ダンボールの中身は捨て幼女でした

ルナ

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日常

血涙

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「マジで三枚しか無いじゃん…」
「うぅ…どうしよう…」

 この事実に頭を抱える三人。そしてさらにさこへ追い討ちをかけるように心美が起床。

「ふわぁ…んん…お兄ちゃん達何話してるの?」
「あ、心美起きー」
「あぁ!それあの遊園地のチケット!行くの!?」
「あ、いやこれは…」
「やったー!遊園地!遊園地!」
『…』

 これで行かないという選択肢が削れてしまった。心美を連れて行くのは確定として、残りの定員は二名。さて、どうしよう。

「私は…」
「委員長?」
「私は…アンタらを今ここで殺してでも心美ちゃんと行く」
「怖い!怖いよ委員長!」

 何が怖いって、普段冗談とか言わないタイプの人が真顔で言っているからである。ガチ感が半端ない。ロリコンもここまで拗らせてくるといよいよ笑えなくなってきた。

「くっ…俺は、心美の保護者だ。行かない訳には…」
「ふふっ…なら話は早いわね」

 俺と委員長、互いに目を合わせて同時に頷く。そして二人で将の肩に手を置く。

『…ドンマイ』
「ちょ待てやコラァ!!何俺が引かなきゃいけない空気作ってんの!?クソ!こうなったら意地でも行くからな!」
「大人気ないぞ将」
「そうよそうよ」
「うるせぇ!仲間外れにする方が大人気ねぇだろうがァ!」

 さっきから俺達の会話をぼんやり聞いていた心美。委員長の握っていた例の物の違和感に気がついたようで恐る恐る声をあげた。

「あれ…もしかしてチケット三枚しか無いの?」
「え、あぁ、うん。そうなの。だからこの三人の中でお留守番する人が誰か決めてるの」

 心美はそれを聞いて考え込むような素振りを見せ、やがて何か思いついたようで良い顔を俺達に向けた。

「それじゃあ心美がお留守番する」
『!?』
「お兄ちゃん達、いっぱい遊んで来て良いよ!私は次で良い!」
「いや…でも心美…それだと」
「うぅ…ぐふ…うぐぅ…」
「え!?何!?委員長泣いてんの!?」

 隣を見ると委員長が手で口元を抑えて号泣していた。

「心美ちゃん…ロリっ子の自己犠牲…悲しき尊み…グスッ…負けたわ」
『へ?』
「私が…手を引く…心美ちゃんには笑っていてほしいから…!」

 なんだかんだ定員は決まった。
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