未来樹 -Mirage-

詠月初香

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2章

11歳 -火の極日3-

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次々と矢が失速しては落ち、或は矢同士がぶつかっては小さな爆発を起こす光景に呆然としている私の耳に、襲撃者の集団の中の一人の

「くそっ! 季節外れの颪かっ!!」

という悪態が聞こえてきました。確かに畑仕事をしている時はほとんど無風だったのに今は強烈な風が吹いていて、それがちょうど私達に向かう矢を失速させたり軌道を変えたりしているようです。この手の強風は無の月には日常茶飯事ですが、火の月に吹く事は稀です。ですが全く無い訳ではなく、夏場でも急激な天候の変化に伴って強風が吹く事はありました。

疲労感で霞む目で空を見上げれば、山の上空に真っ黒な雨雲が次々と生まれているのが見えました。拠点のあちこちで火の手が上がって上昇気流が発生した所為なのかもしれませんが、未だかつてない程の急激な天候変化です。

(なんだ……山風の所為だったんだ)

全身を襲う疲労感の理由は解りませんが、矢の軌道が乱れた理由は解りました。ならば矢がまともに使えない強風の間に逃げてしまうに限ります。

「桃さん、兄上! 今のうちに逃げよう!!」

焙烙玉ほうろくだまを使え!!」

私の声が襲撃者の声と重なりました。焙烙玉って……火薬あるの、この世界?!

焙烙というのは埴輪や縄文・弥生土器と同じ作り方で作成された器の事です。炮烙は他の器に比べて簡単に作る事が可能な事から、この世界では国を問わず下層民が使う器として普及している事は知っていましたし、見た事もありました。ですが炮烙玉となれば別です。前世の戦国時代にはこの器炮烙に火薬を入れて導火線をつけ、敵に投げつけたり縄を付けて遠心力を使って投擲したりした手榴弾のような武器です。焙烙とは違って焙烙玉の現物を見た事はありませんが、前世と同じ物ならちょっと拙いことになります。

「桃さん、距離取って!!!」

大慌てで叫んだ私に理由を聞かず、桃さんは一足飛びで大きく後退しました。その際、私が言わずとも兄上を引き摺ってでも一緒に逃げてくれた事に感謝しかありません。なにせ先程まで私達が居た地点のすぐ横辺りに焙烙玉が投げつけられ、そこで大きな爆発を起こしたのです。

大きな爆発と言いましたが、それは先程までの理由が不明な小さな爆発を起こす矢に比べてです。っていうか、あの矢も少量の火薬が使われていたのかも……。小説未来樹で火薬の描写が無かったからとはいえ、気付くのが遅すぎです。

ともかくその爆発と共に木端微塵になった焙烙の破片が、周囲に凶器となってばらまかれました。幸いにも桃さんのおかげで直撃は避ける事が出来ましたが、飛んでくる破片の全てを避ける事は流石に出来ず、全員があちこちに傷を負ってしまいます。しかも焙烙玉の爆発は手榴弾に比べると小さいのですが、中に詰められた火薬が燃料となって着弾した周囲を燃やし続ける性質の悪さがあります。現に目の前には大きな火柱が上がり、離れているにも関わらず熱気で肌が痛い程です。

襲撃者の中に随分と大きな数珠を袈裟懸けにしている人が居る事を不思議に思っていましたが、あの数珠が全て焙烙玉だったようで次々と飛距離を変えて投げつけられる焙烙玉にどんどんと退路を断たれて行きます。

「くそ、俺は良いが……」

桃さんが焦ったように周囲を見て逃走経路を探しますが周囲には炎だらけですし、炎が無い方向は敵の攻撃や追撃を受けやすそうな場所しか残っていません。桃さん自身は火で傷を負う事はありませんが、私や兄上、そして桃さんが背負っている葛籠つづらの中のつるばみはそうはいきません。火で簡単に傷を負いますし、なんだったら熱気や熱風だけで簡単に行動不能になります。

その時、空から「ジーーィ!」だとか「キュィ!!」だとか、ちょっと表現しづらい鳴き声が聞こえてきました。パッと空を見上げれば何時も私の後をついては、林檎の皮をおねだりしてくる毛美もみが4匹揃って滑空してきていました。

上昇気流の所為で上手にここに辿り着けないようで、最後は滑空を止めてほぼ落下に近い状態で私達の所へやってくると、揃って「キュィ!!」と鳴いて私の甚平の上着下着や農作業の為に身につけていた脚絆の上から足を口に咥えます。

「えっ?! え、何?!!」

「お、おい!」

焦る私と桃さんを他所に、毛美たちは息を合わせて桃さんの体を踏み台にしてジャンプしました。途端にふわっという浮遊感が私を包み、続いて顔面にこれでもかと強風が叩きつけられます。上昇気流に乗った毛美4匹は、あっという間に高度を上げて私を敵の攻撃範囲外にまで連れ出してしまいました。

どうやら桃さんは途中から毛美たちの意図を察していたようで、私より体の大きな毛美たちに踏み台にされた事に対して「おい!!」とは言ったものの、その後は私の代わりに兄上を抱えて逃げる事にしたようです。

その状況をはるか上空から見ているのですが、毛美たちはある方向に向かおうとしているようで、その度に乱れる気流に滑空を乱されてしまって思うようにいかず、なかなかこの場を離脱する事ができません。その間、私は何度も何度も頭のてっぺんからつま先に向かって血の気が引いていく気分を味わいます。自分でもうすうす気づいていましたが、2度に渡る高所からの落下によって高所恐怖症になっていたようで、現在声すら出せずにガタガタと震えてしまう程の恐怖です。

ですが、そんな恐怖を一瞬忘れてしまうような状況が兄上の所で起こってしまいました。

私が毛美たちによって連れ出された事は襲撃者も気付いたようですが、

「娘は後で良い、男が優先だ!!」

という号令に従って攻撃を兄上に集中させ始めました。動物によって連れ出されて一時的に攻撃範囲から逃れても、小娘1人ぐらい後でどうとでもなると思っているのだと思います。兄上と桃さんの周辺に次々と投げ込まれる焙烙玉、そしてそこから飛び散る焙烙の破片と火薬、その火薬に次々と火が燃え移って周囲が火で完全に埋め尽くされてしまうまであっという間の事でした。その炎の勢いは凄まじく、上昇気流に乗って熱気が上空にまで届く程です。

「兄上!! 桃さん!!!」

桃さんは大丈夫なはず……とは思うものの、火薬を使った火でも大丈夫なのかなんて聞いた事もなければ、当然試した事もありません。それに炮烙の破片が桃さんの身体を傷つける事が出来る事は確かですし、兄上に至ってはまだ子供です。前世で18歳直前まで生きた私から見たら、14歳の兄上は身体は大きくてもまだまだ子供なんです。

<金さん!! 金さん助けて!!!!
 浦さん!!! 兄上が、兄上がっ!!!!>

ここで生きてきて、こんなに全力で心話を飛ばした事は数える程しかありません。それぐらい必死に金さんと浦さんに助けを求めます。浦さんならこの火を消せるだろうし、金さんなら塹壕を瞬時に作る事が出来るはずです。桃さんだけでは無理でも三太郎さんが揃えば!!

そう思うのに2人から心話が帰ってくる事はありませんでした。
どうして!!と思う間にも眼下では2人が追い詰められ行きます。

「顔の判別が出来る程度が望ましいが、優先すべきは確実性だ。
 前回のような失敗は許されんぞ!!」

襲撃者の一人がそう言っているのが聞こえますが、前回という事はこの襲撃者の主が碧宮家襲撃の黒幕だという事です。碧宮家襲撃に関しては知識として知っているだけなので、ムカッとはするものの大きく感情が動く事はないのですが、流石に目の前で私の大切な人達を傷つけられると、腹立たしいどころではない感情が湧き上がります。

(何故、どうして、碧宮家の血を引いているというだけで
 こんな目に遭わなくてはならないの!)

憤りが憎しみに変わっていく事を感じながら、私は襲撃者を睨みつけます。その襲撃者たちが指揮官の指示の元、一気に焙烙玉を投げつけました。兄上たちの逃げ場を完全に塞いでしまった今、投げられた焙烙玉はこれ以上はない程正確に兄上に向かっていきました。

「あにうえーーーーー!!!!」

見たくない、兄上が、桃さんが、火にまかれる姿なんて絶対に見たくない。そう思うのに視線がそこから動いてくれません。誰か、誰か兄上を助けて!!




