【完結】①魔力・魔法が無いと家族に虐げられてきた俺は殺して殺して強くなります

ルナ

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魔境地帯編

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「…ケホッ、ゲホッゴホッ…ぅう砂煙が」
「ゴホッゴハッ…何だ…今の…」

 俺含めメンバー達が今を認識したのは全てが終わって数秒後だ。気づけば目の前のものは何も無くなり、自分達は砂煙や土を大量に被っていた。

「今のが…淵…?」
「みたいだな…」
「凄い…凄いよ!これならディアボロスだろうと目じゃないね!」

 凄まじい威力の技だ。しかし、使い所は考えなくてはならない。下手に使って逆に利用されてしまえば返り討ちで全滅だ。この技はここぞという時だけ使うようにしよう。

「…それじゃ、ディアボロスがいた場所まで戻ろう。まだ近くにいるかもしれない」
「早速リベンジマッチだよ!」



「…へぇ」





☆●◇■△▼*▽▲□◆○★





 岩山エリアからテントの所まで移動し、そこを中心に皆で手分けして辺りを捜索した。ディアボロスを見つけたら絶対に単独で干渉する事はせずに、合図として空へ向かって魔法を放つようにした。

「いざ、探すといないなぁ…」
「どこ行ったんだろうね」

 俺とジュナは共に東の方を探している。レイとアナシアは西、リング、カイロン、クルミは南だ。

「ってか、魔境地帯広すぎるでしょ。どこまで続いてるのさ」
「まーまー、愚痴っててもディアボロスは出てきてくれないよ」
「そうそう、早く探し出してくれよ~」

 …。

『…ん?』
「やっほ、さっきぶり」

 出てきた。

氷柱吹雪ブリザード!」
「バキュームペネトレイト!」
「おっと…危ない。ん?」

 ジュナがディアボロスを威嚇して距離を保った。その間に俺は空に向かって氷魔法を発動。

(空に攻撃…?あぁ、仲間への合図ってとこか)

 一定の距離を保ちながら炎や風で攻撃してみるが、やはり一向に通じない。全て直前で弾かれてしまう。

「ジュナ、近づきすぎるなよ?距離を保ったまま、応戦しながらにげるぞ」
「わかってる!皆が来るまでの時間稼ぎだね!」
「良いのかなぁ?僕ばっかりに注意を注いで。そこの男の子、キミは気づいてるんだろ?加護を見たのなら、脅威は僕だけじゃない事を」

 ディアボロスからそれを聞いて一気に冷や汗が吹き出た。他のメンバーが危ないかもしれない。
 その時、南の方から何か大きな音がした。南方面に生えている大樹の一部が凍っているのが見えた。
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