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第二章 初陣
いきなりボス戦はないわ~
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そして……その時は来た。
「よろしく、お願いします」
「……よろしくお願いします」
相手の歴代最高のエース―――もとい河合はあいさつの時点で異様なオーラを身にまとっていた。おそらく卓球友達をなくすタイプ……だと思う。
ラケット交換が始まり、相手のことを確認する。ラケットはシェイク。ラバーから見て攻撃型。きっと隙を見せれば容赦なく打ってくる。それに本人の気迫。ま違いなく最高のコンビと言える。
ちなみに俺はバランスがとれ……ているであろう戦い方だ。まだまだ始めたばかりというのもあるが、近藤に「お前は技術の練度のバランスがいい。ドライブもブロックも安定してできる」ということもあってそうなっている。
しかし、彼を目の前にしてその自信は徐々に失われていくように思える。
ラケットを返し、ジャンケンをする。手番はレシーブに回った。
「「よろしくお願いします」」
挨拶を交わし、それぞれが構える。
「っ!?」
その瞬間河合の周りのオーラがさらに強くなり台周辺の空気が変わった。向かい側にいる河合と同じ学校の部員であっても圧倒されているようだ。
気を取り直そうと意識を試合に戻すと、何か下半身違和感を感じた。本の少しだけ足元を見ると、左足が半歩ほど下がっていた。
「おいおい、まじかよ……」
視線を前に戻す。それを確認したからか、河合はボールを上げサーブを打とうとしていた。
頂点まで上がったボールが落ち、台すれすれまで落ちる。おそらくスピード系のサーブが来るだろう。
こちらもレシーブから攻撃できるように準備する。が、どこのコースに来るか予測できない。そして河合がサーブを打った。
――――――そう認識した刹那、ボールはすでに台の右側の角にあった。
「っ!?」
何も考えることなく、俺は飛びつきながらなんとか返球する。しかし、左に高く返ったボールを河合は性格に真っ直ぐスマッシュで攻撃した。
俺は当然間に合わずその球を見送った。
「ワンラブ」
審判の生徒が河合のほうの点数表をめくりながらそう言った。
俺は急いで飛んで行った球を回収しに行く。
「……さっきのサーブ。全然見えなかった」
これが歴代最高のプレイヤーか。そう思いながら球を取り、台に戻った。球を河合に返す。そして再びお互い構えた。
次のサーブはなんだ?何が来る?またさっきみたいなでたらめに速いやつか?
そう考えていると河合はトスを上げた。さっきと同じフォーム。もう一度あれが来るのか?俺は少し右側に構えなおし、サーブに備えた。
球が落ち――――――打たれる。
速いサーブが来たと思い早めに攻撃の構えをとる、が球がいたのはネットの近くだった。
慌ててフォームをリセット。おそらく下回転なのでツッツキを右側に返す。しかし、球は相手のほうに高く返った。河合は素早く回り込み、左側にまたスマッシュで打った。俺はまたしても許してしまい、河合の点数が増えた。
「っ!まだだ……」
そう自分に活を入れる。がその後も続けざまに点数を落とし、3-11で第一ゲームを取られた。第二ゲームもひたすらに翻弄され、1-11になり、第二ゲームを落としてしまう。第三試合も第二ゲームと同じ結果になり、0-3という最悪な結果で俺の初大会は幕を閉じた。
「よろしく、お願いします」
「……よろしくお願いします」
相手の歴代最高のエース―――もとい河合はあいさつの時点で異様なオーラを身にまとっていた。おそらく卓球友達をなくすタイプ……だと思う。
ラケット交換が始まり、相手のことを確認する。ラケットはシェイク。ラバーから見て攻撃型。きっと隙を見せれば容赦なく打ってくる。それに本人の気迫。ま違いなく最高のコンビと言える。
ちなみに俺はバランスがとれ……ているであろう戦い方だ。まだまだ始めたばかりというのもあるが、近藤に「お前は技術の練度のバランスがいい。ドライブもブロックも安定してできる」ということもあってそうなっている。
しかし、彼を目の前にしてその自信は徐々に失われていくように思える。
ラケットを返し、ジャンケンをする。手番はレシーブに回った。
「「よろしくお願いします」」
挨拶を交わし、それぞれが構える。
「っ!?」
その瞬間河合の周りのオーラがさらに強くなり台周辺の空気が変わった。向かい側にいる河合と同じ学校の部員であっても圧倒されているようだ。
気を取り直そうと意識を試合に戻すと、何か下半身違和感を感じた。本の少しだけ足元を見ると、左足が半歩ほど下がっていた。
「おいおい、まじかよ……」
視線を前に戻す。それを確認したからか、河合はボールを上げサーブを打とうとしていた。
頂点まで上がったボールが落ち、台すれすれまで落ちる。おそらくスピード系のサーブが来るだろう。
こちらもレシーブから攻撃できるように準備する。が、どこのコースに来るか予測できない。そして河合がサーブを打った。
――――――そう認識した刹那、ボールはすでに台の右側の角にあった。
「っ!?」
何も考えることなく、俺は飛びつきながらなんとか返球する。しかし、左に高く返ったボールを河合は性格に真っ直ぐスマッシュで攻撃した。
俺は当然間に合わずその球を見送った。
「ワンラブ」
審判の生徒が河合のほうの点数表をめくりながらそう言った。
俺は急いで飛んで行った球を回収しに行く。
「……さっきのサーブ。全然見えなかった」
これが歴代最高のプレイヤーか。そう思いながら球を取り、台に戻った。球を河合に返す。そして再びお互い構えた。
次のサーブはなんだ?何が来る?またさっきみたいなでたらめに速いやつか?
そう考えていると河合はトスを上げた。さっきと同じフォーム。もう一度あれが来るのか?俺は少し右側に構えなおし、サーブに備えた。
球が落ち――――――打たれる。
速いサーブが来たと思い早めに攻撃の構えをとる、が球がいたのはネットの近くだった。
慌ててフォームをリセット。おそらく下回転なのでツッツキを右側に返す。しかし、球は相手のほうに高く返った。河合は素早く回り込み、左側にまたスマッシュで打った。俺はまたしても許してしまい、河合の点数が増えた。
「っ!まだだ……」
そう自分に活を入れる。がその後も続けざまに点数を落とし、3-11で第一ゲームを取られた。第二ゲームもひたすらに翻弄され、1-11になり、第二ゲームを落としてしまう。第三試合も第二ゲームと同じ結果になり、0-3という最悪な結果で俺の初大会は幕を閉じた。
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