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第三章 ラプラドル島 前編
ラプラドル島見学ツアー④
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バルコニーに出ると、そこにはフック付きのロープとそれを握るポポルが。
「さぁ。これでキャンパスツアーは次で最後です。最後はこれを使ってアルカマウラの1階に行きましょー!」
そう言ってポポルはフック付きのロープをクンクンと引っ張る。
まさかそれを使って下まで降りる気?!
嫌な予感はえてして当たるもので、ポポルは、「行きますよー♪」と楽しそうに言うが早いか、其のままロープを伝って滑るように降りていった。
「ここ、8階だよね…」
下を見るが、海風に揺れるロープとその先、一足先に降りたポポルが跳び跳ねながら手を振っているのが見える。
早く来いと言っているようだ。
「行く?」
「しかないよな?」
レオンとダンは頷き合い、激しく揺れるロープを掴んだ。
「行くぞ!」
レオンは自分に言い聞かせるようにして、飛び出す。
「大丈夫?」
心配そうなアンナやサラ。
「大丈夫!」
と言ったレオンだったが、出発して数秒。
「やっぱり大丈夫じゃない!」
そんな泣き言も滑り降りるレオンと共に海風に消えた。
*****
「本気で死ぬかと思った!」
珍しくレオンの声が大きい。
「1階は日用品や教科書等の書物、軽食などが購入できるスペースになります。購入するときはカルバンのコイン、ブルが必要になります。銅貨が1ブル。銀貨が10ブル。金貨が100ブル。1000ブル以上は紙幣になりますがここでは必要ないでしょう。毎朝100ブルずつ皆さんのお部屋のテーブルの上に置かれます。必要なものはそのお金を使い、ここで購入してください」
何事もなかったかのように1階の購買部でお金のことや購買部の説明をするポポルだが、1/3も入ってこなかった。
アラベラを出てから様々な危険な目に遭ってきたが、今日ほど地に足がついて安心したことはなかった。
今度からはどんなに急いでいても階段を使おうと心に誓ったレオンであった。
「皆さんの教科書はあそこのテーブルに並べてありますからお取りください。一番上の紙は先ほど書いてもらった資料を元に作った時間割表です。明日から授業が始まりますからそれぞれ確認してくださいね。時間割表はにはそれぞれ魔法がかけてありますので週によって変化します。個人用ですから無くさないようにしてください」
ポポルが指差す方を見ると、そこには山積みになっている本。
よくよく見ると個人用に紐で縛ってある。
レオンはテーブルに歩み寄ると自分の名前の書いてある山積みの本を見た。
ダンのものと比べると3倍近くある。
ただ、サラのものはレオンのさらに倍ほどあった。
科目によって教科書は様々らしい。
「それではみなさん、私のラプラドル島探検ツアーはこれにて終了です。楽しんでいただけましたか? これからみなさんの新しい生活が始まります。みなさんにとって、この島の生活が有意義なものになりますよう、心よりお祈りいたしております。それでは。また会う日までごきげんよう」
ポポルはそれだけ言うと深々とお辞儀をして煙のように消えてしまった。
お礼を言う暇もなかった。
レオンはちょっとだけがっかりだったが、他のメンバーもどうやら同じ気持ちだったようで、呆然としている。
始めに再起動したのはダンだった。
ダンは自分の分の教科書とサラのをひょいと持ち上げると、
「一旦部屋に帰ろう。俺の部屋の前の踊り場でまた集合!」
と言うと、みなを促した。
みなそれぞれ自分の教科書と時間割表を手に取る。
時間割表はパッと見は普通の紙だが。
魔法がかかっているらしいので大切に折り畳むと、恐ろしく重そうな教科書と向き合うレオンであった。
「重っ!」
レオンは肩が取れるかと思うくらいの書物を部屋のテーブルに置き、ひもをほどくと備え付けの本棚にしまった。
アンナの教科書はパブロが、サラのはダンが持ってあげていた。
レオンは…ジライヤに頼むわけにもいかず、自分で運んだ。
「手伝ってもらえばよかった…」
若干の後悔と共に椅子にしなだれ落ちるレオン。
「たくさん取ったんだな。それ、全部教科書か?」
ハイデンがサンドイッチを頬張りながら聞く。
「あっ! これ、レオンの」
