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if story アルサーラー編(真)
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ソウルの活躍によって世界は安定し、何事も起こることなく月日は流れて数十年。かつての英雄はすっかりただの老人へと変わり果てていた。
「ゴホッゴホッ…そろそろかな。アーロン頼む」
「はい、それでは背中をこちらに」
アーロンがソウルの背中に手を添える。するとソウルの老体がみるみるうちに若返り、あっという間に十代の年齢まで体が戻った。
「この延命処置も、そのうち限界が来るのかな…」
「そしたら、また別の策を見つけましょうぞ」
「…そうだなっ!」
アーロンは生まれつきの時空間魔法によって己の時を止める事に成功していたので歳はとらない。だが、どうやら止められるまでに至れるのは自身のみであり、他人には効果が無い様子。そのためアーロンはソウルの死期が近づくと、彼を若返らせて強引に延命をしているのである。彼がいなくなってしまえば剣の管理ができる者がいなくなってしまうからだ。
それからまた数十年、数百年と月日が経つ。ソウルの延命にも限界が来ていた。生きた年齢で言うならば彼はとっくに三桁を超えて、四桁にまでさしかかろうとしていた。
「もう…無理だね」
「ソウル様…」
「僕達がやってるのは割った皿を接着剤で直して、それをまた割って直しての繰り返し。どんなに上手く再生しても、必ずどこかにヒビはある。僕という皿に限界が来たようだ」
アーロンは寝たきりになったソウルを若返らせた。肉体は確かに若返ったが、体の芯の部分までは完全に若返ったとは言えない。ちょっとづつ、けれど確実に幾度と無く若返った体にはガタが来ていた。今となっては崩壊する寸前である。
もうすぐ死ぬ。そう悟ったソウルはアーロンに全てを任せる事にした。
「アーロン…後は、どうにかして頼めるかな?」
「…分かりました。それではソウル様の持つ魂を喰らう者の片鱗と精霊魔法の魔力を貸してくださいませ」
アーロンはソウルから分けてもらった魔力と加護をフル活用して、とある呪術を生み出した。
それは輪廻転生の呪い。英雄が朽ちた瞬間、必ず世界のどこかに英雄の生まれ変わりが誕生するよう仕掛けた。そして目印として生まれ変わりの家は必ず"アブソープ"という姓の家になるという呪いも付与した。
「ゴホッゴホッ…そろそろかな。アーロン頼む」
「はい、それでは背中をこちらに」
アーロンがソウルの背中に手を添える。するとソウルの老体がみるみるうちに若返り、あっという間に十代の年齢まで体が戻った。
「この延命処置も、そのうち限界が来るのかな…」
「そしたら、また別の策を見つけましょうぞ」
「…そうだなっ!」
アーロンは生まれつきの時空間魔法によって己の時を止める事に成功していたので歳はとらない。だが、どうやら止められるまでに至れるのは自身のみであり、他人には効果が無い様子。そのためアーロンはソウルの死期が近づくと、彼を若返らせて強引に延命をしているのである。彼がいなくなってしまえば剣の管理ができる者がいなくなってしまうからだ。
それからまた数十年、数百年と月日が経つ。ソウルの延命にも限界が来ていた。生きた年齢で言うならば彼はとっくに三桁を超えて、四桁にまでさしかかろうとしていた。
「もう…無理だね」
「ソウル様…」
「僕達がやってるのは割った皿を接着剤で直して、それをまた割って直しての繰り返し。どんなに上手く再生しても、必ずどこかにヒビはある。僕という皿に限界が来たようだ」
アーロンは寝たきりになったソウルを若返らせた。肉体は確かに若返ったが、体の芯の部分までは完全に若返ったとは言えない。ちょっとづつ、けれど確実に幾度と無く若返った体にはガタが来ていた。今となっては崩壊する寸前である。
もうすぐ死ぬ。そう悟ったソウルはアーロンに全てを任せる事にした。
「アーロン…後は、どうにかして頼めるかな?」
「…分かりました。それではソウル様の持つ魂を喰らう者の片鱗と精霊魔法の魔力を貸してくださいませ」
アーロンはソウルから分けてもらった魔力と加護をフル活用して、とある呪術を生み出した。
それは輪廻転生の呪い。英雄が朽ちた瞬間、必ず世界のどこかに英雄の生まれ変わりが誕生するよう仕掛けた。そして目印として生まれ変わりの家は必ず"アブソープ"という姓の家になるという呪いも付与した。
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