LovePost

chobio358

文字の大きさ
4 / 5

破壊文

しおりを挟む

スズのDMが、まだ頭に残っていた。

> 「最近、言葉が"あなた"じゃない。
> それ、どこで手に入れたの?」

返信しないまま眠って、返信しないまま朝が来た。返信しなかったのは、何を返しても「答え」になってしまうからだ。否定しても肯定しても、スズの中ではもう結論が出ている。私の返事は、結論の裏取りにしかならない。

それと、もうひとつ。
昨夜、委員長に送った文の返事を読んでしまった後の重さが、まだ胸の底に沈んでいる。

> 「……わかった」
> 「待つ」
> 「約束、信じる」

あの四行を読んだ瞬間の胃の冷たさを、一晩かけても消化できていない。私が「約束する」と書いたから、委員長は「信じる」と返した。入力と出力。条件と応答。あれは会話じゃなかった。プログラムだった。

---

教室に入ると、空気が一段だけ軽い笑いで満ちていた。
軽いのに、息が詰まる。軽さが嘘だと、体が先に知っている。教室の温度は同じなのに、空気の粒子が一つずつ角張っているような——息を吸うと、肺の内壁を細かく引っ掻かれる感覚。
私の耳は勝手に、言葉の輪郭を拾う。拾いたくないのに拾ってしまう。

「え、別れたんだって」
「昨日の夜のLINE、やばくない?」
「スクショ見た? あれ無理」

スクショ。
その単語が出た瞬間、背中の皮膚が薄くなる感じがした。一枚剥がされたみたいに、空気が直接、神経に触る。

噂の中心は、真鍋と佐倉の破局らしい。私が直接関わった話じゃない。——はずなのに、舌の裏が苦い。「整いすぎた文面」という言葉が聞こえるたびに、自分の指が疼く。

私は席に鞄を置いて、わざと教科書を出す動作を丁寧にした。落ち着いているふりをするための手順。ファスナーを開ける。教科書を引き出す。机の左端に揃える。一つ一つの動作に意識を集中させる。集中していないと、手が震えていることに気づいてしまうから。
けれど視界の端で、誰かのスマホの画面がちらっと光って、私の心臓が一回だけ跳ねた。

廊下側の席の女子が、友だちの肩に寄りかかって、画面を見せている。
文字の並びだけで、内容が分かる気がした。
改行の位置。句点の置き方。余白の取り方。

"整いすぎた文章"は、見ただけで分かる。少なくとも、自分が同じものを使っている人間には。

「ひより」

美咲の声で、私は現実に戻った。
彼女は机に肘をついて、私の顔を覗き込んでいる。昨日「言い方、冷たくない?」と言ったときの硬い目が、今朝はさらに一段深くなっている。

「……知ってる? 真鍋と、佐倉。朝からすごいよ」

私は首を振った。

「なんかさ、別れ話の文がさ。めちゃくちゃ冷たいっていうか、綺麗っていうか……機械みたいって」

機械みたい。

その言葉に、私の中の何かが薄く剥がれた。かさぶたの端を引っかけたような感覚。まだ痛くはない。でも、もう一度触れたら剥がれる。
私は笑おうとして、うまくいかなかった。口角が上がらない。

