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【50:ジェラートを食べにさくらを誘う】
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日和がトイレに行って、たまたまさくらが席で一人になった。これがさくらをデートに誘うチャンス。俺は隣の席のさくらに、がんばって声をかけた。
「な、なあさくら。めっちゃ心配かけたお詫びをしたいと思ってるんだ」
「えっ? そんなのいいのに。天心君が無事に帰ってきてくれただけで充分」
さくらは小首を傾げて、ニコリと笑う。なんて健気なこと言うんだ。可愛いすぎるじゃないか。
でもそれじゃあ、お詫びができないし、俺のデートをしたいという思いは遂げられない。
「そ、それにさ。ジェラートを奢るって約束も果たせてないし」
「あっ、そうだね。ジェラート食べたいな!」
「だろ? だから今度の日曜日にでも、行くか?」
「うん」
よっしゃ! プレゼントを買うとかは、当日言えばいい。とりあえず二人で出かける約束を取ることが先決だ。
「じゃあ日和ちゃんにも声をかけなきゃ、だね」
えっ? ちょい待ち! 日和は別だ。今回はさくらと二人で出かけることに意味があるんだ。ちゃんとさくらに、二人で行こうって言わなきゃ。
「あの、ふたっ……ふたっ……」
二人で行こう。そう、簡単な言葉だ。
「えっ? なに?」
「ふたっ……ふたっ……」
「ああ、お弁当の蓋が開けっ放しだったね。ありがと。ちゃんと閉めてからしまうから」
さくらはにっこり笑って、弁当箱を片づけてる。いや、そうじゃないし! 二人で出かけようって言うんだ!
「あ、あの……」
「ただいま、ですぅ」
うわっ、後ろから日和の声が聞こえてきた。もう日和が帰ってきてしまった。早すぎるぞ日和! ちゃんと言えなかったじゃないか。
こりゃ、さくらを誘うのは放課後にするしか仕方ない。
「おかえり、日和ちゃん。あのね、天心君がこの前約束したとおり、ジェラートを奢ってくれるって。今度の日曜日。どう?」
「わーい、全然大丈夫ですぅ!」
ええーっ!? ちょっと待ってくれ! それを日和に言わないでくれよ!
──って心の中で叫んだって、既に日和に伝わってしまったものを、今さら打ち消すわけにいかない。
ああ、せっかく人生初のデートが実現するかと思ったのに、先送りにするしかない。取りあえずジェラートは日和も一緒に行って、さくらと二人で出かけるのはまた別の機会を作ろう。
「あれ? 天心君、顔色が悪いみたいだけど大丈夫? どうしたの?」
さくらが俺の顔を覗き込んできた。そりゃ、顔色も悪くなるってもんだ。
「あ、いや、大丈夫だ。俺は至って大丈夫だ、あはは」
こんなタイミングで日和が戻ってくるなんて、やっぱり俺は運が悪い。ホント、この世に神はいないのか!?
日和はにっこり笑って「楽しみだぁ~」と言ってるけど、俺には日和の声がどこか遠くで聞こえてるような気がした。
◆◇◆
日曜日になった。結局さくらと日和と三人でジェラートを食べに行くことになって、さくらとは最寄りの駅で待ち合わせて駅近くのジェラート屋さんに行くという約束をした。
日和は朝から俺ん家に迎えに来て、一緒に駅まで歩いていく段取りになってる。家で待ってるとインターホンが鳴って、日和が迎えに来たようだ。俺は玄関をガチャリと開けた。
──おぉっ?
日和の姿をひと目見て、思わず声が出そうになった。前回出かけたときも日和は可愛らしい格好をしてたけど、今日はそれにも増して可愛い。
ノースリーブで首のところが長めの、身体にフィットした黒っぽいニットシャツは、日和の豊かな胸が強調されて目のやり場に困る。下は今日は膝下あたりの長さの、太めの幅のパンツスタイルだ。
ああ、前のミニスカートの方が目の保養になったけど、今日みたいにちょっと大人っぽい雰囲気で、かつ胸がぼよよんとしたファッションもいいなぁ。
──って、俺はいったい何を考えてるんだ! 今日の俺のメインの目的はさくらと一緒に過ごすことだ。
日和はあくまでオマケ。定食で言ったらパセリ。いくら美味しそうなパセリだからと言って、パセリに心ときめかすヤツはいないだろ?
