目を覚ますと雑魚キャラになっていたけど、何故か最強なんです・・・

Seabolt

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第2章 開拓篇

第64話 村人 シシガミ族と対峙する

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出来たばかりの城門の上に立っている。眼下には濠がめぐらされていて既に水も蓄えられ、ほぼ完全な城塞都市となっている。ここまで完璧な城塞都市はないだろうと感心をしてい。オオカミ族からの情報でシシガミ族もこの辺り一帯の覇権を狙っていると聞いていたので、この城塞が完成してくれたことに一安心している。かといっていつまでもこの城塞都市の中にこもっているわけにもかない。我々も食料生産をおこわないといけないのだ。その為には城の外にある農地を耕し、穀物や野菜を栽培しないといけない。だからこそ一番欲しい情報はシシガミ族の動向であった。

「ということでみんなに集まってもらったのは、シシガミ達の動静を把握することなんだ」

「わかったわ!!前にやった要領でいいのね」

こうして、みんなの力を結集して、シシガミ族の動きを調べた。すると、シシガミ達は既にこちらに向かっている。その数300、ただその数の中にはどうやらシシだけでなく野ブタもいるようだった。その数100ほどだから、実際の数は200と言ったところになる。しかし、こちらの軍勢は俺と10人の妻と30人ほどの兵しかいない。力の差は歴然としていた。

数日後、村の近くの森が騒がしくなってきた。と言うより土埃が舞っていて、シシガミ族300が迫って来ていることが目に見えてわかる。奴らは単細胞なのかどうかはよくわからないが、何故か、森を抜け、城門に通じる街道筋にでて進軍を始めたのだった。その中心には白くて巨大なシシガミが見える。奴がボスに違いなかった。
やがて、ゴーっという地響きがし、奴らが近くまで来ているのが判った。その様子を俺は城門の上から見ていた。

「やっとお出ましか」

「村人様。如何なさいます?」

「まぁ、見ていろ」

とりあえず、気絶シンコペーションですべてのシシガミを気絶させた。そして、まずは、野ブタを確保、敵の数を200まで減らせた。

「ん?何が起きたんだ?」

ようやく起き上がったシシガミ達は再び前進を始めた時だった…俺のポケットの中、獅子の牙、光だしポケットから飛び出てきたのだった。そして、ボスシシガミの前まで飛んでき、止まって別なシシガミの映像を投影した。

「久しぶりだな兄弟」

「おお…北東のシシよ。何故ここに」

「実は、この男を助けたいのじゃ」

「なぜだ?」

「この男には大きな借りがあるのじゃ」

「借りとな?」

「そうだ。借りだ。息子の命を救ってくれた大恩人なのじゃ」

「…」

「じゃから…この男を攻撃するのはやめにしてくれないか?」

「しかし…」

「村人よ。今後シシガミ達を襲わないと約束するのであれば、この戦はやめさせてみせるが」

「それは、かまわない。オオカミ族もいいな?」

「はっ!!我々は村人様に従います」

するとシシガミは

「ワカッタ…野ブタは、お前来くれてやる。これ以上、干渉しないことが約束だ」

「わかった」

こうして、シシガミとの闘いは終わったのだった。

******

ここに来て、半年、ミケえもんの道具でこの町は下水道も完備され、それを主体とした肥料工場も完成、そして、その肥料で、食料の生産と家畜と魚の養殖まで手掛けている。ただし、まだまだ、みんなが辛うじて食べていける程度になったに過ぎない。ここまでを、報告をする為、サンカルロスへ戻ると俺たちの話をきいている伯爵は

「そうか…順調か…あとは、街道整備が必要だな」

「確かにその通りですが…」

「古代神殿からお前たちがいる森へ抜ける道があるはずなのだが…まだ見つかってはいない」

「そんな道があるのですか?」

「かつてはあったと聞く」

「どんな道なのでしょうか?」

「それが判らぬのだ」

「そうでしたか」

「この話はまたあとだ。それより、早くミネルバの元へいてやれ、久しくあっていないだろう…」

「ははー」

ミネルバ様とは熱い時間を過ごしたのだが、伯爵の了解も得て、俺の村へ来ることになった。当然、テレポーテーションで行ったのだった。こうして、村に全員が集合したのだった。

ただ、疑問なのは、カルロス領と今住んでいる村との間がどのくらい距離があるのかが不明なことだ。俺は、クルドの泉までテレポーテーションで来ているので、また、村からカルロス領までもテレポーテーションで移動している為、どのくらいの距離があるのか全く分からないでいた。
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