3 / 48
Ⅰ:捨てられ王子は森の中で星に拾われる
レイ
しおりを挟む
ステラが見つけた少年は、アレッサンドロと名乗った。歳は六つになったばかりだという。
どこから来たのかとか、他に家族はいないのかとか、六歳にもなれば答えられるだろうに、彼は自分と母親の名前の他、何も明かそうとはしなかった。アレッサンドロの母親はディアスタ村の墓地の片隅に埋葬され、行く当てのないアレッサンドロは教会に引き取られた。
それからまだ十日ほどしか過ぎていないが、秋は急速に深まり、冬将軍の足音も近づきつつある。
連れてきてから毎夜うなされていたアレッサンドロだったけれども、ここ数日はようやくそれも聞かれなくなっていた。昨晩も、腕の中で静かな寝息を立てる彼にホッとしながら眠りに就いたステラだった。
「じゃあ、神父さま、行ってきます」
日課の食材採取に向かおうと、ステラはいつものようにコラーノ神父に声をかけた。
「ああ、いってらっしゃい。気をつけてな」
「はい」
そんな遣り取りはいつも通りで、いつもと違うのは、森へ行くのがステラ独りではないということだ。
「アレックス、ちゃんと温かくした?」
ステラの問いに、アレッサンドロがコクリと頷く。
アレックスというのはアレッサンドロの愛称としてはよくあるものの筈なのに、彼は今までそう呼ばれたことがなかったらしい。最初にステラがそう呼びかけた時、アレッサンドロはキョロキョロと辺りを見回して、他に誰もいないことに困惑の面持ちとなったのだ。
(今まで、どんなふうに暮らしてきたんだろう)
アレッサンドロの襟巻を直してやりながら、ステラは内心眉根を寄せる。
彼の母はとても痩せていて、子ども程の重さしかなかったとコラーノ神父は言っていた。アレッサンドロも、教会にいる同じ六歳の子よりもずいぶんと細い。そのくせ、身につけていた服は確かに傷んでボロボロだったけれど、仕立て自体はかなり質が良いものだった。
(探してる人とか、いないのかな)
ジッとアレッサンドロを見つめながらステラがそんなことを考えていると、彼が不思議そうに見返してきた。
「ステラ、どうしたの?」
問われて我に返り、ステラはニコリと笑う。
「あ、ごめんね、行こうか」
そう言って差し出した手を、アレッサンドロが取った。温かなそれは骨ばっていて、その感触がステラの胸を刺す。ギュッと彼の手を握り締めながら、彼女はもっと食べさせてあげようと心に誓った。子どもらしい、ふくふくとした手にしてやらなければ、と。
そのためには、とにもかくにも食糧調達だ。教会の懐具合は厳しいけれど、アレッサンドロだけでなく、他の子たちにも充分な栄養を摂らせたい。
ステラはアレッサンドロを見下ろしニコリと微笑む。
「がんばってたくさん見つけてこようね」
「うん!」
目を輝かせて大きく頷くその様は、とても可愛い。
どちらともなく笑い合い、教会を出ようとした、その時。
「ステラ!」
強い語調で呼び留められた。振り返った先に立っていたのは、レイだ。
「またそいつを連れていくのかよ!」
彼は両手を握り締め、アレッサンドロを睨み付けている。
「何でそいつばっか連れてくんだよ!? オレも行きたいってずっと前から言ってたじゃんか! そいつよりオレの方が先だろ!?」
真っ直ぐ伸ばした指をアレッサンドロに突き付け訴えるレイに、ステラは眉根を寄せた。
「でも、レイはこの間から教えてもらってる計算がまだできてないんだって、神父さまがおっしゃってたよ?」
「それは――ッ」
レイは何かを言いかけたが、グッとそれを呑み込もうとするかのように唇を噛んだ。
教会に来た子どもたちはコラーノ神父に読み書き計算を教わって、一通りの身の回りのことをできるようになると、村の中の誰かのところに引き取られていく。ステラは神父の手伝いをしているからずっとここに残っているけれど、だいたい、七つか八つになると離れていくことが殆どだ。
彼はもう九つだけど、計算の最後の方で引っかかってしまっている。
レイは身体つきもしっかりしているから、家の手伝いにと引き取りの申し出がいくつかある。そこをもう少し、もう少し、と、引き伸ばしているうち九つになってしまった。
(途中まで、順調だったのにな)
読み書き足し算までは問題なくできていたのに、どうしてか、引き算だけがもたついている。
レイは怒ったような焦れたような顔をしていて、その複雑な表情に、ステラは「しまった」と思った。できないことを気にしているようには見えなかったけれど、そうでもなかったらしい。
少なくとも、三つも年下のアレッサンドロの前で言うべきではなかったのに。
ステラは申し訳なく思いながら、レイの頭をくしゃくしゃと撫でる。
「お勉強も大事なことだから、がんばって?」
と、いつもは喜んで撫でられる彼が、今日はパッとステラの手を振り払った。
「――勉強って、そいつはいいのかよ。まだここに来て十日も経ってないだろ」
「アレックスにはもう教えることがないんだって、神父さまが」
「え?」
「読むのも書くのも、計算も、全部できてるんだって、アレックスは」
これは事実だ。
アレッサンドロは倍の年の子でも知らないようなことを学び終えていると、コラーノ神父は言っていた。この点も、彼らのことを探している人がいるのではないかとステラが思う理由の一つだ。そんなふうに教育を受けていたなら、かなり良い家庭の子ではないかと思うのだ。
「じゃあ、そいつ、ここにいる理由ないだろ。皆みたく、村の誰かのとこに連れてったらいいじゃんか」
アレッサンドロの生い立ちに思いを巡らせていたステラは、不満げなレイの声で我に返った。
「そういうわけにはいかないよ。アレックスはここの村で生まれた子じゃないから」
宥めるように微笑むと、レイはムッと頬を膨らませた。
「……もういいよ」
拗ねた口調でそう残し、走り去っていく。
ここのところのレイはどうしたというのか、前にも増してステラの傍にいたがるし、なんだかいつもピリピリしている気がする。
両手を胸の前で握り合わせて彼を見送っていたステラは、自分に注がれている視線に気づき振り返った。
「あ……ごめんね、アレックス」
彼をほったらかしにしていたこととレイの態度とを謝ると、アレックスはフルフルとかぶりを振る。
「レイ、いつもはいい子なんだよ。ちょっとしたら、お友達になれるよ」
「それは、無理だと思うけど……」
「え?」
眉をひそめてたステラに、アレッサンドロは何でもないというように首を振った。
見下ろす彼女に返ってきた眼差しは、なんというか――そう、コラーノ神父から学問を教わっている子どもたちが、自分にはできる問題ができない子を見る時に浮かべるものと似ている。
「えっと、じゃあ、行こうか」
どうしてそんな眼で見るのだろうと思いつつステラが空いている方の手を差し出すと、アレッサンドロは彼の小さな手を滑り込ませてきた。それをしっかり握り、教会を後にする。
どこから来たのかとか、他に家族はいないのかとか、六歳にもなれば答えられるだろうに、彼は自分と母親の名前の他、何も明かそうとはしなかった。アレッサンドロの母親はディアスタ村の墓地の片隅に埋葬され、行く当てのないアレッサンドロは教会に引き取られた。
それからまだ十日ほどしか過ぎていないが、秋は急速に深まり、冬将軍の足音も近づきつつある。
連れてきてから毎夜うなされていたアレッサンドロだったけれども、ここ数日はようやくそれも聞かれなくなっていた。昨晩も、腕の中で静かな寝息を立てる彼にホッとしながら眠りに就いたステラだった。
「じゃあ、神父さま、行ってきます」
日課の食材採取に向かおうと、ステラはいつものようにコラーノ神父に声をかけた。
「ああ、いってらっしゃい。気をつけてな」
「はい」
そんな遣り取りはいつも通りで、いつもと違うのは、森へ行くのがステラ独りではないということだ。
「アレックス、ちゃんと温かくした?」
ステラの問いに、アレッサンドロがコクリと頷く。
アレックスというのはアレッサンドロの愛称としてはよくあるものの筈なのに、彼は今までそう呼ばれたことがなかったらしい。最初にステラがそう呼びかけた時、アレッサンドロはキョロキョロと辺りを見回して、他に誰もいないことに困惑の面持ちとなったのだ。
(今まで、どんなふうに暮らしてきたんだろう)
アレッサンドロの襟巻を直してやりながら、ステラは内心眉根を寄せる。
彼の母はとても痩せていて、子ども程の重さしかなかったとコラーノ神父は言っていた。アレッサンドロも、教会にいる同じ六歳の子よりもずいぶんと細い。そのくせ、身につけていた服は確かに傷んでボロボロだったけれど、仕立て自体はかなり質が良いものだった。
(探してる人とか、いないのかな)
ジッとアレッサンドロを見つめながらステラがそんなことを考えていると、彼が不思議そうに見返してきた。
「ステラ、どうしたの?」
問われて我に返り、ステラはニコリと笑う。
「あ、ごめんね、行こうか」
そう言って差し出した手を、アレッサンドロが取った。温かなそれは骨ばっていて、その感触がステラの胸を刺す。ギュッと彼の手を握り締めながら、彼女はもっと食べさせてあげようと心に誓った。子どもらしい、ふくふくとした手にしてやらなければ、と。
そのためには、とにもかくにも食糧調達だ。教会の懐具合は厳しいけれど、アレッサンドロだけでなく、他の子たちにも充分な栄養を摂らせたい。
ステラはアレッサンドロを見下ろしニコリと微笑む。
「がんばってたくさん見つけてこようね」
「うん!」
目を輝かせて大きく頷くその様は、とても可愛い。
どちらともなく笑い合い、教会を出ようとした、その時。
「ステラ!」
強い語調で呼び留められた。振り返った先に立っていたのは、レイだ。
「またそいつを連れていくのかよ!」
彼は両手を握り締め、アレッサンドロを睨み付けている。
「何でそいつばっか連れてくんだよ!? オレも行きたいってずっと前から言ってたじゃんか! そいつよりオレの方が先だろ!?」
真っ直ぐ伸ばした指をアレッサンドロに突き付け訴えるレイに、ステラは眉根を寄せた。
「でも、レイはこの間から教えてもらってる計算がまだできてないんだって、神父さまがおっしゃってたよ?」
「それは――ッ」
レイは何かを言いかけたが、グッとそれを呑み込もうとするかのように唇を噛んだ。
教会に来た子どもたちはコラーノ神父に読み書き計算を教わって、一通りの身の回りのことをできるようになると、村の中の誰かのところに引き取られていく。ステラは神父の手伝いをしているからずっとここに残っているけれど、だいたい、七つか八つになると離れていくことが殆どだ。
彼はもう九つだけど、計算の最後の方で引っかかってしまっている。
レイは身体つきもしっかりしているから、家の手伝いにと引き取りの申し出がいくつかある。そこをもう少し、もう少し、と、引き伸ばしているうち九つになってしまった。
(途中まで、順調だったのにな)
読み書き足し算までは問題なくできていたのに、どうしてか、引き算だけがもたついている。
レイは怒ったような焦れたような顔をしていて、その複雑な表情に、ステラは「しまった」と思った。できないことを気にしているようには見えなかったけれど、そうでもなかったらしい。
少なくとも、三つも年下のアレッサンドロの前で言うべきではなかったのに。
ステラは申し訳なく思いながら、レイの頭をくしゃくしゃと撫でる。
「お勉強も大事なことだから、がんばって?」
と、いつもは喜んで撫でられる彼が、今日はパッとステラの手を振り払った。
「――勉強って、そいつはいいのかよ。まだここに来て十日も経ってないだろ」
「アレックスにはもう教えることがないんだって、神父さまが」
「え?」
「読むのも書くのも、計算も、全部できてるんだって、アレックスは」
これは事実だ。
アレッサンドロは倍の年の子でも知らないようなことを学び終えていると、コラーノ神父は言っていた。この点も、彼らのことを探している人がいるのではないかとステラが思う理由の一つだ。そんなふうに教育を受けていたなら、かなり良い家庭の子ではないかと思うのだ。
「じゃあ、そいつ、ここにいる理由ないだろ。皆みたく、村の誰かのとこに連れてったらいいじゃんか」
アレッサンドロの生い立ちに思いを巡らせていたステラは、不満げなレイの声で我に返った。
「そういうわけにはいかないよ。アレックスはここの村で生まれた子じゃないから」
宥めるように微笑むと、レイはムッと頬を膨らませた。
「……もういいよ」
拗ねた口調でそう残し、走り去っていく。
ここのところのレイはどうしたというのか、前にも増してステラの傍にいたがるし、なんだかいつもピリピリしている気がする。
両手を胸の前で握り合わせて彼を見送っていたステラは、自分に注がれている視線に気づき振り返った。
「あ……ごめんね、アレックス」
彼をほったらかしにしていたこととレイの態度とを謝ると、アレックスはフルフルとかぶりを振る。
「レイ、いつもはいい子なんだよ。ちょっとしたら、お友達になれるよ」
「それは、無理だと思うけど……」
「え?」
眉をひそめてたステラに、アレッサンドロは何でもないというように首を振った。
見下ろす彼女に返ってきた眼差しは、なんというか――そう、コラーノ神父から学問を教わっている子どもたちが、自分にはできる問題ができない子を見る時に浮かべるものと似ている。
「えっと、じゃあ、行こうか」
どうしてそんな眼で見るのだろうと思いつつステラが空いている方の手を差し出すと、アレッサンドロは彼の小さな手を滑り込ませてきた。それをしっかり握り、教会を後にする。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】灰かぶりの花嫁は、塔の中
白雨 音
恋愛
父親の再婚により、家族から小間使いとして扱われてきた、伯爵令嬢のコレット。
思いがけず結婚が決まるが、義姉クリスティナと偽る様に言われる。
愛を求めるコレットは、結婚に望みを託し、クリスティナとして夫となるアラード卿の館へ
向かうのだが、その先で、この結婚が偽りと知らされる。
アラード卿は、彼女を妻とは見ておらず、曰く付きの塔に閉じ込め、放置した。
そんな彼女を、唯一気遣ってくれたのは、自分よりも年上の義理の息子ランメルトだった___
異世界恋愛 《完結しました》
冷酷総長は、彼女を手中に収めて溺愛の檻から逃さない
彩空百々花
恋愛
誰もが恐れ、羨み、その瞳に映ることだけを渇望するほどに高貴で気高い、今世紀最強の見目麗しき完璧な神様。
酔いしれるほどに麗しく美しい女たちの愛に溺れ続けていた神様は、ある日突然。
「今日からこの女がおれの最愛のひと、ね」
そんなことを、言い出した。
簒奪女王と隔絶の果て
紺乃 安
恋愛
穏やかな美青年王子が、即位した途端に冷酷な王に変貌した。そしてそれが、不羈の令嬢ベアトリスの政略結婚相手。
ポストファンタジー宮廷ロマンス小説。
※拙作「山賊王女と楽園の涯」の完結編という位置づけでもありますが、知らなくとも問題ないよう書いてあります。興味があればそちらもお読みください(ただしずいぶんジャンルが違い、とても長いです)。
猫になった悪女 ~元夫が溺愛してくるなんて想定外~
黒猫子猫
恋愛
ディアナは欲深く、夫にも結婚を強いた悪女として知られた女王だ。当然のように人々から嫌われ、夫婦仲は悪く、病に倒れた時も誰も哀しまなかった。ディアナは、それで良かった。余命宣告を受け、自分の幸せを追い求める事などとうに止めた。祖国のためにできる事は全てやった。思うままに生きたから、人生をやり直せると言われても、人間などまっぴらごめんだ。
そして、《猫》になった。日向でのんびりと寝ている姿が羨ましかったからだ。いざ、自堕落な生活をしようと思ったら、元夫に拾われてしまった。しかも、自分が死んで、解放されたはずの彼の様子が妙だ。
あなた、隙あらば撫でようとするの、止めてくれる? 私達は白い結婚だったでしょう。
あなた、再婚する気がないの? 「お前を愛したりしない」って嬉しい事を言ってくれたのは誰よ!
猫になった孤高の女王×妻を失って初めて色々気づいてしまった王配の恋のお話。
※全30話です。
【完結】一途すぎる公爵様は眠り姫を溺愛している
月(ユエ)/久瀬まりか
恋愛
リュシエンヌ・ソワイエは16歳の子爵令嬢。皆が憧れるマルセル・クレイン伯爵令息に婚約を申し込まれたばかりで幸せいっぱいだ。
しかしある日を境にリュシエンヌは眠りから覚めなくなった。本人は自覚が無いまま12年の月日が過ぎ、目覚めた時には父母は亡くなり兄は結婚して子供がおり、さらにマルセルはリュシエンヌの親友アラベルと結婚していた。
突然のことに狼狽えるリュシエンヌ。しかも兄嫁はリュシエンヌを厄介者扱いしていて実家にはいられそうもない。
そんな彼女に手を差し伸べたのは、若きヴォルテーヌ公爵レオンだった……。
『残念な顔だとバカにされていた私が隣国の王子様に見初められました』『結婚前日に友人と入れ替わってしまった……!』に出てくる魔法大臣ゼインシリーズです。
表紙は「簡単表紙メーカー2」で作成しました。
国王陛下はいつも眠たい
通木遼平
恋愛
八つの国が一つになって建国されたフォルトマジア王国では、「主家」と呼ばれる八つのかつての王家が順番に王位を継ぐことが決まっていた。その一つであり先々代の王家でもあったエリーディアに生まれたフィーナディアは、ある日突然、現国王であるトゥーランのラグルに嫁ぐよう父から告げられる。彼女の父親と姉は自分たちこそ王位にふさわしいと言ってはばからず、どんな手を使ってでもラグルを陥れるよう命じたのだった。
しかしそんな父たちの考えに賛同できないフィーナディアは、父の企みをラグルに伝え、婚約もなかったことにし、後は自由にさせてもらおうと考える。しかしふとしたきっかけでラグルとの距離が縮まっていき……。
真実の愛に目覚めた伯爵令嬢と公爵子息
藤森フクロウ
恋愛
女伯爵であった母のエチェカリーナが亡くなり、父は愛人を本宅に呼んで異母姉妹が中心となっていく。
どんどん居場所がなくなり落ち込むベアトリーゼはその日、運命の人に出会った。
内気な少女が、好きな人に出会って成長し強くなっていく話。
シリアスは添え物で、初恋にパワフルに突き進むとある令嬢の話。女子力(物理)。
サクッと呼んで、息抜きにすかっとしたい人向け。
純愛のつもりですが、何故か電車やバスなどの公共施設や職場では読まないことをお薦めしますというお言葉を頂きました。
転生要素は薄味で、ヒロインは尽くす系の一途です。
一日一話ずつ更新で、主人公視点が終わった後で別視点が入る予定です。
そっちはクロードの婚約裏話ルートです。
出ていってください!~結婚相手に裏切られた令嬢はなぜか騎士様に溺愛される~
白井
恋愛
イヴェット・オーダム男爵令嬢の幸せな結婚生活が始まる……はずだった。
父の死後、急に態度が変わった結婚相手にイヴェットは振り回されていた。
財産を食いつぶす義母、継いだ仕事を放棄して不貞を続ける夫。
それでも家族の形を維持しようと努力するイヴェットは、ついに殺されかける。
「もう我慢の限界。あなたたちにはこの家から出ていってもらいます」
覚悟を決めたら、なぜか騎士団長様が執着してきたけれど困ります!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる