【本編完結済】未来樹 -Mirage-

詠月初香

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4章

17歳 -水の極日9-

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前世にはトライアスロンという競技がありました。やった事はありませんが、確か水泳と自転車とマラソンの全てをこなす競技だったように記憶しています。なぜこんな事を思い出したのかといえば、陸→空→海→陸と一日で駆けて翔けて掻け抜けるなんて、スーパーとかウルトラとか付くレベルのトライアスロンじゃない?と思ってしまったからです。

まぁ……空を翔けて飛んでいたのは龍さんですし、海は水を掻くのではなく海底を歩いていたんですけどね。空からゆっくりと降下して着水するのと同時に浦さんの技能「撥水」で私の周りの海水を弾いて直径2~3mぐらいのドームを作り、そのドームの天辺から海面に向かって空気孔を2つ作って龍さんが風を巡回させ、しかもそれらを私の走る速度に合わせて移動させるというスゴ技というか力技です。モーセ海を割るほど豪快ではありませんが、そのぶん隠蔽力は抜群に高いです。

ただ、その海底走行の行程の8割以上が金さんに抱えられていて、ほとんど自分の足で移動していないという情けなさ……。

いや、弁明! 弁明させてください!!

だって私が降り立った海底って起伏が激しいうえに大きな岩がゴロゴロしていて、すっごく歩きづらかったんですよ。そんな場所で転んだりしたら大怪我しそうなので、砂地の場所を探してそちらに移動することも考えたのですが、金さんによると近くに砂地は無いらしく……。

大きく迂回すれば砂地の場所もあるらしいのですが、砂地には砂地の歩きづらさがある事は島暮らしで解っていたので、迂回するよりも直進することを選んだのです。それじゃなくても海岸から目視される危険性を考えてかなり沖へ出てから海中へと入ったので、必然的に歩く距離が長くて遠回りしている時間的余裕はありません。

それに海から陸に上がった後は三太郎さんや龍さんの手を借りず、自力で移動する必要があるので、そのための体力を温存しておく必要もあります。なので三太郎さんや龍さんに抱きかかえられての移動も仕方がないのだと、自分に何度も言い聞かせます。

ほんと誰も見ている人がいなくて良かった……。




私が陸地にたどり着いた頃には既にお昼を過ぎていて、太陽も真南よりかなり西側から照らしていました。ここには私が普段使っているような時計が無いので正確な時間は解りませんが、だいたい15時過ぎってところじゃないかと思います。あんなに沖へ出たのに、そしてあんなに悪路だったのに1時間程で駆け抜けた金さんの脚力ってどうなってるの……。しかもあの距離走ってスピードが全く落ちないという、信じられない脚力というか体力です。

ちなみにスピード勝負なら龍さんや桃さんが勝つのでしょうが、持久力勝負なら金さんが圧勝します。浦さんはどっちも一番にはなれないでしょうが、人間が相手なら当然勝ちます。


ヒノモト国の人は日の出と共に起きて、季節によりますが6時~7時ぐらいから仕事を始めます。そしてお昼の12時ぐらいには帰宅して、一番気温の上がる時間は室内でのんびり過ごすという生活習慣です。その後、涼しくなる17時頃から再び働きに出る人は外出し、寝静まるのは意外と遅くて22時~24時といった感じなんだそうです。

つまりこの時間。道を歩いている人がほとんどいません。

安全のために人通りの多い道を選ぼうと思っても、どこも人通りが皆無で……。
仕方がないので、できるだけ大きな通りを選んで宿へと向かいます。多少は日が傾いているとはいえ、そして水の極日とはいえヒノモト国の日差しは厳しくて、少し歩くだけでも息があがってしまいます。

ですが休むどころか、歩くという選択肢すらありません。むしろ全力疾走したいところですが、この気温でそんな事をしたら宿に辿り着く前に力尽きてしまいます。なので自分にできる最大速度=競歩に近い小走りで無人の道を走り続けました。


