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ふっと意識が浮上して目が覚めた。
えっと…確か今発情期で…不思議と頭がすっきりしている。
ガチャリと寝室のドアが空いて顔を覗かせた男の顔を見て昨日の出来事がぶわわっと頭の中を駆け巡った。
思わず掛け布団を被り姿を隠した。
「一旦これで失礼しますね、体は綺麗にしてありますし、ピルも夜中0時頃服用してます。今は症状治っているようですが、また、」
男が話している途中で玄関のドアが開く音がして、話が止まった。
「おはようございます。今本人さんにはお話ししましたが、ピルは服用済みで、今のところ症状治っているようなので失礼します。また酷くなるようであれば呼んでください。1週間定額料金で頂いていますので、何度呼んで頂いても値段は変わりません。鍵は一旦お返ししておきます。」
「あぁ、支払いはアプリで?」
「はい、アプリに登録したカードから支払われています。」
「そう、ご苦労様。」
「失礼します。」
布団に隠れている間にやりとりが終わって男は帰って行った。
冷静になってしまった頭で整理すると、やっぱりあの男を呼んだのは奏都に違いなくて、俺が何してたかも知ってて、あの男にお金も払ってる。
どういう意味なのか考えたくもなくて、布団に身を潜めたまま居ると、ベッド際まで近付いてきて布団を捲られた。
「俺じゃない奴とのセックスは気持ち良かったか。」
「………」
「フェロモン浴びれてよかったなぁ。この尻軽Ωめ。」
言われたことが理解しきれず、反応できない。
理解したくなかっただけかもしれない。
何も言わずにいると、そのまま奏都は部屋を立ち去った。
尻軽だなんて、、差し向けたのは自分の癖に!
何であんなこと、何でわざと?
顔も見たくなくて寝室でそのまま隠れているとしばらくすると玄関の開閉音が聞こえてきた。
そっとベッドから降りて玄関を見にいくと仕事用の靴がなくなっていた。
出勤したのを確認すると急いで荷造りをした。
必要なものだけ。
最悪捨てて貰えば良いから、替えがきかないものと当面の衣類だけ詰め込むと、逃げるようにアパートを出た。
発情期だけど、中出しされたおかげか症状はほとんどない。
お金も生活費を毎月もらうくらいしかなくて、行ける先なんて実家以外に思いつかなかった。
なんて説明しよう。
あいつが勝手に発情期中にアプリで人を呼んでて、ヤられた?
そんな生々しい話実の親になんてできない。
ちょっと喧嘩して?
早く謝りなさいよって言われるだけだろうな。
ぐるぐると考えても答えが出ないまま、実家の扉を開けた。
「…ただいまー。」
「沙雪!あんた、何やってんのよ!!」
母の第一声は予想外の怒号だった。
面食らったままその場に立ち尽くしていると、母の勢いは止まらなかった。
「奏くんから電話もらって、あんた、子供ができないの奏くんのせいにして、自分は浮気ですって!?何考えてるのよ!せっかく私達もあんたがαと一緒になれて一安心してたところだったのに!どういうつもりなの!」
「ちがう、俺浮気なんかしてない!あいつが勝手に、」
「またすぐそうやって人のせいにして!ただでさえΩの息子を持って色々言われてきて、何とか受け入れてもらえつつあったのに、これだからΩはって言われちゃうじゃない。私達の肩身の狭さ、考えたことある!?」
「母さん、だから、おれ、ちがっ」
「いい加減にしなさい!奏くんからもう聞いてるのよ、あんたが不貞行為をしてたことは!とにかく、ここには戻って来れないから、ちゃんと謝って!もう大人なんだから自分の尻は自分で拭きなさい!」
すごい剣幕に押されてそのまま外に押し出された。
母さんは俺の気持ち、考えてくれたことあったのかな。
俺だって好きでΩに生まれた訳じゃない。
できることは努力してきたし、言うこともちゃんと聞いてきた。
世間の目が気になって放り出すくらいなら、産まないでくれたらよかったのに。
そんなもののために息子が路頭に迷ってもいいと思うくらいの存在なら、俺なんて居なかったほうがよかった。
えっと…確か今発情期で…不思議と頭がすっきりしている。
ガチャリと寝室のドアが空いて顔を覗かせた男の顔を見て昨日の出来事がぶわわっと頭の中を駆け巡った。
思わず掛け布団を被り姿を隠した。
「一旦これで失礼しますね、体は綺麗にしてありますし、ピルも夜中0時頃服用してます。今は症状治っているようですが、また、」
男が話している途中で玄関のドアが開く音がして、話が止まった。
「おはようございます。今本人さんにはお話ししましたが、ピルは服用済みで、今のところ症状治っているようなので失礼します。また酷くなるようであれば呼んでください。1週間定額料金で頂いていますので、何度呼んで頂いても値段は変わりません。鍵は一旦お返ししておきます。」
「あぁ、支払いはアプリで?」
「はい、アプリに登録したカードから支払われています。」
「そう、ご苦労様。」
「失礼します。」
布団に隠れている間にやりとりが終わって男は帰って行った。
冷静になってしまった頭で整理すると、やっぱりあの男を呼んだのは奏都に違いなくて、俺が何してたかも知ってて、あの男にお金も払ってる。
どういう意味なのか考えたくもなくて、布団に身を潜めたまま居ると、ベッド際まで近付いてきて布団を捲られた。
「俺じゃない奴とのセックスは気持ち良かったか。」
「………」
「フェロモン浴びれてよかったなぁ。この尻軽Ωめ。」
言われたことが理解しきれず、反応できない。
理解したくなかっただけかもしれない。
何も言わずにいると、そのまま奏都は部屋を立ち去った。
尻軽だなんて、、差し向けたのは自分の癖に!
何であんなこと、何でわざと?
顔も見たくなくて寝室でそのまま隠れているとしばらくすると玄関の開閉音が聞こえてきた。
そっとベッドから降りて玄関を見にいくと仕事用の靴がなくなっていた。
出勤したのを確認すると急いで荷造りをした。
必要なものだけ。
最悪捨てて貰えば良いから、替えがきかないものと当面の衣類だけ詰め込むと、逃げるようにアパートを出た。
発情期だけど、中出しされたおかげか症状はほとんどない。
お金も生活費を毎月もらうくらいしかなくて、行ける先なんて実家以外に思いつかなかった。
なんて説明しよう。
あいつが勝手に発情期中にアプリで人を呼んでて、ヤられた?
そんな生々しい話実の親になんてできない。
ちょっと喧嘩して?
早く謝りなさいよって言われるだけだろうな。
ぐるぐると考えても答えが出ないまま、実家の扉を開けた。
「…ただいまー。」
「沙雪!あんた、何やってんのよ!!」
母の第一声は予想外の怒号だった。
面食らったままその場に立ち尽くしていると、母の勢いは止まらなかった。
「奏くんから電話もらって、あんた、子供ができないの奏くんのせいにして、自分は浮気ですって!?何考えてるのよ!せっかく私達もあんたがαと一緒になれて一安心してたところだったのに!どういうつもりなの!」
「ちがう、俺浮気なんかしてない!あいつが勝手に、」
「またすぐそうやって人のせいにして!ただでさえΩの息子を持って色々言われてきて、何とか受け入れてもらえつつあったのに、これだからΩはって言われちゃうじゃない。私達の肩身の狭さ、考えたことある!?」
「母さん、だから、おれ、ちがっ」
「いい加減にしなさい!奏くんからもう聞いてるのよ、あんたが不貞行為をしてたことは!とにかく、ここには戻って来れないから、ちゃんと謝って!もう大人なんだから自分の尻は自分で拭きなさい!」
すごい剣幕に押されてそのまま外に押し出された。
母さんは俺の気持ち、考えてくれたことあったのかな。
俺だって好きでΩに生まれた訳じゃない。
できることは努力してきたし、言うこともちゃんと聞いてきた。
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そんなもののために息子が路頭に迷ってもいいと思うくらいの存在なら、俺なんて居なかったほうがよかった。
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