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第六章 秘伝と知己の集い
332 やられるのはどちらか
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強盗達は、ナイフを振り回しながら離れの部屋に程近い一室に人質をとって立て籠もったらしい。
武雄の案内で、そこへ高耶は向かう。その後ろにゾロゾロとついて来ている者もいるが、気にしない。
その途中、清晶が合流する。
《やつら『何でこんなに人がいるんだ』って仲間内で言い争ってたよ。なんか『廃業したんじゃなかったのか』って言ってたし、人が居ないと思って来たみたい》
「なるほど……それで来てみたら、人が居て驚いたと……なら、なんでこんな奥まで入り込んで来たんだ?」
人が居ない場所を求めて来たのなら、わざわざ入り込む必要はなかったはずだ。
その答えも、清晶はきちんと調べてあった。
《あいつら、ここに何か隠してるみたいだ。何人か、女将が知ってる人だったらしい。ここ半年くらいは来てなかったって聞いたけど》
「客として来て、何かを隠した?」
《うん。決まって、離れに泊まってたらしいから、そっち、何か怪しいのがないか楽師のおっさん達に調べてもらってる》
「……なるほど……それで? 人質は誰だ?」
「え? 高耶?」
唐突に高耶は緊張感を切る。普通に歩き出したため、武雄が慌てて振り返る。
「いや。慌てる必要なさそうだから」
「え? いやっ、だって、人質……」
人質に何かあったらと、心配するのは当然だが、高耶には問題ないと確信があった。
「清晶」
《うん。綺翔だよ。あと、藤から手伝いのためにって寄越された柊と松》
「なら問題……」
「綺翔さん!? 今、綺翔さんって言った!? 人質!? 人質になってんの!? うおぉぉぉっ、どこのどいつだぁぁぁっ!」
「待て俊哉」
俊哉が突撃しそうになるのを、高耶は慌てずに肩を掴んで引き止める。
「そんなっ! だって綺翔さんが怪我したらどうすんだ!!」
そこで、部屋が見えた。廊下の端の方や部屋の中から覗き込むようにしている同級生や仲居達。さすがに危険だと思ったのだろう。お陰でその先がよく見える。
「いや、どう考えても、怪我するのはあっちだ。誰の式だと思ってる」
「いやいやっ、けどさあっ! 綺翔さんだって女のっ」
その時、扉が吹っ飛んだ。
バキッ!
ドゴッ
男が二人、扉と共に吹っ飛び、転がり出て来て、逆さになりながら反対側の壁に打ち付けられて動かなくなった。
「派手にやっなあ……扉くらいなら良いが」
「いやいやいやっ! すっごいぶっ飛んで来たよ!?」
武雄が目を丸くする。驚きすぎて声がかなり大きい。
「おぉぉぉ! これ綺翔さん!? あ、いや、柊の姉ちゃんか!」
「俊哉……良く分かったな……」
なぜか分かるらしく、俊哉は目を輝かせていた。
「ここまで派手なの見て、落ち着いてる高耶もすげえよな……」
「うん。普通はちょっと逃げたりする……槇は?」
「俺も……ちょい下がって構えたりする……」
満、嶺、槇が三人で警戒するように固まってコソコソ話す。
高耶は落ち着いて飛ばされて来た男達を確認する。小さく呻いたので、大丈夫そうだと判断した。
ガタガタッ
バキバキッ
その音が部屋の中から聞こえ、次いで聞こえて来たのは悲鳴だ。
「ひぃぃぃっ!」
「た、たすけてっ、たすけてくれっ!」
「うわぁぁぁぁっ」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいっ!」
聞こえてくる声は全員、男のものばかり。だから、次第に周りの緊張感も消えていく。
高耶はもう、腕を組んで待つ姿勢だ。
「ちょっ、高耶……本当に大丈夫なの?」
武雄が、捕まっているのが高耶の式、知り合いというのは分かっているため、心配じゃないのかと不安げな顔をする。
だが、高耶は変わらない。
「問題ない……ってことはないか……部屋がめちゃくちゃだろうな……」
「っ、部屋は良いんだってっ。だから、女の子がっ」
「泣き喚いてんの、男だけだろ?」
「……気のせいじゃなければ……」
「だろ? ただなあ……」
「な、なに?」
本当にこんなに悠長にしていていいのかと、周りはそっちが気になり出している。武雄の様子から、人質になったのが高耶の関係者であると察した者は多く、高耶がどうするのかと見守る姿勢だ。
だから、この言葉もよく聞こえた。
「あいつら、土下座させるまで、やめねえ気がする」
「「「「「……へ?」」」」」
周囲を混乱させながらも、高耶はふと、転がっている男達を見た。
そして、その胸元から転がり出て来た物を見て目を見開いた。
「っ……は? なんで……っ」
「高耶? どうしたんだ?」
落ち着いたらしい俊哉が、高耶が慌てたようにかがみ込み、何かを手にするのを気にして覗き込む。
「ん~……ん? なんか古い首飾り?」
勾玉がいくつもつけられ、鏡のような丸い磨かれたものがついている古い首飾り。
「なんか、博物館とかにありそうだなあ」
「ああ……ここにあって良いものじゃない……っ」
高耶はギリっと奥歯をキツく噛む。
「高耶……っ」
滲み出た怒気を感じた俊哉は、一歩下がった。
そこに、離れに続く廊下から、伊調が清晶と共に駆けてくる。
「御当主! 彼らは神具や仏具を盗む賊です! 隠し場所を発見しました!」
「……へえ……」
「「「「「っ!!」」」」」
高耶が立ち上がると、怒気が一気に広がった。それを真正面から受けたひっくり返っていた二人の男達は、体をビクリと震わせて目を開けた。
