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魔境地帯編
49.5 番外編
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「ほれほれ~、キョウ、早くここまでおいで~」
アルゴ・クライス 9歳
「待ってください、アルゴ兄様~」
キョウ・クライス 6歳
「ふふふっ、アルゴ兄様は相変わらず足がお速いわね」
マイラ・クライス 8歳
陽光さす緑豊かなクライス家の中庭。子供たちが元気に走り回っている。
長男のアルゴは活発な男の子でかなりの才能がある。未だ9歳にも関わらず炎魔法が覚醒し、ある程度は使いこなせるようになっている。
長女のマイラは常に全体を把握できる、気配りのできる良い子だ。まだ覚醒はしていないが、フレグラス似の顔立ちで美貌溢れんばかりのマイラの事だ、きっと母親と同じ氷魔法に目覚めるだろう。
「タッチ!はぁ…はぁ…やっと捕まえました」
「ちぇ~、もうちょい逃げられると思ったんだけどなぁ~。じゃ、次は俺が鬼な!」
そしてキョウ。お前は…
コンコンッ
「入れ」
「失礼するわね」
「…なんだ、お前か」
部屋に入ってきたのは一人の女性。俺だけがよく知る女性だ。
「ガラとギラは元気?」
「あぁ、今は部屋で二人して絵を描いているよ」
「そう、元気に暮らせているのならそれで良いわ」
「…それだけか?」
「えぇ、フレグラスさんに見つからないようにさっさと立ち去るわね。また来るわ」
彼女は静かに戸を開閉し、部屋から出ていった。
「キョウとマイラは一体どんな属性の魔法を使えるようになるんだろうな、楽しみだぜ!」
「あら、私は母上と同じ氷魔法に決まっているじゃない」
「俺は…アルゴ兄様と同じように炎魔法でしょうか…」
「もしかしたら炎と氷、両方使えるようになったりしてな」
「あら、何それ素敵!」
「もしそうならお互いちょっと戦ってみようぜ!どっちが強いか、誰が強いか。真剣勝負のデスマッチだ!」
「殺しちゃ駄目ですよ」
『ハハハハハハ』
日が沈みかけた頃の中庭に三人の笑い声が響き渡った。
アルゴ・クライス 9歳
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長男のアルゴは活発な男の子でかなりの才能がある。未だ9歳にも関わらず炎魔法が覚醒し、ある程度は使いこなせるようになっている。
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「タッチ!はぁ…はぁ…やっと捕まえました」
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そしてキョウ。お前は…
コンコンッ
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「失礼するわね」
「…なんだ、お前か」
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「あぁ、今は部屋で二人して絵を描いているよ」
「そう、元気に暮らせているのならそれで良いわ」
「…それだけか?」
「えぇ、フレグラスさんに見つからないようにさっさと立ち去るわね。また来るわ」
彼女は静かに戸を開閉し、部屋から出ていった。
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「あら、私は母上と同じ氷魔法に決まっているじゃない」
「俺は…アルゴ兄様と同じように炎魔法でしょうか…」
「もしかしたら炎と氷、両方使えるようになったりしてな」
「あら、何それ素敵!」
「もしそうならお互いちょっと戦ってみようぜ!どっちが強いか、誰が強いか。真剣勝負のデスマッチだ!」
「殺しちゃ駄目ですよ」
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