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第二章 アラベスク王国
暗躍の果て
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両腕にレオンとアンナを抱えてダンは走る。
前には黒いローブを着た謎の男がクルトを抱えて走っている。
途中アンナとレオンが目を覚ました。
「ん…。えっ?!」
「きゃっ!」
突然の状況に二人とも現状を理解できていない。
ゆっくり説明している訳にもいかないので、取り合えず走れとだけダンは叫んで二人をおろした。
レオンもアンナもとりあえず訳もわからないまま走る。
両手に抱えた荷物(レオンとアンナ)から解放されたダンは格段にスピードを上げ、謎の男に猛追をかけた。
そして男に追い付く。
「おい。待てよ!」
ダンが怒鳴るように呼び掛ける。
男は逃げることを諦めたのか走るのをやめた。
そして顔をうつむけたまま、ゆっくりと振り返った。
「お前は誰だ?」
ダンは肩で息をしながら聞く。
だがフードを目深に被った男は顔を伏せて答えない。
「おい!」
ダンが凄むと男はピクッと小さく震えるような仕草を見せたあと、目深に被ったフードを取った。
顔が露になってダンはもちろん、レオンもアンナも思わず目を疑った。
「カール!?」
ダンは思わず叫んだ。
ポックはハッとした。
屋根裏でフロローたちの話を聞いた時、下には五人の男がいた。フロロー、クリス王子、カムイは今までの会話を聞いて繋がった。
あと二人がどうしても繋がらない。
セロやフラウではない人間があと二人いたのだ。
そのうちの一人がこのカールだ。
だが、いつもの落ち着いた感じとは違う、おどおどした様子。
声のトーンも別人。
だからポックも今の今まで気づかなかった。
カールはいつも落ち着いていて声には自信があった。
プロ意識というものなのだろう。
あっちのほうが演技だったのだろうか?
「カールが謎だった二人のうちの一人だとすると、じゃああと一人は…」
ポックが頭を捻っているとダンが語りかける。
「クルト様をこちらへ返せ。」
ダンが一歩近付くとカールが一歩さがる。
「それは…で、出来ない。」
カールが震えながらもはっきりと言った。
「なんとしてもフロロー様のもとへお連れしなければ…」
カールはそう言うと何かの魔法をかけたようにダンからスーッと離れた場所に音もなく移動した。
カールも魔法が使えるのか?!
そう言えば、思い当たることがなくはない。
カールは日常的に火で水を沸かしたり、掃除をしたり、暗い場所を照らしたりするのに日常から魔法を使っていた。
ただ、レオンにはいつも親切で優しかったカールが自分達に明らかな敵意を向けていることが未だに信じられなかった。
「何で!?君はとても利発で、従順で、僕にも親切にしてくれた!何でフロローなんかに…」
レオンにしては珍しく声を荒げるように叫んだが、カールは何も言わない。
ヘンリーが次期王に決まった今、次は邪魔なクルトを消そうとしているのだろうか?
その時、ダンはカールに抱えられているクルトが薄目を開けていることに気付いた。
バッチリ目が合うと、いたずらっぽく笑った。
サッと体を丸めた次の瞬間、クルンとカールの肩を中心にして肩に乗るような形になると、そのままカールの華奢な顎に、膝蹴りを放った。
弓なりにのけぞったカールから解放されたクルトがこちらに駆け寄る。
「ナイスだな。レオン。」
ダンがそう言うと、クルトに変装中のレオンがニッと笑った。
そう。この二人、朝の段階から入れ替わっていたのだ。
ダンの目配せでレオンに化けていたクルトの方がもとに戻ると、クルトが二人いるような格好になった。
ダンでさえ一瞬わからなくなる。
パニックに陥ったのはカールだ。
「王子が二人…!」
口をパクパクしながら、目を見開くカール。
そんなカールを横目に、レオンは落ち着いた口調で言う。
「僕はどんなに腹が立っても大きな声はあげませんよ。クルト様」
穏やかな瞳は魔法がかかっていてもレオンだ、とダンは思った。
「いやー面目ない。人に化けるのなんて慣れてないからさ」
「普通はそうですよね」
そう言って笑い
そしてレオンはカールに目を向ける。
「そしてこいつはカールなんかじゃない!偽物ですよ」
カールを指差し、そう言い放った。
「「?!」」
ぎょっとする面々。
その時だ。
「その通り。さすがは近くで一緒にいるだけのことはある。誉めてつかわすぞ」
背後からフロローの低く不快な声がした。
そして偽(?)カールに歩み寄ると、彼の肩に手を置いた。
「よくやったなユーゴー。」
「ユーゴー?」
フロローを見るダンとレオンの声が重なる。
「そう。紹介しよう。私の忠実な僕、ユーゴーだ。」
フロローはとっておきの鳩を出すマジシャンのように偽カールを指す。
「カールはもう一つの人格。もう一人ユーゴーと言ってもいい」
「?? どう言うことだ?!」
ダンが吠える。
その隣でレオンが呟く。
「もう一人の人格…。まさか…!!」
ハッと気がついたレオン。
「おいおい、どう言うことだ?」
よくわからないクルトにレオンは恐ろしい仮定を口にする。
「…もうひとつの人格。人格の乖離…。ということは要するに多重人格ということですね?」
レオンが口にした答えにフロローは目尻のシワを深くする。
「ほぅ。お前はクルト王子よりも賢いようだな」
「どういう意味だよ?!」と吠えるクルトを無視してフロローは続ける。
「私は精神魔法も多少使える。魔法一つで人格を入れ替えられる。この計画はもう何年も前から水面下で進んでいた。情報収集のための工作員としてユーゴーはカールとしてこの城を完璧に調べ尽くした」
パチンと指を鳴らすと、糸が切れた人形のようにユーゴーがその場に崩れるように倒れこむ。
魔法の糸を切ったのだ。
一同唖然とする。
「精神魔法ってそれ…、禁止された魔法なんじゃ??」
フリーズから一番始めに立ち直ったのは、今まで黙っていたアンナだ。
「そうだな。お嬢さん。だが、禁止されたのはなぜだかわかるかね? この魔法が高尚であり、愚民どもに、下等な種族に使えるはずのないものだからなのだよ? 力あるもののみが使うことを許された魔法。それが禁呪というやつなのだ。」
そこまで話すと、もう一度パチン!と指をならした。
再びユーゴーを叩き起こす。
「まぁそのことは今は関係ないことだ。我々の計画は順調に進んでいる。ヘンリーが本当に王家の紋章を手に入れるとはとも思ったがまぁ、誤差の範囲内。お前たちも思ったよりも健闘したがここまでだ」
フロローが手を振り上げると、空間に歪みができて、間からクリス王子が姿を表した。
青白く、無表情な顔をして立っている。
それを見てクルトはハッとしたような表情でフロローをにらむ。
「『魂抜き』を使ったな?!」
それを聞いたフロローは、ご名答とばかりに指先から水色に光る玉を出した。
光輝く宝石のようなそれをフロローは指でもてあそぶようにくるくると回して見せる。
「あれが、クリス兄さんの魂!?」
チカチカと光る水色の玉をクルトはにらみ続ける。
「ご名答。今、クリス王子の魂は私の手の中にある。お前たちには冥土の土産に教えてやろう。この計画はもう何年も前から進んでいたのだ。アラベスク王国も我々の手に落ちていくのだ。お前たちがあがいてももう遅い。この国も脆く崩れ落ちる日も近いだろう。それをわが一族がより良い形で食い止める。それが我々一族の与えられた使命。それは何がなんでもこの国を繁栄させることのみにある。お前たちに邪魔させるわけにはいかない!」
そう言うと、空間から黒ずくめの男たちがたくさん現れた。
トクラの奴隷商人?!
レオンはそう思った。
「計画が完遂するまでクルト王子にはおとなしくしておいてもらう。あとのお前らはこいつらに預けておく。もうお前たちに会うことはないだろう!」
そう言うと、歳のわりにはと言うよりも、信じられないスピードで(何か魔法を使っているのだろうか?)素早くクルトの手をつかみ、クリス、ユーゴーと共に空間の歪みに消えていった。
本当に一瞬の出来事で、クルトは連れ去られていってしまった。
レオンたちはというと、消えたフロローたちに気を取られている隙に、黒ずくめの男たちに取り囲まれると反撃する間もなくルコルの香りで眠らされてしまった。
一瞬の出来事に訳もわからないまま、これからどうなるのかもわからないまま、レオンたちの意識は深く深く沈んでいった。
「ま…まずい…」
そう思ったのを最後にプツリとレオンの記憶は途切れた。
*****
「ちっ…てこずらせやがって…」
カムイは忌々しそうに足下を見下ろす。そこには魔方陣に張り付けられたクロンの姿があった。
かなり痛め付けられ、気を失い、鎧は壊され、薄い布で隠れている以外はほぼ裸のようにされた無惨な姿だ。
カムイに足蹴りされてもなされるがままになっている。
「そんなことよりさぁ早くしようよ。純白の正義の心が悪に染まる瞬間なんてそう見られるもんじゃないや」
セロが心からワクワクするような表情をして言う。
「とっとと始めましょう」
