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新人戦迫る
しおりを挟む夏の大会で優勝した俺たち69ersは、この秋に行われる新人戦に向けて練習をしていた。新人戦と言っても、俺たちのチームは5年生が一番学年が上だから、ぬける6年生もいない。更に言うと、女子チームがないので他のチームみたいな壮行試合は行われなかったが、優勝したものだからそれなりの人数になっていた。更に女の子たちも加わって、紅白戦を行うことになった。
チーム分けはこうだった。赤チーム、俺、山田さん、天野さん、箭内さん、太田さん、森さんと下級生たち、白チームは外やん、絹やん、やべっち、ガッキー、山本君を中心とした主力メンバーだった。そして、先発は、やべっちとなぜか、箭内さんとなっていた。
「コーチ。おれは?」
「ん?どうした?佐藤?」
「俺は、先発じゃないんですか?」
「んーと君は、ライトで4番よ。何か文句ある?それと、城チームは君が監督代行だから」
「え?」
「じゃ…よろしく」
「よろしくって…」
驚いている俺を囲んだ女子たちは
「佐藤君!!監督なの?みんな頑張らいと」
するとみんな円陣を組んでいて、その中から天野さんが声を掛けてきた
「みんないい?勝つわよ!!佐藤君、何か言いなさいよ」
「じゃあ…みんな頑張っていこう!!」
「シックスティーナイナーーー!!」
「ファイト!」
「オッ!!」
「ファイト!」
「オッ!!」
「ファイト!」
「オッ!!!」
「ドゥドゥドゥ!!!」
「ドゥドゥドゥ!!!」
「ドゥドゥドゥ!!!」
「シックスティーナイナーーー!!」
「ドゥドゥドゥ!!!」
「「「トゥーース!!!!」」」
掛け声を終えて、ふと69ersなんて女の子が大声で叫んだけど、もう少しして、この意味を知ったらどうなるのかなと頭をよぎったのだった。
場所は、いつもの学校のグランドだ。戦力的には、未知数が大きい。特に下級生の実力がかなりの問題だ。守備については、コーチが決めていた。ピッチャー箭内、キャッチャー、森、ファースト山田、セカンド太田、ショート五十嵐、サード横井、ライト俺、センター鈴木、レフト太田となっている。特にショートの五十嵐は顔は猿によく似ているのだが、俺と同じで背が低い、そんなことろは親近感が持てるがどうなのだろうか。サードの横井も4年生、俺より背が高い。顔はどちらかというとゴリラ―みたいな感じだ。そして、センターの鈴木も俺より背が高い。更に、顔もシュッとした感じで周りからの情報で足が速く方も強いと聞いている。以上、メンバー紹介終わり。
するとやべっち達はこけていた。
こうして、紅白試合は、俺たち紅組が後攻で始まった。
プレイボール!!
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