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何が起きたの?
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週が明けて私と俊介はいつも通り二人で登校をしていると目の前に武が待っていた。
「武・・・おはよう!!」
私の言葉に振り向いた武、私たちを見て、
「ふーん・・ちゃんと付き合ってるんだ・・・俊介と・・」
「そうよ・・」
とは言ったものの内心はどきどきだった。ここで俊介が違うといったらもうおしまい・・・って武は顎に手を当て未だに私たちをジロジロと見ていた。
「本当にいいのか?」
「な・・・何聞いているのよ!!」
そう言った私をじろりと睨んだ武は俊介を指差した。
「真奈美じゃなく俊介に聞いたんだ。真奈美みたいなじゃじゃ馬でいいのか?」
じゃじゃ馬ってなんてこと言うのよ。
「だ・・誰がじゃじゃ馬よ!!・・た・・」
そう叫んでいると俊介が私の肩を抱き寄せた・・・さっきまで叫びかけていた声も一瞬で止まったほど・・驚き、思わず顔をじっと見つめてしまった。すると俊介は私の方をチラッと見て軽く頷き、武を見た。
「いいんだよ・・」
軽く息を吸い込んだ武・・・両手を腰にあて、再び私たちをジロジロと見ていた。しばらくして、武は笑顔で私たちの後ろに回り私と俊介の肩を叩いた。
「そっか・・・よかった。俊介・・まかせたからな・・・じゃぁ・・」
そう言うと武は俊介の肩を数回叩き、私達の前から走り去って行った。
「なに・・あれ?」
「さぁ?」
私は、ずっと顔を真っ赤にして直立不動だった。そんな状態で学校まで来た私たち、目の前に国府田さんが来ているなんて全く気付くまでもなく、いきなり右の頬に衝撃と鼓膜を張り裂けんばかりの音が私を襲ってきた。
バチーン!!!
校門に響いた乾いた音・・・その音とともに私の眼鏡は壊れ・・・道端に転がっていた。そして、右の頬に広がって行く痛みとキーンと耳鳴りがしばらく私を襲っていた。
「最っ低い!!!ね あなたって!!」
そう叫んでいるのは国府田さんだった。しかも、叫んだ後すぐに私の前で目に涙を浮かべ睨んでいる。右の頬を押さえ呆然と立っている私・・・一体何が起きたの?
「何とか言いなさいよ!!それともイケメン二人と付き合って、嬉しいの?」
そう叫んで再び私の頬に向けて手を挙げた・・・するとその手を俊介が止めてくれた。俊介の方を見た国府田は叫んだ!!
「高取君知っているの?彼女・・隠れて武と付き合っていたこと!!」
俊介は黙って立っていた・・・けど・・・どういう意味よ!!私は武とは付き合っていないのに・・・
「ちょ・・・ちょっと待ってよ!!わ・・・私が?武と?」
「そうよ!!」
「な・・何かの間違いよ!!」
「何が間違いなのよ!!いい加減にしてよ!!」
そう叫んだ国府田は俊介の手を振り払い私の胸を数回叩いた。
「なんで・・・あんたなのよ・・」
完全に泣き崩れたとたん助さんが彼女を支え、私を睨んでいる。けど・・私は状況がつかめない・・だって・・・土曜も・・・それに・・・さっき・・・そう思っていると角さんのビンタが私に炸裂した。
「痛!!」
「いい加減にしなさいよ」
だからなんでこんな展開で私がビンタをしかも2発も食らわなきゃいけないのよ・・・
「だから一体なんなのよ!!」
「よくそんなこと言ってられるわね!!」
「本当になんなのよ!!」
「いい加減にしてよ!!影でこそこそ付き合っていたくせに」
「言ってる意味が全くわかんないんだけど!!」
「美音を振ったのよ。遠藤君が・・・あなたのことを好きだからって!!」
「武・・・おはよう!!」
私の言葉に振り向いた武、私たちを見て、
「ふーん・・ちゃんと付き合ってるんだ・・・俊介と・・」
「そうよ・・」
とは言ったものの内心はどきどきだった。ここで俊介が違うといったらもうおしまい・・・って武は顎に手を当て未だに私たちをジロジロと見ていた。
「本当にいいのか?」
「な・・・何聞いているのよ!!」
そう言った私をじろりと睨んだ武は俊介を指差した。
「真奈美じゃなく俊介に聞いたんだ。真奈美みたいなじゃじゃ馬でいいのか?」
じゃじゃ馬ってなんてこと言うのよ。
「だ・・誰がじゃじゃ馬よ!!・・た・・」
そう叫んでいると俊介が私の肩を抱き寄せた・・・さっきまで叫びかけていた声も一瞬で止まったほど・・驚き、思わず顔をじっと見つめてしまった。すると俊介は私の方をチラッと見て軽く頷き、武を見た。
「いいんだよ・・」
軽く息を吸い込んだ武・・・両手を腰にあて、再び私たちをジロジロと見ていた。しばらくして、武は笑顔で私たちの後ろに回り私と俊介の肩を叩いた。
「そっか・・・よかった。俊介・・まかせたからな・・・じゃぁ・・」
そう言うと武は俊介の肩を数回叩き、私達の前から走り去って行った。
「なに・・あれ?」
「さぁ?」
私は、ずっと顔を真っ赤にして直立不動だった。そんな状態で学校まで来た私たち、目の前に国府田さんが来ているなんて全く気付くまでもなく、いきなり右の頬に衝撃と鼓膜を張り裂けんばかりの音が私を襲ってきた。
バチーン!!!
校門に響いた乾いた音・・・その音とともに私の眼鏡は壊れ・・・道端に転がっていた。そして、右の頬に広がって行く痛みとキーンと耳鳴りがしばらく私を襲っていた。
「最っ低い!!!ね あなたって!!」
そう叫んでいるのは国府田さんだった。しかも、叫んだ後すぐに私の前で目に涙を浮かべ睨んでいる。右の頬を押さえ呆然と立っている私・・・一体何が起きたの?
「何とか言いなさいよ!!それともイケメン二人と付き合って、嬉しいの?」
そう叫んで再び私の頬に向けて手を挙げた・・・するとその手を俊介が止めてくれた。俊介の方を見た国府田は叫んだ!!
「高取君知っているの?彼女・・隠れて武と付き合っていたこと!!」
俊介は黙って立っていた・・・けど・・・どういう意味よ!!私は武とは付き合っていないのに・・・
「ちょ・・・ちょっと待ってよ!!わ・・・私が?武と?」
「そうよ!!」
「な・・何かの間違いよ!!」
「何が間違いなのよ!!いい加減にしてよ!!」
そう叫んだ国府田は俊介の手を振り払い私の胸を数回叩いた。
「なんで・・・あんたなのよ・・」
完全に泣き崩れたとたん助さんが彼女を支え、私を睨んでいる。けど・・私は状況がつかめない・・だって・・・土曜も・・・それに・・・さっき・・・そう思っていると角さんのビンタが私に炸裂した。
「痛!!」
「いい加減にしなさいよ」
だからなんでこんな展開で私がビンタをしかも2発も食らわなきゃいけないのよ・・・
「だから一体なんなのよ!!」
「よくそんなこと言ってられるわね!!」
「本当になんなのよ!!」
「いい加減にしてよ!!影でこそこそ付き合っていたくせに」
「言ってる意味が全くわかんないんだけど!!」
「美音を振ったのよ。遠藤君が・・・あなたのことを好きだからって!!」
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