【完結】①魔力・魔法が無いと家族に虐げられてきた俺は殺して殺して強くなります

ルナ

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ドラゴンスレイヤー編

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「協力者か…」

 魂を抜き取られ、二度と動く事が無くなった彼らを見て呟いた。コイツらも可哀想に。散々信仰して、最期はこんな結末とは。

「…進もう」

 俺達は死体の山を跨いで、通れなかった道の奥へと進んで行った。





☆●◇■△▼それからしばらく▽▲□◆○★





「ご慈悲ぉ…グレン…さ…ま…」

 これで何人目だろう。道を進めば必ずと言っていいほど現れる信徒達。彼らを倒せば全く同じ展開、呆気なく魂を抜かれ「グレン」という名に許しを乞いながら死んでいく。

「いい加減気が滅入る…」

 俺達はあくまで戦闘態勢をとれないほどのダメージを与えて終わらせている。決して殺してはいないのだが、結果として毎回死人が出ているので俺達が殺しているかのような気がして気分が悪い。

…ガサガサ

〈キョウ、そこの茂みの近く、木の影に誰かいるぞ〉
「なにっ!?」

 ディアボロスが言う方に向くと、確かに人影が。自然に名前を呼び捨てされた事は気にしないでおく。

「…姿を現せ」
「ちょ…レイ!?」
「…威嚇だ」

 するとレイが人影のある木に発砲。本人曰く威嚇射撃のようで、確かに弾丸は人影とは離れた木の2mほど上の方に命中していた。

「…」

 隠れていた人物は観念したようで、林を抜けてコチラまでゆっくりと歩いてきた。現れたのは若い女性。二十から三十代辺りの年齢だろうか。

(…あれ?)
〈おっ?…どうしたキョウ〉
(いや…)

 初対面だ。この女性の事を俺は一切知らない。そのはずなのだが。

(見た事あるような…誰かに…似ている?)

 俺は目の前の女性に対し、そんな違和感を覚えた。懐かしいような、哀しいような。

「後をつけるような真似をして申し訳ございません」

 女性は俺達を見るやいなや深々と頭を下げて謝罪した。

「…なぜ俺達を付け狙う?」
「いえ…特に目的や深い理由はありません。ただ、久しぶりにここへ来る道中、警備の信徒達が倒れているのを見かけて。それで…」

 何があったのか気になり、俺達に行き着いたという事だ。

「それで?あなた名前は?」
「はい。私はユーリ。元竜王教祖団の聖職者です」
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