9 / 57
第一章 旅の始まり
みなしごマーフィー
しおりを挟む
その時、さっきまでの瀕死の重症だったマーブルの子どもが、ふわりとジャンプするとレオンの前に立ちはだかった。(毛玉のボールのようなので立ちはだかったという表現が正しいかはわからないが…)
「?」
レオンは首をかしげた。
キューキューと鳴くマーブルの子ども。
「命の恩人だから連れてって欲しいって。」
ポックが通訳してくれた。
怪我人(今回は人ではないが)を助けて仲間にするという構図ができつつあることにレオンはため息をつく。
まだ傷が塞がっていないから、安静にした方がいい。
ただモンスターの子どもにそれをいっても仕方がないかと諦めた。
ただ、「連れてって」というのは答えに窮した。
捨て犬を拾うように怪我をしているとはいえ、モンスターを保護するのは考えた方がいいだろう。
こんなことが続けばすぐに馬車内は満員になる。
もちろんマーブルがひと群れ丸々乗っても馬車内は広々しているが。
「だめだよ。」
レオンは一通り思案したあと、できるだけ冷たくそう言った。
「僕たちは危険な旅をしてる。君を巻き込むわけにはいかないよ。早く家族のもとに帰りな。」
そう言ってもう一度マーブルの子どもの背中を撫でると立ち上がり、そのまま背を向けて歩き始めた。
ポックも仕方なく後を追った。
レオンは来た道を戻った。
マーブルの子どもの悲しそうな目はできるだけ見ないようにして。
うるうるしている瞳をみたらなんだか気持ちが揺らぎそうになるから。
「かわいそうだったんじゃない?」
しばらく歩いてからポックは少し非難するように言ったが、レオンは聞き流して歩き続けた。
あの子にも親がいるのではないか。
引き離すのはあまりにかわいそうだ。
一時の感情でそんなことを許すわけにはいかない。
レオンはそんなことを考えながらポックを無視して歩き続けた。
マーブルの群れから離れ、しばらく歩く森の中。
なんだかいい匂いがする。
「なんの匂いだろう?」
レオンは立ち止まったが何の気配はない。
そんなことを思いながら再び歩き始めると、目の前に紫色の花が咲いているのが目に入った。
可憐な花だが、行き道にこんなのあったか?
不思議に思いながら不思議と目をそらせないその花を見ていた。
次の瞬間、その花は突然むくむくと動いたのだ。
そして土の中から太ったゴボウのようなモンスターが現れた。
花の匂いと色で動物を誘い、土の中の大きな口で獲物を丸のみにするというマンドラゴラ。
植物系のモンスターだ。
小動物や人間でも子どもなら丸のみにしてしまう食肉の植物だ。
「うわぁ!」
突然のことに驚いたレオンは思わず尻餅をついてしまった。
花をピラピラと動かして虚ろな目でこちらを見るマンドラゴラ。
きれいな花に見えたが根っこの醜い身体と小憎らしい表情を見てそんな気はとっくに消え失せてしまった。
それにしても、レオンはもちろん、ポックすらも全く気づかないほど気配を消していた。
いつから隠れていたのか分からないが、かなり凄腕のハンターだ。
マンドラゴラはヘラヘラと笑うような表情と踊るような足取りで間合いをとる。
踊るような足さばきと甘い香りに気を取られている隙に、マンドラゴラはしゅるしゅると太い根を這わせてきた。
そしてガシッとレオンの右腕をつかんだ。
「しまった!」
と思ったときにはもう遅い。
「くっ、離せ!」
根は強くレオンの腕を締め付ける。
「うわっ!」
根の締め付ける力が強く、腕の血が止まりそうになる。
そして「レオンを離せー!」と威勢よく飛び付いたポックもろともそのままひょいと投げつけた。
何てパワー。
レオンだって18歳の男だ。
それを持ち上げたのだからたいした力だ。
森の木にレオンはしこたま背中を打ち付けた。
一瞬息が止まりそうになる。
頭も打ってボーッとする。
「まずい…」
レオンは傍らのポックを見た。
ポックはというと完全に気を失っている。
こんなときに限って! と、レオンは心の中で舌打ちをする。
そしてレオンがよそ見をしている隙にマンドラゴラは太った身体でのしかかってきた。
メリメリッと音がした気がする。
重い…
そして、今度は両腕をとらえられているのでブーメランまで手が届かない。
このままでは食べられる。
残念ながらこいつの栄養になって死ぬのはごめんだ。
なんとかブーメランに手が届けば…。
どうにかならないか、と思案を巡らせているその時、マンドラゴラの濁った目の上に小石が鋭く回転して当たった。
その隙にレオンに巻き付いた根が一瞬弛んだ。
その隙に左手がスルリと絡まる根から解放された。
今だ!
