目を覚ますと雑魚キャラになっていたけど、何故か最強なんです・・・

WW-I

史上最大の戦闘 １

神聖歴1302年4月10日、種子山宇宙センターでは、ロケットの打ち上げ準備が始まっていた。8t型自由落下爆弾の打ち上げであった。これをザキヤマ率いるロケット開発チームがサポートしていた。そして、この日から3日間で、4回のロケット発射が行われ、すべて無事に終わったのであった。

その報告は、ヤマト指令室にいた村人に届いた。

「村人様！！自航式、自由落下爆弾の打ち上げは、すべて成功しました。現在、大型コンピュータ、バビロンにて、軌道計算中です」

「わかった。作戦開始は4月15日とする。それまで、各部隊は、準備を進めるように、連合艦隊は、第一機動部隊を残し、エンドウ国境付近へ進軍開始、ガイア連合艦隊をおびき寄せる」

「了解」

第一機動艦隊10隻を除いた連合艦隊40隻は、エンドウとの国境付近へ進軍していったのであった。

その動きは、ガイア連合にも伝わっていた。

「なに！！国境付近へ進軍だと！数は？」

「40隻です」

「ふん！！こざかしい。たかが40隻で我が連合軍と戦おうとは…」

するとその知らせを聞いたベッケンバウアーは、

「敵の数は10分の1だと、私の出番はなさそうだな」

「は！！法王様のお力を借りずとも、我々で、サントスの馬鹿どもを駆逐してみせます」

「たのもうしいの！！では、我々は、ミハエルへ戻ることにする」

ミハエル、それは、神聖教会が領地としている地域であった。直径20ｋｍもある広大な土地に、中心の聖ハウエル教会を中心に周囲を城壁で取り囲まれた城塞都市であった。しかも、そこは、エンドウ首都のラマの一角に存在していたのだった。中には、ミハエル空港、ハウエル空軍基地も存在していたのだった。

エンドウ領内の艦隊はトルネコを出発した艦隊総数370隻、地上部隊130万の大部隊であった。

その情報を聞いた村人は叫んだ

「これよりべ号作戦を実施する。全艦第１種戦闘配置！！、各館、マジカルスキーα粒子ミサイル発射用意！！」

こうして、史上最大の戦いの幕は切って落とされた。