8 / 13
7話 王家の血
しおりを挟む
ルイーザ団長から、招待状が届いてから数週間。俺はあれからも、ガルフとの(たまにノアとも)訓練を続けていた。訓練では、刀を使わないことにしているが、それでも最近、ノアには何とか喰らいつけるぐらいには成長していた。しかしノアも恩恵を使っていないらしいので、全力勝負となったらきっとまだ勝てないだろう。
恩恵についても進化をやはりしていた。最初、この恩恵について分かった時はあまり使える恩恵とは、とても言えなかったが、まぁ少しは使えるものになったのでは?
それから数日間が経ち大会前日に――
「えっガルフたちも来るの?」
「そりゃお前、小僧の勇姿を見ないわけには行かんだろ。それに王都には珍しい酒があるらしいしな」
「ノアもナツ見に行く」
まぁたまには彼らも観光なりしたいだろう。それに最近、賞金ももらい余裕もあるのだろう。ちなみに、今回の事件でもらった賞金は、ガルフ、ノア、俺で均等に割り勘した。まぁガルフは不服そうだったが、元は俺とルーイの作戦だし、ノアはノアがいなければ俺は死んでただろうから妥当だろう。
ということで俺らは3人で王都へ向かった。王都への門では、金色の長髪を後ろで結び、青色の少し吊り上がった目をした、一度会ったことのある女性が待ってくれていた。
「お待ちしていましたよ、カンザキ ナツさん」
「わざわざ団長様に迎えに来させてしまってすいませんなんか」
「いえいえこちらの都合ですのでこちらこそ申し訳ありません無理を言ってしまって」
俺が王都に入るということでいくつかルールが設けられた。と言っても大体が、騎士団の監視下で行動しろ、というものだ。王都内では、一人騎士団の者を監視役として置き、寝泊まりも騎士団の部屋を借りる。あと武器の所持は会場内以外では認めないなどだ。
「じゃあ俺は先に行ってるぞーガキたち」
そう言ってガルフは王都に颯爽と消えていった。酒のことなら誰よりも機敏に動くなあいつは。
「そちらの少女は?」
「ああ、彼女はノアって言って、俺の知り合いっす。ノアはこれからどうすんの?」
「ノアもナツについてく」
「でしたら一緒に参りましょう。それではナツさん申し訳ないですがそちらの剣をこちらに」
そう言われたので俺はルイーザ団長に刀を渡した。
「面白い形をした剣ですね、それにかなり重い」
重い?いつも腰に下げていても重いなどと思ったことはないが、他の人からしたらそうなのだろうか?それともこの世界の剣はかなり軽く作られてるとか?
「それにしてもなんか街が騒がしいですね、前に一度来た時はもう少し、静かだったような……」
すぐに追い出されたから曖昧だが、商人とか多い普段のアンダルセンと比べて王都デルフィは静かなイメージだった気がする。
「それは年一度の大会ですからね、みなさん楽しみなのでしょう」
なるほど剣技大会と言ってもそんな堅いものではなく、お祭り的なノリなのか。
「では一度、荷物などを置きに騎士団に向かいましょう」
「ノアの部屋もある?」
「おそらく客室はいくつかありますので大丈夫だと思いますよ」
「あれがナーゼルの……?」「血の恩恵って話だろ……」
「あんなのを王都には入れるなんて……」
道中そんな声が聞こえることがあったので、王都では俺は有名人らしい。それとも団長と歩いているからだろうか。
「申し訳ありません、貴族の方々のには説明をしておいたのですが……」
「いえいえ、大丈夫ですよ。な、大丈夫だからノアは爪と牙を立てるな」
そうして騎士団についた俺たちだが、王家第三位のルーナさんとルーイが待っていた。
「ルーイは私が呼んだので分かりますが、お母様はどうして?」
「いやまぁ坊や腕がまた取れてないから心配で来たのよ」
えっ腕がまた取れる?治してくれたんだよねちゃんと?
ん……てか今……
「お母様?ルーナさんと団長さんって……?」
「ええ親子です」
「おや、姉妹に見えたかしら?」
そう言われれば確かに、似ているところが多い気がする。何とも美人な親子だ。
「んで、ルーイはなんで?」
「あんたの監視役を任されたのよ、なんで私が……」
「ルーイがよくナツさんの話をしているので仲が良いのかと思いまして、私が近くに居れれば良いのですが騎士団としてする事が多く申し訳ありません。何か困ったことがあったらなんでもルーイに言ってくださいね」
「団長戻ってたのですね」
「ええ。そういえば、彼のことは知りませんね。ナツさん、彼はこの騎士団の副団長のアバルテン・サーズです。彼も今回の剣技大会に騎士団代表として参加しますので機会があれば戦う機会があるかもしれませんね」
「君か、ナーゼルの恩恵をもらったという子供は」
背丈はルイーザ団長同じぐらいか、サーズというらしい男は、ルーイと同じオレンジの瞳に、赤に近いオレンジの髪は後ろで一つにまとめている。鎧は純白の鎧を着ており腰には細いレイピア?のような物を付けている。
おそらく俺のことを嫌っているだろうが、それは一旦置いといて。髪や目の色、それにアバルテンという姓。
「もしかしてだけどルーイのお兄さん?」
「ああ。そこの出来損ないと兄妹と言われるのは癪だがな」
出来損ないなどと言ったら拳の一つでも飛んできそうだが、そのルーイは下を向いたまま動かない。
「サーズ、言葉が過ぎます。気をつけなさい」
団長にそう言われるとサーズはこちらを一度睨みどこかへ行ってしまった。
あまりいい印象ではないが、あれで副団長なのだからそれなりに腕が立つのだろう。
「じゃあルーイ、ナツさん達を部屋に案内してくれる?
お母様もそろそろ戻った方がいいのではないですか?」
どうやら俺は貴族や騎士団の一部に嫌われているから部屋も質素な部屋とかに入れられるものかと思っていたがルーイに案内されたのは普段の部屋の数段上のいい部屋だった。ちなみにノアに聞いたら同じような部屋だったらしく、いつもあまり感情が表に出ないノアだが、嬉しそうに尻尾を振っていた。
「お前、兄ちゃんと仲悪いの?」
部屋の説明をしてくれてたルーイに俺は聞いてみる。あまり、人の家の事情に顔を突っ込むのは良くないと思うが、今回はあれからルーイが少しイライラしてそうなので話を聞いてやる的なノリだ。
「ええ、兄様は私が騎士団に入ろうとするのに反対なの。お父様のいうとおりお前は、どこか王家の家の子供と結婚しろって。別にそんなの私の自由じゃない……!」
「うへぇ、本当にいるんだなそういうやつ。お前も大変なんだな。普段からピリピリしてる理由が分かったぜ」
「それは大体あなたのせいだから。そういえば今回私も参加するから剣技大会」
「え、騎士団の代表ってサーズじゃないの?騎士団の人ってそんな参加すんの?」
「いえ、騎士団は代表一人のみよ。でも私はまだ見習いだから。今回の大会で結果を残して騎士団のみんなや、お父様に認めさせるんだから」
「ふーん、まぁ当たったらよろしくな」
「まぁあなたがそれなりに腕が立つことは認めるけど、私に勝つなんて夢のまた夢ね」
全く……俺が何度助けてやったか……
「じゃあ私は剣の訓練に行くから、分からないことがあったらあなたがこっちに来なさい」
そういうと、ルーイは部屋を出ていく。どうやらいつものルーイに戻ったようだ。あの方が彼女らしい。
俺も、大会は明日から始まるのでしっかりと英気を養っておかなければ。
恩恵についても進化をやはりしていた。最初、この恩恵について分かった時はあまり使える恩恵とは、とても言えなかったが、まぁ少しは使えるものになったのでは?
それから数日間が経ち大会前日に――
「えっガルフたちも来るの?」
「そりゃお前、小僧の勇姿を見ないわけには行かんだろ。それに王都には珍しい酒があるらしいしな」
「ノアもナツ見に行く」
まぁたまには彼らも観光なりしたいだろう。それに最近、賞金ももらい余裕もあるのだろう。ちなみに、今回の事件でもらった賞金は、ガルフ、ノア、俺で均等に割り勘した。まぁガルフは不服そうだったが、元は俺とルーイの作戦だし、ノアはノアがいなければ俺は死んでただろうから妥当だろう。
ということで俺らは3人で王都へ向かった。王都への門では、金色の長髪を後ろで結び、青色の少し吊り上がった目をした、一度会ったことのある女性が待ってくれていた。
「お待ちしていましたよ、カンザキ ナツさん」
「わざわざ団長様に迎えに来させてしまってすいませんなんか」
「いえいえこちらの都合ですのでこちらこそ申し訳ありません無理を言ってしまって」
俺が王都に入るということでいくつかルールが設けられた。と言っても大体が、騎士団の監視下で行動しろ、というものだ。王都内では、一人騎士団の者を監視役として置き、寝泊まりも騎士団の部屋を借りる。あと武器の所持は会場内以外では認めないなどだ。
「じゃあ俺は先に行ってるぞーガキたち」
そう言ってガルフは王都に颯爽と消えていった。酒のことなら誰よりも機敏に動くなあいつは。
「そちらの少女は?」
「ああ、彼女はノアって言って、俺の知り合いっす。ノアはこれからどうすんの?」
「ノアもナツについてく」
「でしたら一緒に参りましょう。それではナツさん申し訳ないですがそちらの剣をこちらに」
そう言われたので俺はルイーザ団長に刀を渡した。
「面白い形をした剣ですね、それにかなり重い」
重い?いつも腰に下げていても重いなどと思ったことはないが、他の人からしたらそうなのだろうか?それともこの世界の剣はかなり軽く作られてるとか?
「それにしてもなんか街が騒がしいですね、前に一度来た時はもう少し、静かだったような……」
すぐに追い出されたから曖昧だが、商人とか多い普段のアンダルセンと比べて王都デルフィは静かなイメージだった気がする。
「それは年一度の大会ですからね、みなさん楽しみなのでしょう」
なるほど剣技大会と言ってもそんな堅いものではなく、お祭り的なノリなのか。
「では一度、荷物などを置きに騎士団に向かいましょう」
「ノアの部屋もある?」
「おそらく客室はいくつかありますので大丈夫だと思いますよ」
「あれがナーゼルの……?」「血の恩恵って話だろ……」
「あんなのを王都には入れるなんて……」
道中そんな声が聞こえることがあったので、王都では俺は有名人らしい。それとも団長と歩いているからだろうか。
「申し訳ありません、貴族の方々のには説明をしておいたのですが……」
「いえいえ、大丈夫ですよ。な、大丈夫だからノアは爪と牙を立てるな」
そうして騎士団についた俺たちだが、王家第三位のルーナさんとルーイが待っていた。
「ルーイは私が呼んだので分かりますが、お母様はどうして?」
「いやまぁ坊や腕がまた取れてないから心配で来たのよ」
えっ腕がまた取れる?治してくれたんだよねちゃんと?