レオンは左手で右腕に絡まっている方のマンドラゴラの根を無理矢理引きちぎると背中のブーメランを掴んだ。
慌てたマンドラゴラが別の根を振りかざしてきたが時既に遅し。
レオンはブーメランをマンドラゴラに向けて思いっきり投げつけた。
至近距離でブーメランの攻撃を受けたマンドラゴラは身体をくの字にして吹っ飛ばされた。
「もういっちょう!」
返ってきたブーメランを再び繰り出す。
二度目のブーメランは狙い違わずマンドラゴラの紫色の花をちょんぎった。
そこがマンドラゴラの急所なのだろう。
先ほどの勢いはどこへやら。
マンドラゴラはキエーっと気味の悪い声をあげて土に帰っていった。
残ったのは萎れた紫色の花。
ふーっとレオンは息を吐く。
植物系のモンスターは地面からエネルギーを吸い取って再び襲いかかってくることがある。
しばらく緊張した面持ちで様子を見たが、再び現れることはなさそうだ。
フーッと長く息を吐くレオン。
「危なかった。植物は植物らしく土に帰らないとね。」
そう言っ服についた土やマンドラゴラの根の切れはしをはらった。
そして先ほど小石の飛んできた方向を振り返り見る。
「ずっと追いかけてきてたんだね。今のいしつぶて、見事だったよ。」
そこにはさっきのマーブルの子どもがいた。
真剣な目でまっすぐにレオンを見ている。
今回はこの子に助けられた。
危うくマンドラゴラの栄養にされるとこだったのだから。
「仕方がないやんちゃ坊主だなぁ。」
レオンは苦笑する。
レオンはマーブルの子どもに歩み寄った。
マーブルの子どもは緊張した面持ちで、それでもレオンから視線をはずさない。
「今回は君に助けられちゃったね」
レオンもマーブルの子どもから目を離さずに笑顔を送った。
「一緒に行く?」
腰を屈めてレオンは手を伸ばす。
マーブルの子どもは嬉しそうにピョンと跳ねるとレオンの手に飛び乗った。
そして短い手足で肩までよじ登ってきた。
首元でスリスリと身体を擦り付ける。
喜んでいるらしい。
ただ…。
「ふふっ、くすぐったいよ!」
そう言って撫でてやるとスンスンと鼻を動かして潤んだ瞳でレオンを見る。
「かわいいな…お前」
そう言うと近くに転がっているポックも抱き上げた。
そしてレオンはもときた道を再び歩き始めた。
気を失っているポックを起こして二匹を引き合わせる。
帰りの道すがら聞いてみると、彼の名前はマーフィー。
肉食のモンスターに襲われ、親兄弟を失い、自分も怪我をしたこと、そこにレオンがやって来て手当てをしたということ、群れでひとりぼっちなのでつれていってほしいことなど。
のんびりした口調で話してくれた。
茶色と黒の縦縞の入ったマーフィー。
柔らかい毛におおわれていて非常に手触りがいい。
つぶらな瞳が癒し系の新しい仲間。
レオンは肩に乗せたマーフィーを撫でながらダンの待つ馬車に戻った。
後になってから気づいた。
「マーフィーの言うことがいつのまにか分かるようになった?」
初めて会ったときはわからなかったのに…。
不思議なこともあるものだと首をかしげるレオンである。
「?」
レオンは首をかしげた。
キューキューと鳴くマーブルの子ども。
「命の恩人だから連れてって欲しいって。」
ポックが通訳してくれた。
怪我人(今回は人ではないが)を助けて仲間にするという構図ができつつあることにレオンはため息をつく。
まだ傷が塞がっていないから、安静にした方がいい。
ただモンスターの子どもにそれをいっても仕方がないかと諦めた。
ただ、「連れてって」というのは答えに窮した。
捨て犬を拾うように怪我をしているとはいえ、モンスターを保護するのは考えた方がいいだろう。
こんなことが続けばすぐに馬車内は満員になる。
もちろんマーブルがひと群れ丸々乗っても馬車内は広々しているが。
「だめだよ。」
レオンは一通り思案したあと、できるだけ冷たくそう言った。
「僕たちは危険な旅をしてる。君を巻き込むわけにはいかないよ。早く家族のもとに帰りな。」
そう言ってもう一度マーブルの子どもの背中を撫でると立ち上がり、そのまま背を向けて歩き始めた。
ポックも仕方なく後を追った。
レオンは来た道を戻った。
マーブルの子どもの悲しそうな目はできるだけ見ないようにして。
うるうるしている瞳をみたらなんだか気持ちが揺らぎそうになるから。
「かわいそうだったんじゃない?」
しばらく歩いてからポックは少し非難するように言ったが、レオンは聞き流して歩き続けた。
あの子にも親がいるのではないか。
引き離すのはあまりにかわいそうだ。
一時の感情でそんなことを許すわけにはいかない。
レオンはそんなことを考えながらポックを無視して歩き続けた。
マーブルの群れから離れ、しばらく歩く森の中。
なんだかいい匂いがする。
「なんの匂いだろう?」
レオンは立ち止まったが何の気配はない。
そんなことを思いながら再び歩き始めると、目の前に紫色の花が咲いているのが目に入った。
可憐な花だが、行き道にこんなのあったか?
不思議に思いながら不思議と目をそらせないその花を見ていた。
次の瞬間、その花は突然むくむくと動いたのだ。
そして土の中から太ったゴボウのようなモンスターが現れた。
花の匂いと色で動物を誘い、土の中の大きな口で獲物を丸のみにするというマンドラゴラ。
植物系のモンスターだ。
小動物や人間でも子どもなら丸のみにしてしまう食肉の植物だ。
「うわぁ!」
突然のことに驚いたレオンは思わず尻餅をついてしまった。
花をピラピラと動かして虚ろな目でこちらを見るマンドラゴラ。
きれいな花に見えたが根っこの醜い身体と小憎らしい表情を見てそんな気はとっくに消え失せてしまった。
それにしても、レオンはもちろん、ポックすらも全く気づかないほど気配を消していた。
いつから隠れていたのか分からないが、かなり凄腕のハンターだ。
マンドラゴラはヘラヘラと笑うような表情と踊るような足取りで間合いをとる。
踊るような足さばきと甘い香りに気を取られている隙に、マンドラゴラはしゅるしゅると太い根を這わせてきた。
そしてガシッとレオンの右腕をつかんだ。
「しまった!」
と思ったときにはもう遅い。
「くっ、離せ!」
根は強くレオンの腕を締め付ける。
「うわっ!」
根の締め付ける力が強く、腕の血が止まりそうになる。
そして「レオンを離せー!」と威勢よく飛び付いたポックもろともそのままひょいと投げつけた。
何てパワー。
レオンだって18歳の男だ。
それを持ち上げたのだからたいした力だ。
森の木にレオンはしこたま背中を打ち付けた。
一瞬息が止まりそうになる。
頭も打ってボーッとする。
「まずい…」
レオンは傍らのポックを見た。
ポックはというと完全に気を失っている。
こんなときに限って! と、レオンは心の中で舌打ちをする。
そしてレオンがよそ見をしている隙にマンドラゴラは太った身体でのしかかってきた。
メリメリッと音がした気がする。
重い…
そして、今度は両腕をとらえられているのでブーメランまで手が届かない。
このままでは食べられる。
残念ながらこいつの栄養になって死ぬのはごめんだ。
なんとかブーメランに手が届けば…。
どうにかならないか、と思案を巡らせているその時、マンドラゴラの濁った目の上に小石が鋭く回転して当たった。
その隙にレオンに巻き付いた根が一瞬弛んだ。
その隙に左手がスルリと絡まる根から解放された。
今だ!
レオンは左手で右腕に絡まっている方のマンドラゴラの根を無理矢理引きちぎると背中のブーメランを掴んだ。
慌てたマンドラゴラが別の根を振りかざしてきたが時既に遅し。
レオンはブーメランをマンドラゴラに向けて思いっきり投げつけた。
至近距離でブーメランの攻撃を受けたマンドラゴラは身体をくの字にして吹っ飛ばされた。
「もういっちょう!」
返ってきたブーメランを再び繰り出す。
二度目のブーメランは狙い違わずマンドラゴラの紫色の花をちょんぎった。
そこがマンドラゴラの急所なのだろう。
先ほどの勢いはどこへやら。
マンドラゴラはキエーっと気味の悪い声をあげて土に帰っていった。
残ったのは萎れた紫色の花。
ふーっとレオンは息を吐く。
植物系のモンスターは地面からエネルギーを吸い取って再び襲いかかってくることがある。
しばらく緊張した面持ちで様子を見たが、再び現れることはなさそうだ。
フーッと長く息を吐くレオン。
「危なかった。植物は植物らしく土に帰らないとね。」
そう言っ服についた土やマンドラゴラの根の切れはしをはらった。
そして先ほど小石の飛んできた方向を振り返り見る。
「ずっと追いかけてきてたんだね。今のいしつぶて、見事だったよ。」
そこにはさっきのマーブルの子どもがいた。
真剣な目でまっすぐにレオンを見ている。
今回はこの子に助けられた。
危うくマンドラゴラの栄養にされるとこだったのだから。
「仕方がないやんちゃ坊主だなぁ。」
レオンは苦笑する。
レオンはマーブルの子どもに歩み寄った。
マーブルの子どもは緊張した面持ちで、それでもレオンから視線をはずさない。
「今回は君に助けられちゃったね」
レオンもマーブルの子どもから目を離さずに笑顔を送った。
「一緒に行く?」
腰を屈めてレオンは手を伸ばす。
マーブルの子どもは嬉しそうにピョンと跳ねるとレオンの手に飛び乗った。
そして短い手足で肩までよじ登ってきた。
首元でスリスリと身体を擦り付ける。
喜んでいるらしい。
ただ…。
「ふふっ、くすぐったいよ!」
そう言って撫でてやるとスンスンと鼻を動かして潤んだ瞳でレオンを見る。
「かわいいな…お前」
そう言うと近くに転がっているポックも抱き上げた。
そしてレオンはもときた道を再び歩き始めた。
気を失っているポックを起こして二匹を引き合わせる。
帰りの道すがら聞いてみると、彼の名前はマーフィー。
肉食のモンスターに襲われ、親兄弟を失い、自分も怪我をしたこと、そこにレオンがやって来て手当てをしたということ、群れでひとりぼっちなのでつれていってほしいことなど。
のんびりした口調で話してくれた。
茶色と黒の縦縞の入ったマーフィー。
柔らかい毛におおわれていて非常に手触りがいい。
つぶらな瞳が癒し系の新しい仲間。
レオンは肩に乗せたマーフィーを撫でながらダンの待つ馬車に戻った。
後になってから気づいた。
「マーフィーの言うことがいつのまにか分かるようになった?」
初めて会ったときはわからなかったのに…。
不思議なこともあるものだと首をかしげるレオンである。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
企業再生のプロ、倒産寸前の貧乏伯爵に転生する
namisan
ファンタジー
数々の倒産寸前の企業を立て直してきた敏腕コンサルタントの男は、過労の末に命を落とし、異世界で目を覚ます。
転生先は、帝国北部の辺境にあるアインハルト伯爵家の若き当主、アレク。
しかし、そこは「帝国の重荷」と蔑まれる、借金まみれで領民が飢える極貧領地だった。
凍える屋敷、迫りくる借金取り、絶望する家臣たち。
詰みかけた状況の中で、アレクは独自のユニーク魔法【構造解析(アナライズ)】に目覚める。
それは、物体の構造のみならず、組織の欠陥や魔法術式の不備さえも見抜き、再構築(クラフト)するチート能力だった。
「問題ない。この程度の赤字、前世の案件に比べれば可愛いものだ」
前世の経営知識と規格外の魔法で、アレクは領地の大改革に乗り出す。
痩せた土地を改良し、特産品を生み出し、隣国の経済さえも掌握していくアレク。
そんな彼の手腕に惹かれ、集まってくるのは一癖も二癖もある高貴な美女たち。
これは、底辺から這い上がった若き伯爵が、最強の布陣で自領を帝国一の都市へと発展させ、栄華を極める物語。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる