13 / 21
「人殺シ図鑑抜粋」Ⅳ
しおりを挟む暗殺者達のコト
11》
「珈カイン音+亞アベル鐘」
‥† 過激表現含む †‥
幼い時から一緒だった
ボクたちは性別が違うぐらいの
とても似た兄弟だった
学校にゆける精神の強さを
亞鐘(アベル)は持たずに生まれ
珈音(カイン)は自らの翼をへし折った
泣きじゃくりながらへし折った
(CaiN+AbeLツヅク)
< 16/ 132 >
12》
「珈カイン音+亞アベル鐘」
‥† 過激表現含む †‥
母親があまやかした
訳でも
父親が疎ましがった
訳でも
無く
生まれて間もなく
発熱した為である
(CaiN+AbeLツヅク)
< 17/ 132 >
13》
「珈カイン音+亞アベル鐘」
‥† 過激表現含む †‥
言葉が疎いのは
聴覚異常の可能性が強く
本来の目的伝達が
ほぼ旨くゆかず
フラストレーション
を引きずり
神経症的なのだ
(CaiN+AbeLツヅク)
< 18/ 132 >
14》
「珈カイン音+亞アベル鐘」
‥† 過激表現含む †‥
珈音(カイン)は亞鐘(アベル)が嫌いではない
物怖じの無い年に合わない言動や
失敗にへこたれない
図々しさと無責任さ
此方は立場が無い
だから
珈音(カイン)は亞鐘(アベル)が嫌いだ
(CaiN+AbeLツヅク)
< 19/ 132 >
15》
「珈カイン音+亞アベル鐘」
‥† 過激表現含む †‥
目が良くない
珈音(カイン)と亞鐘(アベル)もだ
見え無い視野がある
のが亞鐘(アベル)で
モノが歪んで見える
のが珈音(カイン)だ
二人共、視界が他人と違う
(CaiN+AbeLツヅク)
< 20/ 132 >
16》
「珈カイン音+亞アベル鐘」
‥† 過激表現含む †‥
珈音(カイン)は
人格が一つしか無い
なのに
別の人に見える
時がある理由
忘れてしまうのか
聞こえる何かを吐き出してるダケ
(CaiN+AbeLツヅク)
< 21/ 132 >
17》
「珈カイン音+亞アベル鐘」
‥† 過激表現含む †‥
記憶を失う
珈音(カイン)は
判らなくなる
亞鐘(アベル)の事
珈音(カイン)のコト
違ウ
生き物に変わって
(CaiN+AbeLツヅク)
< 22/ 132 >
18》
「珈カイン音+亞アベル鐘」
‥† 過激表現含む †‥
何かしたい
何ができる
私が
アナタに
出来る事
アナタの慟哭を
減らしたい
(CaiN+AbeLツヅク)
< 23/ 132 >
19》
「珈カイン音+亞アベル鐘」
‥† 過激表現含む †‥
「他人に出来る事は」
「何も無いよ」
「自分の事だから」
「ありがとう」
「気持ちが嬉しいよ」
「心配してくれたんだ」
「努力するよ」
(CaiN+AbeLツヅク)
< 24/ 132 >
20》
「珈カイン音+亞アベル鐘」
‥† 過激表現含む †‥
二人で
書斎で
一緒に
毎日
お互いが
本を読んでるのを
見てる
(CaiN+AbeLヲワリ)
< 25/ 132 >
了
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
私のドレスを奪った異母妹に、もう大事なものは奪わせない
文野多咲
恋愛
優月(ゆづき)が自宅屋敷に帰ると、異母妹が優月のウェディングドレスを試着していた。その日縫い上がったばかりで、優月もまだ袖を通していなかった。
使用人たちが「まるで、異母妹のためにあつらえたドレスのよう」と褒め称えており、優月の婚約者まで「異母妹の方が似合う」と褒めている。
優月が異母妹に「どうして勝手に着たの?」と訊けば「ちょっと着てみただけよ」と言う。
婚約者は「異母妹なんだから、ちょっとくらいいじゃないか」と言う。
「ちょっとじゃないわ。私はドレスを盗られたも同じよ!」と言えば、父の後妻は「悪気があったわけじゃないのに、心が狭い」と優月の頬をぶった。
優月は父親に婚約解消を願い出た。婚約者は父親が決めた相手で、優月にはもう彼を信頼できない。
父親に事情を説明すると、「大げさだなあ」と取り合わず、「優月は異母妹に嫉妬しているだけだ、婚約者には異母妹を褒めないように言っておく」と言われる。
嫉妬じゃないのに、どうしてわかってくれないの?
優月は父親をも信頼できなくなる。
婚約者は優月を手に入れるために、優月を襲おうとした。絶体絶命の優月の前に現れたのは、叔父だった。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
