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if story アルサーラー編(真)
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朝食を済ませてアナシアの後ろをついて行く。到着したのは城の裏側。こんなとこ何も無いし狭いしで誰も通らない場所だ。生えている草木は一切手入れされて無いし、雑草も凄い。小さな森のようになっている。
「来てくれてありがとうキョウくん」
「うん、それで?何の話?」
される話と言えばハンターの勧誘か、旅の延長か。どちらにしてもお断りしよう。今度こそはは国作りに集中したいから。
ガサガサ…
「確かにここなら誰も来ませんね、良いチョイスですジュナさん」
「あの…アナシアさん。盗み聞きは良くないのでは?」
「何を言うのですかアーロンさん、親友の告白イベントですよ?覗き見しない方がおかしいです」
「私を巻き込まないでくださいませ…」
「バレそうになったら時空間魔法での転送、お願いしますね」
「そういう事でしたか…」
どうしようどうしようどうしようヤバいヤバいヤバいヤバい心臓裂けるうぅ!何を、何から話せば良い!?どんなところが…とか。いつから…とかなのかな。
一目見たときから可愛い顔してるなぁとは思ってた。一緒に怪奇討伐して、私より年下の男の子なのに凄く強くて、戦う姿がカッコよくて。不覚にも惚れちゃったよ…。
とりあえず「好き」って気持ちをまずは伝えた方が良いのかな…?よし!
(言う…まずは好意を、私の素直な気持ちをぶつけるんだ!)
「来ます!来ますよ!アーロンさん!」
「すみませんジュナさん…あなたの覚悟勝手ながら見届けさせて頂きます」
言うぞ…言うぞ!言ってしまえ私いいいい!
「私、と…けっ…結婚しろおおおおおおおおお!!」
『…』
勢い余った。死にたい。
☆●◇■△▼んで、現代▽▲□◆○★
一年前のあの日、俺はジュナに呼び出されてまさかの逆プロポーズをされたのだ。
「今思うと、あの時のキョウくんあまり驚かなかったね」
「いや、驚いたよ。ジュナが俺の事好きだったのもそうだけど。着き合うとかの過程をすっ飛ばしていきなり結婚だもん」
俺は散々に迷った末、ジュナからのプロポーズをオッケーした。今思えば「まずは恋人から…」というのが普通なのだろうが、現に今仲良くやっていけてるので問題無いだろう。
その後もその日は大変だった…。
☆●◇■△▼もう一回一年前▽▲□◆○★
ジュナと秒速結婚する事になり、さすがに結婚するとなるとその報告を皆にしなければならない。できれば今まで関わった人達全員に伝えたいとこだが、今どこにいるのか分からない人もいる。さすがに探してすぐ報告というのは手間だ。とりあえず今いる二人には報告しておこう。
「…ってな訳で、俺とジュナ結婚する事にしたんだが」
「ほほぉ、そうですか!キョウ様がついに結婚!おめでとうございます!」
「キョウさん、ジュナさん、おめでとうございます!」
伝えたところ、二人とも拍手しながら祝福の言葉をかけてくれた。二人の様子にどこか白々しさというか、演技臭さを感じるのは気のせいだろうか。
「キョウ様、こんな大事なら彼らにも報告をした方が良いのでは?」
「あー…そうだよな。あ、あとジュナ」
「は、はいっ!なんでしょう!」
「なんで敬語…。一つ頼みがあるんだけど…」
俺はジュナに了承を取った後、国内放送で国民全員に収集を呼びかけた。すぐに全員城の前に集まってくれたので、俺は簡潔に報告した。
「なんだろうな?急に収集かけて」
「さぁな。キョウさんが収集かけるなんて、滅多にねぇし、きっとデカい話だろうぜ」
「キョウく~ん!久しぶりー!こっち向いてー!キャー!」
うんうん。国民の皆、相変わらず元気でよろしい。
「ジュナ、俺の隣来て」
「う、うん」
そして俺はジュナの手を握って、その手を空高く掲げて宣言した。
「俺達ー!結婚しまーす!」
『ええええええええええええええええええ!?』
「ついでに国名も変えまーす!」
『はあああああああああああああああああ!?』
こうしてクラキウス王国改め、アートラスト王国が新たに誕生したのであった。
〈ちなみに僕、一部始終リアタイで聞いてました〉
「うぅ…ディアくんの存在すっかり忘れてた…恥ずかしすぎて死にたい…」
「来てくれてありがとうキョウくん」
「うん、それで?何の話?」
される話と言えばハンターの勧誘か、旅の延長か。どちらにしてもお断りしよう。今度こそはは国作りに集中したいから。
ガサガサ…
「確かにここなら誰も来ませんね、良いチョイスですジュナさん」
「あの…アナシアさん。盗み聞きは良くないのでは?」
「何を言うのですかアーロンさん、親友の告白イベントですよ?覗き見しない方がおかしいです」
「私を巻き込まないでくださいませ…」
「バレそうになったら時空間魔法での転送、お願いしますね」
「そういう事でしたか…」
どうしようどうしようどうしようヤバいヤバいヤバいヤバい心臓裂けるうぅ!何を、何から話せば良い!?どんなところが…とか。いつから…とかなのかな。
一目見たときから可愛い顔してるなぁとは思ってた。一緒に怪奇討伐して、私より年下の男の子なのに凄く強くて、戦う姿がカッコよくて。不覚にも惚れちゃったよ…。
とりあえず「好き」って気持ちをまずは伝えた方が良いのかな…?よし!
(言う…まずは好意を、私の素直な気持ちをぶつけるんだ!)
「来ます!来ますよ!アーロンさん!」
「すみませんジュナさん…あなたの覚悟勝手ながら見届けさせて頂きます」
言うぞ…言うぞ!言ってしまえ私いいいい!
「私、と…けっ…結婚しろおおおおおおおおお!!」
『…』
勢い余った。死にたい。
☆●◇■△▼んで、現代▽▲□◆○★
一年前のあの日、俺はジュナに呼び出されてまさかの逆プロポーズをされたのだ。
「今思うと、あの時のキョウくんあまり驚かなかったね」
「いや、驚いたよ。ジュナが俺の事好きだったのもそうだけど。着き合うとかの過程をすっ飛ばしていきなり結婚だもん」
俺は散々に迷った末、ジュナからのプロポーズをオッケーした。今思えば「まずは恋人から…」というのが普通なのだろうが、現に今仲良くやっていけてるので問題無いだろう。
その後もその日は大変だった…。
☆●◇■△▼もう一回一年前▽▲□◆○★
ジュナと秒速結婚する事になり、さすがに結婚するとなるとその報告を皆にしなければならない。できれば今まで関わった人達全員に伝えたいとこだが、今どこにいるのか分からない人もいる。さすがに探してすぐ報告というのは手間だ。とりあえず今いる二人には報告しておこう。
「…ってな訳で、俺とジュナ結婚する事にしたんだが」
「ほほぉ、そうですか!キョウ様がついに結婚!おめでとうございます!」
「キョウさん、ジュナさん、おめでとうございます!」
伝えたところ、二人とも拍手しながら祝福の言葉をかけてくれた。二人の様子にどこか白々しさというか、演技臭さを感じるのは気のせいだろうか。
「キョウ様、こんな大事なら彼らにも報告をした方が良いのでは?」
「あー…そうだよな。あ、あとジュナ」
「は、はいっ!なんでしょう!」
「なんで敬語…。一つ頼みがあるんだけど…」
俺はジュナに了承を取った後、国内放送で国民全員に収集を呼びかけた。すぐに全員城の前に集まってくれたので、俺は簡潔に報告した。
「なんだろうな?急に収集かけて」
「さぁな。キョウさんが収集かけるなんて、滅多にねぇし、きっとデカい話だろうぜ」
「キョウく~ん!久しぶりー!こっち向いてー!キャー!」
うんうん。国民の皆、相変わらず元気でよろしい。
「ジュナ、俺の隣来て」
「う、うん」
そして俺はジュナの手を握って、その手を空高く掲げて宣言した。
「俺達ー!結婚しまーす!」
『ええええええええええええええええええ!?』
「ついでに国名も変えまーす!」
『はあああああああああああああああああ!?』
こうしてクラキウス王国改め、アートラスト王国が新たに誕生したのであった。
〈ちなみに僕、一部始終リアタイで聞いてました〉
「うぅ…ディアくんの存在すっかり忘れてた…恥ずかしすぎて死にたい…」
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