フラウの合図で3人は気を魔方陣に集中させた。
とたんに魔方陣から紫色の炎が上がる。
「うわぁぁぁぁぁーーーー!!!」
真っ白な勇者が、紫色の炎に包まれ、その声も聞こえなくなった。
前には黒いローブを着た謎の男がクルトを抱えて走っている。
途中アンナとレオンが目を覚ました。
「ん…。えっ?!」
「きゃっ!」
突然の状況に二人とも現状を理解できていない。
ゆっくり説明している訳にもいかないので、取り合えず走れとだけダンは叫んで二人をおろした。
レオンもアンナもとりあえず訳もわからないまま走る。
両手に抱えた荷物(レオンとアンナ)から解放されたダンは格段にスピードを上げ、謎の男に猛追をかけた。
そして男に追い付く。
「おい。待てよ!」
ダンが怒鳴るように呼び掛ける。
男は逃げることを諦めたのか走るのをやめた。
そして顔をうつむけたまま、ゆっくりと振り返った。
「お前は誰だ?」
ダンは肩で息をしながら聞く。
だがフードを目深に被った男は顔を伏せて答えない。
「おい!」
ダンが凄むと男はピクッと小さく震えるような仕草を見せたあと、目深に被ったフードを取った。
顔が露になってダンはもちろん、レオンもアンナも思わず目を疑った。
「カール!?」
ダンは思わず叫んだ。
ポックはハッとした。
屋根裏でフロローたちの話を聞いた時、下には五人の男がいた。フロロー、クリス王子、カムイは今までの会話を聞いて繋がった。
あと二人がどうしても繋がらない。
セロやフラウではない人間があと二人いたのだ。
そのうちの一人がこのカールだ。
だが、いつもの落ち着いた感じとは違う、おどおどした様子。
声のトーンも別人。
だからポックも今の今まで気づかなかった。
カールはいつも落ち着いていて声には自信があった。
プロ意識というものなのだろう。
あっちのほうが演技だったのだろうか?
「カールが謎だった二人のうちの一人だとすると、じゃああと一人は…」
ポックが頭を捻っているとダンが語りかける。
「クルト様をこちらへ返せ。」
ダンが一歩近付くとカールが一歩さがる。
「それは…で、出来ない。」
カールが震えながらもはっきりと言った。
「なんとしてもフロロー様のもとへお連れしなければ…」
カールはそう言うと何かの魔法をかけたようにダンからスーッと離れた場所に音もなく移動した。
カールも魔法が使えるのか?!
そう言えば、思い当たることがなくはない。
カールは日常的に火で水を沸かしたり、掃除をしたり、暗い場所を照らしたりするのに日常から魔法を使っていた。
ただ、レオンにはいつも親切で優しかったカールが自分達に明らかな敵意を向けていることが未だに信じられなかった。
「何で!?君はとても利発で、従順で、僕にも親切にしてくれた!何でフロローなんかに…」
レオンにしては珍しく声を荒げるように叫んだが、カールは何も言わない。
ヘンリーが次期王に決まった今、次は邪魔なクルトを消そうとしているのだろうか?
その時、ダンはカールに抱えられているクルトが薄目を開けていることに気付いた。
バッチリ目が合うと、いたずらっぽく笑った。
サッと体を丸めた次の瞬間、クルンとカールの肩を中心にして肩に乗るような形になると、そのままカールの華奢な顎に、膝蹴りを放った。
弓なりにのけぞったカールから解放されたクルトがこちらに駆け寄る。
「ナイスだな。レオン。」
ダンがそう言うと、クルトに変装中のレオンがニッと笑った。
そう。この二人、朝の段階から入れ替わっていたのだ。
ダンの目配せでレオンに化けていたクルトの方がもとに戻ると、クルトが二人いるような格好になった。
ダンでさえ一瞬わからなくなる。
パニックに陥ったのはカールだ。
「王子が二人…!」
口をパクパクしながら、目を見開くカール。
そんなカールを横目に、レオンは落ち着いた口調で言う。
「僕はどんなに腹が立っても大きな声はあげませんよ。クルト様」
穏やかな瞳は魔法がかかっていてもレオンだ、とダンは思った。
「いやー面目ない。人に化けるのなんて慣れてないからさ」
「普通はそうですよね」
そう言って笑い
そしてレオンはカールに目を向ける。
「そしてこいつはカールなんかじゃない!偽物ですよ」
カールを指差し、そう言い放った。
「「?!」」
ぎょっとする面々。
その時だ。
「その通り。さすがは近くで一緒にいるだけのことはある。誉めてつかわすぞ」
背後からフロローの低く不快な声がした。
そして偽(?)カールに歩み寄ると、彼の肩に手を置いた。
「よくやったなユーゴー。」
「ユーゴー?」
フロローを見るダンとレオンの声が重なる。
「そう。紹介しよう。私の忠実な僕、ユーゴーだ。」
フロローはとっておきの鳩を出すマジシャンのように偽カールを指す。
「カールはもう一つの人格。もう一人ユーゴーと言ってもいい」
「?? どう言うことだ?!」
ダンが吠える。
その隣でレオンが呟く。
「もう一人の人格…。まさか…!!」
ハッと気がついたレオン。
「おいおい、どう言うことだ?」
よくわからないクルトにレオンは恐ろしい仮定を口にする。
「…もうひとつの人格。人格の乖離…。ということは要するに多重人格ということですね?」
レオンが口にした答えにフロローは目尻のシワを深くする。
「ほぅ。お前はクルト王子よりも賢いようだな」
「どういう意味だよ?!」と吠えるクルトを無視してフロローは続ける。
「私は精神魔法も多少使える。魔法一つで人格を入れ替えられる。この計画はもう何年も前から水面下で進んでいた。情報収集のための工作員としてユーゴーはカールとしてこの城を完璧に調べ尽くした」
パチンと指を鳴らすと、糸が切れた人形のようにユーゴーがその場に崩れるように倒れこむ。
魔法の糸を切ったのだ。
一同唖然とする。
「精神魔法ってそれ…、禁止された魔法なんじゃ??」
フリーズから一番始めに立ち直ったのは、今まで黙っていたアンナだ。
「そうだな。お嬢さん。だが、禁止されたのはなぜだかわかるかね? この魔法が高尚であり、愚民どもに、下等な種族に使えるはずのないものだからなのだよ? 力あるもののみが使うことを許された魔法。それが禁呪というやつなのだ。」
そこまで話すと、もう一度パチン!と指をならした。
再びユーゴーを叩き起こす。
「まぁそのことは今は関係ないことだ。我々の計画は順調に進んでいる。ヘンリーが本当に王家の紋章を手に入れるとはとも思ったがまぁ、誤差の範囲内。お前たちも思ったよりも健闘したがここまでだ」
フロローが手を振り上げると、空間に歪みができて、間からクリス王子が姿を表した。
青白く、無表情な顔をして立っている。
それを見てクルトはハッとしたような表情でフロローをにらむ。
「『魂抜き』を使ったな?!」
それを聞いたフロローは、ご名答とばかりに指先から水色に光る玉を出した。
光輝く宝石のようなそれをフロローは指でもてあそぶようにくるくると回して見せる。
「あれが、クリス兄さんの魂!?」
チカチカと光る水色の玉をクルトはにらみ続ける。
「ご名答。今、クリス王子の魂は私の手の中にある。お前たちには冥土の土産に教えてやろう。この計画はもう何年も前から進んでいたのだ。アラベスク王国も我々の手に落ちていくのだ。お前たちがあがいてももう遅い。この国も脆く崩れ落ちる日も近いだろう。それをわが一族がより良い形で食い止める。それが我々一族の与えられた使命。それは何がなんでもこの国を繁栄させることのみにある。お前たちに邪魔させるわけにはいかない!」
そう言うと、空間から黒ずくめの男たちがたくさん現れた。
トクラの奴隷商人?!
レオンはそう思った。
「計画が完遂するまでクルト王子にはおとなしくしておいてもらう。あとのお前らはこいつらに預けておく。もうお前たちに会うことはないだろう!」
そう言うと、歳のわりにはと言うよりも、信じられないスピードで(何か魔法を使っているのだろうか?)素早くクルトの手をつかみ、クリス、ユーゴーと共に空間の歪みに消えていった。
本当に一瞬の出来事で、クルトは連れ去られていってしまった。
レオンたちはというと、消えたフロローたちに気を取られている隙に、黒ずくめの男たちに取り囲まれると反撃する間もなくルコルの香りで眠らされてしまった。
一瞬の出来事に訳もわからないまま、これからどうなるのかもわからないまま、レオンたちの意識は深く深く沈んでいった。
「ま…まずい…」
そう思ったのを最後にプツリとレオンの記憶は途切れた。
*****
「ちっ…てこずらせやがって…」
カムイは忌々しそうに足下を見下ろす。そこには魔方陣に張り付けられたクロンの姿があった。
かなり痛め付けられ、気を失い、鎧は壊され、薄い布で隠れている以外はほぼ裸のようにされた無惨な姿だ。
カムイに足蹴りされてもなされるがままになっている。
「そんなことよりさぁ早くしようよ。純白の正義の心が悪に染まる瞬間なんてそう見られるもんじゃないや」
セロが心からワクワクするような表情をして言う。
「とっとと始めましょう」
フラウの合図で3人は気を魔方陣に集中させた。
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