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第十三章
595 逃げ遅れないようにね〜
準備は整った。
それぞれのグループで先頭で指揮を執るのはジンク達神子だった。大神殿を取り囲むのは六つのグループ。
ドワーフ、獣人、エルフの者達も入り乱れ、チーム分けが為されていた。
それぞれのリーダーは、ジンクと恋愛相談が得意な見た目可愛らしい男の子のユズ、かつての族長の娘である少し世間知らずなユミと面倒見の良いお姉さんなミナ、そのミナの弟のソラと強面だが根は優しいギン、硬派な姉さんなユリとお姫様のような清楚な見た目のハナ、高貴な令嬢のようなヒナと護身術を教えたりできる落ち着いた騎士のようなカイ、そして、タリスとルディエの二人ずつのメンバーだ。
「そろそろだよ」
「みたいだねえ。ああ、いらした」
そんなタリスの声に、気付いた者達が、揃ってタリスの見るソラに目を向けた。
「何あれ……すごい……」
「島? 空に浮く島って……」
「ゼスト様の浮遊城だよ」
「「「「「ふゆうじょう!」」」」」
「うん。遊べる、空に浮く城だってさ」
「「「「「すげぇ~」」」」」
コウヤのリクエストにより、遊園地などの遊ぶ施設が大量に組み込まれた空に浮かぶ城だった。タリスの説明で間違いない。
「な、なんか出てきた!」
その城から、大きな白い鳥が数十羽出てきて、こちらに向かってくる。それらが周りを取り囲んでいく。
「兄さんが言ってた結界だよ。鳥に見えるけど、翼しかない何かだ」
「うわ、本当だ……アレかな? コウヤちゃんの羽根ペンゴーレムみたいな」
「近いかも」
「は~、すごいなあ、コウヤちゃん……」
その鳥らしきものは、翼を広げた状態で空中に留まる。そして、何か淡い光を発すると、それが薄く広がり、連結していく。
「おおっ、結界だ……」
「結界ね……」
綺麗なドーム型のような結界が出来上がった。しかし、気になることがある。
「なあ……なんで、天辺開いたんだろ……」
「別に上から逃げたりしないからじゃない?」
「コウヤ君、節約好きだしね~」
「……」
「……」
ルディエとタリスはまさかと思っていた。そして、その答えは合っていた。
「あっ、城が入って来る!」
「そっか、あの天辺の穴はアレをハメるためか!」
「すごい! ピッタリ~」
「……」
「……」
それは、大神殿の真上だ。そう。真上なのだ。
「……なんか出そうだね……」
「出る気がする……」
恐らく、発射位置が固定された。
「ゼスト様のスゴイのか~……どんなだろ……」
「タイミングは間違えないと思うけど、徹底しておくべきかも。撤退の時の」
「そうだね! うん! よーし! みんな~、聞いて! いいかな? ゼスト様が最後に天罰をお与えになるからね! 撤退! って言ったら、撤退するんだよ!」
「具体的には、結界の端まで。全力で走るように」
「「「「「……え……」」」」」
「分かったね?」
「分かったよね?」
「「「「「……はい」」」」」
戦った後に、全力とか大丈夫かなと少し不安になるのは仕方がない。
同じ説明が各チームにされていた。
「逃げ遅れないようにね~」
「「「「「はい……」」」」」
不安そうだった。
**********
読んでくださりありがとうございます◎
また一週空きます!
よろしくお願いします!
それぞれのグループで先頭で指揮を執るのはジンク達神子だった。大神殿を取り囲むのは六つのグループ。
ドワーフ、獣人、エルフの者達も入り乱れ、チーム分けが為されていた。
それぞれのリーダーは、ジンクと恋愛相談が得意な見た目可愛らしい男の子のユズ、かつての族長の娘である少し世間知らずなユミと面倒見の良いお姉さんなミナ、そのミナの弟のソラと強面だが根は優しいギン、硬派な姉さんなユリとお姫様のような清楚な見た目のハナ、高貴な令嬢のようなヒナと護身術を教えたりできる落ち着いた騎士のようなカイ、そして、タリスとルディエの二人ずつのメンバーだ。
「そろそろだよ」
「みたいだねえ。ああ、いらした」
そんなタリスの声に、気付いた者達が、揃ってタリスの見るソラに目を向けた。
「何あれ……すごい……」
「島? 空に浮く島って……」
「ゼスト様の浮遊城だよ」
「「「「「ふゆうじょう!」」」」」
「うん。遊べる、空に浮く城だってさ」
「「「「「すげぇ~」」」」」
コウヤのリクエストにより、遊園地などの遊ぶ施設が大量に組み込まれた空に浮かぶ城だった。タリスの説明で間違いない。
「な、なんか出てきた!」
その城から、大きな白い鳥が数十羽出てきて、こちらに向かってくる。それらが周りを取り囲んでいく。
「兄さんが言ってた結界だよ。鳥に見えるけど、翼しかない何かだ」
「うわ、本当だ……アレかな? コウヤちゃんの羽根ペンゴーレムみたいな」
「近いかも」
「は~、すごいなあ、コウヤちゃん……」
その鳥らしきものは、翼を広げた状態で空中に留まる。そして、何か淡い光を発すると、それが薄く広がり、連結していく。
「おおっ、結界だ……」
「結界ね……」
綺麗なドーム型のような結界が出来上がった。しかし、気になることがある。
「なあ……なんで、天辺開いたんだろ……」
「別に上から逃げたりしないからじゃない?」
「コウヤ君、節約好きだしね~」
「……」
「……」
ルディエとタリスはまさかと思っていた。そして、その答えは合っていた。
「あっ、城が入って来る!」
「そっか、あの天辺の穴はアレをハメるためか!」
「すごい! ピッタリ~」
「……」
「……」
それは、大神殿の真上だ。そう。真上なのだ。
「……なんか出そうだね……」
「出る気がする……」
恐らく、発射位置が固定された。
「ゼスト様のスゴイのか~……どんなだろ……」
「タイミングは間違えないと思うけど、徹底しておくべきかも。撤退の時の」
「そうだね! うん! よーし! みんな~、聞いて! いいかな? ゼスト様が最後に天罰をお与えになるからね! 撤退! って言ったら、撤退するんだよ!」
「具体的には、結界の端まで。全力で走るように」
「「「「「……え……」」」」」
「分かったね?」
「分かったよね?」
「「「「「……はい」」」」」
戦った後に、全力とか大丈夫かなと少し不安になるのは仕方がない。
同じ説明が各チームにされていた。
「逃げ遅れないようにね~」
「「「「「はい……」」」」」
不安そうだった。
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読んでくださりありがとうございます◎
また一週空きます!
よろしくお願いします!
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