アユタヤ***続復讐の芽***

夢人

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本拠地4

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 南蛮船が3艇揃い荷の積み込みが始まっている。今回は倍以上の火薬を積み込んでいる。茉緒と宗久と果心と九郎が乗る。ヒデは近衛軍を束ねてアユタヤに残る。リーはもう王から離せない存在になっている。宗久は堺時代に親しかった香港の商人に会う予定だ。
 第1艇に茉緒と果心、第2艇に九郎、第3艇に宗久が乗る。下忍は80人大半を第1艇と第2艇に乗せる。第3艇は商人隊を乗せた。
「別邸から女房に届いた書簡を見つけた」
 珍しく凜が馬に乗って現れた。凜から差し出されて書簡は未開封だ。恐らく和寇が退却寸前に届けたものだろう。地図が描かれていている。ここは和寇の逃げた漁港だ。娘よ退却を命じるとある。汎王と印がある。それを横にいた宗久が取る。
「汎王と言う名は聞いたことがある。元々中国王朝の王族だったが20歳の時に王宮から追放になったと聞く。まだ日本人が和寇の主役であった頃にその仲間に入り今の和寇を作ったそうだ。あの女房は娘のようだ」
「必ず仇を討ってね」
「分かった」
 チャクラバットも香港にいる。
「だが茉緒、本拠地を襲うが正面から汎王と戦う力はない。どこまで和寇船を沈ませるかだろうな」
 それは分かっている。どこまで打撃を与えれるかだ。それと娘の女房とは因縁の対決が残っている。
「荷はすべて積み込みました」
 九郎が報告に来る。
 まず第1艇が出発する。その後に第2艇が続く。第3艇が一番沈んでいる。船室に戻ると果心が酒を手に入ってくる。
「汎王の若い頃剣を交えたことがあるわ。もう30年も前かなあ。斧のような太刀を使う。日本刀なら切り飛ばしてしまうぞ」
「娘は細い柳のような剣を使う」







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