目を覚ますと雑魚キャラになっていたけど、何故か最強なんです・・・

Seabolt

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第2章 開拓篇

第63話 村人 村長になる

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 カルロス伯爵から東のズーダン諸国の中でカルロス伯領に一番近い斉という国までの間の空白部分を義理の息子となる俺に与えるという話になっている。実は、斉との国境がはっきり定まっていない。それは、この地に魔物が多く住んでいるからだ。だから、斉も今いる地域へは侵攻してきていない。それよりも東の防衛に必死になっているというのが、現状の様だった。つまり俺は都合よく、この空白地帯をカルロス領へすべく派遣されたと言った方が正しいのかもしれない。
 ちなみにカルロス領から斉へは、カルロス領から一度西のサントス王国、首都サントスから東に出ている公益の道をたどれは、斉まで行くことが出来ると聞いている。しかし、そこには、魔物や盗賊が出るのはもちろん、通行証が必要となっていてる。
 しかし、俺達が今いる村は、斉の国から逃げてきた人々だ。だから、彼らは、斉への帰国は望んでいない。むしろ俺達の力を見て、村長であるファーストが頭を下げてきた。

「村人様!!どうかこの村にとどまり、この村の主となってもらえないでしょうか?」

村人と神官たちに頭を下げられ困っているとサマンサが

「村人様、この村の村長になれば、いいじゃないですか」

「そうよ。今回の命令では、この地は村人様が治めるようにとと仰せですよ」

するとそのことを聞いた村長が顔を明るくして

「本当ですか!!ありがとうございます」

こうして、俺は、30人ほどの神官と200人ほど村民がいる村の村長となった。そして、俺の一つ目の仕事がこの村の整備だ。大工、左官は一人づつしかいないせいか、家自体も粗末なもので、当然、城壁のようなものは、一切ない。しかも逃げてきた人々なので、食糧事情もかなり悪いと見える。そして、俺はふと目の前にいるミケえもんを見て、有ることが閃いた。この国民的猫型ロボットはひょっとして道具を持っているかもしれないと…俺はミケえもんをよんだ。

「村人様!!なんでしょうか」

「この町を整備したいんだけど…」

するとミケえもんが

「実は、ソーラーキットが一つしかないので、限界があるけど…これを使うか」

ポケットから取り出したのは

「小人キット!!この小人たちに指示を与えると力仕事でも何でもこなしてくれるんだ」

「それと、この町を防衛する方法として、壁を作りたいんだけど…」

「それは困ったな…ああ…これだ。モノツクリ!!これは、原料を入れて、後は作るものをここに設計図を入れるとそのものを作ることが出来るんだ」

つまりこうだ。モノツクリでレンガを作って、小人キットに壁を作らせる。村自体は、たいした大きさでないから、直ぐに作れるだろうと思っていた。すると、ファーストマンがあることを言ってきたのだ

「実は、この村から東の方には逃げだ人々の村が点在していて、みんな同じ状況なのです。できれば彼らも救ってあげたいのですが…」

「それは、この村が落ち着いてからの話だ。まずは、この村の立て直しから始める」

よく考えると神官たちがいた神殿は、周りに塀があると言っても、城塞のような堅牢さはない。ここを本拠地にして、この下に村を構えるのが無難だろう。そして、スクルドの泉から目の前の湖まで流れている川を使わない手はない。こうして、古代中国のような城壁に囲まれた都市を描いて、土木工事を始めた。流石に俺のサイコキネシスやみんなの魔力を使ったのは言うまでもなかった。
一方、神官たちを連れて、彼らの技を磨くことにした。それは、魔物狩りを実施したのだった。特にイノシシは、いいたんぱく源になっていた。そして、イノシシを見て思い出した。”獅子の牙”をこれを町の中心部の神殿に置くことで、ちょくちょく現れていたコヨーテが来なくなったのだった。すると、その牙を見たシャンリーが

「この牙、シシカミのものだよね。コヨーテには効くけど、オオカミ族がこっちに向かってくるから、ひっこめた方がいいわよ」

こうして、俺は、獅子の牙をしまい込んだのだが、時は既に遅かったようだ。城壁も8割方完成している時に、川の向こう岸に、オオカミ族が現われたのだった。そして、中でも大きな体格をした白い狼が一匹、その下には2匹の白いオオカミがいたのだった。総数は100匹ほどいるようだった。

「村人様!!オオカミ族がやってきました!!」

「しかたない。俺が前線にでる」

「シシガミに加担する愚かな人間どもよ。俺たちがお前らを抹殺する…」

と吠えたまでは良かったのだが、目の前には城塞が出来つつあった。特に、魔物が住んでいる方角の壁面は既に完成していたのだった。それをみて

「小癪な!!」

そんなことを言いながら遠吠えをしている。そこへ、俺が登場

「今軍門に下るなら、殺しはしないがどうする?」

「小癪な!!貴様みたいなザコキャラに俺様が倒されるはずもないわ!!」

そう叫んで俺の方へ向かって走り出してきた。

勝負は一瞬でついた

気絶シンコペーションを使ったのだった。そして、親玉以外は、森の奥へ移動させ、親玉を捕獲した。気が付いた親玉は我を忘れてしばらくバウバウと吠えている。

「どうだ!!負けを認めるか?」

「貴様!!一体何をした!!」

「さぁ?まだ戦う気があるのか?」

「今度は絶対に負けないは!!」

「わかった。逃がしてやるよ」

みんなの制止を振り切って、俺は、オオカミ族の親玉を野に放ったのだった。こうして、同じことを7回も繰り返して、オオカミ族は俺たちに負けたと認めたのだった。すると、アリスちゃんが…

「村人様、お人が良すぎます。さっさとあの親玉を殺っておけば、よかったのに…」

こうして、軍門に下ったオオカミ族、彼らとは、狩猟を通じて、食料を分け合うことで契約が成立したのだった。問題は、シシガミ族の方だった。実は、彼らは、村の畑を荒らすことで問題になっていたのだった。今現状は、オオカミ族と共闘して、村にやってきたイノシシは捕獲して食料にしている。しかし、それでは、この村の食糧事情が厳しいものがあった。片方で、捕獲したイノシシで畜産も始めたのだが、これには時間がかかりすぎる。

3か月後、城壁も完成し、町も見違えるほどになった。しかし、食糧難という問題は、中々、解決できないでいた。そんなある日、オオカミからの情報で、仲間を食料とされていることを知ったシシガミ達が、集合して、俺達の村を襲う準備をしているというものだった。

昔見たシシガミとは全く別の個体のはずだ。大きさによっては、折角完成した城壁も壊される可能性もある。思案した俺は、みんなの力を使って、魔物の動きを調べることにしたのだった。
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