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WW-I
トランスフォーメーション
しおりを挟むヤマト艦橋には要塞ミハエルから無数に放たれる神乃雷(ゴッデスオブプリッツ)を防ぐため、バリヤーを張り続ける村人の姿があった。
「くっ!!きりがない」
ハイパー魔導粒子砲は使えない。更に、魔導防壁を展開にも限界が来ている。ありったけのマジカルスキーβ粒子ミサイルをぶち込んだが、効き目は全くなかった。村人はこの攻撃を絶えるしかなかった。そう自由落下爆弾が到着するまでのあと数分を
そこへ上空を切り裂く轟音が鳴り響いた。その音の主は自由落下爆弾が上空で音速を越え、衝撃波を起こしたものだった。レーダ担当から報告があった。
「村人様!!自由落下爆弾は予定通り、あと3分で敵要塞を直撃します」
あと3分、インスタントラーメンを待つ時間なのだが、村人にとってとてつもなく長いものとなった。そうお腹がすいてインスタントラーメンが出来上がるのを待ちに待っている時間のように
そして、カウントダウンが始まった。
「着弾まであと10秒、9,8,7,6,5,4,3,2,1」
自由落下爆弾は次々と直撃し魔導防壁の一部と稲光を上げながら消滅、しかし、2,3発が要塞に着弾し被害をもたらした。そのせいか敵の攻撃が落ちたのだった。要塞右側の損傷が激しいようだ。
「村人様!!敵要塞の攻撃が落ちています」
「よーし!!」ヤマト発進!!要塞右側へ向かう!!」
すると艦橋へサァーが上がってきた。
「村人様!!我がPC隊を突撃させてください」
更にヤスムロも上がってきて
「俺も行きます!!」
村人は悩んだ。確かに上陸作戦が打倒といえる。しかし、そこにはベッケンバウアーがいる。更にウサギクラスの魔導士がかなりいる。つまり、いくらPCであっても、彼の魔力の前には、勝つことはかなり厳しい状況だ。村人は悩んだ。このままではPC隊は全滅する。しかし、上陸して要塞を内部から破壊しないと勝ち目はない。
するとそこへミケえもんから連絡が入ってきた。
「村人様!!報告があります」
「なんだ、ミケえもん」
「トランスフォーメーションを行ってください」
「トランスフォーメーションだと」
「はい!!ヤマトはトランスフォーメーションでロボットになります。そして、突入させるのです。そうすれば、要塞上で直接攻撃が可能です」
「わかった!!」
「総員に告ぐ。ヤマトはこれよりトランスフォーメーションを行い、敵要塞へ突入する」
艦橋が慌ただしくなってきた。ヤマトがトランスフォーメーションでロボットになるとはだれも思っていなかったのだ。副長のユキムラは知っていたようで、艦内で指揮を執っている。そして、ヤマトはトランスフォーメーションを完了させた。その光景を見たベッケンバウワーは驚いた。
「なんだあれは?」それより早く修復をしろ!!」
そう言われた魔導士達は、慌てていた。崩壊した部分の魔導防壁発生装置は古代遺跡から発掘されたものだ。つまり、修理できるわけないものである。よって、魔導士達の力で魔導防壁を展開しないといけないのだが、広範囲と会って、魔導士達の力だけではなかなか展開はできないでいた。更に目の前には巨大ロボットが今にも突撃してこようとしていた。
トランスフォーメーションを完了したヤマト艦橋では最終チェックが始まっていた。
「村人様!!トランスフォーメーション完了ました」
「魔導エンジン問題ない」
「各部問題ありません」
そして、みんながうなづいたその時村人が声を出した。
「よーし!!敵要塞へ乗り込むぞ!!」
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