あ、いや日和をパセリと呼ぶのは失礼か? いやいや、さくらがメインディッシュの俺にとっては、日和はあくまでパセリなのだ。
え? さくらがメインディッシュって、別に俺はさくらを喰っちまおうなんて思ってるわけじゃない。それはわかってくれ。
ん? 俺はいったい誰に言い訳してるんだよ?
──ああ、もうワケがわからなくなってきたー!!
「天心君はなんで黙ったまま、私を頭から足の先までジロジロ見てるんですかぁ?」
「あ、いや……ジロジロなんか見てない!」」
「そうですかぁ?」
「見てないったら見てない!」
「まぁ天心君がそう言うなら、そういうことでいいでス。じゃあいきましょー」
日和は突然ぴょんと飛んで俺に近づくと、にやにやしながら俺の左腕に彼女の右腕を絡ませてきた。
「ちょっ、日和。何するんだ?」
「腕を組んでるんですよぉ~ さあ、行きましょう」
日和はなんら気にすることない様子で歩き出した。腕を組まれてるから引っ張られて、俺も仕方なしに一緒に歩き出す。
「ジェラート、楽しみですねぇ」
日和はホントに楽しそうに喋ってる。
だが。しかし。俺は気が気ではない。なぜならば──
俺の左腕に当たる、ぽよぽよと柔らかくて温かい感触。これは間違いなく。日和のおっぱ……いや、胸だろ?
ああ、永遠にこうしていたい……って、ちょっと待て、俺!!
だめだだめだ! 今からさくらと会うのに、こんなスケベな気持ちでどうするんだ?
「お、おい日和」
「なんですかぁ?」
「腕を組むのは、やめないか?」
「ええっ? 暑苦しくて気持ち悪いですかぁ?」
──いや、むしろ気持ちいい。
いや、だからそうじゃなくて!
「そうじゃないんだけど……」
「そうじゃないんなら、もしかして天心君は私のことが嫌いなんですかぁ?」
泣きそうな声に驚いて日和の顔を見ると、眉を八の字にして顔まで泣きそうだ。
「あ、いや、だから、そうじゃなくて!」
「じゃあ天心君は、私のこと好きですかぁ?」
「あ、ああ、好きだよ。日和は昔から俺のことを気にかけてくれるし、好きだよ」
「やったぁ~ 私も天心君のことが好きですよぉ。じゃあ腕はこのままでいいですねぇ」
日和はにっこりと笑ってる。確かに日和は可愛いし、そしていいヤツだ。幼なじみの友達として好きだ。だけど、だから腕を組むとかいうことじゃないだろ?
「あ、あのさぁ日和」
「なんですかぁ?」
「日和は俺に、ちゃんとさくらに気持ちを伝えるように、仕向けてくれたよな?」
「そうですよぉ~」
「ということは、俺がさくらと付き合うのを応援してくれてるんだよな?」
「そうなりますねぇ」
日和はにこにこしながら答えてる。俺が日和の気持ちを、勘違いしてるわけじゃなさそうだ。ならばなぜ、日和はこんな態度を取るんだ? 理解不可能だ。
「じゃあそんな日和がなぜ、こんなふうに俺にくっつくんだ?」
「今はさくらちゃんがいないから、いいじゃないですかぁ。私もさくらちゃんの前では、こんなことしませんよぉ」
「はっ?」
どゆこと? やっぱり理解不可能。日和はどういうつもりなんだ?