そんな私の祈りが通じたのかどうかは解りませんが、視界の外から猛烈な勢いで兄上の元に駆け寄る黒い影がありました。その巨大な影は兄上の前で立ち塞がると、自身の大きな体躯を盾にして兄上を炮烙玉から守ります。当然その身体は火薬に塗れ、真っ黒な身体が一気に真っ赤な炎に包まれてしまいました。

「あ、アレは……黒松?!」

黒い影は、火の陽月に入った頃に馬小屋から姿を消していた黒松でした。その身体やたてがみは炎に包まれ、痛いだろうに苦しいだろうに鳴き声一つ上げずにただ兄上を守るために仁王立ちしているのです。そうやって立ち塞がる黒松に炮烙玉が当たっては、その度に炎の勢いが爆発するようにして強まります。巨大な身体が兄上を守る様は頼もしくもありますが、同時に悲しくて仕方がありません。

(あれではどうやっても助からない……
 むしろ……既に……)

「ぐわっ!! 何だこいつは!!!」

襲撃者の苛立つ声に視線がようやく動いてそちらを見れば、襲撃者の集団のど真ん中で栗毛の巨体が暴れていました。

王風きみかぜ!!!」

王風は襲撃者を蹴り飛ばし、噛みつき、首を振って薙ぎ倒しと敵陣のど真ん中で暴れまわっていました。ですがその身体には幾つもの傷があり、現在進行形で傷が増えていきます。いきなり馬が襲ってきた事に襲撃者は驚き、僅かな隙を作ってしまってそこを王風に突かれた形にはなりましたが、訓練された襲撃者たちはすぐさま王風の排除を始め、そうすれば王風に出来る事は限られてしまうのです。

王風の綺麗な栗毛の身体が見る見るうちに血に染まっていきます。私の知る王風は黒松に比べておっとりした優しい馬でした。黒松の気性が激しい訳ではなく、とりわけ王風がのんびりした性格なのです。そんな王風が鬣から血飛沫を飛ばしながら敵を攻撃していました。

「逃げて!!!!」

そう叫んだのは王風にだったのか、黒松に庇われた兄上たちにだったのか自分でも解りません。ですが今が好機な事に変わりはなく、それは桃さんも理解していたようです。

「息を止めろ!!」

そう叫んだ桃さんは、兄上を抱えなおすと全力で炎に向かって走り出しました。そして恐るべき速さで炎の中を突っ切ってしまいます。

「逃げるぞ、追いかけグハッッ!!!」

そんな兄上たちを追うように命令した襲撃者の顔面を王風が蹴りつけ、更に地面に倒れたところを踏みつけました。と毛美たちが上昇気流の乱れを読み始めたようで、方向修正を何度も繰り返しつつも徐々に襲撃者から遠ざかっていきます。どんどんと王風や黒松の姿が小さくなり、それが馬だと判別できなくなる寸前、とうとう王風も倒れて動かなくなってしまいました……。




「槐、櫻!! 怪我は!!!」

塩汲み場へと降りる階段の途中、巧妙に岩陰に隠された階段と扉を抜けた先で母上たちとようやく合流できました。幸いにも母上は煙によって少し喉を傷めただけでほぼ無傷でした。叔父上と山吹は満身創痍で、此処に逃げてくる道程がどれ程の苦難だったのかが解ります。私を抱きしめてくれた母上の温もりに、うっかり気が抜けてしまいそうになりますが、今はまだ気を抜いて良い場面ではありません。

「私は大丈夫です。
 でも兄上と橡が!! 早く2人を治さないと!!」

私は焙烙の破片によって付けられた傷がある程度で、致命傷は一つもありません。ですが2人は違います。兄上の矢傷や火傷も心配ですし、橡は傷に加えて出血量も心配です。

「解りました、と言いたいところですが時間がありませんから
 先に乗り込んでください」

浦さんが奥から出てきたと思ったら、その中に入るように促してきました。

「これ、本当に使う日が来るなんて思いもしなかった……」

小さく零す私に、浦さんも「えぇ、私もですよ」と返します。この拠点を作る際に三太郎さんにお願いして作ってもらった緊急脱出装置は、前世の記憶フレームで見た円筒型のシェルターを元にした物なのですが、三太郎さんの好奇心や遊び心悪ノリもあって機能やサイズがとんでもないものに仕上がっていました。

幾つかの扉を抜けた先は部屋になっていて、人数分のシートベルト付きの座席があります。シートベルトとは言っても前世のようなカチッと止めるタイプじゃなくて、座席に身体を縛り付ける為の紐が両肩のあたりと座席の横から出ているだけで、自分で縛る必要がありますが。

「我の独断ではあるが、追加で必要と思われる物資は既に積み込んである」

座席の横にある床下収納へ続く短い階段を上がってきたのは金さんでした。前世では高校卒業と同時に1人暮らしを始める予定で、その時に習慣づけようと決めていた事が震災用の非常袋の管理維持でした。それはこちらの世界で習慣づけられ、保存食づくりに余裕が出来た以降、余分に作られた保存食はここに保管しては毎年入れ替えるという事を繰り返しました。他にも塩や醤油や甘葛煎あまづらせんといった調味料や、【浄水】が籠められた霊石や予備の技能を籠めていな霊石、土蜘蛛やべとべとさんといった各種妖の素材も積み込んでありますし、麹菌も保管庫を作って量は多くありませんが保管されています。そういった保管庫の横には決して余裕があるサイズではありませんが、馬が二頭が入る事ができるスペースもあります。今そこには綺麗な毛を煤と血で染めた毛美が4匹、身体を寄せ合って丸まっています。黒松と王風もここに連れてこれたら良かったのですが……。

そんな保管庫から母上が薬箱を持って来てくれたので、橡の治療を母上にお願いして私は兄上の治療を始めます。

「兄上……痛いよね」

ごめんねと謝る事が違うって事は解っています。桃さんが私を優先する事は解っていましたし、兄上もそれは解っています。桃さんも兄上を絶対に助けるとは今まで一度も言った事はありません。あくまでも助けられる範囲なら助けると言ってくれているだけです。

「僕で良かったよ。
 僕より身体が小さくて弱い櫻だったら、今頃どうなっていたか……」

私の言葉に兄上は苦笑しつつ矢を受けていない方の腕で私を撫でてくれますが、その顔が不意に曇ります。

「ただ黒松と王風が……」

兄上はそれ以上何も言葉にできないようでした。私ですらあの二頭の事を思うと悲しくて辛くて仕方がないのに、兄上はあの二頭との繋がりが私よりも強いのです。兄上がもう少し小さかったら声を上げて泣いていたと思いますが、14歳になった兄上は私の前で泣く事はありません。ただ、そんな兄上の肩が小さく震えている事に私は気付かない振りをして治療を続けました。

数少ないファンタジー要素である薬の効果は覿面で、傷薬を塗った途端に兄上の怪我や火傷は直っていきました。それでも失った血液量が多い可能性や毒矢だった事を考えて、対応する飲み薬も渡しておきます。橡は傷は塞がったものの、失血量が多すぎたようで今もまだ青い顔のまま意識が戻りません。

その間、三太郎さんの指示で叔父上と山吹が最終チェックを済ませたようです。二人がかりで動かす重い扉を厳重に閉めました。それは木製の扉か布製の扉のれんが主流のこの世界で初の金属製の扉で、べとべとさんの撥水液をパッキンにした完全防水の扉です。この技術をもっと改良して軽くしたものが超低温冷凍庫の扉だったのですが、あそこは後少しで壊される事になるでしょう……。

みんなには座席に座って身体を固定してもらい、橡には申し訳ないけれど安全の為に葛籠の中で横になってもらって葛籠を階段横の柵に固定する事にします。そして金さんが力を籠める事でこのシェルターを固定していた金具の形が変わり、シェルターは急な坂道を滑り落ちるかのようにして地底深くへ進みます。前世のジェットコースターや今世での冬の氷の滑り台や夏のウォータースライダーでもお馴染みの感覚ではあるのですが、長く続く浮遊感や外が見えない恐怖、何より部屋全体が滑り落ちている現状はどうしても怖く感じてしまいます。

暫くするとドンッ!!!という衝撃と共にゴボゴボという水の音が部屋の外から小さく聞こえてきました。海に入ったようで、ここから先は浦さんの【流水】を使って移動します。上から見つからないように海面に近付きすぎず、かといって水圧が怖いのであまり深くまで行かないように一定の深度を保ちつつ進みます。

「そろそろ良いか」

ある程度進んだ所で金さんがそう言うと、浦さんがゆっくりと力を上昇方向へと切り替えたようで、しばらくすると海面へと浮かび上がったようでした。天井部分にある扉をそっと開けた桃さんが、周囲を注意深く見まわします。

「大丈夫、敵の攻撃範囲外だし誰もこちらに気付いてない」

「そうか。では行くとするか」

その言葉を受けて金さんが立ち上がると、浦さんも続きます。

「持ち出してあげられる物があれば良いのですが……。
 ただ優先すべきはあの場にある、あらゆる物を消し去る事なのです。
 理解してくださいね」

表情が曇ってしまった私に浦さんがそう言いますが、私はそれに声を出して答える事が出来ず、頷く事しかできません。

そうして三太郎さんがシェルターから去って行った少しあと、念の為に扉を閉めていた室内にまでビリビリと振動するほどの爆発音が聞こえてきました。それと同時にドドドドドと何かが……恐らく山が崩れる音も聞こえてきます。


こうして私は10年かけて作り上げたあの場所を、全て失ってしまったのでした。




第2章 終
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