目を覚ますと雑魚キャラになっていたけど、何故か最強なんです・・・

WW-I

城塞都市 ミハエル

「ミハエル？」

ウサギの言葉にみんなが振り返った。

「そう…あれは、神聖教会本部がそのもの。伝説とばかり思っていたが、まさか浮遊要塞として空中に浮かんでくるとは」

「まるでラ〇ュタみたいだ」

「そうだな」

「飛〇石を手にしてバ〇スとか呪文を唱えたら、あの丸い下部が崩壊したりして」

「うんうん…」

ライムの言葉に俺がうなずいて、ライム殿がいることに気付いて一同がびっくり仰天した。

「って？なんでここにライム殿がいるんだ？」

すると悪びれる様子もなくにこやかな表情を浮かべていた。

「いやー人間同士の決戦なので思わず見に来てしまいまいた」

「見に来たって…」

ライム殿は俺の言葉を手で遮った。

「それよりあの要塞をどのように攻略するのかね？」

城塞都市ミハエル、直径約10kmの円形をした物体で上部には都市、下部は黒い球体となっていた。城塞の外壁には神乃雷（ゴッデスプリッツ）が2重に搭載され全方向に攻撃が可能になっている。

「上部は何もなさそうだな」

するとミケえもんから連絡が入ってきた。

「村人様。あの要塞に対し自由落下爆弾の軌道計算が完了いたしました。如何なさいます？」

するとレーダ監視担当から

「村人様！！要塞ミハエルから攻撃反応、神乃雷（ゴッデスプリッツ）と思われます！！」

「何！！まだ、射程圏外では？」

「村人様！！まもなく到着します！！」

「全艦！！魔導防壁展開！！」

そう叫んだ瞬間！！目の前の防護艦隊が一瞬で消え去ったのだった

「なに？防護艦隊が全滅！！」

「村人様！！第2波！！接近！！」

俺は艦隊の前にバリヤーを張った。

目の前でさく裂する神乃雷（ゴッデスプリッツ）の光線を何とか抑えることができた。

「ミケえもん！！自由落下爆弾発射！！！」

「了解！！」

「全艦隊に告ぐ、撤退準備！！」

「村人様！！撤退するのですか？」

「このままでは、全滅するだけだ！！俺のバリヤーで防いでいるうちに撤退だ！！」

「わかりました」

するとナガト艦長からコンドーから連絡が入ってきた

「村人様！！我が艦が殿を務めますので、今のうちに！！」

「コンドーよ！！殿はヤマトが務める。各艦は、あの要塞に向けマジカルスキーβ粒子ミサイルをありったけ、ぶち込め！！」

「了解！！ナガト反転します」

「エンタープライズ反転します」

こうしてヤマトを残し、各艦はミサイルを発射しながら戦線離脱を始めたのだった。しかし、そのミサイルも要塞上部に張り巡らされた魔導防壁によって防がれていったのだった。

そこへ上空から衝撃波による轟音を轟かせ、要塞に近づく物体があった。その数、10