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2day 5月2日 日曜日
戯言
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「敵…?月神先生が?」
「うん…」
俺は信用に値する人だと判断したが、姉は逆に信用ならないと言う。それどころか月神に敵意を向けている。
一体どういう事なのか、姉は月神の何を知っているのか。詳しく話を聞かせてもらう事にした。
「あのね」
「うん」
「あの人ね」
「うん」
「…怖いの」
「何が」
「怒ると」
「うん…うん?」
先日、姉が居残りで勉強させられている時、月神が教室に来たらしく、その際にマンツーマンで少し勉強を教えてもらったようだ。
「他の先生はね、私が何回も間違えると怒鳴り出したり、呆れて他の先生に代わるんだけど」
「うん」
「あの先生、怒らないの」
「へー」
「怒らずに、真顔でずっと何で分からないのかを聞いてくるの…」
「怒鳴らないだけ良いじゃん」
「やだよっ!逆に怖いじゃん!」
と、まぁ。
姉の主張は以上だった。
そして異常だった。
ただ怒鳴り散らすだけの先生より、しっかり話を聞こうとしてくれる月神先生の方が全然良いとおもうのだが。
「あの人怪しい!怖い!絶対敵だよ!」
「…あ、ハイ」
姉の話にあまり期待はしていなかったが、思っていたよりしょうもなかった。姉が月神に抱いていたただの印象話だった。
「二人とも~、ご飯できたわよー!」
『あ、はーい』
色々あってあっという間に夕飯の時間。今日はかなり進展があったのではないだろうか。それと同じくらい謎は深まったが。
姉と階段を駆け下り、いつもの食卓へ向かう。席に着こうとしたところで俺は母に呼び止められた。
「誠司、ちょっと」
「お?」
そのまま廊下に連れ出され、母は俺の耳元でコソコソと話し出した。姉に聞こえないようにしているのだろうか。
「誠司、アンタ忘れてるでしょ」
「ん?何が?」
「はぁ~全く…奈緒との約束よ」
…?
…。
…あ。
☆●◇■△▼数時間前▽▲□◆○★
「松谷誠司…松谷…か」
月神は松谷家からの帰り道、昔の事を思い出しながら一人呟いた。
二代目校舎の事。
初代校舎の事。
それよりも前の事。
「すまない松谷誠司くん。最期まで彼と一緒にいた私にも…彼の安否は分からないんだ」
何としてでもツクヨミを退治し、彼らを助けなければならない。それが人としての、月神学としての使命だと私は感じている。
ふと見上げた空には雲一つない。沈み始めた夕焼けが今日は特に眩しく感じた。
「うん…」
俺は信用に値する人だと判断したが、姉は逆に信用ならないと言う。それどころか月神に敵意を向けている。
一体どういう事なのか、姉は月神の何を知っているのか。詳しく話を聞かせてもらう事にした。
「あのね」
「うん」
「あの人ね」
「うん」
「…怖いの」
「何が」
「怒ると」
「うん…うん?」
先日、姉が居残りで勉強させられている時、月神が教室に来たらしく、その際にマンツーマンで少し勉強を教えてもらったようだ。
「他の先生はね、私が何回も間違えると怒鳴り出したり、呆れて他の先生に代わるんだけど」
「うん」
「あの先生、怒らないの」
「へー」
「怒らずに、真顔でずっと何で分からないのかを聞いてくるの…」
「怒鳴らないだけ良いじゃん」
「やだよっ!逆に怖いじゃん!」
と、まぁ。
姉の主張は以上だった。
そして異常だった。
ただ怒鳴り散らすだけの先生より、しっかり話を聞こうとしてくれる月神先生の方が全然良いとおもうのだが。
「あの人怪しい!怖い!絶対敵だよ!」
「…あ、ハイ」
姉の話にあまり期待はしていなかったが、思っていたよりしょうもなかった。姉が月神に抱いていたただの印象話だった。
「二人とも~、ご飯できたわよー!」
『あ、はーい』
色々あってあっという間に夕飯の時間。今日はかなり進展があったのではないだろうか。それと同じくらい謎は深まったが。
姉と階段を駆け下り、いつもの食卓へ向かう。席に着こうとしたところで俺は母に呼び止められた。
「誠司、ちょっと」
「お?」
そのまま廊下に連れ出され、母は俺の耳元でコソコソと話し出した。姉に聞こえないようにしているのだろうか。
「誠司、アンタ忘れてるでしょ」
「ん?何が?」
「はぁ~全く…奈緒との約束よ」
…?
…。
…あ。
☆●◇■△▼数時間前▽▲□◆○★
「松谷誠司…松谷…か」
月神は松谷家からの帰り道、昔の事を思い出しながら一人呟いた。
二代目校舎の事。
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それよりも前の事。
「すまない松谷誠司くん。最期まで彼と一緒にいた私にも…彼の安否は分からないんだ」
何としてでもツクヨミを退治し、彼らを助けなければならない。それが人としての、月神学としての使命だと私は感じている。
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