目を覚ますと雑魚キャラになっていたけど、何故か最強なんです・・・

Seabolt

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大魔大戦

サンカルロス攻防戦   3

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「これより本作戦をオーバーロード作戦とする」

俺が全員に向かって作戦内容を話した。そして、オーバーロード作戦が開始された。

「これより明朝0600に本作戦を決行する」

俺とウサギはサンカルロスの近くにある小高い丘に陣を張った。それを王国部隊はそれを見ていたがあえて動こうとはしなかった。王国軍、ドナルドダックは

「対魔防壁装置がある限りここは難攻不落の要塞だ。敵が動くまで待てばよい」

王国軍は防衛準備をしただけで、やはり討って出てこない。陣内に報告が入ってきた。

「村人様、やはり、敵は動きません」

「わかった。予定通り作戦を決行する。ウサギ行くぞ!!」

「はい。村人様」

「一万フォイス!!アプリフィケーション!!」

俺がそういうと魔力が一気に解放された瞬間、その強大な魔力を感じた連中は震えあがった。

「なんだ!!このすさまじい魔力は!!」

俺の後ろでその姿を見てたウサギは

「これが村人様の真の姿…」

一方、サンカルロスにいたサントス王国軍のドナルドダックも魔力を感じ、冷や汗をかいていた。

「なんだ、この魔力は…」

すると兵士が駆け込んできた

「閣下!!すさまじい魔力です。場所は、村人の陣で発生している模様」

「大丈夫だ。こちらには、対魔防壁装置があるのだ」

そうは言ったものの、一抹の不安を感じていた。

「対魔防壁装置の出力を全開にしろ!!」

「わかりました」

「村人の奴め、この魔力で対魔防壁を破ろうとしても無駄だ!!」

その頃、第7艦隊は出撃、そのことはすぐにドナルドダックにも伝えられた。

「閣下、村人艦隊が出撃した模様」

一方、俺はというとウサギに結界を張るように指示を出した。

「ウサギ!!いまだ!!」

「我に宿す、全ての英霊に命ずるすべてのマジカル粒子の働きを止め、静寂を生み出すのだ。いでよ、ペンタクルバリアーグ!!」

ウサギの結界は俺の体を通して1万倍に増幅され、その範囲は、対魔防壁装置を覆い隠すのに十分な範囲であった。

しかし、このことは、サントス王国軍には全く理解できていない。それは、もともと自分たちも結界の中にいて、覇魔導石をつかって魔法を使用していたからだ。しかも、その魔力の根源は、対魔防壁装置で充填していたのであった。だから、何も気付けるはずもなかった。

「全艦隊に告ぐ、全速でサンカルロスへ迎え!!」

その様子を見たドナルドダックは、逆に安堵した。それは、俺がいる陣からの魔力攻撃ではなかったからだった。

「ハハハ!!そんな攻撃!!対魔防壁に通用すると思っているのか!!」

その頃、第7艦隊司令官、ミライススムは

「全艦、艦砲射撃準備!目標!!前方、対魔防壁!!」

「各艦から準備完了と伝令が入りました」

「よーし!!撃ち方はじめ!!」

こうして第7艦隊による艦砲射撃が始まったのだった。しかし、その攻撃は対魔防壁によってことごとく封じられていたのだった。

「ほら見ろ!!全く効かないではないか!ハハハ、馬鹿め―!!どんどん、魔力を消耗しろ!!そして、もっと近づけ!!対魔防壁の餌食にしてくれるわ」

しかし、第7艦隊は、ある程度、距離をキープした状態で攻撃を繰り返していたのだった。その様子に気付いたドナルドダック

「なぜ、近づいてこない?」

するとそこへ兵士が走り込んできた

「閣下!!大変です」

「何事だ!!」

「対魔防壁の魔導結晶に異常が」

「一体!!何が起きた」

「魔導結晶から魔力が発生しなくなりました」

「何!!バカな!!」

しばらくして、対魔防壁の防衛力がみるみると落ちてきた。それは、神の雷が発射できなくなったことからも明らかであった。

「司令官!!対魔防壁が沈黙しました」

「よーし!!エンタープライズとヤマトは、前進!!サンカルロスへ向かう」

ドナルドダックへもその報告が入ってきた。

「閣下!!大型艦2隻が近づいてきます!!」

「わかっている!!」

ドナルドダックは焦っていた。対魔防壁が故障することを想定していなかったのだ。

「対魔防壁が故障したとなったら、結界は、存在しないはずだ。艦隊戦では分が悪い。しかし、魔導士の数は、圧倒的に多い、地上戦に持ち込めば、勝機は十分にある」

「閣下、如何なさいます」

「魔導士を集めろ!!村人の陣を攻撃する!!」

この時、エンタープライズとヤマトは既にサンカルロス上空に達していた。そして、カンウ達部隊を降下させていた。

「敵地上軍が降下してきます」

「何!!すぐに迎え撃つのだ!!」

騎乗で青龍偃月刀を振り回し、

「我はカンウ・ウンチョウ!!主君村人様に変わり貴様らを成敗する!!」

「ぬぃおおおお!!」

一太刀で迎え撃ってきた敵兵100を吹き飛ばしたのだった。その様子もドナルドダックへ知らせが入ってきたのだった。

「閣下!!敵将を止めることはできません!!」

「魔導士から連絡!!魔力が使えません!!」

「何!!どういうことだ!!」

「閣下!!魔導士隊は総崩れ、敗走しはじめました。閣下も早く逃げる準備を」

「何を!!逃げるわけにはいかん!!儂が討って出る!!」

こうしてドナルドダックが戦場へ討って出たのであった。しかし、数分後、目の前で起きている惨劇を見て恐怖を感じたのだった。

カンウ・チョウヒ・チョウウン・アーサーの4人の武将に蹴散らされる兵士達、その中には名だたる武将もいて、中には魔力ではSSランクの武将もいたが、全く歯が立たない。というより、全く機能していない。魔力がゼロになったとしか思えない振る舞いであったのだった。

「いったい何が起きているのだ」

そして、ドナルドダックを見つけたカンウが声を掛けてきた

「そこにおわすは、この軍の将とお見受けいたす。我が名はカンウウンチョウ!!正々堂々と勝負されたし!!」

「何を!!貴様ごときに!!この刀のさびにしてくれるわ!!」

勝負は一瞬でついた。

「ぐは…」

カンウの圧勝であった。

こうして、サンカルロスを奪還し終えたのだった。







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