12 / 463
第一章 秘伝のお仕事
012 こき使われています
しおりを挟む
この二週間は怒涛のように過ぎた。
その間に突然、首領会議が開かれ、鬼渡家の対策が話し合われた。
困ったのは、改めて知った封印の多さだ。大した相手でもないのに、自身の力を誇示するため、わざわざ封印術を施したらしいものが、笑えない量確認された。
「私の所の一族もかなりの量だとは思ったけれど……これは凄いね」
「……」
陰陽師の代表。首領は高耶と源龍を含めた九人。その一番の代表となるのが、かの有名な安倍家。その安倍家が一番多いかもしれないと思っていたのだが、調伏例の方が多く、それほど大した量ではなかった。
とはいえ、力が落ちてきている現状。榊家とそう変わらない封印件数が確認されていた。
問題だったのは、首領の一族ではなく、寧ろポッと出のあまり注視されていない者達だった。
「下まで統制など取れぬでの。予想はしとりましたが……この中で唯一数えるほどしか封印をしておらんのが秘伝とは……さすがは充雪殿や」
《はははっ。封印したとしても、必ず討ち取っておったからなぁ》
秘伝家は腐っても陰陽道を修めた一族。封印術が出来ないわけではない。けれど、一族の矜持としては『何が何でも最後は倒す』だ。
秘伝家にとって封印術は、一時休戦のための手段でしかない。休戦期間が長く、次の代に移ったとしてもやり遂げる。それが秘伝家だ。簡単にいえば脳筋の一族ということになる。
「『脳筋』が褒め言葉になるのも頷けるわなぁ」
《そうだろう、そうだろう。わははははっ》
「……」
脳筋なのは充雪だけだと不満顔の高耶には、源龍以外気付かないらしい。そっと肩に手を添えてくれる源龍の優しさが沁みる。
「早急に確認作業に移りまひょ。充雪殿、ご協力頼みますぇ。ひと月以内に完了を目指しますよって」
《おうっ、任しとけっ》
「ほほっ。高坊にも活躍してもらうでのぉ」
「はい……」
そうして、首領という化けタヌキやキツネ達の指示により始まったのが、封印が必要ない小物の処分と、鬼の選別だ。
この処分には大いに高耶が活躍した。というか、時間が空いたらとにかくよろしくということで、高耶の方に日本中の封印場所のリストが届けられた。
「なんで俺だけ……」
《本家の奴らじゃ力不足な所があるからな。ヤレんのは首領の奴らだけだ。まぁ、流石に鬼は簡単には無理だろうがな》
「あっち側に送り返すぐらいしろよ……」
《そりゃ、ダメだな。封印されてた奴らは、相当恨みつらみが募ってやがるから、素直に帰りやがらねぇよ。諦めろ。これも修行だ》
「クソっ」
お陰で二週間後。旅行中にも近場を回って妖退治をしなくてはならなくなった。
◆ ◆ ◆
山というのは、霊的な力が溜まりやすい。そんな場所の力も借りながら、強力なものを封印するというのが、ひと昔前には多く見られたらしい。
現代では、多くの山が切り崩され、力が分散されてしまったり、逆におかしな力場が出来上がり、封印には不向きな負の力が溢れていたりするようになった。
古くから旅館がある場所というのは、あまり開発の手が及ばないことが多い。その甲斐あって、古き良き時代の面影、気配が残っている。それは、裏返せば鬼が封印されやすい場所ともいえた。
高耶が家族旅行で訪れたのは、そんな嫌な予感のする場所だった。
「結構な山の中だな……」
趣きのある旅館を見上げてテンションを上げていく家族とは別に、高耶は冷静にこの場の分析をし始めていた。
《あの山……神もいそうだが、異様な気配もある。多分だが……あれが鬼だな》
(これは封印が解けかけてないか?)
《恐らく、あの山の神が保たせてくれていたのだろう。実に中途半端な封印術の気配だ》
充雪の見解に頷きながら、高耶は山へと意識を向ける。鬼の気配というものを知ることができた。
(今日から四日もあるんだ。確認してくるか)
《オレが見てくる。お前は、たまには家族サービスをしろ》
(……気がきくじゃないか……)
最近、充雪は機嫌がすこぶる良い。結果は聞かなかったが、どうやら霊界での大会では優勝ができたのだろう。その影響のようだ。充雪にとっては、出たからには優勝は当たり前。欲しかったのは優勝商品らしい。
その優勝賞品は特別な霊薬らしく、まだ手元に来ていないのか、自慢には来ない。だが、いつ使おうかと、時間が空けばブツブツ思案しているのをよく目撃していた。かなり気味の悪い笑みを浮かべている充雪は近付きたくないものだ。
その霊薬は盗み聞いた限り、肉体を無くした霊体が飲めば、丸一日、肉体を取り戻した状態になるものらしい。ただし、霊力といった死後得た能力は、その間使えなくなる。そして、生者を傷付けることもできないものだという。使い所を迷うのは当然だなと納得していた。
《そんじゃ、家族サービス頑張れよ》
充雪が山に向かって飛んでいくのを見送ると、義父に呼ばれた。
「お~い、高耶君。夕食はあっちのホテルでだから、急ぐよ」
「あ、はい」
もう一度山へ目を向けながら、高耶は家族と合流していった。
**********
読んでくださりありがとうございます◎
その間に突然、首領会議が開かれ、鬼渡家の対策が話し合われた。
困ったのは、改めて知った封印の多さだ。大した相手でもないのに、自身の力を誇示するため、わざわざ封印術を施したらしいものが、笑えない量確認された。
「私の所の一族もかなりの量だとは思ったけれど……これは凄いね」
「……」
陰陽師の代表。首領は高耶と源龍を含めた九人。その一番の代表となるのが、かの有名な安倍家。その安倍家が一番多いかもしれないと思っていたのだが、調伏例の方が多く、それほど大した量ではなかった。
とはいえ、力が落ちてきている現状。榊家とそう変わらない封印件数が確認されていた。
問題だったのは、首領の一族ではなく、寧ろポッと出のあまり注視されていない者達だった。
「下まで統制など取れぬでの。予想はしとりましたが……この中で唯一数えるほどしか封印をしておらんのが秘伝とは……さすがは充雪殿や」
《はははっ。封印したとしても、必ず討ち取っておったからなぁ》
秘伝家は腐っても陰陽道を修めた一族。封印術が出来ないわけではない。けれど、一族の矜持としては『何が何でも最後は倒す』だ。
秘伝家にとって封印術は、一時休戦のための手段でしかない。休戦期間が長く、次の代に移ったとしてもやり遂げる。それが秘伝家だ。簡単にいえば脳筋の一族ということになる。
「『脳筋』が褒め言葉になるのも頷けるわなぁ」
《そうだろう、そうだろう。わははははっ》
「……」
脳筋なのは充雪だけだと不満顔の高耶には、源龍以外気付かないらしい。そっと肩に手を添えてくれる源龍の優しさが沁みる。
「早急に確認作業に移りまひょ。充雪殿、ご協力頼みますぇ。ひと月以内に完了を目指しますよって」
《おうっ、任しとけっ》
「ほほっ。高坊にも活躍してもらうでのぉ」
「はい……」
そうして、首領という化けタヌキやキツネ達の指示により始まったのが、封印が必要ない小物の処分と、鬼の選別だ。
この処分には大いに高耶が活躍した。というか、時間が空いたらとにかくよろしくということで、高耶の方に日本中の封印場所のリストが届けられた。
「なんで俺だけ……」
《本家の奴らじゃ力不足な所があるからな。ヤレんのは首領の奴らだけだ。まぁ、流石に鬼は簡単には無理だろうがな》
「あっち側に送り返すぐらいしろよ……」
《そりゃ、ダメだな。封印されてた奴らは、相当恨みつらみが募ってやがるから、素直に帰りやがらねぇよ。諦めろ。これも修行だ》
「クソっ」
お陰で二週間後。旅行中にも近場を回って妖退治をしなくてはならなくなった。
◆ ◆ ◆
山というのは、霊的な力が溜まりやすい。そんな場所の力も借りながら、強力なものを封印するというのが、ひと昔前には多く見られたらしい。
現代では、多くの山が切り崩され、力が分散されてしまったり、逆におかしな力場が出来上がり、封印には不向きな負の力が溢れていたりするようになった。
古くから旅館がある場所というのは、あまり開発の手が及ばないことが多い。その甲斐あって、古き良き時代の面影、気配が残っている。それは、裏返せば鬼が封印されやすい場所ともいえた。
高耶が家族旅行で訪れたのは、そんな嫌な予感のする場所だった。
「結構な山の中だな……」
趣きのある旅館を見上げてテンションを上げていく家族とは別に、高耶は冷静にこの場の分析をし始めていた。
《あの山……神もいそうだが、異様な気配もある。多分だが……あれが鬼だな》
(これは封印が解けかけてないか?)
《恐らく、あの山の神が保たせてくれていたのだろう。実に中途半端な封印術の気配だ》
充雪の見解に頷きながら、高耶は山へと意識を向ける。鬼の気配というものを知ることができた。
(今日から四日もあるんだ。確認してくるか)
《オレが見てくる。お前は、たまには家族サービスをしろ》
(……気がきくじゃないか……)
最近、充雪は機嫌がすこぶる良い。結果は聞かなかったが、どうやら霊界での大会では優勝ができたのだろう。その影響のようだ。充雪にとっては、出たからには優勝は当たり前。欲しかったのは優勝商品らしい。
その優勝賞品は特別な霊薬らしく、まだ手元に来ていないのか、自慢には来ない。だが、いつ使おうかと、時間が空けばブツブツ思案しているのをよく目撃していた。かなり気味の悪い笑みを浮かべている充雪は近付きたくないものだ。
その霊薬は盗み聞いた限り、肉体を無くした霊体が飲めば、丸一日、肉体を取り戻した状態になるものらしい。ただし、霊力といった死後得た能力は、その間使えなくなる。そして、生者を傷付けることもできないものだという。使い所を迷うのは当然だなと納得していた。
《そんじゃ、家族サービス頑張れよ》
充雪が山に向かって飛んでいくのを見送ると、義父に呼ばれた。
「お~い、高耶君。夕食はあっちのホテルでだから、急ぐよ」
「あ、はい」
もう一度山へ目を向けながら、高耶は家族と合流していった。
**********
読んでくださりありがとうございます◎
241
あなたにおすすめの小説
母は何処? 父はだぁれ?
穂村満月
ファンタジー
うちは、父3人母2人妹1人の7人家族だ。
産みの母は誰だかわかるが、実父は誰だかわからない。
妹も、実妹なのか不明だ。
そんなよくわからない家族の中で暮らしていたが、ある日突然、実母がいなくなってしまった。
父たちに聞いても、母のことを教えてはくれない。
母は、どこへ行ってしまったんだろう!
というところからスタートする、
さて、実父は誰でしょう? というクイズ小説です。
変な家族に揉まれて、主人公が成長する物語でもなく、
家族とのふれあいを描くヒューマンドラマでもありません。
意味のわからない展開から、誰の子なのか想像してもらえたらいいなぁ、と思っております。
前作「死んでないのに異世界転生? 三重苦だけど頑張ります」の完結記念ssの「誰の子産むの?」のアンサーストーリーになります。
もう伏線は回収しきっているので、変なことは起きても謎は何もありません。
単体でも楽しめるように書けたらいいな、と思っておりますが、前作の設定とキャラクターが意味不明すぎて、説明するのが難しすぎました。嫁の夫をお父さんお母さん呼びするのを諦めたり、いろんな変更を行っております。設定全ては持ってこれないことを先にお詫びします。
また、先にこちらを読むと、1話目から前作のネタバレが大量に飛び出すことも、お詫び致します。
「小説家になろう」で連載していたものです。
救世の結界師マールちゃん~無能だと廃棄されましたが、敵国で傭兵のおっさん達に餌付けされてるので、今さら必要と言われても戻りません~
ぽんぽこ@3/28新作発売!!
ファンタジー
「ウチの子、可愛いうえに最強すぎるんだが――!?」
魔の森の隣、辺境伯家。 そこで八歳のメイド・マールは、食事も与えられず“要らない人間”として扱われていた。
――そしてある日ついに、毒と魔獣の禁忌領域《魔の森》へ捨てられてしまう。
「ここ……どこ?」
現れた魔獣に襲われかけたその瞬間。
救いに現れたのは――敵国の”イケオジ”傭兵隊だった。
「ほら、食え」
「……いいの?」
焚き火のそばで差し出された“温かいお粥”は、マールに初めての「安心」と「ごはん」を教えてくれた。
行き場を失った幼女は、強面のおじさん傭兵たちに餌付けされ、守られ、少しずつ笑えるようになる―― そんなシナリオだったはずなのに。
旅の途中、マールは無意識に結界を張り、猛毒の果実を「安全な食べ物」に変えてしまう。
「これもおいしいよ、おじさん!食べて食べて!」
「ウチの子は天才か!?」
ただ食べたいだけ。 だけどその力は、国境も常識もくつがえす。
これは、捨てられた欠食幼女が、敵国でお腹いっぱい幸せになりながら、秘められた力で世界を巻き込んでいく物語。
※若干の百合風味を含みます。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
玲子さんは自重しない~これもある種の異世界転生~
やみのよからす
ファンタジー
病院で病死したはずの月島玲子二十五歳大学研究職。目を覚ますと、そこに広がるは広大な森林原野、後ろに控えるは赤いドラゴン(ニヤニヤ)、そんな自分は十歳の体に(材料が足りませんでした?!)。
時は、自分が死んでからなんと三千万年。舞台は太陽系から離れて二百二十五光年の一惑星。新しく作られた超科学なミラクルボディーに生前の記憶を再生され、地球で言うところの中世後半くらいの王国で生きていくことになりました。
べつに、言ってはいけないこと、やってはいけないことは決まっていません。ドラゴンからは、好きに生きて良いよとお墨付き。実現するのは、はたは理想の社会かデストピアか?。
月島玲子、自重はしません!。…とは思いつつ、小市民な私では、そんな世界でも暮らしていく内に周囲にいろいろ絆されていくわけで。スーパー玲子の明日はどっちだ?
カクヨムにて一週間ほど先行投稿しています。
書き溜めは100話越えてます…
異世界で神の元カノのゴミ屋敷を片付けたら世界の秘密が出てきました
小豆缶
ファンタジー
父の遺したゴミ屋敷を片付けていたはずが、気づけば異世界に転移していた私・飛鳥。
しかも、神の元カノと顔がそっくりという理由で、いきなり死刑寸前!?
助けてくれた太陽神ソラリクスから頼まれた仕事は、
「500年前に別れた元恋人のゴミ屋敷を片付けてほしい」というとんでもない依頼だった。
幽霊になった元神、罠だらけの屋敷、歪んだ世界のシステム。
ポンコツだけど諦めの悪い主人公が、ゴミ屋敷を片付けながら異世界の謎を暴いていく!
ほのぼのお仕事×異世界コメディ×世界の秘密解明ファンタジー
巻き込まれ召喚・途中下車~幼女神の加護でチート?
サクラ近衛将監
ファンタジー
商社勤務の社会人一年生リューマが、偶然、勇者候補のヤンキーな連中の近くに居たことから、一緒に巻き込まれて異世界へ強制的に召喚された。万が一そのまま召喚されれば勇者候補ではないために何の力も与えられず悲惨な結末を迎える恐れが多分にあったのだが、その召喚に気づいた被召喚側世界(地球)の神様と召喚側世界(異世界)の神様である幼女神のお陰で助けられて、一旦狭間の世界に留め置かれ、改めて幼女神の加護等を貰ってから、異世界ではあるものの召喚場所とは異なる場所に無事に転移を果たすことができた。リューマは、幼女神の加護と付与された能力のおかげでチートな成長が促され、紆余曲折はありながらも異世界生活を満喫するために生きて行くことになる。
*この作品は「カクヨム」様にも投稿しています。
**週1(土曜日午後9時)の投稿を予定しています。**
我が家に子犬がやって来た!
もも野はち助
ファンタジー
【あらすじ】ラテール伯爵家の令嬢フィリアナは、仕事で帰宅できない父の状況に不満を抱きながら、自身の6歳の誕生日を迎えていた。すると、遅くに帰宅した父が白黒でフワフワな毛をした足の太い子犬を連れ帰る。子犬の飼い主はある高貴な人物らしいが、訳あってラテール家で面倒を見る事になったそうだ。その子犬を自身の誕生日プレゼントだと勘違いしたフィリアナは、兄ロアルドと取り合いながら、可愛がり始める。子犬はすでに名前が決まっており『アルス』といった。
アルスは当初かなり周囲の人間を警戒していたのだが、フィリアナとロアルドが甲斐甲斐しく世話をする事で、すぐに二人と打ち解ける。
だがそんな子犬のアルスには、ある重大な秘密があって……。
この話は、子犬と戯れながら巻き込まれ成長をしていく兄妹の物語。
※全102話で完結済。
★『小説家になろう』でも読めます★
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる