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仲間集結
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店に入ってきたのは茶髪ツインテのはつらつとした印象の女性だった。なにより胸が1番元気いっぱいだ。そのサイズがこの世界にであったとは。あ、ここは異世界か。
「珍しい物を置いている店だね」
茶髪の女性は一通り辺りを見回すと、アルシアさんの方へ歩み寄ってきた。
「それで、アルシア。ボク達が頑張ってる中、何をしているのかな?周辺の調査をするって言ったのはアルシアだよね?」
あ、眉間にシワが。でもこの人も美人だな。
「これも立派な周辺の調査じゃない。付近に異常は無いから、少し異常なこの店を調査している。ただそれだけよ?」
さらっと言いきった!「翻訳作業を手伝ってあげてるんだから、これ頂いてもよろしくて?いいわよね?ありがとう!」なんて言ってポテチ3袋も開けてる奴が調査なんてよく言うぜ。まぁ、袋取ってくる度に「ありがとう」ってにっこり笑いかけられれば、もっとどうぞ!ってなるけども。
「...そうかい。じゃあもういいね。そろそろ集合時間だから行くよ。周辺調査が終わり次第ダンジョンに潜る予定なんだよ」
「えぇ。やだ」
やだって。確かに翻訳作業を中途半端に終わらされるのもいやだけど、そもそもダンジョン調査に来たのでは?
「私、今この人に雇われてるの」
そう言ってアルシアさんは僕の腕に抱きつく。おやまぁ、無いと思ってたけどそこそこなものをお持ちで。
「それは本当なのかい?」
あぁ、睨まないで。剣が、剣が当たっております。首筋に。割と怖いです。
「ボク達はギルドに雇われているんだ。そのボク達を依頼中にかすめ取ろうなんて言語道断。これは立派な違反行為だ。ギルドとボク達に対する侮辱だよ」
どうしてそうなる?色々と間違っておりますが。
「ひとまず落ち着きま」
「口を開くな!」
ひぇぇ!アルシアさん、あなたのせいで少しやばい事になってるですが。ちょっとアルシアさん、何平然と次のポテチ持ってきてるんですか。
「ん」
「これは?」
アルシアさんはポテチを頬張りつつ、茶髪女性の口にポテチを放り込む。
「...美味しい」
「でしょ?」
そして、次は紅茶を手渡す。
「これは、紅茶?」
「そう。美味しいでしょ?」
なんとか落ち着いた茶髪女性を宥めつつ、軽く事情を説明する。
「ごめんね、ボクの勘違いだったよ。許してくれるかい?勿論手伝うよ?」
「は、はあ」
違反云々言ってた奴が、一番危ない事をしている件について。まぁ、別にいいけど。
「それじゃあなたはこれをお願いします」
僕は茶髪女性に値札を渡す。
「了解!ボクはあなたじゃなくてルイン・コアだよ」
「はい、よろしくお願いしますコアさん。私はとうかです」
アルシアさんといい、ルインさんといい、名前で呼ばせたがるよな。
「じゃあ、お願いします。私はスイーツとそれに合う紅茶を見繕ってきます」
「はぁい!」
「お願いするね」
調子のいいこって。
と、そこに来客。
「やっと見つけましたぁ!」
「いた」
来客は2人。大きな弓を背負い、長い青髪を腰まで下ろしている豊満な美女と、白の短髪猫耳の少し背が低めな美少女。
「あ、イマリとマリン。おかえりー」
アルシアさんがまたもやポテチを持って行って、ちゃっちゃと説明する。あなたそれ5袋目ですよ。ポテチばっか食うじゃん。
と、来客。
「アルシア、探したぞ!」
つぎは黒髪ロングポニテのThe大和なでしこといった感じの袴の美女。袴越しに分かるでかさの人だ。この人は薙刀か。
「あぁ、イラ。これ食べなよ」
今度はルインさんがシュークリームを持って行った。この人達ダンジョン調査はいいのか?絶対食べるのが目的で手伝ってるよな。
「ちなみにトーカ殿はこの値段設定で利益が出るのか?」
出るっつってんじゃん。相場の倍だぞ。高すぎても誰も買わねえよ。
「消費者に寄り添わないと、売れませんからね」
「うーむ」
イラさんは納得いかないようだ。
「確かにもう少し高くても良いと思うよ?」
「そうですねぇ。安すぎて同業者や権力者から苦情が来ても面倒ですし」
あれ?勝手に話が進んでる。え?聞いてないぞ。
「そうよね?やっぱりこの反応が正しいのよ!安すぎるわよね?」
ということで、何故か仕入れ値の5倍で全商品の値段が設定された。充電器や電池等、この世界で使い道の無いものは撤去する事になった。
その時に、新しい機能を見つけた。『収納』だ。なんでも90種類までどこかしらの場所に収納できるらしい。スマホから『収納』を起動すると、対象の物が別次元かどこかに収納されて手が空く便利機能だ。どこでも使える。回数に制限も無い。
「そういえばアナタ、ダンジョンに興味持ってたわよね?」
え、何?確かに面白そうだけど。
「ついてきて見ない?」
「珍しい物を置いている店だね」
茶髪の女性は一通り辺りを見回すと、アルシアさんの方へ歩み寄ってきた。
「それで、アルシア。ボク達が頑張ってる中、何をしているのかな?周辺の調査をするって言ったのはアルシアだよね?」
あ、眉間にシワが。でもこの人も美人だな。
「これも立派な周辺の調査じゃない。付近に異常は無いから、少し異常なこの店を調査している。ただそれだけよ?」
さらっと言いきった!「翻訳作業を手伝ってあげてるんだから、これ頂いてもよろしくて?いいわよね?ありがとう!」なんて言ってポテチ3袋も開けてる奴が調査なんてよく言うぜ。まぁ、袋取ってくる度に「ありがとう」ってにっこり笑いかけられれば、もっとどうぞ!ってなるけども。
「...そうかい。じゃあもういいね。そろそろ集合時間だから行くよ。周辺調査が終わり次第ダンジョンに潜る予定なんだよ」
「えぇ。やだ」
やだって。確かに翻訳作業を中途半端に終わらされるのもいやだけど、そもそもダンジョン調査に来たのでは?
「私、今この人に雇われてるの」
そう言ってアルシアさんは僕の腕に抱きつく。おやまぁ、無いと思ってたけどそこそこなものをお持ちで。
「それは本当なのかい?」
あぁ、睨まないで。剣が、剣が当たっております。首筋に。割と怖いです。
「ボク達はギルドに雇われているんだ。そのボク達を依頼中にかすめ取ろうなんて言語道断。これは立派な違反行為だ。ギルドとボク達に対する侮辱だよ」
どうしてそうなる?色々と間違っておりますが。
「ひとまず落ち着きま」
「口を開くな!」
ひぇぇ!アルシアさん、あなたのせいで少しやばい事になってるですが。ちょっとアルシアさん、何平然と次のポテチ持ってきてるんですか。
「ん」
「これは?」
アルシアさんはポテチを頬張りつつ、茶髪女性の口にポテチを放り込む。
「...美味しい」
「でしょ?」
そして、次は紅茶を手渡す。
「これは、紅茶?」
「そう。美味しいでしょ?」
なんとか落ち着いた茶髪女性を宥めつつ、軽く事情を説明する。
「ごめんね、ボクの勘違いだったよ。許してくれるかい?勿論手伝うよ?」
「は、はあ」
違反云々言ってた奴が、一番危ない事をしている件について。まぁ、別にいいけど。
「それじゃあなたはこれをお願いします」
僕は茶髪女性に値札を渡す。
「了解!ボクはあなたじゃなくてルイン・コアだよ」
「はい、よろしくお願いしますコアさん。私はとうかです」
アルシアさんといい、ルインさんといい、名前で呼ばせたがるよな。
「じゃあ、お願いします。私はスイーツとそれに合う紅茶を見繕ってきます」
「はぁい!」
「お願いするね」
調子のいいこって。
と、そこに来客。
「やっと見つけましたぁ!」
「いた」
来客は2人。大きな弓を背負い、長い青髪を腰まで下ろしている豊満な美女と、白の短髪猫耳の少し背が低めな美少女。
「あ、イマリとマリン。おかえりー」
アルシアさんがまたもやポテチを持って行って、ちゃっちゃと説明する。あなたそれ5袋目ですよ。ポテチばっか食うじゃん。
と、来客。
「アルシア、探したぞ!」
つぎは黒髪ロングポニテのThe大和なでしこといった感じの袴の美女。袴越しに分かるでかさの人だ。この人は薙刀か。
「あぁ、イラ。これ食べなよ」
今度はルインさんがシュークリームを持って行った。この人達ダンジョン調査はいいのか?絶対食べるのが目的で手伝ってるよな。
「ちなみにトーカ殿はこの値段設定で利益が出るのか?」
出るっつってんじゃん。相場の倍だぞ。高すぎても誰も買わねえよ。
「消費者に寄り添わないと、売れませんからね」
「うーむ」
イラさんは納得いかないようだ。
「確かにもう少し高くても良いと思うよ?」
「そうですねぇ。安すぎて同業者や権力者から苦情が来ても面倒ですし」
あれ?勝手に話が進んでる。え?聞いてないぞ。
「そうよね?やっぱりこの反応が正しいのよ!安すぎるわよね?」
ということで、何故か仕入れ値の5倍で全商品の値段が設定された。充電器や電池等、この世界で使い道の無いものは撤去する事になった。
その時に、新しい機能を見つけた。『収納』だ。なんでも90種類までどこかしらの場所に収納できるらしい。スマホから『収納』を起動すると、対象の物が別次元かどこかに収納されて手が空く便利機能だ。どこでも使える。回数に制限も無い。
「そういえばアナタ、ダンジョンに興味持ってたわよね?」
え、何?確かに面白そうだけど。
「ついてきて見ない?」
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