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~第四章:冒険者編(中期)~
116ページ目…ゴーレム戦【2】
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「カンカンカン、カンカンカン…。」
ゴーレムの中から聞こえてくる金属音…その音に違和感を覚え、俺は再度その音に耳を傾ける。
そして、その違和感を確かめるべく、慎重に音を聞く事にする。
「カンカンカン、カーンカーンカーン、カンカンカン…。」
あれ?コレって、もしかして…俺は、この音に一つだけ心当たりがあった。
それは、モールス信号…である。
しかも、聞こえてくる音は、この短い音が3つ、長い音が3つ、そして、最後に短い音を3つ。
『SOS』…つまり、救難信号と言う事だ。
それが、ゴーレムの中から聞こえてくる、と言う事は、ゴーレムの中に人がいると言う事か?
まぁ、人とは限らないのだが…。
そんな訳で、ゴーレム退治を一時的にとは言え中止する事となる。
何故なら、〖魂強奪〗で、ゴーレムに付与されてる魂だけを奪えるなら問題ないが、中にいるであろう人?と言うか、生物であろう者の魂まで奪ってしまった場合、このゴーレムが作られた目的が分からなくなるのである…。
もっとも、自然にゴーレムが出来る事はあるらしいのが…。
まぁ、そうは言っても、異世界ならば、そんな事もあるんだろうな…と考える事は、出来ない事も無い。
だが、今回に限っては自然に出来たゴーレムじゃないのだけは確かである。
そもそもな話、貴重なオリハルコンを使用し、尚且つ、湖の中にいて何かを守っている様なゴーレムならば、必ず理由が存在するはずだ。
とは言え、流石に、オリハルコンが相手じゃ攻撃が通りにくい…どうしよう…。
〔あの…ご主人様、つかぬ事をお伺いしますが…〖魔法:模型創造〗で変形させてしまえば良いのでは?〕
「あ…。」
プリンからの指摘は正確で、確かにその通りである。
流石に、生き物に対しては使えない魔法ではあるが、魔法生物であるゴーレムになら使用可能である。
もっとも、俺が試した事があるのは、レオだけなので、他の魔法生物に有効かは謎だ。
そもそも、レオは俺が作り出した物で、創造主と言う事もあり、変形させるのに抵抗はしない。
だが、ゴーレムは俺が作り出した訳ではないので、〖魔法:模型創造に対し抵抗するかもしれないのだ。
ちなみに、僕はゴーレムの魂を全部回収したら、素材となったオリハルコンを〖模型創造〗にて変化させて使おうと考えていた。
だったら、何も金属の塊に戻しきらなくても、今使っても良いはずだ…。
「我が意のままに、その姿を変えよ…〖魔法:模型創造〗!」
ゴーレムの背中に大きめの穴が、一瞬で空く。
そして中から出てきたのは、何と…骸骨ッ!?
あ~、アレか?出入り口が無い所為で、中で死んで…そして、骸骨になった、と言う事か?
って、流石に、自分の意思でゴーレムの中に入り、スケルトンになったとしたら、物凄くマヌケな話だよな…。
そう思いつつ、ゴーレムの中を覗いてみる。
別に操縦する為の物はなく、ただの空間があるだけで、椅子すらもない。
SOSの信号を出していた位だから、話は出来る相手だとは思うのだが…。
問題は、俺の知ってるモールス信号はSOSだけなのだ、さて、どうしたら良いのやら…。
とりあえず、アレだ…ゴーレムの魂を全部吸ってしまおう。
そうと決まれば、俺は再び〖スキル:魂強奪〗を発動して残りの魂を吸い取り、大量のオリハルコンの塊を手に入れたのだった…。
ゴーレムの中から聞こえてくる金属音…その音に違和感を覚え、俺は再度その音に耳を傾ける。
そして、その違和感を確かめるべく、慎重に音を聞く事にする。
「カンカンカン、カーンカーンカーン、カンカンカン…。」
あれ?コレって、もしかして…俺は、この音に一つだけ心当たりがあった。
それは、モールス信号…である。
しかも、聞こえてくる音は、この短い音が3つ、長い音が3つ、そして、最後に短い音を3つ。
『SOS』…つまり、救難信号と言う事だ。
それが、ゴーレムの中から聞こえてくる、と言う事は、ゴーレムの中に人がいると言う事か?
まぁ、人とは限らないのだが…。
そんな訳で、ゴーレム退治を一時的にとは言え中止する事となる。
何故なら、〖魂強奪〗で、ゴーレムに付与されてる魂だけを奪えるなら問題ないが、中にいるであろう人?と言うか、生物であろう者の魂まで奪ってしまった場合、このゴーレムが作られた目的が分からなくなるのである…。
もっとも、自然にゴーレムが出来る事はあるらしいのが…。
まぁ、そうは言っても、異世界ならば、そんな事もあるんだろうな…と考える事は、出来ない事も無い。
だが、今回に限っては自然に出来たゴーレムじゃないのだけは確かである。
そもそもな話、貴重なオリハルコンを使用し、尚且つ、湖の中にいて何かを守っている様なゴーレムならば、必ず理由が存在するはずだ。
とは言え、流石に、オリハルコンが相手じゃ攻撃が通りにくい…どうしよう…。
〔あの…ご主人様、つかぬ事をお伺いしますが…〖魔法:模型創造〗で変形させてしまえば良いのでは?〕
「あ…。」
プリンからの指摘は正確で、確かにその通りである。
流石に、生き物に対しては使えない魔法ではあるが、魔法生物であるゴーレムになら使用可能である。
もっとも、俺が試した事があるのは、レオだけなので、他の魔法生物に有効かは謎だ。
そもそも、レオは俺が作り出した物で、創造主と言う事もあり、変形させるのに抵抗はしない。
だが、ゴーレムは俺が作り出した訳ではないので、〖魔法:模型創造に対し抵抗するかもしれないのだ。
ちなみに、僕はゴーレムの魂を全部回収したら、素材となったオリハルコンを〖模型創造〗にて変化させて使おうと考えていた。
だったら、何も金属の塊に戻しきらなくても、今使っても良いはずだ…。
「我が意のままに、その姿を変えよ…〖魔法:模型創造〗!」
ゴーレムの背中に大きめの穴が、一瞬で空く。
そして中から出てきたのは、何と…骸骨ッ!?
あ~、アレか?出入り口が無い所為で、中で死んで…そして、骸骨になった、と言う事か?
って、流石に、自分の意思でゴーレムの中に入り、スケルトンになったとしたら、物凄くマヌケな話だよな…。
そう思いつつ、ゴーレムの中を覗いてみる。
別に操縦する為の物はなく、ただの空間があるだけで、椅子すらもない。
SOSの信号を出していた位だから、話は出来る相手だとは思うのだが…。
問題は、俺の知ってるモールス信号はSOSだけなのだ、さて、どうしたら良いのやら…。
とりあえず、アレだ…ゴーレムの魂を全部吸ってしまおう。
そうと決まれば、俺は再び〖スキル:魂強奪〗を発動して残りの魂を吸い取り、大量のオリハルコンの塊を手に入れたのだった…。
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