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終章
17歳 -3月-
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どこまでも連なる山並み、忘れられない懐かしい風景。そして懐かしい匂い。
(あぁ、帰ってきた……)
私の帰る場所は母上や叔父上たちが待つあちら側だと心に決めたというのに、真っ先にそんな気持ちが郷愁と共に湧いてしまいます。
龍さんに支えられながら遥か上空から見下ろした景色は、記憶の中の故郷そのままでした。ここに住んでいた頃は空気が澄んでいると思っていましたが、工業化が一切進んでいないあちらの世界と比べると少し臭うように思います。ですが今はそんな違いを気にしている場合ではありません。
「龍さん、誰かに見られる前に地上に降りよう!」
そう言って私が指さしたのは、日陰に雪が残っている山でした。この山を下ればこの付近で一番広い道路があるのですが、その道だって数時間に1本バスが通れば良い方という過疎地域です。あそこなら誰かの目につくこともないでしょう。
頬がピリピリとするほどの冷気に、この世界へと入る前に風神さんに返してもらった高校の制服に着替えておいて良かったとつくづく思います。この冷気の中、着替えるのは苦行にもほどがあります。周囲の空気を桃さんに温めてもらう事はできたでしょうが、変な痕跡が残っても困ります。それにこちらの世界で三太郎さんや龍さんが霊力を使うには、様々なデメリットがあるのです。
そのデメリットの筆頭である異物排除を防ぐため、龍さんからシナトベと呼ばれていた風神さんは事情説明に向かってくれています。この世界は17年と少し前に急遽分離させた仮葉の世界なので本葉ほどの強い抵抗はないだろうと風神さんは言っていましたが、同時に別の世界の神が関与してくる事を喜ぶ神はいないとも言っていました。まぁ当然といえば当然の事です。人間だって他所の国の国王がいきなり内政干渉をしてきたら、大なり小なりムッとしてしまいますし、相手の言動次第では全面戦争だってありえます。
他にもこの世界にも土・水・火・風の霊力はあるようなのですが、あちら側に比べるとかなり希薄です。仮葉だからという事もありますが、何よりこの世界(の元となった本葉)は遥か昔に完成していて、神々は遠い昔に次の世界へと旅立ってしまっているからです。なので当時の名残りとして、神の力が僅かに残っているに過ぎません。そのせいか三太郎さんも龍さんも表情が険しく、かなり慎重に霊力を使っています。なにせこの世界に居るだけで霊力を消費するようで、しかも回復も困難なのです。この先、狂神と相対する事を考えたら、霊力を極力セーブせざるを得ません。
「櫻、ここがどこだか解るか?」
金さんが睨みつけるような視線を周囲に向けつつ尋ねてきました。同じ土の霊力を持つ者として、狂神の存在を感知しやすいのは金さんです。だからこそ金さんが気付かないと相手に先手を取られてしまいます。なので誰よりも気を抜けないと、そう気を張っているようです。
「私の家の近くだよ。
だから門はそこまで大きくズレてはいなかったみたい」
風神門は私が落下した崖下へと繋がっていたはずなので、直線距離で3キロも離れていません。この程度なら許容範囲です。問題は……
「そうなると、問題は時間のズレ……ですね」
浦さんの言葉に頷きます。バスから落下した時にカバンも一緒に落ちて、それを風神さんが確保してくれていたのなら、カバンの中にあったスマホで日時の確認もできたのでしょうが、無いもの強請りをしても仕方がありません。
「私がそちらの世界へ行ったとき、雪が残っていたのは確かなんだけど、
この雪がその時の雪なのか、別の時の雪なのかはちょっと判らないなぁ……」
雪の色がランダムで変わる仕様なら、この雪の色はあの時の!なんて気づけるのかもしれませんが、足跡一つない雪は真っ白く何の情報も得られません。
「つーか、アイツの狙いはこの世界に居た頃の櫻なんだろ?
