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大魔大戦
勇者リン復活
しおりを挟むパクパクパクモグモグモグ
「こうして…俺たちは、インダス帝国のある神殿に行ったんだ。モグモグモグ」
今俺の前にはあの鬱陶しい勇者リンが飯を食べながら、これまでの冒険を語っている。なぜ俺がこいつの話を聞かないといけないかという。勇者規定というのがある。俺自身は従う必要はないのだが、一応サントス王国のカルロス伯爵の義理の息子ということでその規定が適用される。ということが一つ、もう一つは、興津がウンコスルモアイの大魔王を封印する切り札だということが魔王達から聞かされ、仕方なく、話を聞いている。
「俺は、サンカルロスの失態後、国外追放にあった。その時、俺を救ってくれたのはヨーゼフ国王だった。彼の支援で俺は、インダス帝国へ行き、数々の武勲を上げることができた。しかし、その間にヨーゼフ国王がなくなっているとは…うう…」
こいつがヨーゼフ国王の支援を受けていたとはということはアマイモン魔王がこのすべての問題の起点なのだろうか?しかし、アマイモン魔王は、元の5大魔王の一人、ウンコスルモアイの大魔王の恐怖については、知っているはずだ。ということは、アマイモン魔王は関係ないようだ。
残る選択肢は既に死んでいるが”魔人ガー”だ。既に死んでいるのでどうにもできないのだが、本来奴はアマイモン魔王の手下のはずだが、その可能性もある。目の前では勇者リンの話が続いていた。
「で?俺は、インダスの神殿で最後の間にたどり着いた。そこで、大魔王と遭遇したのだが、奴を倒す前に次元断層へ飛ばされてしまった。次こそは!!」
「でしたら、リン殿は再びインダス神殿へ行くのですか?」
「ああ…当然だ。それにお前と違って、今は、こいつビースト仮面のおかげで、スムーズにいくことができるのだ、お前の頃のように迷ったりすることはないぞ」
「そうでしすが、それは良かったですね」
「ああ…そうだ」
するとビースト仮面を呼んで俺に紹介した
「これがさっき紹介したビースト仮面だ。お前の数倍も役に立つ」
「これは初めまして、私は、以前、勇者リン殿のポーターとしては働いていた者です。お見知りおきを」
するとビースト仮面は俺をじろじろと見定めている。そして、全ての能力がFランクであることを確認したのだろう
「そうでしたか、今は、私がその役目を仰せ預かっております。ご安心ください」
「そのようですな」
俺を見て完全い勝っていると思ったのだろう。俺を見下している眼をしていた。丁度その時だった。俺のところへウサギ・ツキノがやってきた
「村人様!!こんなところで何をなさっているのですか?」
彼女の戦闘能力は、他を圧倒する。更に、遊びに来ているライム殿もやってきた
「村人殿、探しましたぞ、〇野屋の牛丼を食べれるとか?」
「ライム殿!!どうしてここへ?」
「だから!!吉〇屋の牛丼が食べれると聞いたから」
「そんな話をどなたが?」
するとライム殿がウサギ殿を指さした。そんな俺たちを目の前にして、ビースト仮面の顔色が変わっていたのだった。そんなことはどうでもよかったのは勇者リンだ
「なに!!〇野屋の牛丼!!俺にも食わせろ!!」
こうして吉〇家の牛丼を準備したのだった。その時だった。ビースト仮面が
「俺!!ネギ抜きつゆだぐで!!」
俺たちの視線がビースト仮面に集中した。その視線に気づいたビースト仮面、彼に俺は後で話があると伝えておいた。
牛丼の食べ方は人それぞれだ。まず、牛丼をそのまま食べるパータン!!七味を掛ける。中には紅ショウガが嫌いな人もいる。それは、それで尊重すべき食べ方だ。ただ、俺流の食べ方があって、まずは、牛丼並み、ごはん少な目で、つゆだくを頼む。更に生卵を注文するのだ。そして、卵かけの要領で生卵に醤油を入れ、かき混ぜる。ここで大事なは、しょうゆの量だ。入れすぎると単なるしょうゆベースの卵かけ、しょうゆを抜いてもいいのだが、そこは俺の好きな味というものがあるのだ。かなり少量のしょうゆをいれるのだっが、これを間違えるのなら醤油はいらない。その量を失敗した時は牛丼にかけずにその卵はそのまま飲み込むこともある。適度な醤油をかけ混ぜ混ぜした生卵を牛丼にかける。更に七味を掛け、少しピリっとしたアクセントをつける。後はこの牛丼を一生懸命に食べるのだ。
これは単なる俺流の食べ方であって、読者諸君がどんな食べ方をしてもいいのだ。おいしいそれが大事なのです。俺は〇原雄山でないので、人に食べ方を押し付けることはしないのだ。
こうして、牛丼パーティーが始まっただった。
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