そんなハードなトライアスロンを終えてゴール宿屋へとたどり着いた私を待ち構えていたのはゴールテープや祝福の拍手ではなく、腕を組んで仁王立ちしている兄上と蒔蘿じら殿下でした。

(やばい、間に合わなかった……)

火の月ほどの高温にならないとはいえ、熱砂という名がつけられるような砂漠に長時間居るとは思っていなかったのですが、その後に話し合いがあると聞いていたので帰りはもっと遅くなると思っていました。

「あ、兄上……。えと、ただいま。そしておかえりなさい。
 随分と早かったんだね」

「あぁ、おかえり。神の使者って人が現れたおかげで
 話がトントン拍子に進んでね。で、その事でちょっと話があるんだが?」

にっこりと笑う兄上が怖くて仕方がありません。

「櫻嬢、ちょっと私とも話そうか?」

その横にいる蒔蘿殿下も笑っているのに微妙に怖く感じてしまいます。思わず味方になってくれそうな人を探して室内を見回しますが、他には誰もいません。

「あれ、緋桐さんは?」

「あぁ緋桐殿は梯梧でいご殿と打ち合わせがあるとかで、王城へ行かれたよ。
 夜には戻ると言っていたが、時間は解らないかな」

蒔蘿殿下はそう言いながらも私の手を取り、部屋の中央にあるとうという植物で作った背もたれのない椅子スツールへ腰をかけるように促されます。そして私を挟むように兄上と蒔蘿殿下も椅子に座り、

「なぜあんな事をしたんだい?
 それにアレは夜着だろう? 夜着で外を出歩くなんて!」

兄上のその言葉を皮切りに、外が真っ暗になるまでお説教タイムとなりました。




私と三太郎さん+龍さんの間では情報の共有も意見交換も行われていましたが、それが兄上と共有されるまでにタイムラグがあった事は確かです。

ただ言い訳を言わせてもらえるのなら、大社おおやしろで霊石の回復を行う案は、昨晩ヤマト国へ行くまでは決まっておらず。茴香ういきょう殿下や蒔蘿殿下が作った、浄土・浄水・浄火の霊石の出来を見て、これならOKと三太郎さんからのゴーサインが出た事で発案されたものです。そして「救済者」かつ「神の使者」という謎の人物を演出する案に関しては、私ではなく三太郎さんに注意してほしいぐらいで……。私もヤマト国で聞いて「は?」と返したぐらいです。情報の共有が遅れたことに関しては素直に謝罪しますが、その上でコレは三太郎さんに言って欲しいよとちょっと愚痴ってしまいました。

「櫻嬢の言い分も解るけれど、
 何も知らされていない側からすると心配で仕方がないんだよ?」

「連絡なしでヒノモト国へ来た蒔蘿殿下に言われても……」

蒔蘿殿下の注意にまで、思わず反発してしまいました。もっとも蒔蘿殿下の場合、茴香殿下や随身の片喰かたばみさんには話が通っています。なのでかけているのは心配ではなく、ヒノモト国への迷惑でしょう。他国の王族の電撃訪問なんて、対応部署の役人が気の毒に思えてしまいます。

「そうだね。それは申し訳ないと思っているよ。
 突然来ることになって迷惑をかけた人々には、先ほど謝罪をしておいた。
 それに櫻嬢にも謝らないとね。手間をかけさせた、申し訳ない」

そんな私の言葉に蒔蘿殿下は素直に謝罪の言葉を口にし、私に向かって深く頭を下げました。言い訳一つせずにすんなりと謝罪できる蒔蘿殿下は大人だなぁ……と思うと同時に、反抗して愚痴った私の子供っぽさが恥ずかしくなりました。

