39 / 191
決勝
しおりを挟む
流石の怠慢なプレーに矢部っちが切れた。
「どうしてバットを、振らなかった!!」
「はぁ?なぜ、俺がバットを振る必要があるんだ?」
四谷くんの反応を、見て分かった。親が親なら子も子である。その発言に絹やんも怒り始めた。
「何、言ってるんだ。貴様!!」
すると
「俺は、ピッチャーをさせて貰えると親父から聞いたから試合に出たら、ライト?笑わせんな!!いてやるだけでも、ありがたいと思え!!」
そんな声を聞きつけた四谷くんのお父さんが出てきて、
「喧嘩するんだったら、龍馬を連れて帰ってもいいぞ!!」
その言葉を聞いたコーチが慌てた。
「何言ってるんですか!ここで帰られては困ります」
ふとこいつをよく見ると四十代前半にしか見えない。どうせ息子に自分が今度からコーチを引き受けるからピッチャーをさせてやるとでも言ったんだろう。それに四谷君自体もこの父親と二人三脚で練習しているのかも知れない。だとするとと思っていたら審判がやって来て
「何やってるんですか。早く守備について下さい」
そこへ案の定、四谷くんのお父さんが言い出した。
「龍馬を投げさせてくれれば、いさせてやっても構わないが」
審判が
「早くしないと没収試合にしますよ」
「すみません、もう少し時間をください」
俺がいうと
「じゃ、少しだけ待ちます」
そして俺は四谷くんを除いたみんなとヒソヒソと打ち合わせをした。
「わかった」
みんなの了解を得て俺が話を始めた。
「ピッチャーなんかいつでも譲ります。大人にとってたかが小学生の町内会の試合ですが、俺たち子供にとつては、優勝がかかった試合です。これで点をとられたらこの指示をした四谷くんのお父さんのミスですから、その事をよく理解してください。」
「? ああ 分かった?」
この反応を見て、俺は直感的にこいつ馬鹿だと感じたんだが、それは置いといて、そこへ審判がやっても来た。
「そろそろいいかな?」
「はい。ピッチャーとライトを交代します」
こうして俺たちはグラウンドに散っていった。その間に、後ろから審判の声が聞こえた。
「あなたも大人気ない!子供相手につまらない事しないでください!!」
7回表ベアーズの強力打線は、四谷君に襲いかかったがなんとかみんながなんとかふんばって、ツーアウト満塁で岩ちゃんの打席、なぜか俺の方をチラチラと見ている。なんとなく、ライト線へジワリと守備位置をかえると
キン!!
岩ちゃんの打球はライト線へ痛烈な当たり、ダッシュでこれを抑えて、ファーストへ投げる
「アウト!!」
足が遅い岩ちゃんはライトゴロで終わったのだった。
こうしてなんとか7回表を抑えたのだった。7回裏は疲れが見えてきた小山君からランナー二人出すが得点はできなかった。
こうして試合は延長戦に突入した。
「どうしてバットを、振らなかった!!」
「はぁ?なぜ、俺がバットを振る必要があるんだ?」
四谷くんの反応を、見て分かった。親が親なら子も子である。その発言に絹やんも怒り始めた。
「何、言ってるんだ。貴様!!」
すると
「俺は、ピッチャーをさせて貰えると親父から聞いたから試合に出たら、ライト?笑わせんな!!いてやるだけでも、ありがたいと思え!!」
そんな声を聞きつけた四谷くんのお父さんが出てきて、
「喧嘩するんだったら、龍馬を連れて帰ってもいいぞ!!」
その言葉を聞いたコーチが慌てた。
「何言ってるんですか!ここで帰られては困ります」
ふとこいつをよく見ると四十代前半にしか見えない。どうせ息子に自分が今度からコーチを引き受けるからピッチャーをさせてやるとでも言ったんだろう。それに四谷君自体もこの父親と二人三脚で練習しているのかも知れない。だとするとと思っていたら審判がやって来て
「何やってるんですか。早く守備について下さい」
そこへ案の定、四谷くんのお父さんが言い出した。
「龍馬を投げさせてくれれば、いさせてやっても構わないが」
審判が
「早くしないと没収試合にしますよ」
「すみません、もう少し時間をください」
俺がいうと
「じゃ、少しだけ待ちます」
そして俺は四谷くんを除いたみんなとヒソヒソと打ち合わせをした。
「わかった」
みんなの了解を得て俺が話を始めた。
「ピッチャーなんかいつでも譲ります。大人にとってたかが小学生の町内会の試合ですが、俺たち子供にとつては、優勝がかかった試合です。これで点をとられたらこの指示をした四谷くんのお父さんのミスですから、その事をよく理解してください。」
「? ああ 分かった?」
この反応を見て、俺は直感的にこいつ馬鹿だと感じたんだが、それは置いといて、そこへ審判がやっても来た。
「そろそろいいかな?」
「はい。ピッチャーとライトを交代します」
こうして俺たちはグラウンドに散っていった。その間に、後ろから審判の声が聞こえた。
「あなたも大人気ない!子供相手につまらない事しないでください!!」
7回表ベアーズの強力打線は、四谷君に襲いかかったがなんとかみんながなんとかふんばって、ツーアウト満塁で岩ちゃんの打席、なぜか俺の方をチラチラと見ている。なんとなく、ライト線へジワリと守備位置をかえると
キン!!
岩ちゃんの打球はライト線へ痛烈な当たり、ダッシュでこれを抑えて、ファーストへ投げる
「アウト!!」
足が遅い岩ちゃんはライトゴロで終わったのだった。
こうしてなんとか7回表を抑えたのだった。7回裏は疲れが見えてきた小山君からランナー二人出すが得点はできなかった。
こうして試合は延長戦に突入した。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる