目を覚ますと雑魚キャラになっていたけど、何故か最強なんです・・・

Seabolt

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第1章 立身篇

第6話 村人 武器を買う

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ちょっとサービスタイム。ここからしばらく、サマンサの独り言

お…男なんかに、胸を揉まれ感じるなんて、しかも、あんな奴に乳首までクリクリと

モブキャラもいい所じゃない!!

ムカツク~!!

胸を揉まれふと感じていた自分を思い出して、ぶんぶんと頭をふった。

「どうしたの?サマンサちゃん?」

「あ…ミネルバさま」

「今日は、お酒、飲んでいるのね」

「これは」

「ギルド職員として行ってきたのよね」

「あ…はい…」

けど私の反応がいつもと違うのに気付かれてしまった。

「あれ~?おっぱいの方が良かった?」

彼女がなすがまま身をゆだねるしかなかった。

ああ…ミネルバ様…ごめんなさい…

カルロス・ミネルバ、別名”赤髪の白雪姫”、彼女はカルロス伯爵の娘で赤い髪の毛と透き通る肌を意味しているのだが、実は相当な魔力を持つ人物。サマンサは気に入られて彼女とそんな仲になっていた。
こうして夜が更けていったのであった。


▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽


という訳で翌朝、俺がギルトに着くと目の下にクマを作ってフラフラとしている。ミネルバはいつもと違うサマンサに少し嫉妬したかどうかは定かではないが、彼女の執拗な愛は朝まで続いていたのだ。そんなことは全く知らない俺だけど、見るからに徹夜明けとしか思えないサマンサの姿があった。

「あの~体調…大丈夫ですか?」

「大丈夫ですよ」

「顔色悪そうですけど」

「え?うそ?」

慌てて手鏡を見て驚いている。そして、急に懐から青いポーションを取り出して呪文を唱えた。

「リライフ!!」

ここはヒールのような気がするけど…と思っていると。やがて青白い光は徐々に白い光へと変わって行き彼女を覆いつくした。そして、その光が消えると目の下もクマが消えてすっきりした表情のサマンサが現れたのだった。

「あの~ヒールじゃないのですか?」

「あ…ヒールはポーション持っていたから使う必要がなかったの。どちらかというと精神的な力を回復したかったのでリライフを使ったのよ」

意味が解らないが彼女は腕を組んで“ふん”と鼻を鳴らした。

「精神的って…ひょっとして…昨日SMでも…うぐぇ!!」

「それ以上言うな!!」

彼女のパンチが入って来た。

「イテテ…」

「そんなことしてません」

「でも夜眠れなかったことって…うぐ…」

今度はみぞおちにパンチが履いてきた。

「余計なこと言わない」

こんなドツキ漫才を横で見ていた周りの人物に反感をかっているとは思ってもみなかった。ハウエルは今日もギルドに来ていたのだ。伯爵案件に無理矢理参加させられた彼は、てっきりサマンサが相手をしてくれるものと思ったら、何故か、オードリー、なんで貴様が相手なのだ~と叫んでいたとか、と後日オードリーから大変でしたと聞かされたのだった。
そんなことはさて置いて、今日は、武器を買いに行くという。

俺が持っている武器と言えば、ナイフ。しかし、それでは明らかに装備不足だそうで、ギルドのみんなが支度金から武器を買いに行きなさいと言われた。しかも、サマンサがついて来てくれるというのだ。それは、昨日Fランクの俺を無理やりDランクにしたから、最低でも恰好だけは、それなりにしたいと言ことらしい。

武器屋に入る。まず進められたのは剣だった。しかし、俺としては剣を使ったことがない。と思っているとサマンサが

「あなた、ナイフの名手って聞いたのだけど、どんな感じなのか見たいわ。店主、裏庭貸してくれる?」

「ええ…どうぞ…好きに使ってください」

こうして、裏庭に来ると人型の藁人形があった。そして、サマンサは

「あの人形を攻撃しなさい」

「あれを?ですか?」

「ええ?そうよ」

仕方がない。俺は片手に2本ずつナイフを刺して構えた。そして、藁人形に向かって投げた。一度刺さったナイフを操作して、何度も切り裂いて、一瞬で藁人形をバラバラにしてしまった。
その光景を見たサマンサは驚愕した

「いったいどんな魔法を使ったの?」

彼女はリサーチ能力がある。しかし、魔力、スキルは判定できても、超能力サイキックはスキルとして出てくるが、能力ゼロの人に出てくることが多いので、サイキック自体はスキルとして認められていない。だから実際の判定としては、能力はゼロ。しかし、なぜか物体を動かしていることに困惑していたようだ。

「さぁ?不思議とああやってナイフが扱えます」

俺の答えにサマンサはさらに困惑していたが、彼女は俺が投げるものが得意と判断して、そんな武器が並んでいるところに連れて行かれた。そこにあるのは、くない、手裏剣、スローイングナイフ、ヨーヨー?これって投げる武器なのだろうか?と手に持ってある部分を押すとパカリと開いて、なぜか桜の代紋が出てきた。すると、サマンサは

「これいいじゃない!!買いじゃない?」

「え?ヨーヨーだよ」

「結構使えそうよ」

「そうかな?」

取りあえず、手に取ることにした。さらに、投銭?銭形平次と書かれている。これはなしと、更にカード?トランプのサイズのカードにキャッツと猫の目が描かれている。これもなしと元の位置に置こうとすると再びサマンサが

「これもいいじゃない?」

「え?」

「この猫の目がよさそうよ」

「そこ?」

「もちろん」

もちろんって?どう考えても違うよねと思っているが、無理矢理押しつけられて買うことになった。さてと、武器もあと少しだな。えっと、ブーメランか。これはなし、それとこのランドセルの様な奴はいったいなんだろう?

「オヤジ!!これは?なんだ?」

「これ?ああ…これね、フィンファンネルって言って肩に背負って使う武器です。ここの部分がファンネルと言って魔力と連動してこのように外れて空中を舞って魔粒子砲を放って攻撃する武器だ」

「よくわからないけど。これはなしと」

とりあえず、クナイとスローイングナイフを購入。そして、サマンサがやけに押していた。ヨーヨーとキャッツカードを買わされたのだった。

続いて剣だけど。俺自身としては、普通の剣は使ったことがない。という訳で

短剣と何故か鍵十手を購入

続いて、武具だけど、軽装がいい。鎧兜は機動力が落ちる。というとこで色々と置いてあるのを見ているとベルト?なにか中心にくるくると回るようなものがついている。店主曰くライダーベルトと言うそうだ。魔力を使ってベルトの回転体を回すことによって戦闘服に変身し、パワースーツのようにできるとか言っているが、俺には不要だ。おっと忍者スーツがあるぞ、色も赤、白、黒、灰色、紫、おっと迷彩塗装のものまであるじゃないか、中に帷子を切るようになっているが、こいつは機動性がよさそうだ。後は、鎧兜か、これは重そうなのでパスだ。という訳で俺は迷彩塗装の忍者服、を購入、あとコテと脚絆を買った。
こうしてユニフォームも決まった俺、迷彩塗装の忍者スーツに両脇には鍵十手、懐には飛び道具と来ている。あと、店主からアイテムとして蜘蛛の糸をもらった。これは君の役にたつと思うよと言われ、後で試すことに

「今日は、ここでおわりです」

サマンサがお別れの言葉を言った。そして、明日からは、伯爵様案件についてブリーフィングを受けないといけない。それもギルドで行うそうなので、明日もサマンサが相手をしてくれるそうだ。

「今日も晩飯いきますか?」

「ごめんなさい。先約があるの」

ずばりと断られてしまって、多少は落ち込んだけど、とりあえず、晩飯でも買って家路につくことにした。そこで事件が起きた。

晩飯を片手に家に向って歩いていると3人組の男が、一人の女性を押さえつけ襲っている。その横では少女が泣いていて、更にその横には、その子の父と思われる男性が倒れていて、血を流している。こんなことならテレポートで帰ればよかったと思っていたら。見つかった

「何見ているのだ!!おらぁ~!!ぶっ殺すぞ!!」

剣を片手に俺を脅してきた。いい度胸じゃないか、戦闘態勢に入った俺の周りには6本のクナイが飛び出していた。

「どうする気だ?」

そいつは俺の周りのクナイが見えないようだった。逃げない俺を見て威嚇をしてきた。

「ぶっ殺す!!」

次の瞬間

「うげ・・・・あが・・・ぎゃ!!・・・」

一瞬でその男は崩れ落ちた。後ろからくないで心臓を一刺した。

「どうした?」

女を襲っていた二人がその異変に気付きやられた仲間を見て逆上した。

「貴様!!」

「何をした!!」

シャー

シャー

シャキーン

鋭く刃物が何かを切り裂く音がその場から聞こえてきた。そして、二人の男もやがて倒れてしまった。それでも彼等は生きていた。

「くそー!!覚えていろ!!」

そう言って逃げようとしたのでとどめを刺した。こうして物騒な連中を倒すと懐から銀貨10枚が出てきたのだった。ちなみに襲われた男は既に絶命をしていたのでどうすることも出来なかった。女性と子供に銀貨を渡そうとすると実は家を取り押さえられて、奴らの仲間がまだ家にいるとかで匿ってほしいとのこと、しかたなく、俺の家に連れて行くことにした。

やつらは盗賊でアンガールズ一家というこの辺でも有名な一家の一員らしい。そして、彼らが得意とするのは借金を肩に娘を売り飛ばすことだった。今回は、娘が小さかったから母親を売り飛ばすつもりだったらしく、それを阻止しようとした父親を殺し、母親を売り飛ばすついでに襲おうとしていたところにたまたま俺が通りかかったのだった。彼女達は狙われているのでしばらく匿ってほしいと言ってきた。それはそうだろう。しかし、俺は明日ブリーフィングがある。
翌日、俺は、そのことを彼女達に伝えた後、くれぐれも家から出ないようにと伝えて、ブリーフィングに向かった。
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