テーブルの上のサンドイッチと水の入ったグラスを指差す。
塩味の効いたハムに根菜と例の真っ赤なソースを混ぜたサラダが入ったボリューミーなサンドイッチだ。
「こんなになるとは思わなくて…」
苦笑しながらサンドイッチをつまむ。
二種類の辛さが絶妙。
本当にカルバンの料理は美味しい。
これはダンもアンナも言っているから間違いないと思う。
大味なのに絶妙なバランス。
これでこんなにのどが渇かなかったら最高なのだが…。
「ちょっと外でみんなと話してきます。踊り場にいってますから」
ハイデンに軽く声をかけ、食べかけのサンドイッチを掴むとレオンは部屋の外に出た。
*****
時間割表を手にみなを集まっている。
「どれどれ、どんな時間割になっているんだ?」
ダンはサンドイッチにかぶりつきながら時間割表を眺める。
「7日で1週間はアラベスクとかわらないんだな」
アラベスクは月、火、水、木、金、土、日で一巡りになっている。
カルバンは火、風、水、月、草、土、光で一巡りらしい。
明日は水の曜日なのでレオンは水の曜日の欄を見る。
授業は毎日1時間目から5時間目まで。
3時間目の後が昼食となっている。
明日は午前中はすべてカルバン語の授業になっていた。
「うえー…」
と嫌そうな声をあげるのはダン。
午後はカルバンの歴史になっている。
確認してみると他のメンバーも同じだった。
「とりあえず明日はみんなで同じ授業みたいね」
アンナが自分と他人の時間割を見比べて言った。
みな同じところにカルバン語とカルバンの歴史の授業が入っている。
とりあえず明日はみんなで行動するらしい。
何となくほっとするレオン。
いきなり一人ぼっちの授業は辛い。
明後日以降はそれぞれ異なる授業がはまっている。
確かにとりあえずカルバン語がわからないといけないよな、と妙にレオンは納得した。
「俺、勉強苦手なんだけどなぁ」
ダンが頭をかいて情けない声をあげたので少し笑いになった。
そんなダンを見て、「いけるかも…」と思ったレオンだが、それはダンにもほかのメンバーにも内緒だ。
「とりあえず昼食がすんだら必要なものを買いに行きましょう。それから教科書の整理をして明日に備えるための作戦会議ね」
アンナがそう言って100ブルコインを指で挟んで見せた。
「あれ?もう置いてあったの?」
レオンは気付かなかったが…。
「ほら、レオン、忘れてるぞ」
後ろからハイデンの声がした。
手渡されたのは例の100ブルコインだった。
*****
再びやって来たアルカマウラの1階。
購買部は文房具を売っているエリア。
書物を売っているエリア。
日用品やサンドイッチなどの軽食も購入できるエリアもあり、かなり品揃えは豊富だった。
値段はアラベスクと比べると少し割高だとハイデンからは聞いている。
物価は高いのだそうだ。
レオンたちはまず授業を受けるのに必要と思われる文房具を揃えることにした。
羽ペンと黒のインク、簡単なペンケースをみんな色違いで購入した。
皮のブックバンドと紙束を買えるだけ買ったら100ブル金貨を使い果たした。
みんなも各々、ほしいものを購入したらしく、紙の袋を抱えている。
「あら。みんなもお買い物?」
背後から声をかけられて振り返るとそこにはマリアが立っていた。
「あっ。マリア。明日から授業に使いそうなものをね」
アンナが答える。
マリアはにっこり笑うと、
「ここ、品揃えが良いから助かるわね。このあとみんなはどうするの?」
と言うので、これからみんなでカルバン語の予習をする話をした。
「それなら私も付き合うわ。みんなアラベスク人ならそれほど難しくないと思う。使う文字も同じだし」
マリアはそういうと、ダンが、
「マリアが教えてくれるならかなり助かる!」
と切実な表情で言ってみんなの笑いを誘う。
マリアは少し照れたようにほんのりほほを赤くすると、
「私が役に立てるかわからないけれど、そうしましょうか」
と言って自分用に紙束を少し買って購買部を出た。
レオンが部屋に帰るとハイデンがベッドで寝息をたてていた。
きっと授業でかなり疲れたのだろう。
レオンが入ってきたことにも気付かない。
レオンはできるだけ音をたてないようにそっとドアを開けて部屋を出た。
「さぁ。これでキャンパスツアーは次で最後です。最後はこれを使ってアルカマウラの1階に行きましょー!」
そう言ってポポルはフック付きのロープをクンクンと引っ張る。
まさかそれを使って下まで降りる気?!
嫌な予感はえてして当たるもので、ポポルは、「行きますよー♪」と楽しそうに言うが早いか、其のままロープを伝って滑るように降りていった。
「ここ、8階だよね…」
下を見るが、海風に揺れるロープとその先、一足先に降りたポポルが跳び跳ねながら手を振っているのが見える。
早く来いと言っているようだ。
「行く?」
「しかないよな?」
レオンとダンは頷き合い、激しく揺れるロープを掴んだ。
「行くぞ!」
レオンは自分に言い聞かせるようにして、飛び出す。
「大丈夫?」
心配そうなアンナやサラ。
「大丈夫!」
と言ったレオンだったが、出発して数秒。
「やっぱり大丈夫じゃない!」
そんな泣き言も滑り降りるレオンと共に海風に消えた。
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「本気で死ぬかと思った!」
珍しくレオンの声が大きい。
「1階は日用品や教科書等の書物、軽食などが購入できるスペースになります。購入するときはカルバンのコイン、ブルが必要になります。銅貨が1ブル。銀貨が10ブル。金貨が100ブル。1000ブル以上は紙幣になりますがここでは必要ないでしょう。毎朝100ブルずつ皆さんのお部屋のテーブルの上に置かれます。必要なものはそのお金を使い、ここで購入してください」
何事もなかったかのように1階の購買部でお金のことや購買部の説明をするポポルだが、1/3も入ってこなかった。
アラベラを出てから様々な危険な目に遭ってきたが、今日ほど地に足がついて安心したことはなかった。
今度からはどんなに急いでいても階段を使おうと心に誓ったレオンであった。
「皆さんの教科書はあそこのテーブルに並べてありますからお取りください。一番上の紙は先ほど書いてもらった資料を元に作った時間割表です。明日から授業が始まりますからそれぞれ確認してくださいね。時間割表はにはそれぞれ魔法がかけてありますので週によって変化します。個人用ですから無くさないようにしてください」
ポポルが指差す方を見ると、そこには山積みになっている本。
よくよく見ると個人用に紐で縛ってある。
レオンはテーブルに歩み寄ると自分の名前の書いてある山積みの本を見た。
ダンのものと比べると3倍近くある。
ただ、サラのものはレオンのさらに倍ほどあった。
科目によって教科書は様々らしい。
「それではみなさん、私のラプラドル島探検ツアーはこれにて終了です。楽しんでいただけましたか? これからみなさんの新しい生活が始まります。みなさんにとって、この島の生活が有意義なものになりますよう、心よりお祈りいたしております。それでは。また会う日までごきげんよう」
ポポルはそれだけ言うと深々とお辞儀をして煙のように消えてしまった。
お礼を言う暇もなかった。
レオンはちょっとだけがっかりだったが、他のメンバーもどうやら同じ気持ちだったようで、呆然としている。
始めに再起動したのはダンだった。
ダンは自分の分の教科書とサラのをひょいと持ち上げると、
「一旦部屋に帰ろう。俺の部屋の前の踊り場でまた集合!」
と言うと、みなを促した。
みなそれぞれ自分の教科書と時間割表を手に取る。
時間割表はパッと見は普通の紙だが。
魔法がかかっているらしいので大切に折り畳むと、恐ろしく重そうな教科書と向き合うレオンであった。
「重っ!」
レオンは肩が取れるかと思うくらいの書物を部屋のテーブルに置き、ひもをほどくと備え付けの本棚にしまった。
アンナの教科書はパブロが、サラのはダンが持ってあげていた。
レオンは…ジライヤに頼むわけにもいかず、自分で運んだ。
「手伝ってもらえばよかった…」
若干の後悔と共に椅子にしなだれ落ちるレオン。
「たくさん取ったんだな。それ、全部教科書か?」
ハイデンがサンドイッチを頬張りながら聞く。
「あっ! これ、レオンの」
テーブルの上のサンドイッチと水の入ったグラスを指差す。
塩味の効いたハムに根菜と例の真っ赤なソースを混ぜたサラダが入ったボリューミーなサンドイッチだ。
「こんなになるとは思わなくて…」
苦笑しながらサンドイッチをつまむ。
二種類の辛さが絶妙。
本当にカルバンの料理は美味しい。
これはダンもアンナも言っているから間違いないと思う。
大味なのに絶妙なバランス。
これでこんなにのどが渇かなかったら最高なのだが…。
「ちょっと外でみんなと話してきます。踊り場にいってますから」
ハイデンに軽く声をかけ、食べかけのサンドイッチを掴むとレオンは部屋の外に出た。
*****
時間割表を手にみなを集まっている。
「どれどれ、どんな時間割になっているんだ?」
ダンはサンドイッチにかぶりつきながら時間割表を眺める。
「7日で1週間はアラベスクとかわらないんだな」
アラベスクは月、火、水、木、金、土、日で一巡りになっている。
カルバンは火、風、水、月、草、土、光で一巡りらしい。
明日は水の曜日なのでレオンは水の曜日の欄を見る。
授業は毎日1時間目から5時間目まで。
3時間目の後が昼食となっている。
明日は午前中はすべてカルバン語の授業になっていた。
「うえー…」
と嫌そうな声をあげるのはダン。
午後はカルバンの歴史になっている。
確認してみると他のメンバーも同じだった。
「とりあえず明日はみんなで同じ授業みたいね」
アンナが自分と他人の時間割を見比べて言った。
みな同じところにカルバン語とカルバンの歴史の授業が入っている。
とりあえず明日はみんなで行動するらしい。
何となくほっとするレオン。
いきなり一人ぼっちの授業は辛い。
明後日以降はそれぞれ異なる授業がはまっている。
確かにとりあえずカルバン語がわからないといけないよな、と妙にレオンは納得した。
「俺、勉強苦手なんだけどなぁ」
ダンが頭をかいて情けない声をあげたので少し笑いになった。
そんなダンを見て、「いけるかも…」と思ったレオンだが、それはダンにもほかのメンバーにも内緒だ。
「とりあえず昼食がすんだら必要なものを買いに行きましょう。それから教科書の整理をして明日に備えるための作戦会議ね」
アンナがそう言って100ブルコインを指で挟んで見せた。
「あれ?もう置いてあったの?」
レオンは気付かなかったが…。
「ほら、レオン、忘れてるぞ」
後ろからハイデンの声がした。
手渡されたのは例の100ブルコインだった。
*****
再びやって来たアルカマウラの1階。
購買部は文房具を売っているエリア。
書物を売っているエリア。
日用品やサンドイッチなどの軽食も購入できるエリアもあり、かなり品揃えは豊富だった。
値段はアラベスクと比べると少し割高だとハイデンからは聞いている。
物価は高いのだそうだ。
レオンたちはまず授業を受けるのに必要と思われる文房具を揃えることにした。
羽ペンと黒のインク、簡単なペンケースをみんな色違いで購入した。
皮のブックバンドと紙束を買えるだけ買ったら100ブル金貨を使い果たした。
みんなも各々、ほしいものを購入したらしく、紙の袋を抱えている。
「あら。みんなもお買い物?」
背後から声をかけられて振り返るとそこにはマリアが立っていた。
「あっ。マリア。明日から授業に使いそうなものをね」
アンナが答える。
マリアはにっこり笑うと、
「ここ、品揃えが良いから助かるわね。このあとみんなはどうするの?」
と言うので、これからみんなでカルバン語の予習をする話をした。
「それなら私も付き合うわ。みんなアラベスク人ならそれほど難しくないと思う。使う文字も同じだし」
マリアはそういうと、ダンが、
「マリアが教えてくれるならかなり助かる!」
と切実な表情で言ってみんなの笑いを誘う。
マリアは少し照れたようにほんのりほほを赤くすると、
「私が役に立てるかわからないけれど、そうしましょうか」
と言って自分用に紙束を少し買って購買部を出た。
レオンが部屋に帰るとハイデンがベッドで寝息をたてていた。
きっと授業でかなり疲れたのだろう。
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