そして蒔蘿殿下からは報・連・相の問題に加えて、国家間のバランスに関する懸念も教えられました。

「櫻嬢に悪気が無いってことは良く解っているんだけど、
 今のままだと神の使者はヒノモト国を選んだって事になるんだよ」

と衝撃的なことを言われてしまいました。

「どうして?! ヤマト国の大社へ真っ先に行ったし、その次はアスカ村。
 火の大社は3番目だよ??」

家族という何ものにも代え難い人たちと、思うところがあるミズホ王家と一部華族を除けば、私にとってこの世界の人たちは全て等しく……。もちろん成長するにつれて知人友人が増え、その結果として大事だと思う人も増えましたが、それでも「アマツ三国の中で1国だけを選べ」と言われたら私はヤマト国を選ぶと思います。それだけ双子の殿下とは長い付き合いですし、お世話にもなっています。それに母上や叔父上も、殿下たちや現国王を信頼しています。

なので私の行為がヒノモト国を選んだように見えると言われて、心底驚いてしまいました。

「それだけ言葉・・が重要なんだよ。
 精霊様のお力を感じ取れる者やお力を借りることのできる神職は居るが、
 言葉を聞いた者はいまだかつていない。例え天人・天女であってもだ。

 ヤマト国の大社では精霊様のお力と神の使者の存在を知らしめたけれど、
 言葉は一言も発してない。対しヒノモト国では言葉を発するどころか会話をし、
 緋桐殿を御先みさきとして紹介している。その差は大きいんだよ」

そう説明されてしまうと、そうかもしれないと納得してしまいます。

「どうしよう……、そんなつもりは無かったのに……」

国家間のバランスとか政治的配慮とか面倒だなぁと思ってしまいますが、蒔蘿殿下たちに迷惑をかけたくはありません。

「そう難しく考えずとも良いじゃろ?
 第一の御先として蒔蘿を選び、第二の御先に緋桐を選んだと公表すれば良い。
 蒔蘿が突然この国に現れた事の理由付けにもなるじゃろう?」

ポンッと私の横に現れた龍さんが、解決案を提示してくれます。それが一番手間も時間もかからない方法だとは思いますが、一つだけ懸念が……

「それって、ミズホ国からも選べって言われない?」

「言われても無視すれば良いじゃろ?」

それはそうなのですが、国家間バランスを保った方が良いって話しをしていて、結論がそれでは本末転倒な気がします。ただ理性では平等にと思っているのですが、感情がそれについていきません。ミズホ国人を見捨てる事はできませんし、するつもりもありません。でも王族や一部高位華族を助けるのは、少し……ほんの少しだけ嫌だなって思ってしまう私がいるのです。

「水の霊力の回復には天都の水の神社を使うのですし、
 水の御先がどうしても必要ならば、菖蒲に頼めば良いのでは?」

龍さんに続いて浦さんもが現れて、そう言います。水の極日とはいえヒノモト国で実体化して大丈夫なの?と心話で尋ねたら、昔と違って霊力を完全にコントロールできるようになった為に、この部屋から霊力が漏れ出る事はないんだそうです。金さんと龍さんもこの境地で、桃さんは少しだけ漏れちゃうんだとか。

「それしかないかぁ。
 もともと天都には行く予定だし、その時に菖蒲様に相談してみるね」

ただ流石に2日連続電撃訪問は褒められた行為じゃないので、まずは訪問したい旨を認めた手紙を郵便局にお願いする必要があります。ただ馬早飛脚を使ったとしても到着するには何日もかかり、そこから様々なチェックを受けて安全を確認してから菖蒲様に渡されるという手順になるのですが……

それって何日後?

「朝顔さんに怒られるだろうけど、時間が惜しいから仕方ないよね……」




その日の夜遅く。
「少しでも体を休めておけ」という龍さんの言葉に甘えて、寝ている私を抱えて天都へ移動してもらいました。天都到着時刻を起床時間の少し前になるように計算し、既に部屋の位置が判明している菖蒲様の部屋の御帳台の中へ、龍さんが霊力を使って声を届けてくれました。おかげでこっそりと菖蒲様に会う事ができました。

結論だけ言えば、万事恙無く……といったところでしょうか。
菖蒲様に会って事情を説明してすぐさま水の神社へと向かい、一番霊力の強い場所を確認します。

これらの行動は全て神の使者スタイルでやっているので、菖蒲様にも正体はバレることになります。が、今日の随身は朝顔さんじゃなかった事もあって、それ以外の人にはバレないように細心の注意をはらいます。

そして霊力の流れの制御は、蒼宮家と神社を往復する日々を送っている菖蒲様の守護精霊にお願いしました。最初は渋っていたのですが、

「私が菖蒲様に霊石の管理をお願いしたら、どうなると思う?
 毎日のように菖蒲様が神社にやってくる事になって、霊力回復中も会えるよ?
 引き受けてくれるのなら、頼んじゃうんだけどなぁ(ちらっ)」

っていう、菖蒲様を餌にするような事を言って、食い気味の「やる!」という返事をもらいました。菖蒲様には申し訳ないとは思いますが、かの精霊から危害を加えられる事はありませんし、むしろ守護が厚くなるから許してください。

もちろん黙って餌扱いは良くないので、神殿に来る前に菖蒲様には相談済みです。万が一にも菖蒲様の守護精霊が渋った場合、こう精伝えても良いですか?と。菖蒲様も自分の守護精霊の性質は充分ご存知だったので、「それで皆さんのお力になれるのなら良いですよ」とすんなり了承を頂けました。

それにしても菖蒲様って、ヤンデレホイホイの気質があるのかな……。
アレといいソレ守護精霊といい……。
あの一件以降、会う度に菖蒲様は健康的になっていって笑顔も増えたようでホッとしていましたが、若干の不憫さが拭えないのはその所為なのかも……。




神の使者、あるいは救済者と呼ばれる存在の噂は、驚異的なスピードで大陸中へと広まりました。ただ同時に世界に災厄が訪れようとしている事も伝わり、一気に大陸中の情勢が不安定になってしまいましたが、それでも救済者という存在無しでこの情報だけが伝わるよりはマシだったと思います。

更に人々を安心させたのが、ミズホ国を除く2つの王家が災厄を少しでも軽度に抑える為に妖の討伐隊を派遣するという発表でした。しかもその討伐隊は、神からヤマト王家に伝えられた浄化の力を持つ武器を携えている事も発表。同時にヒノモト国の第二王子は神から特別な剣を授けられ、あらゆる妖を浄化できる神の兵となった事なども発表されました。

そして蒔蘿殿下管轄のヤマト兵座つわものざでは常時妖討伐の依頼が張り出され、蒔蘿殿下の協力で始まったヒノモト兵座も同様に妖討伐の依頼を出して、武を生業とする者たちがこぞって妖討伐へと出向きました。その際には大社や神殿が管轄している浄化の武器が使われ、妖そのものや、討伐中に汚れてしまった大地の浄化なども積極的に行われるようになりました。

その結果、世界ではたくさんの妖が討伐・浄化され、この世を巡る精霊力の流れの中へと再び戻されていきました。それに伴い三太郎さんをはじめとした全ての精霊の霊力が、少しずつではありますが底上げされていきました。

更にはヤマト国が作り上げた浄水の霊石は人々の生活を激変させました。
ヤマト国からもたらされた石鹸・歯磨き粉と浄水の霊石のセットは人々に衛生的に暮らす心地よさを教え、あっという間に生活必需品と呼ばれるほどになりました。その石鹸や歯磨き粉はヤマト国メインで流通させている吉野家と、その吉野家と提携しているヒノモト国の松屋のみが扱っていて、新しい文化の発祥地のヤマト国と、そのヤマト国と手を組むヒノモト国という印象を強く世間に打ち出しました。

当然ながらミズホ国からは反発があり、高位貴族を中心に「我が国を貶める何かしらの陰謀だ!」という主張が声高に唱えられましたが、ミズホ国の新国王と何より菖蒲様の尽力で少しずつ下火になっていきました。

まぁ鎮火はしないでしょうが……。

前世のような電話やインターネットといった通信手段が無いにも関わらず、これらの情報は辺境の小さな村にまであっという間に届き、何時しか皆が空を見上げて祈るようになりました。



そんな不穏さをはらみながらも、何時までもこの平穏が続いて欲しいという願いが脆くも崩れさったのは、土の極日も近いある晴れた日の早朝でした。
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