リーンカーネーション 小学4年に戻ったおれ

Seabolt

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朝の会 3

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職員室の隣、会議室に連行された俺、目の前には担任と頭がバーコードの教頭、そして、学年主任の3人に囲まれている。これBL小説ならば、俺はとてつもない拷問を受けることになる。しかし、今は違う。
俺が女の子とのお尻を触ったことが原因となっている。

「佐藤!!お前、自分がやったことがどんなことなのかわかっているのか?」

どう答えたらいいのだろう?確かに女の子のお尻を触ったのは事実だ。しかし、それと現在の状況はかなり違う。

「黙っていてはわからんだろうが」

「女の子のお尻を触っただろう」

このままでは先生たちの誘導尋問で俺は女の子のお尻と触った悪い子ですということになる。このままではいけない。さてと、まずは、現在の状況を整理しよう

「先生」

「なんだ?ようやく白状する気になったか」

「俺が女の子のお尻を触ったとみんなが言っているけど、どんな状況で触ったといっているのですか?」

「あ?佐藤!!まだやっていないというのか?」

担任は怒りのあまり俺の言葉が全く耳に入っていない。3人に目配せをすると担任以外の先生は、状況を十分に把握している訳ではないようだ。ここは外堀から攻めよう

「先生!!聞いてください!!俺は、朝の会で女の子のおしりを触ったとクラスの男子から言われたんです。それって?おかしくないですか?お尻を触られた女の子がやめてと訴えてくるのならわかるのですが…イテ」

担任のゲンコツが落ちてきた。

「何を言っているんだ。朝の会で触られた女の子も手を挙げていたんだぞ!!」

興奮している担任は、更にゲンコツを繰り出そうとしていたので二人の先生が慌てて止めていた。

「田中先生!!やりすぎですよ」

「しかし…」

先生の話からするとおしりを触られ人という質問で手を挙げた女子がいるということだ。みんなは素直に手を挙げたのだろうか。それとも別の女の子が手を挙げたのだろうか?ということは、

「しかし、こいつが・・・」

「何を言っている。これ以上は暴力になりますよ」

「すみません」

教頭先生が担任を制してくれたおかげで、担任も少しは落ち着いてきているみたいだ。そこへ学年担任が

「佐藤!!女の子が好きなのわかるけど、お尻を触るのは感心しないな」

「先生、確かに俺は女の子とおしりを触ったかもしれませんが、女の子から触らないでと言われた記憶がありません」

「そうか。ようやく認めたな。けど、それはお前が怖いから何も言えなかったんじゃないのか?この間も中学生と喧嘩しているだろう」

うーむ。何もかも裏目だ。よしここで誘導尋問だ

「そうですか。それはその女の子に悪いことをしたのかもしれません」

「ようやく反省するに気になったか」

「はい。で?その女の子は5人ほどですか?」

ここは一か八かだ。みんなが手を挙げていたのなら、素直になろう。そうでなかったら、どうしようか?

「それは言えない」

「手を挙げた女の子は確かにいるのですね」

「そうだ」

「では、みんなの前で直接謝りたいので、その女の子の名前を教えてください。この通りです」

俺は頭を深々と下げた。目の前の三人の先生はひそひそと話をしている。実は36人学級、約半分は女の子だ。そこはやはり友達というグループ単位で別れている。山田さんのグループ5人はで、山田さん、成田さん、岩橋さんの3人を中心に佐野さんと太田さんがいる。実は井上さんは福田さんと合計4人ほどのグループ、岡田さんは矢野さんと清水さんと仲がいいようだ。そして、残りは増田さんと西野さん、桜井さんが田村さんと相川さんで3人のグループと小林さんがいる。つまりこの中の誰かなのだが、俺の質問にそれは言えないと言っている時点で、山田さんたちは、手を挙げてないだろう。それは、後で確認するとして、手を挙げたのは、だれだろうか?

「それは教えられない。みんなの前ですみませんと謝ればいい」

「それはできません」

「なぜだ」

「謝る相手がわからないからです」

「佐藤!!どういう意味だ!!」

「先生、そうでしょう。みんなの前で謝っても意味がないと思います」

「貴様!!全く反省していないだろう?」

「違います。俺は間違ったことをしているのですからちゃんと謝ります。けど、ちゃんと相手に謝らないと意味がないですよね。教頭先生、島田先生!!」

2人の先生も考え込んでしまった。1時間目が終わりを告げるチャイムが鳴る頃、先生たちはちょっと打合せをしてくると俺を置いて職員室に行ってしまった。


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