目覚めなければ良かったと後悔するとは思わずに。
**********
読んでくださりありがとうございます◎
武雄の案内で、そこへ高耶は向かう。その後ろにゾロゾロとついて来ている者もいるが、気にしない。
その途中、清晶が合流する。
《やつら『何でこんなに人がいるんだ』って仲間内で言い争ってたよ。なんか『廃業したんじゃなかったのか』って言ってたし、人が居ないと思って来たみたい》
「なるほど……それで来てみたら、人が居て驚いたと……なら、なんでこんな奥まで入り込んで来たんだ?」
人が居ない場所を求めて来たのなら、わざわざ入り込む必要はなかったはずだ。
その答えも、清晶はきちんと調べてあった。
《あいつら、ここに何か隠してるみたいだ。何人か、女将が知ってる人だったらしい。ここ半年くらいは来てなかったって聞いたけど》
「客として来て、何かを隠した?」
《うん。決まって、離れに泊まってたらしいから、そっち、何か怪しいのがないか楽師のおっさん達に調べてもらってる》
「……なるほど……それで? 人質は誰だ?」
「え? 高耶?」
唐突に高耶は緊張感を切る。普通に歩き出したため、武雄が慌てて振り返る。
「いや。慌てる必要なさそうだから」
「え? いやっ、だって、人質……」
人質に何かあったらと、心配するのは当然だが、高耶には問題ないと確信があった。
「清晶」
《うん。綺翔だよ。あと、藤から手伝いのためにって寄越された柊と松》
「なら問題……」
「綺翔さん!? 今、綺翔さんって言った!? 人質!? 人質になってんの!? うおぉぉぉっ、どこのどいつだぁぁぁっ!」
「待て俊哉」
俊哉が突撃しそうになるのを、高耶は慌てずに肩を掴んで引き止める。
「そんなっ! だって綺翔さんが怪我したらどうすんだ!!」
そこで、部屋が見えた。廊下の端の方や部屋の中から覗き込むようにしている同級生や仲居達。さすがに危険だと思ったのだろう。お陰でその先がよく見える。
「いや、どう考えても、怪我するのはあっちだ。誰の式だと思ってる」
「いやいやっ、けどさあっ! 綺翔さんだって女のっ」
その時、扉が吹っ飛んだ。
バキッ!
ドゴッ
男が二人、扉と共に吹っ飛び、転がり出て来て、逆さになりながら反対側の壁に打ち付けられて動かなくなった。
「派手にやっなあ……扉くらいなら良いが」
「いやいやいやっ! すっごいぶっ飛んで来たよ!?」
武雄が目を丸くする。驚きすぎて声がかなり大きい。
「おぉぉぉ! これ綺翔さん!? あ、いや、柊の姉ちゃんか!」
「俊哉……良く分かったな……」
なぜか分かるらしく、俊哉は目を輝かせていた。
「ここまで派手なの見て、落ち着いてる高耶もすげえよな……」
「うん。普通はちょっと逃げたりする……槇は?」
「俺も……ちょい下がって構えたりする……」
満、嶺、槇が三人で警戒するように固まってコソコソ話す。
高耶は落ち着いて飛ばされて来た男達を確認する。小さく呻いたので、大丈夫そうだと判断した。
ガタガタッ
バキバキッ
その音が部屋の中から聞こえ、次いで聞こえて来たのは悲鳴だ。
「ひぃぃぃっ!」
「た、たすけてっ、たすけてくれっ!」
「うわぁぁぁぁっ」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいっ!」
聞こえてくる声は全員、男のものばかり。だから、次第に周りの緊張感も消えていく。
高耶はもう、腕を組んで待つ姿勢だ。
「ちょっ、高耶……本当に大丈夫なの?」
武雄が、捕まっているのが高耶の式、知り合いというのは分かっているため、心配じゃないのかと不安げな顔をする。
だが、高耶は変わらない。
「問題ない……ってことはないか……部屋がめちゃくちゃだろうな……」
「っ、部屋は良いんだってっ。だから、女の子がっ」
「泣き喚いてんの、男だけだろ?」
「……気のせいじゃなければ……」
「だろ? ただなあ……」
「な、なに?」
本当にこんなに悠長にしていていいのかと、周りはそっちが気になり出している。武雄の様子から、人質になったのが高耶の関係者であると察した者は多く、高耶がどうするのかと見守る姿勢だ。
だから、この言葉もよく聞こえた。
「あいつら、土下座させるまで、やめねえ気がする」
「「「「「……へ?」」」」」
周囲を混乱させながらも、高耶はふと、転がっている男達を見た。
そして、その胸元から転がり出て来た物を見て目を見開いた。
「っ……は? なんで……っ」
「高耶? どうしたんだ?」
落ち着いたらしい俊哉が、高耶が慌てたようにかがみ込み、何かを手にするのを気にして覗き込む。
「ん~……ん? なんか古い首飾り?」
勾玉がいくつもつけられ、鏡のような丸い磨かれたものがついている古い首飾り。
「なんか、博物館とかにありそうだなあ」
「ああ……ここにあって良いものじゃない……っ」
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滲み出た怒気を感じた俊哉は、一歩下がった。
そこに、離れに続く廊下から、伊調が清晶と共に駆けてくる。
「御当主! 彼らは神具や仏具を盗む賊です! 隠し場所を発見しました!」
「……へえ……」
「「「「「っ!!」」」」」
高耶が立ち上がると、怒気が一気に広がった。それを真正面から受けたひっくり返っていた二人の男達は、体をビクリと震わせて目を開けた。
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