だったら櫻を探しゃぁ良いんじゃねーの?」
「おそらくそれが一番じゃろうな」
どちらかといえばまどろっこしい事が苦手な桃さんと龍さんは、単純明快にそう結論付けました。逆に金さんと浦さんは万全を期してことに当たるタイプなので、二人そろって渋い顔になります。ですが現状手に入る情報は限られているうえ狂神がいつ私を見つけてしまうか解らないため、こちらも最善の策より速さ重視の次善の策をとるしかありません。
木々の間から東の空を見れば、すっかり昇り切った太陽が見えます。太陽があの高さにあるのなら季節を考えれば8時~9時といったところで、土日でなければ既に学校に向かっている時間です。
「山を下りよう。私は学校に向かっていると思うから」
曜日の説明は面倒なので移動しつつ伝えるとして、ひとまずは山を下りることにしました。ついでに三太郎さんたちには自分の服の形状をこちらの世界に合ったものへと変えてもらいます。過疎地域とはいえ、誰にも遭遇しないという保証はありません。万が一にも誰かに見られた時、三太郎さんと龍さんの恰好は目立ち過ぎます。なので順番に私の中へと戻っては、私の中で着替えて戻ってきてもらいました。彼らの服は実体はありますが精霊力で作り上げたものなので、こういったことも可能です。まぁ三太郎さん、特に桃さんからは
「櫻は簡単に言うが、霊石を布に作り替えるぐらいの無理難題だぞ!」
と愚痴られました。あくまでも形状の変化なので、霊力を無駄に消費することはありません。何より万が一にも誰かに見られて「さくらちゃんが変な恰好した男を何人も引き連れて、山で遊んでた」なんて噂がお祖父ちゃんの耳に入ったら、頭の血管がブチ切れてしまいます。祖父母の心の平穏のためにも、やってもらわないと困ります。
三太郎さんたちは記憶フレームでこちらの世界の衣類は知っていたので、それぞれ好みの色や恰好で戻ってきました。桃さんは動きやすさ重視のジーンズと皮のジャケット。浦さんは上品なチェスターコート+細身のパンツスタイル。金さんは三つ揃いのスーツなんだけど、体格が体格だけにマ〇ィアに見えてちょっと怖い……。一番最後の龍さんは羽織を着ているものの、普段と大差無い着物姿でした。
それは唐突に起こりました。
靴をドロドロにしながら山を下り、もう少しで大きな道に出られるところまで来た時、
<近くにいるぞ!>
金さんが心話でそう伝えてきたのです。即座に浦さんや桃さん、龍さんも周囲を確認しますが、狂神の気配は感じられません。
<どこです!>
<あの道のさらに先……>
そう金さんが指さす先を見れば、そこに見慣れていたバスが一台遠ざかっていくのが見えました。そのバスが視界に入ったん途端、ヒュッと息を飲んでしまいます。この道を通るバスは私の住んでいた集落と山の下の町を繋ぐバスしかなく、それは私が通学に使っていたバスでもありました。ただこの時間のバスに乗ると遅刻確実なので、普段なら乗る事はありません。ですが、あの日だけは違いました。
風神門のズレが最小で済んでいたとしたら……。
距離と同様に時間も大きくずれていなかったとしたら……
<あのバス!! あれに乗っているかもしれない!>
バスは村の一番奥のロータリーを出て、今はもう村の中へと入っています。
<櫻の足では間に合わん!>
金さんの言葉と同時に、龍さんが私を抱き上げ風のように駆け出します。三太郎さんも後に続きますが身体が思うように動かないようで、忌々しそうに桃さんが舌打ちし、金さんと浦さんの眉間に皺が深く刻まれます。
それでも私の足より速いことは確かで、雪の残る大地を驚く速さで駆けたり跳躍したりして距離を縮めていきます。村の中は自由昇降区間な為にバスはゆっくりと進みますが、村を出てしまうと麓までノンストップです。何とか村の中にいる間に追いつきたいところですが、同時に狂神を見つける必要もあります。バスを視界の端にとらえつつその周囲を探していますが、三太郎さんに見つけられないものを私が見つけられるはずもありません。
その間にもバスは進んでいきます。
いっそ誰かに見られても良いから龍さんに空を飛んでもらおうかという考えがチラリと脳裏をよぎりますが、それを口に出す前に三太郎さんたちの頑張りのおかげで何とか道まで十数メートルといった地点まで下りてくることができました。ただそのまま道には出ずに、道沿いにある雑木林の中を並走していきます。
<おい、あそこにいるの!>
そこにはバスに乗り込む私の姿がありました。この先、何が待ち受けているか何もしらない、想像すらしていない私の姿が……。
<なぁ、あっちの櫻は助けたらダメ……なんだよな??>
足はしっかり動かしつつ、桃さんはそんな心話をこっそりと私にだけ送ってきました。
<……ダメだよ。だってここで助かったらみんなに会えなくなっちゃう>
それにあちらの世界へ私が行かないと、世界滅亡へのカウントダウンが一気に進んでしまいます。それでは狂神を喜ばせるだけです。でもそんな桃さんの気持ちは嬉しくて、小さくありがとうと桃さんにだけ心話を届けます。
確かにこの後、私の人生は激動なんて言葉じゃ表せないぐらいの……って思い出した!!!
<上!! 龍さん、山をもう一度登って!!>
あの時、バスは落石を避ける為に急ブレーキをかけ、ハンドルを切ったのです。落石注意の標識はあるものの、今まで一度も落石が起こらなかったあの場所で……。
<アイツは山の上から岩を落としてくる!!>
(あぁ、帰ってきた……)
私の帰る場所は母上や叔父上たちが待つあちら側だと心に決めたというのに、真っ先にそんな気持ちが郷愁と共に湧いてしまいます。
龍さんに支えられながら遥か上空から見下ろした景色は、記憶の中の故郷そのままでした。ここに住んでいた頃は空気が澄んでいると思っていましたが、工業化が一切進んでいないあちらの世界と比べると少し臭うように思います。ですが今はそんな違いを気にしている場合ではありません。
「龍さん、誰かに見られる前に地上に降りよう!」
そう言って私が指さしたのは、日陰に雪が残っている山でした。この山を下ればこの付近で一番広い道路があるのですが、その道だって数時間に1本バスが通れば良い方という過疎地域です。あそこなら誰かの目につくこともないでしょう。
頬がピリピリとするほどの冷気に、この世界へと入る前に風神さんに返してもらった高校の制服に着替えておいて良かったとつくづく思います。この冷気の中、着替えるのは苦行にもほどがあります。周囲の空気を桃さんに温めてもらう事はできたでしょうが、変な痕跡が残っても困ります。それにこちらの世界で三太郎さんや龍さんが霊力を使うには、様々なデメリットがあるのです。
そのデメリットの筆頭である異物排除を防ぐため、龍さんからシナトベと呼ばれていた風神さんは事情説明に向かってくれています。この世界は17年と少し前に急遽分離させた仮葉の世界なので本葉ほどの強い抵抗はないだろうと風神さんは言っていましたが、同時に別の世界の神が関与してくる事を喜ぶ神はいないとも言っていました。まぁ当然といえば当然の事です。人間だって他所の国の国王がいきなり内政干渉をしてきたら、大なり小なりムッとしてしまいますし、相手の言動次第では全面戦争だってありえます。
他にもこの世界にも土・水・火・風の霊力はあるようなのですが、あちら側に比べるとかなり希薄です。仮葉だからという事もありますが、何よりこの世界(の元となった本葉)は遥か昔に完成していて、神々は遠い昔に次の世界へと旅立ってしまっているからです。なので当時の名残りとして、神の力が僅かに残っているに過ぎません。そのせいか三太郎さんも龍さんも表情が険しく、かなり慎重に霊力を使っています。なにせこの世界に居るだけで霊力を消費するようで、しかも回復も困難なのです。この先、狂神と相対する事を考えたら、霊力を極力セーブせざるを得ません。
「櫻、ここがどこだか解るか?」
金さんが睨みつけるような視線を周囲に向けつつ尋ねてきました。同じ土の霊力を持つ者として、狂神の存在を感知しやすいのは金さんです。だからこそ金さんが気付かないと相手に先手を取られてしまいます。なので誰よりも気を抜けないと、そう気を張っているようです。
「私の家の近くだよ。
だから門はそこまで大きくズレてはいなかったみたい」
風神門は私が落下した崖下へと繋がっていたはずなので、直線距離で3キロも離れていません。この程度なら許容範囲です。問題は……
「そうなると、問題は時間のズレ……ですね」
浦さんの言葉に頷きます。バスから落下した時にカバンも一緒に落ちて、それを風神さんが確保してくれていたのなら、カバンの中にあったスマホで日時の確認もできたのでしょうが、無いもの強請りをしても仕方がありません。
「私がそちらの世界へ行ったとき、雪が残っていたのは確かなんだけど、
この雪がその時の雪なのか、別の時の雪なのかはちょっと判らないなぁ……」
雪の色がランダムで変わる仕様なら、この雪の色はあの時の!なんて気づけるのかもしれませんが、足跡一つない雪は真っ白く何の情報も得られません。
「つーか、アイツの狙いはこの世界に居た頃の櫻なんだろ?
だったら櫻を探しゃぁ良いんじゃねーの?」
「おそらくそれが一番じゃろうな」
どちらかといえばまどろっこしい事が苦手な桃さんと龍さんは、単純明快にそう結論付けました。逆に金さんと浦さんは万全を期してことに当たるタイプなので、二人そろって渋い顔になります。ですが現状手に入る情報は限られているうえ狂神がいつ私を見つけてしまうか解らないため、こちらも最善の策より速さ重視の次善の策をとるしかありません。
木々の間から東の空を見れば、すっかり昇り切った太陽が見えます。太陽があの高さにあるのなら季節を考えれば8時~9時といったところで、土日でなければ既に学校に向かっている時間です。
「山を下りよう。私は学校に向かっていると思うから」
曜日の説明は面倒なので移動しつつ伝えるとして、ひとまずは山を下りることにしました。ついでに三太郎さんたちには自分の服の形状をこちらの世界に合ったものへと変えてもらいます。過疎地域とはいえ、誰にも遭遇しないという保証はありません。万が一にも誰かに見られた時、三太郎さんと龍さんの恰好は目立ち過ぎます。なので順番に私の中へと戻っては、私の中で着替えて戻ってきてもらいました。彼らの服は実体はありますが精霊力で作り上げたものなので、こういったことも可能です。まぁ三太郎さん、特に桃さんからは
「櫻は簡単に言うが、霊石を布に作り替えるぐらいの無理難題だぞ!」
と愚痴られました。あくまでも形状の変化なので、霊力を無駄に消費することはありません。何より万が一にも誰かに見られて「さくらちゃんが変な恰好した男を何人も引き連れて、山で遊んでた」なんて噂がお祖父ちゃんの耳に入ったら、頭の血管がブチ切れてしまいます。祖父母の心の平穏のためにも、やってもらわないと困ります。
三太郎さんたちは記憶フレームでこちらの世界の衣類は知っていたので、それぞれ好みの色や恰好で戻ってきました。桃さんは動きやすさ重視のジーンズと皮のジャケット。浦さんは上品なチェスターコート+細身のパンツスタイル。金さんは三つ揃いのスーツなんだけど、体格が体格だけにマ〇ィアに見えてちょっと怖い……。一番最後の龍さんは羽織を着ているものの、普段と大差無い着物姿でした。
それは唐突に起こりました。
靴をドロドロにしながら山を下り、もう少しで大きな道に出られるところまで来た時、
<近くにいるぞ!>
金さんが心話でそう伝えてきたのです。即座に浦さんや桃さん、龍さんも周囲を確認しますが、狂神の気配は感じられません。
<どこです!>
<あの道のさらに先……>
そう金さんが指さす先を見れば、そこに見慣れていたバスが一台遠ざかっていくのが見えました。そのバスが視界に入ったん途端、ヒュッと息を飲んでしまいます。この道を通るバスは私の住んでいた集落と山の下の町を繋ぐバスしかなく、それは私が通学に使っていたバスでもありました。ただこの時間のバスに乗ると遅刻確実なので、普段なら乗る事はありません。ですが、あの日だけは違いました。
風神門のズレが最小で済んでいたとしたら……。
距離と同様に時間も大きくずれていなかったとしたら……
<あのバス!! あれに乗っているかもしれない!>
バスは村の一番奥のロータリーを出て、今はもう村の中へと入っています。
<櫻の足では間に合わん!>
金さんの言葉と同時に、龍さんが私を抱き上げ風のように駆け出します。三太郎さんも後に続きますが身体が思うように動かないようで、忌々しそうに桃さんが舌打ちし、金さんと浦さんの眉間に皺が深く刻まれます。
それでも私の足より速いことは確かで、雪の残る大地を驚く速さで駆けたり跳躍したりして距離を縮めていきます。村の中は自由昇降区間な為にバスはゆっくりと進みますが、村を出てしまうと麓までノンストップです。何とか村の中にいる間に追いつきたいところですが、同時に狂神を見つける必要もあります。バスを視界の端にとらえつつその周囲を探していますが、三太郎さんに見つけられないものを私が見つけられるはずもありません。
その間にもバスは進んでいきます。
いっそ誰かに見られても良いから龍さんに空を飛んでもらおうかという考えがチラリと脳裏をよぎりますが、それを口に出す前に三太郎さんたちの頑張りのおかげで何とか道まで十数メートルといった地点まで下りてくることができました。ただそのまま道には出ずに、道沿いにある雑木林の中を並走していきます。
<おい、あそこにいるの!>
そこにはバスに乗り込む私の姿がありました。この先、何が待ち受けているか何もしらない、想像すらしていない私の姿が……。
<なぁ、あっちの櫻は助けたらダメ……なんだよな??>
足はしっかり動かしつつ、桃さんはそんな心話をこっそりと私にだけ送ってきました。
<……ダメだよ。だってここで助かったらみんなに会えなくなっちゃう>
それにあちらの世界へ私が行かないと、世界滅亡へのカウントダウンが一気に進んでしまいます。それでは狂神を喜ばせるだけです。でもそんな桃さんの気持ちは嬉しくて、小さくありがとうと桃さんにだけ心話を届けます。
確かにこの後、私の人生は激動なんて言葉じゃ表せないぐらいの……って思い出した!!!
<上!! 龍さん、山をもう一度登って!!>
あの時、バスは落石を避ける為に急ブレーキをかけ、ハンドルを切ったのです。落石注意の標識はあるものの、今まで一度も落石が起こらなかったあの場所で……。
<アイツは山の上から岩を落としてくる!!>
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