【R18】意外としたたかな幼馴染みと俺

君の瞳に乾杯

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15. あたしの幼馴染

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「ねぇサク、SEXしてみる?」

 軽く上目遣いを意識しながら、サクに問い掛ける。
 一瞬言葉の意味が理解できなかったのか、鳩が豆鉄砲を食らったように目を丸くするサクが微笑ましかった。



 あたしは東雲 雪(しののめ ゆき)。でも『雪』と呼ぶのは勘弁してね。
 あたしを雪と呼んで良い男の子は、世界でサク1人だけだから。

 あ、いや正確じゃないな。
 外国人には『ユキ』呼びを許している。

 だって、彼らにはあたしの名字の『しののめ』が凄く言い辛いらしい。
『シノーメー』とか『シロロメ』とか間違って呼ばれる度に訂正するのも面倒臭いし、かと言って間違った呼び名を受け入れて変な呼び名が定着しちゃっても嫌だ。

 あたしには、凄く気になっている幼馴染の男の子がいる。

 彼は柊 咲人(ひいらぎ さくと)。
 皆からはサクの愛称で呼ばれ、親しまれている。

 親同士が連れオナニーをするくらいの大親友のため、物心つく前からの幼馴染である。
 家も隣同士、なんなら中央の塀も取っ払って渡り廊下で繋がっている、実質『1つ屋根の下』だ。

 サクは最近、あたしとの『距離感』に悩んでいるようだ。

 あたしはぶっちゃけ、自分を美人だと思っている。
 自惚れ? ノンノン、ちゃんとした市場調査を基にした正当な評価だ。

 おまけに成績も常に上位をキープしてるし、スポーツだって何でもイケる。

 そんなあたしと比べ、自分はあまりにも平凡なんじゃないか、と言うことらしい。

 体形はちょっと痩せてるくらいの普通、背はあたしと同じくらい。
 勉強もそこそこ、スポーツもそこそこ。

 サクはそんな一般的な男の子…と思ってるのは本人だけで、実はサクはモテる。
 それはそれは滅茶苦茶にモテる。

 その人気は学年・学内に留まらず、家のある区内にいる女性全員サクの事が好きなんじゃない?

 そして誰に対しても朗らかで屈託のない笑顔を向けるのだから、あたしはもうイライラしまクリスティー。

 サクの全身から発せられる和やかな、ヒヨコとかジャンガリアンハムスター的な独特な『小動物感』が女性の庇護本能をペガサス流星拳のようにビシバシ刺激するのだ。
 これで本人はワイルド系で通してるつもりなのだから、ヘソが茶を沸かす。

 加えて、勉強もスポーツもそこそこと言うことは、あらゆる面においてレベルの高いウチの学校の平均以上をキープしていると言うこと。
 これだけでも、モテないはずがない。

 もう、サクに近付く女は後を経たず…なワキゃない。
 あたしがいる。あたしを誰だと思ってる。
 サクに近付く女は、あたしが処す。

 敵は女性だけではない。

 サクは女の子のような可愛い顔をしている。
 それは、チンチンを隠せば銭湯に行ってあたしと一緒に女湯に入っても違和感ない程だ。

 一見すると女の子にしか見えないため、サクのチンチンを見た者は皆「OH、グレイトチンポ?」とビビるのだ。

 そんなワケで、サクは1部の層の男性からも絶大な支持を得ている。

 サクに変な趣向や性癖が付いたら大変だ。
 そっち方面の処理は、女性関係以上に気を使う。

 サクはあたしの事をチートキャラだと思っているようだが、あたしに言わせれば、天然で誘蛾灯みたいな事やってるサクの方がよっぽどチートだ。

 まったく、人の気も知らないで。



 でも、悩んでいる事にあたしが気付いている、と言うことに気付いてないサクが可愛い。





~~感謝~~

 数ある作品の中から本作を見つけて頂き、そして目を通して頂きありがとうございます。良かったら、感想など頂ければ嬉しいです。

 ミスを見つけたら指摘して下さい。
 辛口の批評も歓迎です。

 書き上がったモノを投稿してます。
 酷評によるモチベーションの低下が原因で未完のまま放置はありませんが、時間の関係で遅くなる事はあるかも知れない旨、ご了承下さい。

 基本毎日更新でサクッと全話上げてくつむりなので、よろしくお願いします。
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