ん……てか今……
「お母様?ルーナさんと団長さんって……?」
「ええ親子です」
「おや、姉妹に見えたかしら?」
そう言われれば確かに、似ているところが多い気がする。何とも美人な親子だ。
「んで、ルーイはなんで?」
「あんたの監視役を任されたのよ、なんで私が……」
「ルーイがよくナツさんの話をしているので仲が良いのかと思いまして、私が近くに居れれば良いのですが騎士団としてする事が多く申し訳ありません。何か困ったことがあったらなんでもルーイに言ってくださいね」
「団長戻ってたのですね」
「ええ。そういえば、彼のことは知りませんね。ナツさん、彼はこの騎士団の副団長のアバルテン・サーズです。彼も今回の剣技大会に騎士団代表として参加しますので機会があれば戦う機会があるかもしれませんね」
「君か、ナーゼルの恩恵をもらったという子供は」
背丈はルイーザ団長同じぐらいか、サーズというらしい男は、ルーイと同じオレンジの瞳に、赤に近いオレンジの髪は後ろで一つにまとめている。鎧は純白の鎧を着ており腰には細いレイピア?のような物を付けている。
おそらく俺のことを嫌っているだろうが、それは一旦置いといて。髪や目の色、それにアバルテンという姓。
「もしかしてだけどルーイのお兄さん?」
「ああ。そこの出来損ないと兄妹と言われるのは癪だがな」
出来損ないなどと言ったら拳の一つでも飛んできそうだが、そのルーイは下を向いたまま動かない。
「サーズ、言葉が過ぎます。気をつけなさい」
団長にそう言われるとサーズはこちらを一度睨みどこかへ行ってしまった。
あまりいい印象ではないが、あれで副団長なのだからそれなりに腕が立つのだろう。
「じゃあルーイ、ナツさん達を部屋に案内してくれる?
お母様もそろそろ戻った方がいいのではないですか?」
どうやら俺は貴族や騎士団の一部に嫌われているから部屋も質素な部屋とかに入れられるものかと思っていたがルーイに案内されたのは普段の部屋の数段上のいい部屋だった。ちなみにノアに聞いたら同じような部屋だったらしく、いつもあまり感情が表に出ないノアだが、嬉しそうに尻尾を振っていた。
「お前、兄ちゃんと仲悪いの?」
部屋の説明をしてくれてたルーイに俺は聞いてみる。あまり、人の家の事情に顔を突っ込むのは良くないと思うが、今回はあれからルーイが少しイライラしてそうなので話を聞いてやる的なノリだ。
「ええ、兄様は私が騎士団に入ろうとするのに反対なの。お父様のいうとおりお前は、どこか王家の家の子供と結婚しろって。別にそんなの私の自由じゃない……!」
「うへぇ、本当にいるんだなそういうやつ。お前も大変なんだな。普段からピリピリしてる理由が分かったぜ」
「それは大体あなたのせいだから。そういえば今回私も参加するから剣技大会」
「え、騎士団の代表ってサーズじゃないの?騎士団の人ってそんな参加すんの?」
「いえ、騎士団は代表一人のみよ。でも私はまだ見習いだから。今回の大会で結果を残して騎士団のみんなや、お父様に認めさせるんだから」
「ふーん、まぁ当たったらよろしくな」
「まぁあなたがそれなりに腕が立つことは認めるけど、私に勝つなんて夢のまた夢ね」
全く……俺が何度助けてやったか……
「じゃあ私は剣の訓練に行くから、分からないことがあったらあなたがこっちに来なさい」
そういうと、ルーイは部屋を出ていく。どうやらいつものルーイに戻ったようだ。あの方が彼女らしい。
俺も、大会は明日から始まるのでしっかりと英気を養っておかなければ。
0
あなたにおすすめの小説
第2の人生は、『男』が希少種の世界で
赤金武蔵
ファンタジー
日本の高校生、久我一颯(くがいぶき)は、気が付くと見知らぬ土地で、女山賊たちから貞操を奪われる危機に直面していた。
あと一歩で襲われかけた、その時。白銀の鎧を纏った女騎士・ミューレンに救われる。
ミューレンの話から、この世界は地球ではなく、別の世界だということを知る。
しかも──『男』という存在が、超希少な世界だった。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
修学旅行のはずが突然異世界に!?
中澤 亮
ファンタジー
高校2年生の才偽琉海(さいぎ るい)は修学旅行のため、学友たちと飛行機に乗っていた。
しかし、その飛行機は不運にも機体を損傷するほどの事故に巻き込まれてしまう。
修学旅行中の高校生たちを乗せた飛行機がとある海域で行方不明に!?
乗客たちはどこへ行ったのか?
主人公は森の中で一人の精霊と出会う。
主人公と精霊のエアリスが織りなす異世界譚。
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める
自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。
その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。
異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。
定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる