DEEP BLUE OCEAN

鼓太朗

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第三章 満月の夜 七夕の奇跡

和弘と真奈 2

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7月6日。
和弘と真奈は昼前に到着した。
なんだかさっきから様子がおかしい。
また喧嘩でもしたのか。
30過ぎて些細なことで喧嘩なんかするなと思うが、海人は何も言わないし言えない。
真奈は朝が強烈に苦手だ。
おおらかで穏やかでのんびりしているが、裏を返せば時間にルーズなところは否めない。
どちらかと言えばせっかちでカリカリしているところのある和弘とは対称的だ。
海人はどちらかと言うとのんびりしている方だが和弘のスピードと行動的なところは嫌いではない。
海人も和弘の性格にとやかく言わないので和弘にとっては気が楽なのだろう。
真奈はそれがなかなかうまくいかないところがある。
この時間に海人の店に到着するには真奈にとってはかなりの早起きを強いられる。
不機嫌な真奈と車で二人っきり。
和弘にとってもイライラが募るだろう。
そんなならもっとゆっくり来れば良いのに。
海人は思うがせっかちな和弘には言わない方がいい。
和弘は今日を心待にしていたのだから。

ブリーフィングルームに到着した二人は口数少なく海の準備をする。
今日は午後から1本。
夜はサンゴの様子を見にナイトダイブを一本。
だが、午前中に様子を見にいったが、サンゴの様子はいつもとかわりなかった。
今日はまだかな…
海人は密かに思っていた。
明日と明後日の三連休をとった二人はサンゴの産卵に立ち会えるのだろうか。
相変わらずギクシャクした二人。
二人は三連休をずっとこのまま過ごすのだろうか。
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