悪役令嬢だけど安眠のために奮闘します

プロローグ

思い出しました

シノンは1週間ほど高熱にうなされ、生死の境を彷徨っていた。そして5歳の誕生日を迎えたその時、全てを思い出した。

(あ、ここハツキミの世界だ…。私、悪役令嬢のシノン・アダマンタイトに転生したんだった…。)



私は朝日夢乃、20歳。趣味は睡眠。安眠バンザイ。某有名大学に通う女子大学生だった。自分で言うのは何だが、容姿端麗、文武両道、モテてモテて大変だった。私の睡眠妨害ばかりする男子に辟易していてかなり冷たく接していた。

だが、それが気に食わない一部の女子に階段の踊り場で問い詰められてしまった。その時も睡眠を妨害された事により不機嫌だった私は、キャンキャンうるさい女子たちを無視し、階段を降りようとしたところでそのうちの1人に腕を軽く引っ張られバランスを崩し、階段から落ちてしまった。そして打ちどころが悪かったようでそのまま意識は遠のいていった。

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あくまで趣味ですのでまったり更新です。
途中で辞めるかもです。