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15th ステージ
161 見えた!? ここな!
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石像はホールを飛び回り、特攻をかけてくる。一瞬間でも判断を誤れば、その勢いのまま串刺しにされるだろう。しかし、レベルも高いリンディエール達三人にとっては、冷静に対処すれば問題はなかった。
闘いの中でも成長するため、二十分もすれば会話も出来るくらい余裕になる。
「あ~、ここもダメかあ……」
「リン! さっきから何をやってるんだっ」
「いくらリンでも、素手では砕けない」
リンディエールは、先ほどから石像の懐に入っては、拳で胴体を殴りつけているのだ。砕かなくては、中にある動力となっている魔石が取り外せないため、ヒストリアやエリクイールにとっても、結構な重労働になっていた。
因みに、ヒストリアは大槌で砕き、エリクイールは剣で細かく細断している。
そして、リンディエールは、何度か殴りつけた後、魔法の光線でバラバラにしていた。
「もうちょい待ってや。あと……可能性があるのは……」
そう呟きながら、上空を飛んでいる石像達を見上げる。今度は鞭を取り出し、それを飛んでいる石像の首に巻き、何の感慨もなくあっさり飛び上がる。着地したのは、飛んでいた石像の背中。
「「っ、リン!?」」
ヒストリアとエリクイールが大きな声を上げて、リンディエールの姿を目で追う。
それに応えることなく、リンディエールは平然と石像の背中に乗っていた。
重さを感じないのか、石像はしばらく自分の背に敵であるリンディエールが乗っていることに気付かなかった。
キョロキョロと周りを見回すような様子を見せる石像に、バレる前にとリンディエールは翼の生える肩甲骨と肩甲骨の真ん中をじっと見つめる。そして、ニヤリと笑む。
「見つけた! ここや!!」
《!!》
一点に狙いをつけて、そこに拳を叩き込んだ。
「「は?」」
適当に石像をあしらいながら、成り行きを見守っていたヒストリアとエリクイールは、ポカンと口を開けて動きを止めた。そこにリンディエールが、バラバラとあっけなく崩れ落ちてくる石像の残骸と魔石と共に降りて来た。
「間違いないわっ。ヒーちゃん、エリィちゃんっ。ツボは翼の付け根と付け根の真ん中! 背中のど真ん中や!」
「……何がだ?」
「……どういう……」
「え? ゴーレム系は、たいてい、一点だけ弱点あるねんで? 崩れてまうツボが」
ヒストリアとエリクイールは二人で顔を見合わせて『何言ってんだろうか、こいつは……』と目で会話していた。
「んん? しゃあないなあ。よお見といてや!」
「「……」」
コクンと二人は呆然としたまま頷いた。
「こう後ろに回り込んで!」
石像の周りを移動し、背中がこちらを向くように誘導する。
「そんで! ココな? ココ! ちょっ、振り返るなや! 見えた!? ここな!」
そこだと指をさす。
そして、そこを一発殴った。すると、ポコんと魔石が前から転がり出てきて、次いで、バラバラと石像が背中を中心に崩れ落ちた。
「「は?」」
「せやから、こうや! ココや! ホイっ。ポンっとな」
「「……」」
いとも簡単に、石像が次々に破壊されていく。一発殴るだけだ。
「……あれ、あんな攻略法……知ってたか?」
「……いいえ……」
「ホイっ。ハイッ。ヤー!」
「「……」」
先ほどまでの緊張感はどこに行ったのか。
その後、ヒストリアもエリクイールもその技を使い、石像を次々に倒していった。
**********
読んでくださりありがとうございます◎
闘いの中でも成長するため、二十分もすれば会話も出来るくらい余裕になる。
「あ~、ここもダメかあ……」
「リン! さっきから何をやってるんだっ」
「いくらリンでも、素手では砕けない」
リンディエールは、先ほどから石像の懐に入っては、拳で胴体を殴りつけているのだ。砕かなくては、中にある動力となっている魔石が取り外せないため、ヒストリアやエリクイールにとっても、結構な重労働になっていた。
因みに、ヒストリアは大槌で砕き、エリクイールは剣で細かく細断している。
そして、リンディエールは、何度か殴りつけた後、魔法の光線でバラバラにしていた。
「もうちょい待ってや。あと……可能性があるのは……」
そう呟きながら、上空を飛んでいる石像達を見上げる。今度は鞭を取り出し、それを飛んでいる石像の首に巻き、何の感慨もなくあっさり飛び上がる。着地したのは、飛んでいた石像の背中。
「「っ、リン!?」」
ヒストリアとエリクイールが大きな声を上げて、リンディエールの姿を目で追う。
それに応えることなく、リンディエールは平然と石像の背中に乗っていた。
重さを感じないのか、石像はしばらく自分の背に敵であるリンディエールが乗っていることに気付かなかった。
キョロキョロと周りを見回すような様子を見せる石像に、バレる前にとリンディエールは翼の生える肩甲骨と肩甲骨の真ん中をじっと見つめる。そして、ニヤリと笑む。
「見つけた! ここや!!」
《!!》
一点に狙いをつけて、そこに拳を叩き込んだ。
「「は?」」
適当に石像をあしらいながら、成り行きを見守っていたヒストリアとエリクイールは、ポカンと口を開けて動きを止めた。そこにリンディエールが、バラバラとあっけなく崩れ落ちてくる石像の残骸と魔石と共に降りて来た。
「間違いないわっ。ヒーちゃん、エリィちゃんっ。ツボは翼の付け根と付け根の真ん中! 背中のど真ん中や!」
「……何がだ?」
「……どういう……」
「え? ゴーレム系は、たいてい、一点だけ弱点あるねんで? 崩れてまうツボが」
ヒストリアとエリクイールは二人で顔を見合わせて『何言ってんだろうか、こいつは……』と目で会話していた。
「んん? しゃあないなあ。よお見といてや!」
「「……」」
コクンと二人は呆然としたまま頷いた。
「こう後ろに回り込んで!」
石像の周りを移動し、背中がこちらを向くように誘導する。
「そんで! ココな? ココ! ちょっ、振り返るなや! 見えた!? ここな!」
そこだと指をさす。
そして、そこを一発殴った。すると、ポコんと魔石が前から転がり出てきて、次いで、バラバラと石像が背中を中心に崩れ落ちた。
「「は?」」
「せやから、こうや! ココや! ホイっ。ポンっとな」
「「……」」
いとも簡単に、石像が次々に破壊されていく。一発殴るだけだ。
「……あれ、あんな攻略法……知ってたか?」
「……いいえ……」
「ホイっ。ハイッ。ヤー!」
「「……」」
先ほどまでの緊張感はどこに行ったのか。
その後、ヒストリアもエリクイールもその技を使い、石像を次々に倒していった。
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読んでくださりありがとうございます◎
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