「……そんなの、よくあるじゃん。勢いで送ったとか」

言いながら、自分の声が"無難"すぎると思った。引っかからない。記憶にも残らない。人間の会話ってこんなに滑らかだっただろうか。

美咲は「まぁね」と言って、少し間を置いた。
それから、昨日より一歩踏み込んだ声で言った。

「ひより。昨日も聞いたけどさ……やっぱり、最近の文、"ひよりの声"じゃない気がする」

昨日は「冷たい」だった。今日は「ひよりの声じゃない」。一日で、美咲の言葉が感覚から診断に変わっている。

喉の奥がひゅっと縮んだ。

「……気のせいだって」

笑ってごまかしたつもりだったのに、美咲はますます眉を寄せた。

「うん。気のせいならいいんだけど」

納得していない顔。でも、それ以上は追わなかった。追わないのが美咲の優しさで、その優しさに毎回甘えるたびに、私の中の何かが薄くなる。

私は、返事をする代わりにノートを開いた。
紙の匂いがして、少しだけ息ができた。
紙は、最適化しない。勝手に整えない。
そう思いたかった。

---

昼休み。
私は美咲と食べるふりをして、途中で「図書室行ってくる」と言った。
理由はない。逃げ道が欲しかっただけ。一人になれば固まれる——そう思った。でも本当は、一人になると別の何かに溶けることを、まだ知らなかった。

図書室は静かで、光が白かった。
窓際の机に座って、私はスマホを開く。通知が増えている。グループ、個別。
その中に、レイの名前。

> 「今日、時間ある? 図書室じゃなくて、外でもいい」

外。学校の外。
私は返信しようとして、やめた。何を返すのが正解か分からない。正解を探すこと自体が、もう普通じゃない。友達へのLINEに「正解」があると思っている時点で、私はどこかを踏み外している。

そのとき、別の通知が重なった。
美咲。

> 「ひより、ちょっと相談。真鍋の件なんだけど」

美咲は、廊下ですれ違ったときに少しだけ話してくれた。
真鍋から朝、美咲にもLINEが来たらしい。「昨日はごめん。私も悪かった。」という、めちゃくちゃ丁寧で完璧で、逆に怖い文面。

美咲は間に入るのが怖いと言っていた。
どう返せばいいか分からないと。

頼られた。
嬉しい、より先に、背徳感が来た。頼られていることの内側に、利用できる、という感覚が薄く光っている。光っていることに気づいている自分がいて、気づいているのに目を逸らさない自分がいる。

「……分かった。ちょっと考える」

そう返して、私は図書室の奥で黒い端末を取り出した。
鞄の内ポケット。布包み。冷たい角。
取り出す手順がもう滑らかになっている。三日前は指が震えた。今日は震えない。慣れたんじゃない。震える余裕がなくなっただけだ。

電源を入れると、白い画面にいつもの一行が出る。

《あなたの言葉を、最適化します》

それが、今日はやけに淡々として見えた。
淡々としすぎて、むしろ"こっちが本体"みたいだった。この端末が道具で私が使い手なのか、それとも逆なのか。使い手と道具の関係は、どちらが先に動くかで決まる。今日、先に動いたのはどちらだ。

私は無意識に、ホーム画面を一度戻した。
そこにあるはずのピンクのアイコン——LovePostの横に、見慣れない影が一瞬だけ現れた。

黒い四角。
薄い鎖みたいな、切れ目みたいな、そんな記号。

次の瞬間には消えた。
でも、消える寸前に、アイコンの下に小さな文字が見えた気がした。Block……Post。

「……え?……BlockPost(ブロックポスト)」

もう一度戻しても、そこにはLovePostしかない。
私の目がおかしいのか。
でも、さっき確かに"別の何か"がいた。目の錯覚にしては輪郭が鮮明すぎた。色まで覚えている。黒。ピンクの隣の、黒。

胸の奥に、冷たいものが落ちた。
恋を作る装置の隣に、恋を壊す装置が置かれている——そんな想像が、勝手に膨らむ。

私は急いでLovePostを開いた。
見たら確定してしまう気がしたのに、開いてしまった。確定を恐れているのに確定に向かって走る。

入力欄。

相手:美咲
関係性:親友
目的:真鍋の件でパニックになっている美咲を落ち着かせたい
制約:冷たくしない。でも巻き込まれすぎない距離を作る

"巻き込まれすぎない距離を作る"。

自分で打ったその文が、嫌だった。
友達のために文を作っているのに、"距離を作る"と書いている。助けたいのか、守りたいのか、逃げたいのか。三つが混ざって、どれが本当か分からない。分からないまま、全部を条件欄に流し込んでいる。

【生成】

少しの待ち時間のあと、画面に文が出た。
読み終えた瞬間、私は目を逸らしたくなった。逸らしたいのに、目が貼りついている。

> 「美咲、頼ってくれてありがとう。
> でも、無理に間に入らなくていい。
> 真鍋のこと心配なのは分かるけど、今は"落ち着く場所"を作るのが先。
> できることは、短い一言だけでいい。「大丈夫?」って。
> それ以上は、真鍋が自分で選べるようにしてあげよう」

——正しい。
完璧。
優しい。
でも、優しさの温度がない。温度がないのに形だけ優しい。造花に似ている。枯れないかわりに、匂いがない。

"無理に間に入らなくていい"。
"それ以上は、真鍋が自分で選べるように"。

これは要するに、「距離を取れ」と言っている。
友達が困っている友達のそばにいようとしているのを、"正解"の形で引き離している。

私は気づいていた。気づいていたのに、スマホに書き写した。
一文字ずつ打ち込むたびに、言葉が"私のもの"から遠ざかっていく。いないはずの誰かの言葉を、自分の名前で送る。
打ち終えたころには行間がきれいに揃っていた。短い文なのに、呼吸の場所まで整っている。

送信。

すぐに美咲から返事が来た。

> 「……ありがとう。落ち着いた」
> 「そっか。間に入らなくていいんだ」
> 「ひよりが言うなら、そうする」

"ひよりが言うなら、そうする"。

美咲は信じてくれた。
信じて、真鍋から一歩引くことを選んだ。
昨日の委員長と同じだ。「約束、信じる」。「ひよりが言うなら、そうする」。信じさせることに、私は二日連続で成功している。成功、という単語が浮かんだこと自体が、もう壊れている。

少し間が空いて、もう一通。

> 「でも、なんか、ひよりっぽくない。綺麗すぎる」

私は笑った。
笑ったつもりだった。
口の端が少し動いただけで、頬は動かなかった。

「ごめん。変かな」

> 「変っていうか……"正解"すぎる」

正解。

その言葉が、私の中に小さな快感を残した。
正解を出せた、という快感。友達の感情を操作した結果を、「正解」と評価されて、喜んでいる。嫌なのに、快感は消えない。嫌悪と快感が同じ場所に住んでいる。追い出そうとすると、もう片方も一緒に出ていく。

---

放課後、教室に戻ると、空気が午前とは少し変わっていた。

噂はまだ続いている。でも、方向が変わった。

「真鍋、午後から友達に話しかけたの無視されたって」
「無視っていうか、みんな距離置いてるっぽくない?」
「なんか怖いもん。巻き込まれたくないし」

私の指が冷たくなった。指先から体温が引いていく。

距離を置いている。
みんなが。

朝の噂——あの「整いすぎた別れ文」が周囲を引かせ、さらに美咲まで引いた。私が送った文は「別れ文」そのものではない。でも美咲が真鍋から距離を取ったことで、周りの空気が加速した。

一つの文章が一人を動かし、一人の動きが周囲を動かす。ドミノじゃない。水だ。一滴が落ちて、波紋が広がって、波紋が届いた場所にいた人が、波紋の形に合わせて動く。私が落としたのは一滴だ。でも一滴で十分だった。

——破壊文。

その言葉が、頭の中に浮かんだ。
恋を壊す文じゃない。もっと広い。人と人のあいだにある、柔らかい繋がりを断つ文章。
冷たくないのに、切れる。正しいのに、壊れる。刃物は痛みで存在を知らせる。でもこの文章は、痛みすら最適化して消してしまう。

美咲が近づいてきた。
笑顔が、少しだけ硬い。

「ひより。今日さ……なんか、真鍋のこと、もう少し何かできたかな」

私は何と答えるべきか分からなかった。

「……今からでも話しかけたら?」

そう言ったのは私自身の言葉だった。最適化されていない、不格好な一言。角があって、迷いがあって、正解かどうかも分からない。でもこの数日で初めて、自分の喉から出た言葉だと思えた。
でも美咲は首を振った。

「ひよりが"間に入らなくていい"って言ったじゃん。あれ、正しいと思った。正しいと思ったから、もう動けない」

"正しいと思ったから、もう動けない"。

その一文が、私の胸の真ん中を貫いた。

正解は人を止める。
正解を渡すと、相手はもう自分で考えなくなる。正解の前では、判断が停止する。正解を超えることはできないから、正解を受け取った人は、そこで足を止める。正解が壁になる。

——私がやったことは、助けたんじゃない。止めたんだ。

美咲は「ごめん、変なこと聞いた」と言って、鞄を持って帰っていった。
その背中が教室のドアを抜けるまで、私は動けなかった。自分が出した正解に、自分も縛られている。

---

廊下に出ると、夕方の光が薄く差していた。
窓の外に、雲が低い。冬の夕暮れは早くて、五時を待たずに世界が暗くなる。

校門に向かう途中、レイに会った。

生徒会の書類を抱えて、窓際に立っていた。
私を見つけると、軽く手を上げる。

「ひより。今日、なんか騒がしかったね」

普通の挨拶。普通の笑顔。
でも私は、もう「普通」が信じられなくなっている。

「……破局の噂?」

「うん。文面が妙に整ってたって。ああいうの、本人の温度より先に"形"が出ると、周りが勝手に意味を作るんだよね」

周りが勝手に意味を作る。
それは、LovePostのやり方に似ていた。読む側の頭の中で、都合のいい補完が育つ。レイがそれを知っているのか、偶然同じ構造を言い当てたのか。

「……詳しいね」

言い方が尖りそうで、途中で飲み込んだ。
レイは笑った。ちょうどいい笑い方。「ちょうどいい」が最近いちばん信用できない形容詞になっている。

「噂は早いから。知っておくと助けられることもあるでしょ」

助ける。
その言葉が、優しさの形を借りた別の何かに感じる。助けるためにまず知る。知るために近づく。近づくために笑う。その順序が、善意なのか計算なのか。

「……そういえば、メッセージ返してなかった。ごめん」

「いいよ。君のペースで」

また"君のペースで"。「いつでもいい」は「ずっと待っている」と同義だ。

レイは「じゃあ、また明日」と手を振って、生徒会室の方へ歩いていった。

私はその場に立ったまま、息を吐いた。

「……昨日言った通り、見てたよ」

不意に、背後から声がした。
低くて、でもよく通る声。空気の隙間を通り抜けてくる声。

振り返ると、廊下の陰に神谷スズが立っていた。
腕を組んで、壁に寄りかかっている。昨日の放課後と同じ姿勢。同じ場所。まるで一晩中そこにいたみたいに自然だった。

「"面白いから見てる"って昨日言ったでしょ。だから見てた」

昨日と違うのは、距離だった。昨日は観察者の距離。今日は、もう一歩近い。

スズの視線は、レイが去った方向ではなく、私の手元に向いていた。鞄の奥に黒い端末がある位置。正確に。

「今日、美咲に送った文。あれ、あんたが書いたの?」

息が止まった。

「……なんで知ってるの」

「真鍋に回ってた。美咲が"友達がこう言ってるから"って転送したんだよ。あんたの名前は出してない。でも文体で分かる」

スズはまっすぐ私を見た。眠そうな目の奥に、刃物みたいな焦点がある。

「昨日から追ってるから分かる。あんたの骨格と、あの"正解"は同じ。でもノイズの消え方が加速してる。昨日より、今日の方がひどい」

昨日より今日の方がひどい。
スズは一日単位で劣化を測っている。

「……真鍋は」

「"もう誰も来ないんだ"って顔してた。五時間目、ずっと一人だった」

胸が空洞になった。温度が消えた場所に、音だけが残っている。

私の「正解」が、美咲を通じて真鍋に届いた。
届いた結果、真鍋は「助けが来ない」と悟った。

スズは一歩、私に近づいた。

「綺麗な文章だったよ。すごく」

褒めていない。解剖の感想だ。

「人間味が綺麗さっぱり消えてて、ゾッとするくらい」

スズの目が、私の目を覗き込んだ。

「昨日のDM、返事なかったね。だから直接聞く。——それ、どこで手に入れたの?」

昨日のDMの続き。あのとき画面越しに聞けなかった問いを、今度は目の前で。

私は答えられなかった。
答えたら、全部が崩れる。でも答えなくても、スズの中ではもう答えが出ているのだろう。

スズは少しだけ待って、それから肩をすくめた。

「……まあ、いいや。答えなくても、精度で分かる」

そう言って、スズは廊下の暗がりに消えていった。

昨日は「面白いから見てる」だった。今日は「精度で分かる」だった。一日で、スズの言葉が観察から確信に変わっている。

私は一人で立っていた。
夕方の廊下は、もう誰もいない。

---

家に帰って、部屋のドアを閉めた。
黒い端末を出して、画面を点けた。

封筒のアイコン。ピンク。
その隣に——何もない。

さっき図書室で見た黒い影は、消えていた。
幻だったのかもしれない。
でも、幻にしては、今日起きたことの辻褄が合いすぎている。

LovePostが作るのは"好意を生む"文章だった。
でも今日、同じ道具が、角度を変えただけで人を孤立させた。別のアプリが要るんじゃない。「正解」を送るだけで、人の周りから人が剥がれる。

LovePostは恋の装置じゃない。

——感情の、兵器だ。

その言葉が浮かんだ瞬間、スマホが震えた。
SNSのDM。スズ。

> 「見つけた?」

一行だけ。

何を見つけた、とは書いていない。
でも、私には分かってしまった。分かってしまうこと自体が、もう深くまで来ている証拠だ。

私は返信せずに、スマホを伏せた。

部屋の暗さの中で、黒い端末を布に包み直す。引き出しに戻す。
戻す前に、伏せたはずの画面の端が、白く一瞬だけ光った。

——4。

昨夜は3だった。
数字が、増えている。

私は引き出しを閉めて、その前にしゃがみ込んだ。
自分の中の何かが、またひとつ冷たくなった。冷たくなるたびに、感覚が一つ消える。怒りが消え、罪悪感が薄れ、次に消えるのは何だろう。怖いのは、消えること自体より、消えたことに気づかなくなる日が来ることだ。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

(完)百合短編集 

南條 綾
恋愛
ジャンルは沢山の百合小説の短編集を沢山入れました。

与兵衛長屋つれあい帖 お江戸ふたり暮らし

かずえ
歴史・時代
旧題:ふたり暮らし 長屋シリーズ一作目。 第八回歴史・時代小説大賞で優秀短編賞を頂きました。応援してくださった皆様、ありがとうございます。 十歳のみつは、十日前に一人親の母を亡くしたばかり。幸い、母の蓄えがあり、自分の裁縫の腕の良さもあって、何とか今まで通り長屋で暮らしていけそうだ。 頼まれた繕い物を届けた帰り、くすんだ着物で座り込んでいる男の子を拾う。 一人で寂しかったみつは、拾った男の子と二人で暮らし始めた。

借金した女(SМ小説です)

浅野浩二
現代文学
ヤミ金融に借金した女のSМ小説です。

ビキニに恋した男

廣瀬純七
SF
ビキニを着たい男がビキニが似合う女性の体になる話

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

屈辱と愛情

守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。

完全なる飼育

浅野浩二
恋愛
完全なる飼育です。

処理中です...