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大魔大戦
和平協定 2
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第一回和平協定会議は、サントリー伯爵領の領都ヤマサキで、サントリー伯爵が仲裁人として執り行われた。
しかし、この会議がこれほどもめるとは思ってもみなかった。それは、カルロス伯爵は本来の領土回復、伯爵権限の復帰すること、つまり、以前のままに戻ることを要望したのに対し、国王側は、領土半分、特に、俺が支配する地域を渡すよう要望してきたのだった。
この会議に俺も参加したが、途方もない話にあきれ返ってしまった。それは、王国側についているヘルマンやオットーなどの貴族たちが国王に対して強硬な姿勢をとるよう助言しているようだった。
そんな様子を見ていた銭玄人は、俺に耳打ちした。
「村人様、あの国王を洗脳してしまいましょうか」
「それは、やめとこう」
ベンジョンソン国王が
「カルロスよ。一度、戦いに勝利したからと言って、図に乗るな!!儂には貴様の領土を没収するくらい簡単にできるのだから」
その言葉を聞いた銭玄人が
「ばかばかしい…」
「貴様!!今なんと申した」
「これはこれは、国王様、ばかばかしいと申し上げたまでですぞ」
「うぬぬ!!貴様!!村人の部下だからと言って、許さん!!この場で叩き…うっ…」
怒り狂って立ち上がった国王は、その場で倒れてしまった。
「国王様!!」
一同大慌てで、国王に声を掛けている。そして、ヘルマンが俺たちの方を見て
「国王様に何をした!!」
「何もしてませんが」
「そんなはずはない。証拠はこちらにある!!これでカルロスの謀反の疑いが正式なものになった」
意味が解らんのだが彼らは、魔導士達を呼び寄せたが、魔導士達はヘルマンの言葉を聞いて困惑した様子だ。
そうだろう。彼らは、当然、魔法で何かをしたと決めつけている。しかし、こういう会議の時は、対魔結界を張って、魔法を使えないようにしているはずだ。更にその空間を魔導士が見張っていて、魔法を使ったらすぐにばれてしまうことになっている。
しかし、俺が使ったのは、魔法ではなく超能力だ。つまり、魔力を一切使わずに気絶(シンコペーション)を掛けただけのことだった。
結局のところ会議は平行線で終わったのだった。
しかし、この会議がこれほどもめるとは思ってもみなかった。それは、カルロス伯爵は本来の領土回復、伯爵権限の復帰すること、つまり、以前のままに戻ることを要望したのに対し、国王側は、領土半分、特に、俺が支配する地域を渡すよう要望してきたのだった。
この会議に俺も参加したが、途方もない話にあきれ返ってしまった。それは、王国側についているヘルマンやオットーなどの貴族たちが国王に対して強硬な姿勢をとるよう助言しているようだった。
そんな様子を見ていた銭玄人は、俺に耳打ちした。
「村人様、あの国王を洗脳してしまいましょうか」
「それは、やめとこう」
ベンジョンソン国王が
「カルロスよ。一度、戦いに勝利したからと言って、図に乗るな!!儂には貴様の領土を没収するくらい簡単にできるのだから」
その言葉を聞いた銭玄人が
「ばかばかしい…」
「貴様!!今なんと申した」
「これはこれは、国王様、ばかばかしいと申し上げたまでですぞ」
「うぬぬ!!貴様!!村人の部下だからと言って、許さん!!この場で叩き…うっ…」
怒り狂って立ち上がった国王は、その場で倒れてしまった。
「国王様!!」
一同大慌てで、国王に声を掛けている。そして、ヘルマンが俺たちの方を見て
「国王様に何をした!!」
「何もしてませんが」
「そんなはずはない。証拠はこちらにある!!これでカルロスの謀反の疑いが正式なものになった」
意味が解らんのだが彼らは、魔導士達を呼び寄せたが、魔導士達はヘルマンの言葉を聞いて困惑した様子だ。
そうだろう。彼らは、当然、魔法で何かをしたと決めつけている。しかし、こういう会議の時は、対魔結界を張って、魔法を使えないようにしているはずだ。更にその空間を魔導士が見張っていて、魔法を使ったらすぐにばれてしまうことになっている。
しかし、俺が使ったのは、魔法ではなく超能力だ。つまり、魔力を一切使わずに気絶(シンコペーション)を掛けただけのことだった。
結局のところ会議は平行線で終わったのだった。
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