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青いキャラ再び!!
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「エフェクトが魔法ぽくて面白いだろ?」
「おおっ!」
「慣れない最初のうちは言葉にして組み合わせるとやりやすいんだけど…」
僕はカズヤから仕事を教わっている。
今日教わっているのはバグの修復作業だ。
バグ部分に触れるように光が修復していく。
この世界には魔法がある。
(実際は魔法のように見えるだけだが便宜上魔法と呼ばれている)
カズヤはこの仮想世界『パーフェクト・ワールド』の開発の初期メンバーらしい。
最近は専ら、中間管理職みたいな仕事ばかりだと愚痴をこぼしている。
「本来ならバグはほとんど出ないんだ。世界自体に自己修復機能があるからね。だから、こんな作業出来るのは初期メンバー数人なんだけど、念の為マニュアル化しておかないといけないなぁ。」
(跡継ぎ不足か…)
「新しく来た人は世界観のズレみたいなのがあって伝えるのが難しいんだよね。」
「元の世界とここの世界に世代間の隔たりが出てきてるわけだ。」
「そういうこと。」
「まあ、見た目は同世代でもうっかりすると年の差100歳とかもありえるもんなぁ」
「それを言ったらルクスなんて1番新人だけど」
「確かに!」
「でもルクスはこの世界にすぐ馴染んだよなぁ」
「そうかな?」
「記憶も無くして新しい世界に飛び込んだら、不安になったり記憶を取り戻そうとしたり色々あるでしょ?」
「あー」
「僕やジョーでも懐かしいようなネタでもツッコミ入れてくれるし?」
「うーん…」
「例えば、言葉ひとつとっても100年違えば通じなかったりするのにそれが無い。」
カズヤが考え込む素振りをしている。
(マジモードは苦手だな…話題を変えようか)
「あ、そういえば!創始者に会った時もキャラクター全部分かったよ!」
「!!」
「200歳年上の人なのに…ん?」
隣で作業しているカズヤの手が震えている。
「カズヤどうした?」
「ルクス、お前、創始者に会ったのか…?」
「う、うん。」
「なんでだ…」
「いや、記憶喪失の件で呼び出されただけだ。」
「嘘やーん!!」
「ええっ!?」
「嘘やん嘘やん!!なんでなん!!」
「や、嘘じゃないけど…」
「この世界中を飛び回っていてお忙しい創始者ソル様には初期メンバーもなかなかお会い出来ないのよ!?」
「そんなこと言われても…」
「オフラインで会ったんでしょ!?いいなぁー!!僕ら初期メンバーもここんところオンラインばっかりなんだよ?」
(仮想世界ってそもそもオンラインじゃ?)
「しかも音声ONLYでさぁ、お姿もなかなか見れてないのに…」
(お姿って幼女…)
「カズヤ、キャラがちょっとブレたよね…」
「え!?そんな事ないよ!?」
「いやいや、かなり創始者ファンだよね。」
「違うよ、憧れてるだけ!尊敬してるだけだよ!ファンとかそんな浮ついた気持ちじゃないよ!」
「ふーん」
「でもルクス、キミもあの荘厳なお姿を拝見して憧れただろう?」
(荘厳なお姿…?幼女が?)
「あの方と一緒に立ち上げが出来たのが光栄の極みだよ…」
(これはまた違うアバターだな…)
「ちなみにどんなお姿だったっけ?」
「ちゃんと見て無かったのか?青くて丸いフォルムに髭を蓄えてらっしゃって、首元には黄金の鈴が…」
(それまたダメなやつーーー!!)
「なんと机の引き出しから現れたのだぞ!?」
「分かった、分かりました、創始者ソルは素晴らしい!!」
「おお!創始者ソルの素晴らしさを理解してくれたか!」
カズヤは満面の笑みで僕に握手を求め上機嫌だ。
(うん!もうなんでもいいや!)
「さあ、作業に戻ろう。」
カズヤはメガネを付け直し、作業を再開した。
(ん?)
「カズヤは初期メンバーなのに生身の創始者には会ってないのか?」
「ああ、それな。」
カズヤが懐かしそうな顔で話を続けた。
「僕が開発に携わった時は僕自身まだ生身の頃だったんだけど、その頃にはもう創始者は仮想世界の中の住人だったんだ。」
「そっか200歳だもんな。ということは、開発前から仮想世界はあったのか。」
「一般公開される前でこんなリアルじゃなかったけどな。それでも既に世界の骨格みたいなのは完成していて、その完成度には震えたよ。」
「へぇ…」
「僕は身体の寿命が尽きるギリギリまで元の世界で開発を進めて、寿命がやっと尽きてこちらに来れた時は感動したよ。」
「嬉しかったんだ。」
「理想郷だもの!そして僕はもっとこの世界を良くしていくつもりだ。」
「そっか。」
「やだな、なんだか熱くなっちゃって。」
「いいじゃん。熱いの。」
カズヤがまたメガネをかけ直す。
「さぁ、作業終わらせないと!」
(それにしても…)
(カズヤは創始者のアバターを見ても何のキャラクターか分からなかった…)
(何故、僕は知ってるんだ?)
「おおっ!」
「慣れない最初のうちは言葉にして組み合わせるとやりやすいんだけど…」
僕はカズヤから仕事を教わっている。
今日教わっているのはバグの修復作業だ。
バグ部分に触れるように光が修復していく。
この世界には魔法がある。
(実際は魔法のように見えるだけだが便宜上魔法と呼ばれている)
カズヤはこの仮想世界『パーフェクト・ワールド』の開発の初期メンバーらしい。
最近は専ら、中間管理職みたいな仕事ばかりだと愚痴をこぼしている。
「本来ならバグはほとんど出ないんだ。世界自体に自己修復機能があるからね。だから、こんな作業出来るのは初期メンバー数人なんだけど、念の為マニュアル化しておかないといけないなぁ。」
(跡継ぎ不足か…)
「新しく来た人は世界観のズレみたいなのがあって伝えるのが難しいんだよね。」
「元の世界とここの世界に世代間の隔たりが出てきてるわけだ。」
「そういうこと。」
「まあ、見た目は同世代でもうっかりすると年の差100歳とかもありえるもんなぁ」
「それを言ったらルクスなんて1番新人だけど」
「確かに!」
「でもルクスはこの世界にすぐ馴染んだよなぁ」
「そうかな?」
「記憶も無くして新しい世界に飛び込んだら、不安になったり記憶を取り戻そうとしたり色々あるでしょ?」
「あー」
「僕やジョーでも懐かしいようなネタでもツッコミ入れてくれるし?」
「うーん…」
「例えば、言葉ひとつとっても100年違えば通じなかったりするのにそれが無い。」
カズヤが考え込む素振りをしている。
(マジモードは苦手だな…話題を変えようか)
「あ、そういえば!創始者に会った時もキャラクター全部分かったよ!」
「!!」
「200歳年上の人なのに…ん?」
隣で作業しているカズヤの手が震えている。
「カズヤどうした?」
「ルクス、お前、創始者に会ったのか…?」
「う、うん。」
「なんでだ…」
「いや、記憶喪失の件で呼び出されただけだ。」
「嘘やーん!!」
「ええっ!?」
「嘘やん嘘やん!!なんでなん!!」
「や、嘘じゃないけど…」
「この世界中を飛び回っていてお忙しい創始者ソル様には初期メンバーもなかなかお会い出来ないのよ!?」
「そんなこと言われても…」
「オフラインで会ったんでしょ!?いいなぁー!!僕ら初期メンバーもここんところオンラインばっかりなんだよ?」
(仮想世界ってそもそもオンラインじゃ?)
「しかも音声ONLYでさぁ、お姿もなかなか見れてないのに…」
(お姿って幼女…)
「カズヤ、キャラがちょっとブレたよね…」
「え!?そんな事ないよ!?」
「いやいや、かなり創始者ファンだよね。」
「違うよ、憧れてるだけ!尊敬してるだけだよ!ファンとかそんな浮ついた気持ちじゃないよ!」
「ふーん」
「でもルクス、キミもあの荘厳なお姿を拝見して憧れただろう?」
(荘厳なお姿…?幼女が?)
「あの方と一緒に立ち上げが出来たのが光栄の極みだよ…」
(これはまた違うアバターだな…)
「ちなみにどんなお姿だったっけ?」
「ちゃんと見て無かったのか?青くて丸いフォルムに髭を蓄えてらっしゃって、首元には黄金の鈴が…」
(それまたダメなやつーーー!!)
「なんと机の引き出しから現れたのだぞ!?」
「分かった、分かりました、創始者ソルは素晴らしい!!」
「おお!創始者ソルの素晴らしさを理解してくれたか!」
カズヤは満面の笑みで僕に握手を求め上機嫌だ。
(うん!もうなんでもいいや!)
「さあ、作業に戻ろう。」
カズヤはメガネを付け直し、作業を再開した。
(ん?)
「カズヤは初期メンバーなのに生身の創始者には会ってないのか?」
「ああ、それな。」
カズヤが懐かしそうな顔で話を続けた。
「僕が開発に携わった時は僕自身まだ生身の頃だったんだけど、その頃にはもう創始者は仮想世界の中の住人だったんだ。」
「そっか200歳だもんな。ということは、開発前から仮想世界はあったのか。」
「一般公開される前でこんなリアルじゃなかったけどな。それでも既に世界の骨格みたいなのは完成していて、その完成度には震えたよ。」
「へぇ…」
「僕は身体の寿命が尽きるギリギリまで元の世界で開発を進めて、寿命がやっと尽きてこちらに来れた時は感動したよ。」
「嬉しかったんだ。」
「理想郷だもの!そして僕はもっとこの世界を良くしていくつもりだ。」
「そっか。」
「やだな、なんだか熱くなっちゃって。」
「いいじゃん。熱いの。」
カズヤがまたメガネをかけ直す。
「さぁ、作業終わらせないと!」
(それにしても…)
(カズヤは創始者のアバターを見ても何のキャラクターか分からなかった…)
(何故、僕は知ってるんだ?)
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