45 / 47
日常の終点
最終決戦 後編
しおりを挟む
心美は亜美を抱き抱えたまま例の場所まで走る。巨人は心美達を必死に追いかけるが、亜美を抱えた心美の方がまだ早い。そのまま心美は上手いこと巨人を例の場所まで誘導する。
「もう少しだ!頑張れ!心美!」
俺の声に応えるように途端にグンッと速度を上げた心美。あっという間に例の場所まで到着した。心美は今の立ち位置のまま、巨人をギリギリまで引きつける。
「がああああああああ!!ごごみいいいいい!!殺すずうううううううう!!」
巨人の手が心美を叩き潰そうと大きく振り下ろされる。心美はそれを華麗な身のこなしで交わし、一瞬にして巨人から距離をとった。
よし…今だ!
「月神さんっ!」
「あぁ…おい!篠原竜太!」
「が…あぁあ?」
巨人が振り向いた先、そこには拳銃を構えた月神の姿があった。
「チェックメイトだ」
月神は持っていた拳銃で発砲。しかし撃ったのは巨人目掛けてでは無い。彼の弾が射抜いたのは鎖鎌の鎖。先程巨人に弾かれ信号機に引っかかった、スタンガンが括り付けられた鎖鎌だ。鎌の刃に密着するソレは超高圧力のスイッチが入ったままの状態にしてある。
そしてそれは丁度、巨人の頭上にあった。水浸しの巨人の上に。
「ーーーーーーーーーーーーーーーー」
巨人は声にならない声を上げ、全身を激しく痙攣させた。流石に応えた様だ。しばらくバタバタともがき苦しんだ後、声も動きも小さくなり、やがて完全に静止した。
「オマケなのです」
「ん?…なっ!?お前!今そんな物やったら…!?」
「え…?」
オマケと称して亜美が巨人目掛けて投げた物。それは火の着いたマッチ。
どこから取り出したのかという疑問は一旦置いておいて、なんだか嫌な予感がした。確か中学の理科の実験でやった覚えがある。水に電気を流すと分解されて水素と酸素に別れると。
そしてその時、俺の脳裏にとある一つの文言が浮かんだ。
【爆発オチなんてサイテー】
「もう少しだ!頑張れ!心美!」
俺の声に応えるように途端にグンッと速度を上げた心美。あっという間に例の場所まで到着した。心美は今の立ち位置のまま、巨人をギリギリまで引きつける。
「がああああああああ!!ごごみいいいいい!!殺すずうううううううう!!」
巨人の手が心美を叩き潰そうと大きく振り下ろされる。心美はそれを華麗な身のこなしで交わし、一瞬にして巨人から距離をとった。
よし…今だ!
「月神さんっ!」
「あぁ…おい!篠原竜太!」
「が…あぁあ?」
巨人が振り向いた先、そこには拳銃を構えた月神の姿があった。
「チェックメイトだ」
月神は持っていた拳銃で発砲。しかし撃ったのは巨人目掛けてでは無い。彼の弾が射抜いたのは鎖鎌の鎖。先程巨人に弾かれ信号機に引っかかった、スタンガンが括り付けられた鎖鎌だ。鎌の刃に密着するソレは超高圧力のスイッチが入ったままの状態にしてある。
そしてそれは丁度、巨人の頭上にあった。水浸しの巨人の上に。
「ーーーーーーーーーーーーーーーー」
巨人は声にならない声を上げ、全身を激しく痙攣させた。流石に応えた様だ。しばらくバタバタともがき苦しんだ後、声も動きも小さくなり、やがて完全に静止した。
「オマケなのです」
「ん?…なっ!?お前!今そんな物やったら…!?」
「え…?」
オマケと称して亜美が巨人目掛けて投げた物。それは火の着いたマッチ。
どこから取り出したのかという疑問は一旦置いておいて、なんだか嫌な予感がした。確か中学の理科の実験でやった覚えがある。水に電気を流すと分解されて水素と酸素に別れると。
そしてその時、俺の脳裏にとある一つの文言が浮かんだ。
【爆発オチなんてサイテー】
0
あなたにおすすめの小説
冷遇王妃はときめかない
あんど もあ
ファンタジー
幼いころから婚約していた彼と結婚して王妃になった私。
だが、陛下は側妃だけを溺愛し、私は白い結婚のまま離宮へ追いやられる…って何てラッキー! 国の事は陛下と側妃様に任せて、私はこのまま離宮で何の責任も無い楽な生活を!…と思っていたのに…。
幼馴染みの婚約者が「学生時代は愛する恋人と過ごさせてくれ」と言ってきたので、秒で婚約解消を宣言した令嬢の前世が、社畜のおっさんだった件。
灯乃
ファンタジー
子爵家の総領娘である令嬢の前に、巨乳美少女と腕を組んだ婚約者がやってきた。
曰く、「学生時代くらいは、心から愛する恋人と自由に過ごしたい。それくらい、黙って許容しろ」と。
婚約者を甘やかし過ぎていたことに気付いた彼女は、その場で婚約解消を宣言する。
前半はたぶん普通の令嬢もの、後半はおっさんコメディーです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
ゲーム未登場の性格最悪な悪役令嬢に転生したら推しの妻だったので、人生の恩人である推しには離婚して私以外と結婚してもらいます!
クナリ
ファンタジー
江藤樹里は、かつて画家になることを夢見ていた二十七歳の女性。
ある日気がつくと、彼女は大好きな乙女ゲームであるハイグランド・シンフォニーの世界へ転生していた。
しかし彼女が転生したのは、ヘビーユーザーであるはずの自分さえ知らない、ユーフィニアという女性。
ユーフィニアがどこの誰なのかが分からないまま戸惑う樹里の前に、ユーフィニアに仕えているメイドや、樹里がゲーム内で最も推しているキャラであり、どん底にいたときの自分の心を救ってくれたリルベオラスらが現れる。
そして樹里は、絶世の美貌を持ちながらもハイグラの世界では稀代の悪女とされているユーフィニアの実情を知っていく。
国政にまで影響をもたらすほどの悪名を持つユーフィニアを、最愛の恩人であるリルベオラスの妻でいさせるわけにはいかない。
樹里は、ゲーム未登場ながら圧倒的なアクの強さを持つユーフィニアをリルベオラスから引き離すべく、離婚を目指して動き始めた。
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
老聖女の政略結婚
那珂田かな
ファンタジー
エルダリス前国王の長女として生まれ、半世紀ものあいだ「聖女」として太陽神ソレイユに仕えてきたセラ。
六十歳となり、ついに若き姪へと聖女の座を譲り、静かな余生を送るはずだった。
しかし式典後、甥である皇太子から持ち込まれたのは――二十歳の隣国王との政略結婚の話。
相手は内乱終結直後のカルディア王、エドモンド。王家の威信回復と政権安定のため、彼には強力な後ろ盾が必要だという。
子も産めない年齢の自分がなぜ王妃に? 迷いと不安、そして少しの笑いを胸に、セラは決断する。
穏やかな余生か、嵐の老後か――
四十歳差の政略婚から始まる、波乱の日々が幕を開ける。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる