってる。
水族館に行くことが、ではなく、綾音と二人きりで出かけられることが、だが。
(取り敢えず、一歩、だ)
踏み出したその一歩が吉と出るか凶と出るかは判らないけれど、少なくとも今の状態よりはマシになることを、颯斗は願った。
胸の中で何度目かに呟いて、颯斗はモップをバケツの中に突っ込んで汚れを落としながら、ポケットの中に忍ばせてある二枚のチケットのことを考える。
それは都心の公園にある水族館のものだった。
手に入れたのは三日前、二学期最後のイベント、期末試験が終わった日だ。
どこかぎこちなくなってしまった綾音との間の空気を何とかしようと考えた末に行き着いたのが、『いつもと違う一日』を作ってくれるはずのこのチケットだった。
基本的に颯斗が彼女と会うのは店の中だ。
日常の中の、接触。
いつも同じで、良くも悪くも変わらない。
(いや、『悪い』な)
颯斗は声には出さずにぼやいて、小さなため息をつく。
あの熱を出した日のことを気まずく思っているだけならば、放っておいてもそのうちまた元に戻るだろうとのんきに構えていたのだ。
それがひと月経ってもふた月経っても変わらない。
あの時、抱き締めたりしなければ良かったのだろうか。
縋り付いてきた腕を振り払って、「傍にいて」という声に耳を塞いで――
(いや、ムリだ)
こんなふうにぎくしゃくしてしまうことが判っていても、同じ状況になったら颯斗はやっぱり同じことをするだろう。
だったら、過去を振り返るのではなく今後の為の打開策を見い出さなければならないわけで。
店で顔を合わせている限り、とうてい変化が望めないと悟った颯斗は、綾音と外で逢うことを考えた。環境を変えて、関係を変える――とまではいかないだろうが、何かを変える為のとっかかりにはできる筈だ。
とはいえ、彼女が荘一郎と出かけた場所に行くのは何となく嫌だった。綾音に、彼のことを思い出させたくない。
散々迷った末に決めたのが、颯斗が生まれる遥か前からあるけれど、一年前にリニューアルしたばかりの水族館だ。一新したあそこなら、荘一郎の思い出と被ることはないはずだった。
颯斗はチラリとテーブルの上を布巾で拭いている綾音に目を走らせる。
(さっさとしろ、俺)
もうすぐ夏休みに入ってしまう。
夏休みに入れば、ほとんど一日中、綾音と過ごすことになる。
そうなる前にどうにかこの空気を修復しておきたい。
颯斗は必要以上に力を入れてバケツの底にあるペダルを踏み付けてモップを絞り、黙々と掃除道具を片付けた。
「やるぞ」
物置になっている小部屋の扉を閉め、彼は自分を鼓舞する。一度ゴツンと扉に額をぶつけ、顔を上げた。
「お疲れさん」
店内に戻ってきた彼を労う利音に小さく頷きを返して、綾音の後ろ姿に近付く。
「綾音」
呼びかけると、腕が止まった。
一呼吸おいて、彼女が振り返る。
颯斗に向けられているのは、笑顔だ。『いつもと同じ』――判を押したように『同じ』、笑顔。
笑っているのにどこか拒まれているような気がして、颯斗は言いかけたことを口の中に押し戻しそうになる。
(いや、言うぞ)
今日は、絶対。
颯斗はポケットの中に手を突っ込み、そこに入っている紙片を掴み出した。
「これ」
颯斗が差し出したものを、綾音はまじまじと見つめている。
何も言わない彼女に、颯斗は言葉を付け足した。
「夏休みに入ったら行こう」
綾音は、まだ黙ったままだ。反応のない彼女にもどかしさを覚えながら、颯斗はチケットを突き出した。
「ここ、知ってるだろ? ほら、去年新しくなった……前と全然違くなったって。クラスの奴がくれたんだ」
サラサラと、彼は前もって考えておいた台詞を口にする。
本当は、高校生になってから利音からもらうようになったバイト代で買ったものだ。だが、このくらいの小さな嘘なら赦される――はず。
うんともすんとも言わない綾音を前に、颯斗は早口で続ける。
「なんか、彼女と行く予定だったけど、別れたからいらないってさ」
やっぱり、無言。
頼むから、さっさと頷いてくれ。
颯斗はそんな必死な想いが顔に出ないように努めて表情を消して、綾音を見下ろす。
と、彼女の口が動いた。
「だけど、わたしじゃなくても……友だちと行ったら? ほら、今井くんとか……その方が、楽しくない?」
おずおずとした、綾音らしくない笑み。
「その隆からもらったんだよ」
心の中で隆に謝り、颯斗は肩をすくめる。
「彼女に振られちまったのにチケットだけ残ってて、見るのも嫌だからって、くれたんだ。だから、アイツは誘えない。他のヤツも皆部活とか補習とかあるし」
言いながら、チケットをテーブルの上に置いた。綾音の目がそれを追いかけて、ジッと見つめる。
「どう?」
強い口調にならないように、追いかける。
と、綾音はまた顔を上げた。が、目は少し逸れている。
「だけど、えっと、その……お店、あるし……」
明らかに、断る為の口実として口にした台詞だった。
「夏休みに入ったら、俺の方はいつでも良くなるから」
「でも……」
また何か言い繕おうとする綾音に、横やり、いや、颯斗にとっては天の助けがが入る。
利音だ。
「あら、店なら構わないわよ? 昼の忙しい時間が終わったら、平日なら問題ないじゃない」
「お姉ちゃん」
のほほんとした姉を綾音が咎めるような眼差しで睨んだけれど、彼女はどこ吹く風という風情だ。
「なあ、いいだろ? 俺、期末テストとかも結構頑張ったし、気晴らししたいんだよ」
情けないと思いつつ、ねだるように言ってみた。綾音の中では未だに彼は出会った頃の、小学生のままでいるのじゃないのかと疑わせる節がある――あるいは、そうであることを望んでいるような、節が。だから、そんなふうに言う方が効果があるのだ。
狙った通り、綾音の表情が少し緩くなる。
「……仕方ないなぁ」
そう言った彼女は、どことなくホッとしているようにも見えた。
(そんなに俺を子ども扱いしたいのか?)
今に見ていろと颯斗は思ったが、取り敢えず今は綾音の同意を取り付けるのが最優先なので、その一言は腹の底に眠らせておく。そうして、更に綾音の心を動かしそうな事を口にする。
「俺、水族館とか行ったことないんだよな」
これは、本当だ。
水族館やら遊園地やら、遠足で行く機会はあったが遠足代がかかるからいつもその日はすっぽかした。個人的に行くとしても、子ども一人で行けるところはそれほどない。そもそも、日常生活の世話もろくにしない親の元にいるのだ。休みだからとどこかに連れていってもらったりした記憶は、颯斗には皆無だった。
「一度行ってみたいと思っててさ」
いいだろ? と、目で訴えてみせる。
出逢ってから三年経った今でも、綾音の中には颯斗の面倒を見てやらねばという気持ちがあるのだ。結局、その台詞が彼女にとっては決定打になったらしい。
「そっかぁ。じゃ、連れてってあげるよ」
さっきまでの渋さはすっかり消し去って、綾音が笑う。
『颯斗とどこかに出かけること』にはそそられなかったのに『颯斗をどこかに連れていってあげること』には頷くのはちょっと気に入らないが、それでも目的は達成できた。
「じゃあ、夏休みに入ったらすぐ行こう」
力を込めて言った颯斗に、綾音が微笑ましげに首をかしげる。
「そんなに楽しみなんだ?」
「まあね」
もちろん、楽しみに決まってる。
水族館に行くことが、ではなく、綾音と二人きりで出かけられることが、だが。
(取り敢えず、一歩、だ)
踏み出したその一歩が吉と出るか凶と出るかは判らないけれど、少なくとも今の状態よりはマシになることを、颯斗は願った。
0
あなたにおすすめの小説
🥕おしどり夫婦として12年間の結婚生活を過ごしてきたが一波乱あり、妻は夫を誰かに譲りたくなるのだった。
設楽理沙
ライト文芸
2026.1.4 73話見直した際、瑛士の台詞《本音/懺悔》を加筆しました。😇
☘ 累計ポイント/ 200万pt 超えました。ありがとうございます。
―― 備忘録 ――
第8回ライト文芸大賞では大賞2位ではじまり2位で終了。 最高 57,392 pt
〃 24h/pt-1位ではじまり2位で終了。 最高 89,034 pt
◇ ◇ ◇ ◇
紳士的でいつだって私や私の両親にやさしくしてくれる
素敵な旦那さま・・だと思ってきたのに。
隠された夫の一面を知った日から、眞奈の苦悩が
始まる。
苦しくて、悲しくてもののすごく惨めで・・
消えてしまいたいと思う眞奈は小さな子供のように
大きな声で泣いた。
泣きながらも、よろけながらも、気がつけば
大地をしっかりと踏みしめていた。
そう、立ち止まってなんていられない。
☆-★-☆-★+☆-★-☆-★+☆-★-☆-★
2025.4.19☑~
「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある
柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった
王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。
リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。
「わかりました。あなたには、がっかりです」
微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。
君への気持ちが冷めたと夫から言われたので家出をしたら、知らぬ間に懸賞金が掛けられていました
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
【え? これってまさか私のこと?】
ソフィア・ヴァイロンは貧しい子爵家の令嬢だった。町の小さな雑貨店で働き、常連の男性客に密かに恋心を抱いていたある日のこと。父親から借金返済の為に結婚話を持ち掛けられる。断ることが出来ず、諦めて見合いをしようとした矢先、別の相手から結婚を申し込まれた。その相手こそ彼女が密かに思いを寄せていた青年だった。そこでソフィアは喜んで受け入れたのだが、望んでいたような結婚生活では無かった。そんなある日、「君への気持ちが冷めたと」と夫から告げられる。ショックを受けたソフィアは家出をして行方をくらませたのだが、夫から懸賞金を掛けられていたことを知る――
※他サイトでも投稿中
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
貴方なんて大嫌い
ララ愛
恋愛
婚約をして5年目でそろそろ結婚の準備の予定だったのに貴方は最近どこかの令嬢と
いつも一緒で私の存在はなんだろう・・・2人はむつまじく愛し合っているとみんなが言っている
それなら私はもういいです・・・貴方なんて大嫌い
里帰りをしていたら離婚届が送られてきたので今から様子を見に行ってきます
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
<離婚届?納得いかないので今から内密に帰ります>
政略結婚で2年もの間「白い結婚」を続ける最中、妹の出産祝いで里帰りしていると突然届いた離婚届。あまりに理不尽で到底受け入れられないので内緒で帰ってみた結果・・・?
※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
✿ 私は夫のことが好きなのに、彼は私なんかよりずっと若くてきれいでスタイルの良い女が好きらしい
設楽理沙
ライト文芸
累計ポイント110万ポイント超えました。皆さま、ありがとうございます。❀
結婚後、2か月足らずで夫の心変わりを知ることに。
結婚前から他の女性と付き合っていたんだって。
それならそうと、ちゃんと話してくれていれば、結婚なんて
しなかった。
呆れた私はすぐに家を出て自立の道を探すことにした。
それなのに、私と別れたくないなんて信じられない
世迷言を言ってくる夫。
だめだめ、信用できないからね~。
さようなら。
*******.✿..✿.*******
◇|日比野滉星《ひびのこうせい》32才 会社員
◇ 日比野ひまり 32才
◇ 石田唯 29才 滉星の同僚
◇新堂冬也 25才 ひまりの転職先の先輩(鉄道会社)
2025.4.11 完結 25649字
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる