目を覚ますと雑魚キャラになっていたけど、何故か最強なんです・・・

Seabolt

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第2章 開拓篇

第77話 村人 魔族の村の存在を知る

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「これがこの辺りの地図か?」

衛星写真から取り出した地図を見ている。ここが村人村、そこから南西に湖が広がっている。湖の北岸を西に向いてマイン、多田羅と続き、一つの山脈を超えてさらに西に行くと斉の国になっているらしい。国境線は定かではないのだが、かなり西の位置に斉の国の城が見える。規模は小さい。多分地方の城だろう。東に目を向けると結構広大な森が続いている。俺たちが超えたと思っていた山脈はスクルド様が住んでいる山脈よりさらに西に存在していてその間には、森が広がっていた。
実は、そこには魔族が住んでいるらしく、シシガミやオオカミたちの親戚がいるらしい。その者たちからの報告というのが、大熊猫族の首領、ジャイアントパンダが魔王になって勢力を拡大、2万の軍勢を率いて、オーガ族を圧倒して、進軍しているそうだ。
話を聞いていると大熊猫を迎え撃つ、オーガ族の残党、ゴブリン族、トカゲ族は兵力をかき集めても1万そこそこらしい。そこへシシガミ族、オオカミ族への支援依頼が来たというものだそうだ。戦が始まるのは2ヶ月後になるとの報告もあった。

「しかし、大熊猫と言ったら笹しか食べないのでは?」

「それが…首領のジャイアントパンダが魔王化したために、巨大化し何でも食べるそうです」

「つまり、大熊猫族がこの地域を支配する可能性が高いということか」

「はい…その通りです」

実に困ったと言った顔をしている俺を見かねたのかミケえもんが

「どうしたの?村人様、この地域のことなんか関係ないから無視したらどうです?」

「実は、ミケえもんも知っての通り、カルロス伯領との間のこの地は他人に支配されたくないのだが」

「弱りましたね」

俺達は地図上に予想される勢力図を書いていると綺麗に整備された区画を発見した。

「ミケえもん!!これはなんだ?」

「ん?なんだろう。拡大!!」

ミケえもんが画面を操作するときれいに区画された街並みが現れてきた。

「これは?」

「かなり整備されてるな」

「ここは、大熊猫族と対決する側の地域です」

するとオオカミ族の首領が

「そこは魔族の村です。最近、ゴブリンを中心にオーガ族がいます。我がオオカミ族の親戚もそこにいると聞いております」

「「我々はこれより親戚の支援に向かいます」」

「わかった。けど、死に急ぐでないぞ」

「有難きお言葉」

シシガミ族とオオカミ族は親類の救援の為旅立った。一方、俺達の会議は続く
カンウ曰く

「勝つ方に支援するのが得策かと」

カンウの意見はもっともなことだが、実はどちらが勝つかわはっきりとしない。オオカミ族とシシガミ族の話によるとこの魔族の村と思われる村の領主は相当な魔力の持ち主だと推定できる。それは、その村の傘下に加わったオオカミ族が餓狼族へと進化していることから推察できるとみんなは話している。つまり、魔力的には魔族の村の方が有利だという情報なのだが、片方で進行している勢力の首領は魔王と名乗っているらしいということだ。つまり、双方の魔力については甲乙つけ難いというのが事実であって、実際に戦って見ないとわからないと言ったところが本音だ。ただ、シシガミもオオカミも親族がいる魔物の村を援護すると言っている以上、俺達も彼らを支援することになるという結論が出たが、問題は、その間のこの村の防衛をどうするかということが問題となった。


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