「日和、俺をからかってるのか?」
「いいえ。私がこうしたいから、こうしてるんですぅ」
ああ、理解できない! 俺が理解できるのは……
左腕に感じる日和のおっぱいの感触が、この上なく気持ちいいということだけだ。
「な、なあさくら。めっちゃ心配かけたお詫びをしたいと思ってるんだ」
「えっ? そんなのいいのに。天心君が無事に帰ってきてくれただけで充分」
さくらは小首を傾げて、ニコリと笑う。なんて健気なこと言うんだ。可愛いすぎるじゃないか。
でもそれじゃあ、お詫びができないし、俺のデートをしたいという思いは遂げられない。
「そ、それにさ。ジェラートを奢るって約束も果たせてないし」
「あっ、そうだね。ジェラート食べたいな!」
「だろ? だから今度の日曜日にでも、行くか?」
「うん」
よっしゃ! プレゼントを買うとかは、当日言えばいい。とりあえず二人で出かける約束を取ることが先決だ。
「じゃあ日和ちゃんにも声をかけなきゃ、だね」
えっ? ちょい待ち! 日和は別だ。今回はさくらと二人で出かけることに意味があるんだ。ちゃんとさくらに、二人で行こうって言わなきゃ。
「あの、ふたっ……ふたっ……」
二人で行こう。そう、簡単な言葉だ。
「えっ? なに?」
「ふたっ……ふたっ……」
「ああ、お弁当の蓋が開けっ放しだったね。ありがと。ちゃんと閉めてからしまうから」
さくらはにっこり笑って、弁当箱を片づけてる。いや、そうじゃないし! 二人で出かけようって言うんだ!
「あ、あの……」
「ただいま、ですぅ」
うわっ、後ろから日和の声が聞こえてきた。もう日和が帰ってきてしまった。早すぎるぞ日和! ちゃんと言えなかったじゃないか。
こりゃ、さくらを誘うのは放課後にするしか仕方ない。
「おかえり、日和ちゃん。あのね、天心君がこの前約束したとおり、ジェラートを奢ってくれるって。今度の日曜日。どう?」
「わーい、全然大丈夫ですぅ!」
ええーっ!? ちょっと待ってくれ! それを日和に言わないでくれよ!
──って心の中で叫んだって、既に日和に伝わってしまったものを、今さら打ち消すわけにいかない。
ああ、せっかく人生初のデートが実現するかと思ったのに、先送りにするしかない。取りあえずジェラートは日和も一緒に行って、さくらと二人で出かけるのはまた別の機会を作ろう。
「あれ? 天心君、顔色が悪いみたいだけど大丈夫? どうしたの?」
さくらが俺の顔を覗き込んできた。そりゃ、顔色も悪くなるってもんだ。
「あ、いや、大丈夫だ。俺は至って大丈夫だ、あはは」
こんなタイミングで日和が戻ってくるなんて、やっぱり俺は運が悪い。ホント、この世に神はいないのか!?
日和はにっこり笑って「楽しみだぁ~」と言ってるけど、俺には日和の声がどこか遠くで聞こえてるような気がした。
◆◇◆
日曜日になった。結局さくらと日和と三人でジェラートを食べに行くことになって、さくらとは最寄りの駅で待ち合わせて駅近くのジェラート屋さんに行くという約束をした。
日和は朝から俺ん家に迎えに来て、一緒に駅まで歩いていく段取りになってる。家で待ってるとインターホンが鳴って、日和が迎えに来たようだ。俺は玄関をガチャリと開けた。
──おぉっ?
日和の姿をひと目見て、思わず声が出そうになった。前回出かけたときも日和は可愛らしい格好をしてたけど、今日はそれにも増して可愛い。
ノースリーブで首のところが長めの、身体にフィットした黒っぽいニットシャツは、日和の豊かな胸が強調されて目のやり場に困る。下は今日は膝下あたりの長さの、太めの幅のパンツスタイルだ。
ああ、前のミニスカートの方が目の保養になったけど、今日みたいにちょっと大人っぽい雰囲気で、かつ胸がぼよよんとしたファッションもいいなぁ。
──って、俺はいったい何を考えてるんだ! 今日の俺のメインの目的はさくらと一緒に過ごすことだ。
日和はあくまでオマケ。定食で言ったらパセリ。いくら美味しそうなパセリだからと言って、パセリに心ときめかすヤツはいないだろ?
あ、いや日和をパセリと呼ぶのは失礼か? いやいや、さくらがメインディッシュの俺にとっては、日和はあくまでパセリなのだ。
え? さくらがメインディッシュって、別に俺はさくらを喰っちまおうなんて思ってるわけじゃない。それはわかってくれ。
ん? 俺はいったい誰に言い訳してるんだよ?
──ああ、もうワケがわからなくなってきたー!!
「天心君はなんで黙ったまま、私を頭から足の先までジロジロ見てるんですかぁ?」
「あ、いや……ジロジロなんか見てない!」」
「そうですかぁ?」
「見てないったら見てない!」
「まぁ天心君がそう言うなら、そういうことでいいでス。じゃあいきましょー」
日和は突然ぴょんと飛んで俺に近づくと、にやにやしながら俺の左腕に彼女の右腕を絡ませてきた。
「ちょっ、日和。何するんだ?」
「腕を組んでるんですよぉ~ さあ、行きましょう」
日和はなんら気にすることない様子で歩き出した。腕を組まれてるから引っ張られて、俺も仕方なしに一緒に歩き出す。
「ジェラート、楽しみですねぇ」
日和はホントに楽しそうに喋ってる。
だが。しかし。俺は気が気ではない。なぜならば──
俺の左腕に当たる、ぽよぽよと柔らかくて温かい感触。これは間違いなく。日和のおっぱ……いや、胸だろ?
ああ、永遠にこうしていたい……って、ちょっと待て、俺!!
だめだだめだ! 今からさくらと会うのに、こんなスケベな気持ちでどうするんだ?
「お、おい日和」
「なんですかぁ?」
「腕を組むのは、やめないか?」
「ええっ? 暑苦しくて気持ち悪いですかぁ?」
──いや、むしろ気持ちいい。
いや、だからそうじゃなくて!
「そうじゃないんだけど……」
「そうじゃないんなら、もしかして天心君は私のことが嫌いなんですかぁ?」
泣きそうな声に驚いて日和の顔を見ると、眉を八の字にして顔まで泣きそうだ。
「あ、いや、だから、そうじゃなくて!」
「じゃあ天心君は、私のこと好きですかぁ?」
「あ、ああ、好きだよ。日和は昔から俺のことを気にかけてくれるし、好きだよ」
「やったぁ~ 私も天心君のことが好きですよぉ。じゃあ腕はこのままでいいですねぇ」
日和はにっこりと笑ってる。確かに日和は可愛いし、そしていいヤツだ。幼なじみの友達として好きだ。だけど、だから腕を組むとかいうことじゃないだろ?
「あ、あのさぁ日和」
「なんですかぁ?」
「日和は俺に、ちゃんとさくらに気持ちを伝えるように、仕向けてくれたよな?」
「そうですよぉ~」
「ということは、俺がさくらと付き合うのを応援してくれてるんだよな?」
「そうなりますねぇ」
日和はにこにこしながら答えてる。俺が日和の気持ちを、勘違いしてるわけじゃなさそうだ。ならばなぜ、日和はこんな態度を取るんだ? 理解不可能だ。
「じゃあそんな日和がなぜ、こんなふうに俺にくっつくんだ?」
「今はさくらちゃんがいないから、いいじゃないですかぁ。私もさくらちゃんの前では、こんなことしませんよぉ」
「はっ?」
どゆこと? やっぱり理解不可能。日和はどういうつもりなんだ?
「日和、俺をからかってるのか?」
「いいえ。私がこうしたいから、こうしてるんですぅ」
ああ、理解できない! 俺が理解できるのは……
左腕に感じる日和のおっぱいの感触が、この上なく気持ちいいということだけだ。
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